島根・鄙びた温泉めぐり ドライブ 4

島根の旅早かったもう最終日です。今日は足立美術館・松江城と周辺の観光スポットにも立ちます。

10月19日(水)玉造温泉 ~ 東京

09:40長楽園 10:30 足立美術館+ランチ 14:30 松江城 15:00 興雲閣 16:15 米子鬼太郎空港 17:45すなば珈琲米子空港店 18:40 米子空港ラウンジ 20:45米子空港/ANA390 22:15羽田空港着

足立美術館

「足立美術館」創設者足立全康は、「庭園もまた一幅の絵画である」という信念のもと、91歳で亡くなるまで庭造りに心血を注ぎました。
枯山水庭をはじめ、5万坪に及ぶ多様な庭園は、四季折々にさまざまな表情を醸出し、借景の自然の山々との調和はまさに生きた日本画ともいえるでしょう。
この日本庭園は、米誌ランキングで「20年連続日本一」に選ばれています。(HPの参照)

庭園では、一番奥に見える小高い山から手前の岩まで計算尽くしたスキのない配置、遠近感や玉砂利や石の位置や池などバランスも凄い迫力です。
見事としか言いようのない一枚の絵というのが、この景観を見ると痛感しました。

創設者足立全康氏は、一代で様々の事業を興し成功し、日本画を蒐集していくうちに美術品のコレクターとして知られ、また若い頃から庭造りへの関心がありました。
昭和45年71歳の時、郷土への恩返しと島根県の文化発展の一助になればという思いで、財団法人足立美術館を創設しこの壮大な庭造りがスタートしました。(HPの参照)

足立美術館の中には、魯山人館があり魯山人の焼き物などが展示されていました。
足立美術館では、魯山人の作品を約500点所蔵して魯山人館で公開しています。
魯山人は、料理人であり陶芸家としても知られ、書や篆刻にはじまり、陶芸、漆芸、絵画などのあらゆる分野で偉才を発揮し、食の空間を芸術の領域にまで高めるとともに、独自の美的世界を築き上げました。魯山人作品の魅力を楽しむことができます。

喫茶室『大観』

足立美術館の中にある喫茶室でランチにします。
館内を見ている途中、もしかしてお昼になったら混雑するかも?と思い11時半に行きました。思った通り混雑する一歩手前だったようで、数分待ったらお茶している2人組が席を立ったので、一番奥の池の際に座れました。
その後はウェイティングリストに何組も名前がかかれ、10分後は行列ができていました。

喫茶室ですが、軽いランチも用意されていて、折角なので特製ビーフシチューとビーフカレーにコーヒーを追加しました。

特製ビーフシチュー(ライスとサラダ付)

ビーフカレー島根和牛使用(サラダ付)
それぞれ島根和牛を使用したシチューとカレーは、私たちには量もちょうどよく美術館で休憩兼ランチでゆっくりとできました。
このカフェは、総ガラス張りになっています。よく見ると足立美術館の池のあるお庭ゾーンに位置していて、喫茶室の半分は池に浮いている絶景なんです。
テーブル席からは、ここからしか見られない池の向こう側の庭園が見られます。
ランチしながらも日本一の庭園を堪能することができました。

『喫茶室 大観』 < 3,900円 >
特製ビーフシチュー、ビーフカレーとコーヒー

12:15

館内の後半の鑑賞を再開します。

こちらの庭園は季節によって表情が全然違い印象。雪が舞い落ちても綺麗です。
写真があったので取り合えすパチリッ!

どこにも乱れるところがなく、本当に素晴らしい景観!!
この後はミュージアムショップを覗いて見ましょう。

こちらが足立美術館の入口と広い駐車場です。
名残惜しいですが、最後のミッションに向かいましょう。

『足立美術館』 < 4,600円 >
入館料@2300円

江城

島根県松江市にある「松江城」に来ています。
松江城には何故か今回嫌われているような?

先ほど車を停めるためにお城の大手門にある駐車場に停めようとしたら
えっ!「満車」と驚きました。
着いたときに3台目だったので覚悟して待つことに。
15分で停めることができてラッキー!
この後は、堀川遊覧船「ぐるっと松江堀川めぐり」を予定していましたが、所要時間30分ですが、出発したばかりだったので断念です。
諦めてお城へ向かいます。

松江城は、全国に12城しか残っていない現存天守の1つです。現存天守は江戸時代またはそれ以前に建てられ、壊れることなく現代に姿を残す特別な存在なのです。その中でも、慶長16年完成の松江城天守は、彦根城、姫路城と並び、近世城郭最盛期を代表する天守として国宝に指定されています。城跡は国の史跡に指定されています。

松江城の凄いところは12天守中広さが2位で高さが3位、見た目の派手さはないですが、落ち着いた佇まいで歴史情緒が感じられるお城なのです。(HPの参照)

松江城の天守閣からの景観です。
宍道湖も見え松江市の中心部の街並や取り囲む山々も天気が良くって気持ちよい絶景です。

松江城のお隣に佇んでいたペパーミントグリーンの洋館は「興雲閣」明治35年着工し松江市工芸品陳列所として建てた建物です。島根県指定有形文化財・松江市歴史的風致形成建造物です。現在は大広間は有料で貸切使用でき、カフェも併設されています。

時間は午後3時半です。空港まで約1時間かかるので松江城の向かいにあった「島根ふるさと館」に回ってなにかお土産をチェックします。
そしてその後は一路米子空港へ向かいます。

『松江城』 < 1,360円 >
天守入場料@680円

米子鬼太郎空港

16:30
米子鬼太郎空港に早めに到着しました。
レンタカーは画像の日通のところから入って奥の駐車場に停めるとのこと。
ここの空港のレンタカーは何故か午後5時までに返却するように言われたので予定よりも30分前に返却しました。でも本当言うと私たちのフライトは20:45の最終便なんです。
せめて午後7時頃まで営業してほしいよネ。

米子空港でANAのチェックインを済ませ、荷物を預けて身軽になりました。
では今から約3時間、時間がもったいないので空港の近くの居酒屋に行って軽く1杯しようと思います。いいアイディア!!

念のためスマホで調べた近くの居酒屋へ確認電話、すると何故か今日は予約がいっぱいとのこと、1軒目。次のところは焼肉屋に電話、ここも混んでいるとのこと、2軒目。
更に電話したらここは少し遠いけど大丈夫、ホッと3軒目。

時間は午後5時15分、急ごうと空港前のタクシー乗り場へ。
ウッ・・・
来る気配もありませんヨ。よく見るとタクシー乗り場の掲示板に「タクシー会社に電話するように」と電話番号が数社並んで書いてありました。
あっ!呼ぶんだぁ。
思わず一番上のタクシー会社に電話すると
「あっー、今の時間は空港へはいけませんねっ、すいませんっ」
と言われ、次の番号へ。
すると全く同じこと言われ・・・結局全部に掛けたけどこの時間は空港にはタクシーが来ないことが判明、ガァ~~ん。
そうこしていると時間はもう午後5時40分になっていました。
隣りにいた黒ずくめのお洒落なMr.黒服も同じようにタクシー会社に電話しまくっていました。
「米子鬼太郎空港」って何???どうしてぇ~

時間は午後5時45分、仕方ないので空港の中でゆっくりすることに。
と、何故かアナウンスが聞こえてきました
「米子空港のレストランやお土産屋は本日、コロナ禍のため午後6時で営業を終了します。」
ええっ!!なになにぃ~、もう時間ないじゃん???

米子空港『すなば珈琲』

先ほどチェックした唯一の食事できるお店でした。
実はここにはアルコールがなかったのでやめた所でした。ただここしか開いていません。
でもお腹すいたし、急いでお店に行ってもう閉店時間でしたが、なんでもいいからお願い!!したら、簡単なモノでいいのならと言われ注文しました。
お店の前の広場にあるテーブルで食べてもいいよ!と許してもらいました。

カニまんじゅう、ホットサンド、エビフライを注文して10分で全部運んでくれました。
お店は6時で閉めるけど片付けるがあるからゆっくりどうぞ!と親切にしてくれました。
そして1Fのセブンイレブンで缶ビールを購入して、
ふうぅ~~、一息ついて カンパイ!!
バタバタしましたが、コロナ禍ではあるが最終便までせめてカフェやお土産屋は運営してほしいし、寂しいよね。ちなみにセブンイレブンは最後まで営業しているそうです。

二人で食べていたら、先ほどタクシー乗り場で居合わせた Mr.黒服 が近寄ってきて
「今ならタクシーがいますよっ!」と教えてくださいました。
お礼を言って「でももう使いません」・・・とってもいい方でした。

米子空港『すなば珈琲』 < 2,300円 >
カニまんじゅう、ホットサンド、エビフライ、缶ビール(セブンから¥1400)

米子鬼太郎空港 ラウンジ

空港内にカードラウンジがあったので、時間までここでしばし過ごします。
ゆったり空間でしたが、数人しか利用していませんでした。
もちろんここは最終便まで営業しています。ふぅ~、

20:00
セキュリティーチェックを済ませゲートに向かいます

フライトは、ANA390米子鬼太郎空港 20:45 、
機内へのアナウンスがあり、ようやく乗り込みます。

定刻通りTAKE OFF!!
あっという間に睡魔に襲われてました。

22:15 羽田に無事到着、沖止めのためバスで移動です。
帰りはフライト時間かなり早かったようです。
最後はちょっと残念な時間の過ごし方でしたが、こんなこともあるさぁー。
お疲れ様でした・・

< 旅を終えて >

今回訪れた鄙びた温泉三昧をしながら、素晴らしい世界遺産の石見銀山や「鉄の道文化圏」の菅谷たたらの里、現存天守の中の1つ松江城、「庭園もまた一幅の絵画である」の足立美術館など、盛りだくさんの島根の旅でした。十分楽しめましたし、来てよかった!

この旅は「フライト+レンタカー」で企画しましたがこれが大正解。島根は魅力的なスポットがあちこちに点在しているのですが、車がないとルートとしてこれらを結びつけるのは無理。かといって、東京からマイカーを転がしていくのは大変すぎて非現実的。

飛行機とレンタカーを上手く組み合わせれば、旅の面白さのバリエーションが一挙に広がります。私たちのこの旅の行程が島根を旅しよう!、あるいは交通不便な全国各地のエリアを訪れてみようと考えておられる皆さんの参考になれば嬉しいです。


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