北海道・積丹の温泉とグルメ / UNWIND HOTEL & BAR OTARU

北海道3日目は鄙びた温泉からおしゃれなエリア小樽へ移動します。
鰊御殿や運河クルーズで小樽の街並みを巡って夜は北海道居酒屋グルメ!

7月28日(木) 北海道支笏湖 ~ 小樽

9:30丸駒温泉 11:00小樽郊外・昼食『民宿 青塚食堂』 12:15にしん御殿 13:00 旧青山別邸 小樽貴賓館 13:50 小樽運河クルーズ 15:20 UNWIND HOTEL & BAR OTARUホテル 泊

09:30
丸駒温泉を出発して国道453号をひた走り札幌郊外あたりは混雑していて、思ったよりも時間かかっています。高速入口があったので札樽自動車道へ。

小樽『民宿 青塚食堂』

『民宿 青塚食堂』でランチにします。
人気のお店で、鮮度のいい小樽の魚介類をお手軽価格で食べられると評判
です。
何と言っても名物のウニ丼」のこの季節には混雑を予想して、早めに訪れました。
わぁっ、もうすでに店内にはお客さんが3割ほど、なんと午前 10:00からの営業でした。負けたぁ!

お店の目の前は石狩湾、すぐ近くの丘の上には、鰊御殿や日和山灯台があり、素敵なロケーションにあります。 こちらは三代に渡って漁業を営む青塚家の民宿兼食堂で、少し時間がすぎると名前を書いて呼ばれるのを待つのが普通のようでした。
店内外では先程からお母さんやお父さんが一生懸命に魚やホタテ貝やサザエなどを焼いているので、とっても香ばしい匂いが漂ってきていますヨ。

早速メニューを見て本日のおすすめの魚介類を聞いてオーダーしました。
あっという間に、焼きほたてとせっかくだから大好きな生牡蠣も。

生牡蠣は、大きくってクリーミーで頬張るごとに海のミルクを感じて、うまい。
そして次は

一つは「にしん定食」
ここまで来たからにはにしんで栄えた街で食べておかないと。
定食が運ばれてくると、う~んっ、違和感を感じたのは、お皿に盛り付ける時の魚の頭は左に来るのがルールじゃないのかしら?
確か食べた時に食べやすいからだったような。
とても気になりました。

もう一つはジャ~ン!!「生うに定食」
「生うに」の値段は時価のようで、日々仕入れ値段が違いかなり変動するそうです。
今日は先週よりも¥1000位安くなっているとのこと。わぉ~思い切って注文!!
そしてこのお皿一杯の「生うに」が現れました。
丼にはご飯と刻み海苔が載せてあり、生うにを載せて一口ぃ~
トロ~ンと生ウニが口の中で甘さと一緒に溶けて行きました。頼んでよかった!!
やっぱりこの季節の本場のエゾバフンウニは美味しいネ。
値段は高いけど、束の間幸せ気分~~。
ちなみに普通の売っているウニは、ミョウバンで保存しているらしい、全然違いました。
「ウニにカンパイ!!」

店内はこんな感じの大らかな食堂です。
椅子席と小上がり席でゆったりと寛げるかと思います。

生ウニと生カキ!とっても堪能させていただきました。
本場の味!行った甲斐がありました。
ごちそうさまでした!!

『民宿 青塚食堂』 < 10,800円 >
生ウニ丼@5980、ニシン定食、焼きホタテ、生カキ、生ビール、ノンアル

小樽市鰊御殿

小樽市鰊御殿は、1897年(明治30年)積丹の泊村に建てられに現在地へ移築復元したもので、「北海道有形文化財ニシン漁場建築」として、文化財に指定されました。この建物は明治時代の原型をとどめており、屋内にはニシン漁の道具や記録などを展示公開、華やかな往時を偲ぶ貴重な鰊漁場建築です。

この建物「鰊漁場建築」が使われた全盛期には、この建物の中で120人程の漁夫が寝泊まりし、漁期外でも越年仕事のため30人程度は常住と、大変な大人数が生活できたのですネ、今では考えられない。


岬展望台


鰊御殿周辺の俯瞰写真

上の俯瞰写真の赤い屋根が鰊御殿で、真ん中に岬展望台、左に岬展望台です。

この岬は小高い丘で、石狩湾を見下ろす美しい景観です。ちょうど湾の下に見える道路の前には、先程ウニを食べた食堂がある位置関係です。

『小樽市鰊御殿』 < 600円 >
入場料@300

さて、次は・・・

にしん御殿 旧青山別邸 小樽貴賓館

上の位置図は、玄関から入ると正面に近代的な「貴賓館」があり、そこが入口です。そこから右手にチケット売り場になり「旧青山別邸」へ続きます。


花天井画


貴賓館入口

入り口を入ると天井が綺羅びやかな「花天井画」に目を奪われ右手にある旧青山別邸へ進みます。ここからは写真撮影NGでした。

旧青山別邸は国からも登録有形文化財にも指定されて北海道屈指の美術豪邸。
青山家は明治・大正を通じ、にしん漁で巨万の富を築き上げ、その三代目が当時「日本一の大地主酒田市にある本間邸」に再三訪れその本間邸に魅せられて、大正6年から6年半余りの歳月をかけて別荘を建築。

当時の小樽のにしん漁繁栄とは、
明治から大正にかけて北海道の日本海側の一帯は、鰊があふれるばかりに豊漁で、海は銀色に輝きは、浜中が鰊だらけ、水揚げは活気に満ち溢れていました。
小樽の初期経済は鰊漁によって基盤が築かれた、と言えるほどそれは重要な産業でした。
春先の2~3ヵ月の漁は「一起し千両」といわれ、その鰊漁だけで1年間の生活ができたということです。 旧青山家は、祝津の網元で小樽から留萌にかけて、いくつもの鰊漁場を経営し、1914年(大正3年)頃には1万石(7500t)以上もの水揚げがあったということです。 この数字は現在の価格に置き換えると約25億円になります。
このように鰊漁が小樽経済の基盤を築き、やがて「北のウォール街」と呼ばれるほど、多くの都市銀行や商社が軒を連ね、小樽の穀物相場はロンドンの相場に影響を与えるほどの力を持つようになりました。(HP参照)

もともと青山二代目の留吉氏は、美意識が高く一流好みで、それを引き継ぐ娘夫婦は「あの本間邸以上のものを祝津に建ててやろう」との思いを込めて建てられたました。
そのため約1500坪の敷地内に木造2階建てで建坪は190坪。家屋の中は6畳~15畳の部屋が18室、それぞれに趣が異なります。金に糸目をつけず建てられた豪邸は、贅を尽くした建築で匠の職人や木材名を材料などの多くは、酒田から呼び寄せて技を競い合わせたようです。(HP参照)

<あじさい庭園>

この時期は旧青山別邸奥にある庭園中が物凄い数・種類のあじさいで覆い尽くされています。圧巻のあじさい庭園でした。

ちょうどベスト・タイムリーな時期に訪れたこと間違いなし、満開のあじさいに包まれた中庭でした。てまりのような真っ白で大振りなあじさいやピンクと紫のコンビに咲くあじさいなどなど、美しい狂宴でした。

『にしん御殿 旧青山別邸 小樽貴賓館』 < 2,600円 >
@1,100円+あじさい庭園@200

小樽運河クルーズ

うわぁ~、船に35人位が乗船して早速運河を気持ちよく走り出すところです!!
少し天気が曇りになったけど、小樽の運河巡りスタート!!

小樽運河クルーズは、内陸を掘って出来た一般的な運河と違い、海岸線を埋め立て、大正12年に完成した「埋め立て式運河」のクルーズです。
コースは上図でわかるように、中央橋から出発!中央橋~小樽港~北運河~南運河の浅草橋までを約40分かけてゆっくり巡ります。14:00発のクルーズを購入できました。

小樽運河には缶詰工場や港運倉庫など今ではオシャレに映る赤煉瓦やアンティークレンガの建物が並んでいます。ところどころには倉庫をリノベーションして素敵なカフェやレストランやビアバーなどが点在しています。北運河からUターンして南運河に向かいまたUターンで、楽しいクルーズは終了!!あっという間でした。

小樽運河クルーズのチケット売り場、中央橋にあります。
チケット購入して出航の15分前にここに集合し、ライフジャケットを着て乗船します。

『小樽運河クルーズ』、駐車場代 < 3,900円 >
クルーズチケット@1500、駐車場@900

UNWIND HOTEL & BAR OTARU(アンワインドホテル)

UNWIND HOTEL & BAR OTARUは、北海道で初の外国人専用ホテルとして昭和6年(1931年)に建築された「旧越中屋ホテル」です。
今夜はこの歴史あるホテルに宿泊します。


外観と入口ホール(HP参照)

このホテルは戦時中は「将校クラブ」として陸軍に、戦後は米軍により接収されるなどの歴史を歩んできた建物です。鉄筋コンクリートで建設され「小樽市指定歴史的建造物 第16号」に指定されたレトロ建築の一つです。

長らく閉館していたホテルですが、歴史を感じる建物の建築的美観を最大限残してながら快適なホテルライフを過ごせるように大規模なリノベーションを経て、2019年4月に美しい外観のクラッシック・ブティックホテルに生まれ変わりました!


フロント


レトロなガラス

ホテルは、小樽駅から徒歩9分、小樽運河や小樽の街並散策やショッピングなどもすぐ近くにあり、立地がよくとても便利な場所です。

フロントでチェックインすると、嬉しいことに入口左手のBARで17時からワインの無料サービスがあると聞いたので、うれしい!後で頂きましょう。
ではお部屋へ。

< #302 >

#302は、レトロな雰囲気漂う一室です。壁の色は甘いサーモンピンク、家具はグレーの落ち着いたカラー、とても高い天井なので圧迫感もなく、二重になった窓もクラッシックなタイプです。ベッドは思ったよりも小さいのが玉に瑕。

トイレは個室です。
バスタブと洗面台はユニットタイプがちょっと残念、最近のホテルのバスルームは日本式なタイプに変わっているので。

ヨーロッパのこじんまりしたホテルにいるかのようにちょっとした小物、コンセントやハンガーなどレトロなモノを配置したり、素敵な香りのアメニティや美味しいコーヒーや紅茶も用意されてありました。薄型テレビ、セーフティボックス、パジャマなど。

窓の外にはホテルの駐車場の通路と蔵のような建物に蔦が絡まった青々した景色がほっこりとしました。荷物を片付けて休憩します。

17:05
このホテルでは、午後5時から1階の「Bar Ignis」でフリードリンクサービスがあるので早速いただきにいきます。

『 Bar Ignis 』


Bar Ignis(HP参照)

17:05
このホテルでは、午後5時から1階の「Bar Ignis」でフリードリンクサービスがあるので早速いただきにいきます。

Barは、エントランス横にあり、とても入りやすいオープンな入口です。
すでに何組かが座っていました。カウンターバーの背面には、北海道のこだわりのウイスキー、ワインが並んでいて、
白く光るカウンターバックがとてもスタイリッシュな雰囲気が漂ています。

宿泊者は、ワインとソフトドリンクが17時から18時半まで無料です。
赤ワインと白ワインでそれぞれ三種類用意されていました。
とりあえず白ワインをお願いしました。なんだか乗りでつまみにチーズセットも。
では「小樽のクラシックホテルにカンパイ!」

徒歩 徒歩 徒歩

さて、いまから小樽の街へでかけます。
ホテルの真向かいには、旧三井銀行で現在は小樽芸術村など歩いているとレトロなビルが点在しています。今では廃線になった
旧国鉄手宮線を整備した公園などもありました。
そして夜の繁華街へ。

居酒屋『らく天』

この『らく天』はホテルから徒歩圏にあったので午後6時に事前予約したお店です。
ブルーのガルバリュームの外観の白暖簾が入口。

店内は入った瞬間からちょっと思った雰囲気と違うなぁと思いました。
カウンター席に座ってオーダーするのは、iPadで入力????
なんだかチェーン店か大型店か?雰囲気ないネ!

好きじゃないけどiPadからビールとつまみを2点オーダーしました。
なんだかテンション下がってます。

茄子とホタテの揚出しと焼鳥5本、生ビール
こちらは創作料理が人気のお店で、焼き鳥もいろいろ趣向を凝らした味でした。
少しだけ頂いて次の小樽のお店へはしごします。

『らく天』 < 4,760円 >
生ビール、茄子とホタテの揚出し、焼鳥5本

ろばた焼き『がつや しまざき』

小樽の夜2軒目に来ています。こちらはとってもローカルな雰囲気で暖簾をクグルのに勇気がいる感じでしたが、思い切って入ると10人も座れば満席の、昔ながらの「コ」の字のカウンターのお店でした。
コの字の真ん中に長い炭火の焼台がドーンと設置されています。いい雰囲気!

とりあえず本日のおすすめの刺し身と焼きししゃもとビールでスタートしました。
コの字のお陰で、先客の方たちと何故か話が弾み、皆さんお店の常連さんかと思ったら、なんとお一人だけ常連さんで他ははじめてのお客さんだとか。このお店は普段は常連さんでいっぱいのようですが、今日は珍しく一見さんが次々と、と女将さん。
小気味好い小樽の居酒屋にカンパイ!!


お隣の札幌から来られた若い二人が美味しそうにカニを食べていました。彼らいわく素晴らしく甘くて美味しいカニだよ!!と勧めてくれました。さっそく・・

炭火で焼いた『紅ズワイカニ』は、猛烈に甘くってジューシーで食べごたえあって、素晴らしいカニに出会えました。食べ始めたらもう黙々と食べていました。

そこにまたはじめて訪れる若い男性が隣の席に座ったので、思わずカニを分けてあげました。更にカニの身を食べていると・・

ウワァ~~~!!じっくりと炭火焼きのカニの甲羅が届きました!!
ネギとカニ味噌が相まってなんて至福の味ぃ~!!うまい!!
カニ1パイで感動!!こんなところで素敵な小樽の贅沢に出会えて本当に良かった!!


優しい女将さん


外観


常連さんと

カニは美味しいし、お客さんや女将さんも素敵な人たちで、本当に楽しい小樽の夜になりました。小樽がとっても気に入り是非是非また来た~い街になりました。

そして、お隣りに座ったカニを分けてあげたミスターHと仲良くなり、もう一軒はしごしようと小樽の街を歩きましたが、午後10時半開いているお店がないので、ホテルに戻り1階のバーで仲良く小樽のウィスキーで乾杯しました。

小樽の夜にカンパイ
小樽の夜は想い出深い楽しい時間でした。
すっかり楽しいお酒を付き合ってくださったミスターH、
ありがとう!!

ラストオーダーで楽しい夜はあっという間におしまい。
お疲れ様でした、おやすみなさい!!・・

7月29日 >

07:30
おはようございます!
UNWIND HOTELは、何と言っても素敵な朝食が人気のようです!
1階の入口にあるホテルのメイン会場で朝食をいただきます。

『THE Ball』

「The Ball」の窓にあるステンドグラスは、90年以上も経つ当時と変わらぬままに今でも美しい姿を見せてくれます。3.7mの高い天井を活かした幻想的な照明などもクラッシックとモダンの融合したインテリア、さすがですね。

うわぁぉ~~!素晴らしい!!
ホテルの朝食は、「北海道初の外国人専用の迎賓ホテル」だったことを継承して、すべてのゲストに「コンプリメンタリーブレックファスト」
を提供しています。イギリスにて19世紀頃から文化として広がったアフタヌーンティーやハイティーから着想した「モーニングハイティー」のスペシャルなメニューになっています。

本日の朝食メニュー

一番上の皿は、スコーンにメープルシロップと生クリーム、ヨーグルトにジャム、フレンチトースト

二番上の皿は、サラダ、フレンチドック、フルーツ

三番上の皿は、チーズとハムのクロワッサンサンド、ハッシュポテトミートソース焼き、コーンスープ


ドリンクコーナー


TheBall入口


厨房

朝食とは思えない三段のスタンドに、「モーニングハイティー」は北海道の豊富な食材を使用したメニューと色彩でも楽しませていただきました。
ボリュームあるこだわりの朝食をついつい食べてお腹いっぱい!

タイムスリップしたかのようなクラッシクな空間で、素敵な朝食を!
ごちそうさまでした!!

09:00
そろそろチェックアウト。
北海道だから今日もガンガン走るので早めにでかけます。

美しくリノベーションされて「UNWIND HOTEL & BAR OTARU」は、気軽にこれからも小樽に来たら泊まりたい。
思い出に残る小樽のホテルでした。

続きは次へ・・


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