世界一周【イスタンブール編 ①】滞在拠点は新市街地にある便利でお洒落なブティック・ホテル『Karakoy Rooms & Restaurant』

スターアライアンス・ビジネスクラス特典航空券を利用した、

＆の熟年夫婦による『１７日間世界一周の旅』

駆け足で、ニューヨーク、ポルト、リスボン、イスタンブール、バンコクの５都市をめぐりました。
このブログは、その中の『イスタンブール滞在編①』です。

・今回の世界一周の旅の企画や検討内容をまとめた【プランニング編】は、
次を御覧ください。

・また、リスボンからイスタンブールまでの航空便、空港アクセス、ラウンジ、機内サービスなどの様子については以下の【フライト編】を御覧ください。

 

2019/５/17（金）旅は10日目 ☀ イスタンブール

リスボンから世界一周４都市目のイスタンブールへやって来ました。
今日は朝から一日、飛行機移動のためにずーっと時間を費やしてきたので、少々お疲れモードです。夕方、ホテルに無事到着し、今やっと一息ついたところです。
今晩はどこにも出かけず、このままホテル内でゆっくりすることとしましょう。

その前に、私達の今回のイスタンブール滞在の拠点としたホテルのことをご紹介しましょう。
ホテルは、イスタンブール新市街地のカラキョイ（Karakoy）という地区にあります。カラキョイ地区は、新市街地側の玄関口となるガラタ橋やフェリー発着ターミナルがあり、また、トラムも市の東西方向の幹線道路に走っていて、交通の要衝といえる便利なロケーションです。
このため、アヤ・ソフィアやトプカピ宮殿など代表的な観光スポットが集まる歴史地区に行くにも、新市街地の商業・ビジネスの中心市街地に行くにも、どちらにもアクセスがとても良く、また、ホテル近くには人気カフェやレストランも数多く集まっていて、観光客にとっては至極便利なところです。

 

● カラコイ ルームズ (Karakoy Rooms)

アールヌーボーのひさしが際立つKarakoy Rooms入口

今回トルコ・イスタンブールで宿泊するホテル・カラコイ ルームズ (Karakoy Rooms)です。クラシックな建物で、センスの良いおしゃれなプチ・ホテルです。
こじんまりした小規模ホテルなので、ホテル玄関もひっそりと。空港から送迎してもらったクルマのドライバーに教わらなかったら、入口に気がつかなったかも。

チェックイン・カウンター　デスクが一つ、常勤スタッフも一人だけ

入口を入ると、小さなデスクカウンターがあって、そこでチェックインします。
お部屋は３階、階段後ろのレトロなエレベーターを使い部屋へ

 

＜ルームNO.3>

NO.3の部屋入口

 

リビングルーム

部屋に入ると、まず目に入るのは広めのリビングルーム。ソファー、テーブル、TV、ミニバー、電気ケトルなど。もともとのレトロな味わいを残しつつ、木製品を生かしたシンプルで大人の雰囲気を感じさせるインテリアです。

テーブルには、ウェルカムフルーツや雑誌が置いてありました。
リビングから左手には、バスルーム、奥にはベッドルームが続いています。

右手にリビングルーム、左のドアがバスルーム、奥のドアがベッドルーム。

 

ベッドルーム

ここがベッドルームです。少し変形した部屋で、大きな柱が３本あって、それを上手く利用してビジネスデスクが置いてありました。

ビジネスデスクが柱の間にちょうどよく収まっていました。

このプチホテルは、コンセントは陶器製、配線は昔ながらの銅管で、あえて壁に沿ってむき出しにしています。白い壁に這う長い銅管のコントラスト、レトロかつスタイリッシュなインテリアに仕上げています。

暖房用のヒーターもレトロ感たっぷりです。
ベッドルームに入るとすぐにある、木製のクロゼットと壁には姿見があります。

柱の間のドアは可愛らしいテラス

ベッドルームのコーナーにあるドアからは花を飾った専用テラスがあり、マルマラ海の美しい景色を眺めることができます。

ところが・・
素敵な夜景が楽しめるテラスですが、現在ホテルの目の前で大規模な工事が始まっています。老舗ホテル・ペニンシュラが、あと１，２年後にはオープンする予定のようです。
このお部屋から眺めるロマンチックなマルマラ海の夜景は、あと数年もすればもうは見れなくなるかも？

 

バスルーム

バスルームには、洗面台とシャワールーム、トイレ。
壁はデザイン性が高い上質の白いタイル張り、こちらもレトロでスタイリッシュな雰囲気で統一されています。

と、お部屋がきれいなうちにフォトを存分に撮りました。
じゃーそろそろ、荷物でも整理しょうとした・・・・

ところが・・・

ここで大変なことに気がついた！！
持っていた黒いディバッグが見当たらなぁ～い！！
一瞬？？？訳わからなくなってパニックぅ～
そして空港からの記憶をおさらいして、考えた。
アァッ、、、送迎のクルマの中に置き忘れたぁ～～～！

あわててフロントに駆け込んで、送迎タクシー会社に電話してもらって連絡・・
今回は「送迎タクシー」頼んで本当に良かった！！
折返し連絡がついて、「黒いディバッグ」を預かっているとのこと。
明日の朝ホテルに届けてくれることに。

いままで海外旅行でこんな大事なもの（コンタクトや旅行中の薬など入っていた）を忘れることってなかった。その上いつもは空港からタクシー捕まえるのですが、今回は新空港だし大きなホテルじゃないので「送迎タクシー」を事前にホテルに頼むことにしたんですが、これが本当に助かったぁ！！ふぅー
（次の日の朝早くに問題の「黒いデイバッグ」は手元に戻ってきました）

ホッとして、力が抜けて荷物をといて休憩します。

 

 

『Karaköy Lokantası』ホテル一階の直営レストラン

Karakoy Rooms ホテルの一階の直営レストランです。
今日はホテル到着してからいろいろあったので、外に出ず、ホテルフロントから予約していただきました。

この”Karaköy Lokantası”レストランは、ネットで見た評判はなかなかなもモノで、ホテル客でなくてもわざわざココに食べに来る客が多いとのこと。というか、ホテル自体よりこのレストランのほうがイスタンブールではよく知られた存在のようです。

店名にある”Lokantası”は、トルコ語で本来は「食堂」を意味しますが、実際ここに来ればわかりますが、「食堂」といったイメージとは程遠い、かなり”高級な”レストランです。インテリアはゴージャスですし、真っ白なテーブルクロスと高そうな食器とカトラリー。
私達は、旅行先ではあまり高級すぎるお店は敬遠し、どちらかとういと庶民的なカジュアルで気楽な店を好んで食事をするようにしているのですが、まあ、今日はイイでしょう。長旅で疲れたし、失くしたと思っていた忘れ物のデイパックが無事戻ってくることになったことだし。
存分に、夕食を楽しみましょ。

店内は１，２階フロアがあり、１階の中央から２階に上がるアイアンの螺旋階段が特徴的、太い柱にはブルーのタイル張りで柱の上から間接照明がおしゃれです。

真っ白なテーブルクロスに、白いお皿とグラスがあらかじめセッティングされています。
奥にはバーカウンター、アペタイザーが並ぶショーケースには数十種類が並んでいます。

多くの種類があり、また、見た目では味が想像できない料理もあり、選ぶのに大変迷います。適当に、勘を働かせ、野菜や海鮮が中心のアペタイザーを何品かオーダー。

何せ、本場トルコ料理を現地でいただくのは初めて。
さてさて、世界３大料理といわれるトルコ料理の実力の程は・・・、興味津々。

とりあえず、ここイスタンブールでも、まずはビールでカンパイ！
一緒に、パンとパブリカのマリネが付いてきました。

カジキマグロ・カルパッチョ
薄造りのカジキマグロにオリーブベースのソースとパルメザンチーズ。

ナス煮込み
ナスとパブリカなど夏野菜をクタクタに煮込んだモノ、代表的なトルコ料理の一つだとか

アーティチョークのマリネ
大きなアーティチョークにたっぷりの数種のハーブが効いた一品。
ホクホクとした食感、美味しい！

タコ・サラダ
ポルトガルでも定番だったタコサラダ、ここでもおすすめの一品。
タコの頭や足、オリーブが入ったサラダ。

イカリングのフライ
イカをあっさりさっくりと唐揚げして、ヨーグルトソースでいただきます。
熱々のイカリングはとってもジューシーでソースが抜群に合う。

仔牛の煮込み
仔牛の肉をホロホロになるくらい煮込んでいます。
黄色のポテトベースのピューレと、上には甘さが増した玉ねぎが相性抜群の組合せ。

コーヒー
時間は午後１１時を少し回っています。
最後のコーヒーをゆっくりいただいきます。

ラク/ラキ（RAKI）
そういえば、他の多くのテーブルで飲まれていたのがトルコのお酒「ラク」。ビールを飲んでいるお客は私達くらいでごくわずか、殆ど全員、このラクです。
お酒自身は透明ですが、水と氷を入れるとパッと白濁するラク、「ライオンのミルク」とも呼ばれているそうです。まあ、日本で言えば「焼酎サワー」みたいなもんでしょうか？
お隣の席の若いカップルも、このラクをボトルで注文し、美味しそうに飲んでました。

それにしても、皆さんよく呑むね。イスラムの国のなかでトルコは比較的お酒に寛容と言われていますが、「寛容」も「寛容」、度が過ぎるくらいです。皆さん、ガバガバと、量もハンパありません。そして、お酒とともに機関銃のようにお喋りの応酬。日本の居酒屋と同様、いやそれ以上に、店内は賑やかです。

はじめこの店に入ったときは先客が数人で、至って静かでした。また、店内には目を奪われるような豪華なインテリアや調度品。てっきりこのレストランは、富裕層のためのお上品で高級なストランとばかり思っていました。しかし、店の席が次第に埋まり、皆さんお酒が進んでくると、状況は一変。雰囲気は、この高級な設えとは裏腹の居酒屋そのものに！

このお店の名前の一部に、”Lokantası”（「食堂」という意味）を入れている理由がわかったような気がしました。『ここは、決してお上品でスノッブなレストランではありませんよ、美味しい料理をお酒とともに大いに楽しんでください』というメッセージなのかな。
ただ、このレストランの料金は決してお安いものではありません。客層も、お金がありそうな身なりの方がほとんどです。ですので、このお店は決してイスタンブールの庶民の居酒屋ではなく、ある程度のお金のある層が、心置きなくお酒を楽しめる社交場的な役割を担っているのではないか、というのが私なりの見立てです。
いやー、トルコ初日にして、勉強になりました。トルコ人は『お酒大好き人間』なんだ、と。

このエリアでは評判のレストランで、金曜の夜とあって店内も混雑していました。
トルコ料理はアペタイザーが豊富で、野菜海鮮中心のところがとても気に入りました。
どれもがハズレのない味で、おつまみ天国なんですネ。
明日からの食事が楽しみ。

ごちそうさまでした。

Karaköy Lokantası 　＜ 330 リラ （約6,200円） ＞

前菜（ナス茹で、アーチチョークマリネ、タコサラダ、カジキマグロ・カルパッチョ）、イカリングフライ、仔牛の煮込み、ビール3、コーヒー

 

 

»»»»»

今日は朝からフライト移動の一日でした。
昔から楽しみにしていたイスタンブールへ夜に到着して、荷物を送迎タクシーに置き忘れ・回収手配するのにあたふた、ちょっと反省の一日です。
長くてビックリの一日が終わろうとしています。
明日からも旅の途中のアクシデントがないように心して注意しなくては・・

では、おやすみなさい

 

 

 

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