2015年6月15日 ~6月17日(鳴子・肘折温泉、2泊3日)
今回は宮城県鳴子温泉と山形県肘折温泉に行って湯治体験しようかな?ツアーです。 肘折温泉は、5月頃までは雪が残っているのでなかなか行く機会がありませんでした。 東京から鳴子温泉1泊して、赤倉温泉で日帰り湯にちょいと入って、銀山温泉街をブラブラ歩いて、村山のおそば食べて、肘折温泉にたどり着きます。名物朝市 を冷笑して、最上川の川下りも楽しんで、米沢の上杉神社でお参りしてと、盛り沢山の二泊三日です。
● 6月15日(月)☀
スタートは、朝9時池袋、4人合流。午後3時頃には本日の宿に着きた~い、ですね。
まずは、首都高に乗って東北道に入ります。
10:15 トイレ休憩したサービスエリアのこんもりインパチェンスがかわいい!!
どうやって立体的に?癒やされますが、かなり暑くなって来ました。
13:30 ガンガン走って、古川ICを降り一般道「奥の細道ゆけむり街道」にある手打ちそば屋で、昼食にします。
● 手打ちそば「もみじ野」
一般道から細い山道の先、森林の中にありました。
駐車場から坂を下って広い敷地に大きなログハウスがお蕎麦屋さん?
14:30 ようやく目指すお店にたどり着きましたが、和風じゃなくワイルドな森の中にあるお店で~す。今日は少し汗ばむ気温なので、テラス席で頂きます。
このお店は、ボリューム満点!こんなに食べれるかしら?天ぷらがいっぱい付いてきます。
ざるそば皿、天ぷら皿などをボンボン乗っけて、銘々盆も豪快な大きさ。
いただきま~す!
この蕎麦湯が、ドロ~~んとしていて美味しいね。
メニューはこんな感じでした。
爽やかな森林浴の木陰のテラス席で、豪快に天ざる頂きました。
ごちそうさまでした!!
途中、「あ・ら・伊達な道の駅」に立ち寄って、農産物を一応チャック!
今夜の寝酒用にお新香を購入して、宿に向いましょう。
● 鳴子温泉「大沼旅館」
鳴子温泉街の入口辺りにさりげない佇まいで「大沼旅館」がありました。
こじんまりした玄関を入ると、左側に帳場、右側に厳選した小物のおみやげ品、奥に居心地の良い赤い長椅子のロビーがあり、小さな中庭に面しています。
まずは、長椅子に座っていると、上品な女将から丁寧に挨拶していただきました。
そして持参したお干菓子を一人ひとりに手渡しされて、
「優しく召し上がってください」、食べ終わると今度はお抹茶を頂きました。
小さな旅館なのに、心に残る暖かいウェルカムドリンクですよね。
では早速、7つの内湯がある温泉に入りましょう。
最初はやはり混浴大浴場「薬師千人風呂」。
掘削自噴の湯がどんな時も自然に流れ込む伝統の風呂だそうです。
お風呂の壁画には、珍しい「天女」が踊り出すような絵が描かれています。
上のPhotoの入口は男性更衣室に繋がっていて、下のPhotoの入口は女性更衣室になります。
女性更衣室は、女性専用「天女風呂」とも共通しているようです。
1階には他に内庭露天風呂足湯「石割の湯」、家族風呂的「灯りの湯」も並んでいます。
趣きが変わっているのは、芳香浴「ふかし風呂」です。廊下から1mの所にある引き戸を開けると2畳ほどの板張りのお部屋は、床下に温泉が流れ込む小さな部屋のお風呂。
床下からじわじわと伝わる温泉熱が体を「ふかしてる」感じです。浴衣のままのんびり読書などしながら時間かけて汗を出すような変わった温泉浴。
湯治館の上には薬石を一つずつ浴槽に埋め込んだ「陰の湯」、浴槽を壁に高温で焼いた備長焼竹炭をたっぷり練り込んだ「陽の湯」があり、貸切にもなっています。
一泊2日だと沢山の種類の温泉に入るのが大変。実は大沼旅館には少し離れた所に森の露天風呂があるのですが、今回は残念ながら時間ありませんでした。
すこしゆっくりお部屋でのんびりしましょうかね?
お部屋は、2階の桜と杉。廊下から入ると7畳の和室に床の間と入口、奥に通りに面した洗面台のお部屋が付いていました。そろそろ夕飯で~す。
ちょうど山菜のシーズンで採れたての山の幸・川の幸が美味しくって、温泉でも喉が乾いたし、ついついお酒が進みますね。このあとお部屋に映ってもまた宴会三昧~!
いつの間にかおやすみなさい~でした。
● 6月16日(火)☀
本日も朝から気持ち良い晴天です。
なんだかみなさん、早起きしてもちろん朝風呂に入ったようです!
お部屋の前の廊下から吹き抜けの階段があり、降りると帳場と玄関につながります。
朝食のお部屋へ向います。
温泉入ると、結構お腹すくんですよね。
いつもより早起きしたので、朝食楽しみです。
朝食膳は、見た目から色鮮やか!お腹なっちゃいますよ。
彩りももちろんですが、一つ一つお味も申し分ありません。なにせ鮭類には結構うるさいんですけど、大沼旅館は◎です。おいしい!
そして、感激!!一度食べたら忘れられない味!!に出会いました!!!
ここの「納豆」です。納豆豆がすばらしい!!大粒で柔かくって大豆の旨味がしっかり味わえて、こんな納豆食べたことないです。豆類は、土地土地で育つものだから、この地にあった納豆豆なのでしょうね!ご飯もお味噌汁もおかずも美味しくってたくさんいただきました。
さて、名残惜しいんですが、本日の日程が押し気味なのでそろそろ出発です。
9:00 出発予定でフロント集合!!
ですが・・・
女将さんがお見送りのために、日傘さして待ってくださるのに、ひとり来ませんよ!
最後に素敵な女将さんと「ハイ!チーズ」
また訪れたくなる感じのよい宿でした。
今日は、宮城から山形に行きますが、途中あちこち寄り道します。
このあとは、近くの赤倉温泉の立ち寄り湯に向います。
赤倉温泉「三之亟」
鳴子温泉から30分のところにある赤倉温泉は、県を跨いでいるのですが、同じエリアの温泉地とし湯めぐりチケットもあるようです。
大きな川に、道からなだらかに下がった所に所に旅館「三之亟」が建っていました。
10:15 ちょうどお泊りのお客さんがお帰りになったところのようです。
マニアの温泉ガイドブック「まっとうな温泉」の無料スタンプで、2名分は入らせてもらいます。ありがとうございます。ここの名物のお風呂にいざっ!
こちらの建物も迷ってしまいそうに迷路です・・・
江戸時代に、天然岩から手彫したという岩風呂湯船の底から、直に約60℃の源泉が豊富に湧出している源泉掛け流し。必見ですね!!
ひろ~い浴室には、3ヶ所の湯船があり、深さが違います。この湯船のレベルは、すぐ外を流れている小国川と同じレベルだそうです。
もうすんごいスケールなんです。よくぞこのようなお風呂を掘ったもんですね!
そして混浴なんで~す!!いい湯でした!
下Photoは露天風呂です。入らないけどチェック!
こちらの旅館は、建物の造られた年代がいろいろあるようです。
岩風呂近くに昭和の初期を彷彿させるようなこんなコーナーがありました。
フロントに戻る途中の図書室も江戸川乱歩の図書館を思わせる雰囲気?
色んな顔あるんですね。
フロントは、民芸風の囲炉裏やテーブルと椅子、藍染めの布でコーディネート。
年代物の家具もさりげなく置いて、雰囲気出してます。
フロント前の心地よい椅子で、おいしいお水頂いて・・・
さて次に足を伸ばしましょうか。
● 銀山温泉街
11:15 赤倉温泉から約40分で、銀山温泉に到着。
以前から一度は来てみたかったので、ようやく願いが叶いました。
それにしても、温泉街は川を挟んで両サイドに温泉街のため、道幅が狭いんですね。
観光で訪れる車は、温泉街のかなり手前の駐車場に車を停めるようです。
知らなくてドンドン来てしまい、もう一度戻ります。
大正時代に建てられた木造4階建、3階建の美しいフォルムの街並みで、銀山温泉は見える風景が世遺産ですね。壁には漆喰で季節物語が描かれていた り、左官職人の手で名前が装飾されていたりと、街全体が大切な文化です。維持するのは大変なことでしょうが、是非守ってほしい街並みです。
大事に受け継がれることを願います。
温泉街の奥には、緑が眩しい山あいから美しい白銀の滝が見られます。暑い初夏には、いっときの癒やしスポットですね。
銀山温泉の真中に位置するところに、ひなびた街並みを壊す旅館がありますが、長い年月をかけて築き上げたからこそ、この温泉街の魅力なのに・・・
そう考えるのはイケないでしょうか??もったいないわ!
あれっ、もうすっかりこんな時間!急がないとおそばが切れるかも?
銀山温泉を後にして、村山市に向います。
そば処村山市に入ると、大きな通りにも人影も車もあまり見かけません?
どうして?
その上本日のお昼をいただくお蕎麦屋さんが見つからな~い!!
手打ち大石田そば きよ
13:00 ひと気のいない街の外れに普通の民家のような建物がありました。
が、なんと、お店の中に入ったら・・・・
玄関に靴クツくつ!!20,30人位いますよ???ふしぎ~。
ところで、私達のすぐ後にまたお客さん4人組が入ってきたのですが、ここで本日分のおそばは終了とのこと。よかった~、間に合って。
ちょうどピークが過ぎたところだったんですね。
メニューは、あまりなくて、板そば・鶏そばのチョイスは大盛か?どうかです。
オーダーして待っていると、すぐに山菜の煮物とワカメと胡瓜のおしんこの大盛りが運ばれてきました?ぅんっ???
席についた時からどうも回りのテーブルの人たちが同じモノを食べていて美味しそうっと思っていました。食べたらめちゃ美味美味で、思わず日本酒とビール頼んじゃいました。
運転手さま、すいません!
そしたら、この日本酒がこれまた美味しくって、今夜の宿で乾杯したいので、購入先をゲット。ほんとにおそば来るまでのつなぎのお皿、美味しくってお酒進んでしまう~。
いよいよそば処、村山エリアの一押し、板そば登場!!
シャキーンと冷えて、のどごし最高、つるつるイケます。
おいしかった!!
実は、帰るときに先ほどの突出しを無理言って少し頂きました。
宿で辛口のお酒でキュッといっぱいのおつまみが出来て、しあわせ!
外に出ると空模様が怪しいっくなって来て、これから訪れる温泉は山の中なのでいそぎましょう。その前に日本酒の買出しします。
②湯治の本場 肘折♨