九州 熊本&大分 鄙びた温泉めぐり・壁湯温泉『福元屋』

春爛漫、気分も高まってちょっと遠くに行きたくなりました。で、有り余っているANAのマイルを使って九州・熊本空港に降り立ち、鄙びた温泉をレンタカーで巡る3泊4日の旅を企画しました。
ちょうど九州エリアは『鯉のぼり』を飾りはじめる時期と重なって、アチラコチラで鯉と遭遇しました。旅の一泊目は、前々から是非訪れたかったお宿、壁湯温泉です。

4月17日(日)東京~壁湯温泉

07:20 羽田に到着 ANA641羽田発 08:15  熊本空港着 10:10 11:15西湯浦園地展望所・北山駐車場11:45 12:15着 昼食『八百萬乃精肉本舗 ふじ本』 13:15 杖立温泉 鯉のぼり 14:30壁湯温泉『福元屋』泊

07:20
うわぁ~~、今日は早起きして早い電車で出発です。
空は見事な青空!おはようございます。

羽田空港

思ったよりも早く無事羽田に到着しました。
空弁を購入して、ANAカウンターで荷物を預けてプレミアム・チェックインしました。
出発まで少し時間あるのでANAのラウンジへ向かいます。

ANAのラウンジ >

ANAラウンジではいつも生ビールで旅のスタートと無事を祈ってキュ~と一杯いただくのが恒例ですが、今回は熊本に着いたらレンタカーを借りるので、仕方ない!
一人はビール、一人はお茶で乾杯して、おにぎりで朝食です。

羽田の空弁 < 820円 >
おにぎりなど

今日のフライトは
ANA641 羽田08:15発 ⇒ 10:00着 熊本空港
ANAラウンジから66番ゲートに移動します。
ゲートまでの距離が思ったよりも遠くて時間がかかったりする時があるので、早めに行動するように心がけています。
・・
そして機内へ移動のアナウンスが有りました。

羽田空港ターミナル2の空の色がきれい!
席に座って辺りを見回すと機内は7割くらいの席が埋まっていました。
コロナの落ち着きとともに、少しづつ客足も増えてきていますネ。

さて、ANA641 羽田08:15はまもなく定刻通りにTAKE OFF!
しばらくするとウトウト・・

あっという間に熊本上空に来ています!!
こちらも天気良さそう、街並みの集落や緑がくっきり、晴れ渡っていますヨ!
イザっ、熊本へ

阿蘇くまもと空港

阿蘇くまもと空港に到着すると荷物をピックアップし、次は・・。
空港内をさっと見回しレンタカーブースが並んでいるエリアへ移動します。
タイムズレンタカーを見つけ、カウンターにあった電話で、阿蘇くまもと空港に到着したことを連絡します。

スタッフの指示に従って、阿蘇くまもと空港の外に出てレンタカー送迎エリア(歩いて2分)に移動します。しばらくすると黄色のタイムズのワゴン車が迎えに来てくれます。
そしてタイムズレンタカーへ。

タイムズレンタカー空港店

レンターカーは事前予約してあり、名前を告げて書類をチェックして、3泊4日を走り抜ける車に乗車します。今回借りたレンタカーはマツダのアクセラ、いつもはデミオなどコンパクトカーにしていますが今回はひとつ上のクラス。どんな感じなんだろう??

早速ナビの入力を少し教えてもらってイザっ、出発。

今日のドライブMAPです。

レンタカーを借りたのが10時半頃ですが、少し車を走らせたところで、ナビが使いにくく見にくく、さらに変な道に誘導されて、同じところグルグルと・・・
車の音量調節やラジオの停止する方法がイマイチ分かんない!
ちょっとイラつく!!

でもなんとかしながら空港からミルクロードへ向けて走ります。
天気は絶好のドライブ日和で、爽やかな風が吹き抜けています。

なぜか前のバイクについていく・・・

西湯浦園地展望所

天空の絶景スポット!!!で阿蘇を一望!
西湯浦園地展望所は、ミルクロードの途中にあり標高900m!
外輪山の西湯浦園地展望所から望む景観は、阿蘇谷、米塚、阿蘇五岳を一望。展望所への細い尾根沿いの道を歩くと、阿蘇の空を飛んでいるかのよう。(HP参照)

今日は天気はいいものの霞んでいるのと丘の草がまだ春先で枯れたまま。一面青々とした緑が広がっているときはもっと素晴らしいんだろうな・・。でも、一段高い所からの見晴らしは雄大で、それはそれで良かったですよ。


記念に


レンタカーと

西湯浦園地展望所で撮った写真は、隣に居たおねーさんが「記念に撮りましょうか?」と声かけてくれてました。ついでにレンタカーも撮っておこう!


レストラン北山駐車場


北山駐車場入口


赤い車

西湯浦園地展望所は、ナビを入れるときに目印は「レストラン北山駐車場」。
このエリアに入れるのは10時〜17時のみなので注意

駐車所に着いたときからイケてる角張った車がずらりと並んでいて、みんなでツーリングしているようでした。帰る時、写真撮ってくれたおねーさんがその四角い赤い車に乗っているのが見えて、思わず手を降ったら、答えてくれて・・・
あらっ以外!厳ついクルマに乗っているんだね、とても優しい接し方でした。ありがと!
では次へ

『八百萬乃精肉本舗 ふじ本』

ランチに選んだお店です。今日のドライブコース上にあるとんかつ屋さんです。
この周辺は見渡す限り山間の道路に面していて、住宅は近くにありません。
そんなエリアでお肉屋さんを営業していて、隣りに併設する食堂です。
外観は古民家風の隠れ家で、創業100年の老舗のようです。
現在、三代目が「肉屋さんらしくない肉屋」をコンセプトにした食堂です。
左手が、お肉屋入口でショーケースにずらりとお肉が並び購入もできます。
右手から入ると食堂です。
期待大!


外のテラス席もあり


駐車場と周辺の景色

店内には靴を脱いで上がります。大きなテーブルなどが並び20人収容とありますが、すこし少ない気がしました。私たちは入口寄りのテーブルに座ると店内は満席になりました。
その後のお客さんは外の席に誘導されていました。

メニューは、馬刺しや炭火焼肉膳がおすすめですが、
黒豚とんかつ膳と和風サイコロ膳、生ビールとノンアルコールビールをオーダー。

早速届いたのは、頼んだ膳に付く共通のおかずです。
ポテトサラダ、冷奴、おひたし、フキ、大根おろし。
今日もお昼からビール&ノンアルコールビールでカンパイ!

「和風サイコロ膳」
ビールを飲みながらおかずをつまみにしていると、熱々のサイコロステーキが運ばれてきて、あっさりした肉の味で、焼き玉ねぎも甘くて美味しい。ちょうどよい量です。

「黒豚とんかつ膳」
揚げたてのとんかつが食欲をそそるきつね色、いいですね。
こちらも甘みのある黒豚のとんかつがあつあつサクサクで美味しい!!
こちらの器は私たちのお気に入りの小鹿田焼ですね、料理が映えます。
ごちそうさまでした!!

『八百萬乃精肉本舗 ふじ本』 < 4,675円 >
和風サイコロ膳、黒豚とんかつ膳、生ビール、ノンアルコールビール

杖立温泉「鯉のぼり」

杖立温泉の春の風物詩である「鯉のぼり祭り」に来ています!!
晴れ渡った青い空にゆらゆら泳ぐ鯉のぼりがいっぱいです。


気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり


記念に、パチリッ

周辺は川を挟んで数十軒が立ち並ぶ小さな温泉街、周りは切り立った山に囲まれています。

熊本県小国町にある杖立温泉の「鯉のぼり祭」に行くため212号線から橋を渡ると、もう温泉街の入口です。200mぐらい進んだところで、前の車がストップ!!
なにぃ??


ここを左に曲がる


道なりに行くと


河原の手前に最初の駐車場

どうやら鯉のぼりメイン会場に行く一本道が渋滞していますヨ。
しばらくノロノロ、急に駐車場ってあるの?と不安になってきました。

「駐車場」の看板が見えてきたらその角を川の方、左に曲がっていくようです。


橋の下を抜けた駐車場に駐めた


細い橋を越えた向こうにも駐車場あり

河原に下っていくと、20~25台くらいの駐車場があり、その奥に小さな橋の下を通過して、6~7台の駐車スペースがありました。私たちはこのエリアに駐車するように指示されました。

駐車場はもうここまでと思いきや・・
スタッフがさらに後ろの車を奥へ下るようにと誘導していて、
わぉ~!渡るの怖いほど細い橋を渡り、先にも駐車場がずっと続いていました。
思ったよりも駐車場の収容数がものすごく多くてびっくりでした。
では「鯉のぼり」鑑賞へ

鯉のぼりを泳がせるイベントの発祥地がここ杖立温泉と言われていて、1980年ごろから始まったそうです。温泉街を流れる杖立川の上空を、約3500匹の鯉が泳いでいて、色とりどりの鯉のぼりがゆらゆら風になびいる様子は圧巻ですネ。

対岸の旅館が並んでいる道路まで階段で上り、上から目線でも鯉のぼり達を眺めて楽しみました。先程の川にかかる細い道もよく見えてますネ。
ではそろそろ次へ。

先程来た道を戻ります。思った通りまだまだ渋滞中!!
でも思ったよりも回転率が良いと思います。
だって鯉のぼり見るだけで、あまり食べるところや休むところがなかった!
と教えてあげたいわ。

壁湯温泉『福元屋』


宿へのアプローチ


川沿いの外観

今回の旅でとっても楽しみにしている宿、壁湯温泉『福元屋』に到着です。
山間の川に面した一軒家で、周りは山に囲まれて静かでひっそり佇む民芸風な建物です。


387号線から入る下りの細い道


道から入ったところにある駐車場

駐車場がちょっとわかりにくく、通り過ぎるところでした。
大きな通り387号線にも2~3台の駐車場がありますが、宿泊するならその手前の細い道を入ると宿泊者専用の駐車場にたどり着きます。

駐車場から荷物を持って、屋根のかかったところにある階段を降りていくと、なだらかな坂道があり、その先に宿の玄関にたどり着きます。


フロントカウンター


玄関入口

民芸風の玄関を入ると、フロントが目の前です。
『日本秘湯を守る会』の提灯があり、周りには年代物のタンスやわら細工のオブジェなど風情あるお出迎えです。

宿のご主人に名前を告げると、すぐに客室に案内されました。


福元屋館内MAP

< つつじ/1階和室 >

お部屋は、1階にある「つつじ」。10.5畳、トイレ付です。ここ福元屋では一番広く、唯一のトイレ付きという恵まれた条件のお部屋です。
当初3人で伺う予定だったので、この広いお部屋を予約しましたが、結局なんだかんだで2人利用となりましたがこれで正解でした。

1階にはこのお部屋しかなく、お隣にあるお風呂や奥にあるお食事処に行くにも、フラットなのでとても都合が良かったです。

お部屋の広縁が長く取られていて障子を開けると庭木を配置した和風庭園とその向こうには下を流れる川があり、対岸の山の緑も見渡せます。
このくつろぎのテーブル・椅子は、お風呂上がりや食事後などに癒やされるお気に入りコーナーでした。できれば両方とも背が付いた椅子だったらもっと良かった。

奥の部屋には、TV・冷蔵庫・エアコン、そのとなりに「厠」です。
そして始めっからお布団が敷かれていました。

では荷物を片付けて、用意されていた可愛いゆずの器のお菓子でお茶を頂きます。

福元屋の「お着き菓子」は、女将さんの手作りのゆず甘露煮でした。
甘さもいい塩梅で、お茶にピッタリ!疲れが癒されます。
お部屋に入ったときから、座卓に手作り黒文字と可愛い黄色の器がきれいに並べられていて、もうここからワクワク感が始まりますよネ。

因みに、温泉旅館の「お着き菓子」は、疲れた体を甘いモノで癒やすこともありますが、とっても最もな理由があるそうですよ。
お客さんたちは、朝から体を動かしているので旅館についた頃には、血糖値が下がっている方が多いのだそうです。その状態で温泉に入ると、立ちくらみやめまいなど起こす人がいるので、血糖値を上げるて予防するためなんですって。

さぁ、お菓子も頂いたので、早速お風呂にしましょう。

切出しの湯>

館主自ら切り出した石を昔ながらのさんわで固めて作った迫力あるお風呂です。旅館の玄関をでて坂を少し登った所に東屋のような湯小屋まで歩いていきます。


湯小屋入口


切出し湯

立派な湯小屋は、しっかりとして作りの板戸を開けるとすぐが脱衣所になっています。
その奥が大きな湯船の温泉があり、タイムスリップしたような独特な懐かしい雰囲気が漂っています。


シャワーのある洗い場


壁に飾り棚

「切出しの湯」は、透きとおるようなお湯が滔々と流れていて、二人で入るととっても贅沢な気分になり、広い空間をのんびりゆっくりとでき、昭和の雰囲気が和ませてくれます。

『お風呂の中に遊び心でハート型の石をいくつか埋め込みました。これを見つけるとちょっぴり幸運になれるかも…』とご主人の説明。いたずらこころがいいですね。
ちゃんと見つけましたよぉ、ハート石!

<隠り国の湯>

館内の館内の1階にあり、フロントの側で私たちのお部屋の隣でもあります。
このお風呂も家の蔵に使われていた石を使って作った歴史を感じるお風呂だそうです。
ちなみにお風呂の名前は作家の森まゆみさんが名付けられたそうです。
【 入浴時間 】6:00~23:00

「隠り国の湯」もまさにタイムスリップしたような独特な雰囲気があり、窓や天井の形状がとても和みます。石の造りも堂々としていて迫力ありますね。


窓の造りもレトロ


お湯は透明

お部屋のお隣でいつでも入れると思っていたらなかなかタイミングが合わなくて、3度めに覗いたらやっと空いていて入れました。館内にあるので夜は11時までの時間制限がありました。

18:00
あっという間に、お楽しみの夕飯の時間になっていました。
先程案内されたお食事どころに移動します。

福元屋 食事処(夕食)

お食事処は1階の奥にあり引き戸を開けると、
わぁ~、街なかにある民芸調の居酒屋にいるような雰囲気で、お酒が進みそうです。


お部屋の名前


和風の展示

ゆったりと落ち着いた大きなテーブルに長椅子が並び、テーブルの上にはもう最初のお料理がさり気なく整えられていました。

『福元屋』には、女将の手料理が素晴らしいと聞いて、宿泊することに決めて訪れました。田舎の家に帰ってきたかのようなで女将のお料理が味わえます!

そして、本日のメニューは『 風の舞 - KAZE – 』

豊後牛&馬刺しが人気の田舎会席、福元屋のスタンダード料理コースです。
大分を代表するブランド肉、豊後牛の溶岩焼や、馬刺し、地元の食材をふんだんに使用した田舎会席を頂きます。

お願いしたスタートの生ビールも届き、「大分と福元屋にカンパイ!!」して、いよいよお料理スタートです。

最初は左手から、かぼちゃの煮物、石焼きお肉と野菜、和え物3種、生ビール、馬刺し、手作りこんにゃくが並んでいます。

ホクホクかぼちゃと身の厚いどんこ、わらびの煮物。

お新香と和え物。一つが白和えですが、今までで一番美味しい白和えがいただけました
いくらでも食べることができそうな絶妙な塩梅が素晴らしくって!!とりこ!!
お新香はあとでご飯と一緒に。

馬刺しの器。3種類の馬刺しの部位で、真っ白は「たてがみ」部分だそうです。
思ったよりも「コリコリ」とした食感が面白く、なかなか出会えない珍味です。

笹の葉を器にした手作りこんにゃくと酢味噌
美しい盛り付けの一皿です。こんにゃくも手作りしたモノは柔らかくって一味違うし食感もいいですネ。

左が木の芽和え、右は鶏と豆腐だんごのごぼう炊き

ヤマメの塩焼き
熱々の焼き立てが運ばれてきました。ふぅ~しながら熱いうちに頂きます。

山芋の茶碗蒸し
これは凄い発想!!卵を使わずすったとろろいもを茶碗蒸しのように蒸したモノ。
トロッとろっで優しい一品、なるほどです。

季節の天ぷら。これも熱々が届きました。
地しいたけ・タラの芽・キク芋・のりと田舎らしい食材、天ぷらは変わり塩で頂きます。

豊後牛の溶岩焼。味わいのある卓上七輪の上に溶岩板で焼く。
近頃のふつうの旅館ですと席についた後、まもなく火を点けられてしまいますが、やっぱりお客を思ってくれるところは違います!!

メイン料理のお肉にはご飯の少し前に火を点けていただきました。
黒毛和牛も美味しいし、玉ねぎなどの野菜も香ばしく焼けてジューシーです。
ステーキソース、岩塩、ゆず胡椒とお好みで楽しみました。

お櫃のご飯は、福元屋の自家栽培米
昔ながらの「香り米」を毎年大事大事に残していて籾殻から育てるそうです。
「香り米」は収量が少ないのでひとめぼれとブレンドしています。
(「香り米」は稲の背丈が高く他の稲に比べ倒れやすく、育てるのが大変難しい品種だそうです。でも、大事に育てた稲がすくすくと育ち、お客様が「福元屋のお米はおいしいね」と言ってくださるので、毎年がんばって作っています)とのこと。

そして器によそった白米は、一粒一粒立っていてキラキラと輝いていました。
白いご飯を一口味わうと、味があって甘くって絶品でした。

最後、デザートは手作りヨーグルトと季節の野菜
このヨーグルトもいちごなど果物との相性も抜群ですこぶる絶品でした。

なんだか一品一品が少しも手抜きなく吟味された食材で構成されているので、シンプルな和え物・煮物などでも上品な旨味で構成されていました。

いただいた料理全てが私達には「どストライク!!」。普通の旅館料理とは一線を画した本当に心がこもった女将の手料理!旅館の料理でこれほど感激したのは久しぶりです。間違いなく、これまで宿で頂いた夕食のなかでトップ3に入ります。

福元屋では、自家栽培のお米をはじめ、地元で採れた食材、料理に使うお水まで温泉水を使ったこだわりがあり、女将の味付けは、女将のおばあちゃんから習った味付けだそうです。
お料理には源泉を使うことで優しい味になり、体にとてもいいんだそうです。
食に対して優しい心がヒシヒシと伝わってきた、最高の料理でした。
ごちそうさまでした。

<壁湯天然洞窟温泉>


上記の画像はHP参照、リニューアル以前(川横の温泉は現在使用できません)

こちらが福元屋の『壁湯天然洞窟温泉』で、テレビで何度も紹介されている300年以上前から自噴している天然温泉です。お腹がいっぱいでしたが、ちょうど誰もいなかったのでこのチャンスに入ります。なにせこちらは混浴になります。(湯浴みも使用可)

混浴で39℃とぬるめの温泉は、柔らかく、長く入浴されても湯疲れしません。肌に無数の泡がつつみ込む新鮮なお湯をお楽しみください。また、古くから胃腸や皮膚病などに効果があると言われ、飲用することもできます。』と説明がありました。

かなり温度が温めだから、しっかりと時間をかけて入ることになります。
温泉の奥にある東屋は男子用更衣室になります。
そしてリニューアルによって露天風呂までのアクセスが広くきれいに整備されて、夜でもしっかりと足元が見えて安全です。

<女性専用洞窟風呂>

壁湯天然洞窟温泉へ行く手前の建物が、女性専用の洞窟風呂です。
入口を入るとすぐ更衣室で、露天風呂と共用となります。


上画像はHP参照、
階段を2,3段の深い位置に湯船がある

先代がのみで手掘りした洞窟風呂です。混浴は苦手な女性でも安心して洞窟風呂が楽しめる内湯となっています。露天の洞窟風呂に比べると、小さいサイズになりますが、洞窟感は内湯の方が強いかも…、とのこと。(画像はHP参照)

確かに石段からさらに低いところに湯船があって、岩の中のイメージになります。
瞑想にふけるのにピッタリの雰囲気でした。

23:30
福元屋の名物「壁湯天然洞窟温泉」にのんびりとゆっくりとほとんど貸し切りで温泉三昧させていただきました。お部屋に戻り今日一日の九州の足取りを振り返って、そして女将のすこぶる美味しい夕食に感動して、
やっぱり缶ビールで、カンパイ!!

その後はぐっすりと・・・
おやすみなさい!!!!

<  4月18日(月)>

07:00
おはようございます。

部屋から川向こうを見ると曇でした。
少し残念でしたがお昼に向けて晴れるとの天気予報を信じよう!!
では、朝の贅沢、朝風呂に行ってきます。

ちょうど外に出たら、お隣の「隠り国の湯」が開いていたので、さっと軽めに楽しみます。
館内にある内風呂もとっても感じが良くって気持ちよかったぁー。

福元屋 食事処(朝食)

朝の食事処に8時に向かうと、昨日と同じテーブルに丁寧に朝食が整っていました。

そして、本日の朝食コンセプトは『 田舎の朝食 - BREAKFAST – 』

1日の始まりは、福元屋の朝食から
朝は自慢の『お米』にあうおかずをご用意します、とのこと。

大きな高台付きの籠の朱色の盆、その中に小鉢や可愛い家の形の陶器など、目を楽しませてくれます。

続いて、お味噌汁と朝の牛乳です。
早速牛乳をいただくと、これがまたすこぶる濃厚な味の牛乳でおいしい!!
可愛い家の形の陶器の中には、??
「これなんだかわかりますか?」とスタッフから聞かれ、一口食べてう~んっ、と考える。
「もしかして、しいたけの軸?ですか??」
「あっ、そうです。よく分かりましたね、あたり!」「椎茸の軸がたくさん残るので、もったいないから女将がものすごい時間かけて細かくほぐしているんですっ!」と教えていただきました。

手間ひまかけたことだけあり本当に美味しく、また、愛情がこもっています。女将さんて料理にかける情熱って凄いなぁ!料理づくりが好きでお客さんにも喜んでもらいたい、という気持ちが伝わってきます。

お櫃にはまたたっぷりのごはん、朝は卵かけご飯を楽しませていただきます。
もう何杯もおかわりできそう!!
さりげない一つ一つのお料理が丁寧に手間暇かけて出来上がっていることが、ヒシヒシと伝わってきました。素晴らしい「田舎の朝食 BREAKFAST」を堪能させていただきました。
朝から愛情いっぱいのごはんありがとうございました!
ごちそうさまでした!!

「囲炉裏のロビー」には、食後の珈琲を飲むことができます。
炭火が炊かれた鉄瓶を見ながら、囲炉裏で優雅にコーヒーいただきました。
いろんな宿のリニューアルの資料や写真などを見せていただきました。

福元屋のフロント周辺です。民芸風の梁や板の間やオブジェがいい雰囲気を醸し出しています。フロント脇の棚には、地元の加工品などが並んでいました。

10:00
今日のスケジュールを確認して、荷物を整えてそろそろチェックアウトする時間です。
フロントで呼び鈴を鳴らすと、ご主人が対応してくれました。
ご主人が今日はどちらに?聞かれたので、竹田市の『大丸旅館』に宿泊すると話すと、大丸旅館のオーナーご夫妻がこちらに宿泊されていったとのことをお話しいただき、大丸旅館の女将によろしくお伝え下さい!!、とのことでした。

今回は、素敵に生まれ変わった福元屋に宿泊できて、昨日から素晴らしい時間を過ごさせていただきました。女将&ご主人に写真をお願いしたらとっても楽しそうな雰囲気でパチリッ!
とても思い出に残る宿!!となりました。
必ずまたリピートしたい!!お気に入りの宿となりました!!

ご主人が「日本秘湯を守る会」の提灯と福元屋の看板を背に私たちの画像もパチリッ。
帰りはお二人とも玄関前からずっと手を振って見送っていただきました。
福元屋を後に・・・


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