奥会津・鶴亀荘&遠刈田温泉・大忠 「食」が魅力の温泉宿めぐり その2

東北の春の訪れに合わせたドライブ旅。2日目は、奥会津の湯倉温泉から宮城の遠刈田温泉に移動します。

5月18日(火)奥会津 ~ 遠刈田温泉

09:30鶴亀荘 出発 10:00道の駅奥会津かねやま 10:15 10:30道の駅みしま宿 10:50 柳津町観光物産センター 11:00 11:25 伍代目 鰻のえびや 12:20 15:00 遠刈田温泉 大忠

会津・金山町の 鶴亀荘を後に只見川の眺めを見ながら走りトンネルを越えます。会津川口駅を通過し、宿の女将に教えていただいた道の駅へ向かっています。

道の駅奥会津かねやま

「道の駅・奥会津かねやま」に寄ってクーポン利用のチェックします。
どうやらエゴマなどが地場のモノ、えごま油やえごまドレッシングなどをお土産用に購入できたので助かりました。

道の駅 みしま宿

「道の駅・みしま宿」もついでに寄ってチェックします。
ここの建物は外観のフォルムもきれいで木とガラスの組み合わせ、なかなかセンスはいいですね。なにかスグレモノを探しましたが、見つからず残念!

柳津町観光物産センター

続いてすぐ近くにあった「 柳津町観光物産センター」もやっぱりついでに寄ってチェックします。こちらはバイクに乗った人たちが多く駐車していました。

バイク専用置き場もちゃんと整備され、その背景のアートが可愛かった!
この周辺は、「赤べこ」が有名。

記念に赤べこの輪ゴム掛けをゲット!!
できればもう少し首のところが上に曲がっているともっと使い勝手がいいと思う!!

奥会津から会津若松へ。
晴れた青空と山々の景色を見ながらドライブです。

会津若松『鰻のえびや(伍代目)』

ここ「えびや」は、会津若松の中心辺りにあるお店で、創業明治35年から約120年の老舗のうなぎ専門店、混雑が心配だったので事前予約して訪れました。
お店の前にある「ハッピーパーキング」に駐車するように予約した時伝えられました。

うなぎのタレは、代々継ぎ足しと焼きの技法が加わった秘伝の味。
うな重(お吸い物orお味噌汁/香の物/デザート付)は、大きさによって金額が変わります。
雪(110g)2,200円
月 (150g)  3,300円
花(230g)4,500円
雪と月を注文しました。
お吸い物が肝吸に変更してもらいました。

うな重のうなぎは、ふっくら程よい焼き色と照りです。
お箸を入れるとホロホロと柔らかくってジューシーでタレの具合もいい感じです。

うなぎを十分に堪能した後、入口正面の年季の入った広い階段が気になって、スタッフに聞いたら、2階3階に個室があるので自由に見学OKと言われまして、早速。

うわぉ~!!2階3階には畳の個室がいくつかあって、昔懐かしい床の間や書院造り、襖絵など明治時代にタイムしリップしかのような空間です。

歴史の舞台である会津の城下町にある木造の鰻えびやの外観です。
いつまでも残してほしいお店です。
ごちそうさまでした。

『鰻のえびや(伍代目)』 < 5,500円 >
雪(110g)2,200円・月 (150g)  3,300円

会津若松から磐越道~東北道と経由して白石ICで高速を降りてコスモスラインを走ってきています。正面に見えるのは多分白石蔵王ですね。
まだ頂上には雪が残っています。

遠刈田温泉 大忠

二泊目は、白石蔵王にある遠刈田温泉街にある「大忠」です。
実は2015年11月にこちらの同経営の「別邸 山風木」に宿泊してとても印象深くお気に入りの旅館となりました。
今回是非同じコンセプトで評判のいい「大忠」に宿泊してみたと思いたちました。

ちょうど午後2時45分に到着しましたが、玄関のドアが開いていませんでした。案内板には午後3時からチェックイン。そして駐車場も少し離れたところと、ありました。
荷物下ろすこともできないので、前の道路に待機。
でも普通は少し早く到着してもロビーで待っていてください・・ですよね。
最初からなんだか??



館内に入りましたが、一斉に数組一緒のチェックインのため混雑です。順番を待ちながら玄関前のロビーに待機することに。

10分待ってスタッフが対応し、お部屋まで案内されました。
下記は館内MAP 。

< #七竈 >

今日の宿泊するお部屋は、2階の「七竈」。畳の和室に一段上がったベッドがツインであるお部屋です。広縁にはマッサージ機が一台あります。

ベッドエリアから見ると純和風なお部屋、床の間・TVなどが並んでいます。左に広縁で右には入口エリアで、トイレや洗面台とミニバーとセキュリティーボックスがあります。


洗面台


トイレ


ミニバーコーナー


和室へ


入口ドア

旅館の入口などのインテリアが案外おしゃれですが、各お部屋の雰囲気は一昔前の普通の旅館です。「別邸山風木」は館内全部がとてもセンスの良い造りだったので、少しがっかりかなぁ?
ではお風呂がたくさんあるので、早速お風呂へGO!

● 旅館大忠のお風呂

その一:こちらの旅館の客室数は10部屋です。
その割には5つのお風呂があり、その中の2つは大浴場、後の3つは無料貸切風呂で空いてるときは、いつでも自由に入れると贅沢なシステムです。
その二:遠刈田温泉は、江戸時代初期に発見され400年以上の歴史があります。
泉質は、泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉で、濁りなく無味無臭の低張性弱アルカリ性高温泉です。効能は、神経痛・きりきず・やけど・慢性皮膚病・動脈硬化症などで、掛流しで温泉が楽しめます。

貸切風呂 もも花の湯

「貸切風呂 ももの湯」が空いていました。
かなりスリムな浴槽でびっくりですが、奥にある小さな箱庭がオープンなので、思ったよりもこの狭さが落ち着くし半露天で気持ち良い。
「蔵王の風を感じる気持ちの良いお風呂」とありますが確かに!

小さく狭いお風呂ですが、手前には洗い場もあります。
脱衣所はもう少し幅があるので着替えるのは快適でした。

♨ 貸切風呂 紺碧の湯

次は、「貸切風呂 紺碧の湯」が空いていたのでハシゴです。
先程から比べるとゆったりとした空間に青い信楽焼のまあ~るい陶器のお風呂が鎮座しています。思ったよりも浴槽は小さくてあっという間にお湯が少なくなっちゃいました。

洗い場は一か所、奥には外にも出られる扉と小さな庭がありました。ももの湯の箱庭と違ってタイル張りに置き植木鉢でした。

・・・

「大忠」では、午後3時チェックインから6時の夕食時間までの3時間は、フロント横のバーで、生ビールなどのアルコールやソフトドリンクがフリー、とても太っ腹な素敵なサービスがついています。


バーカウンター


休憩コーナー

バーカウンターに行くともうみなさん座られていていっぱい。フロント前も満席だったので、お風呂エリアの周りにある休憩コーナーに座りましょう。
スタッフが生ビールとおつまみを運んでくれて、
「遠刈田温泉にカンパイ!」
その後もういっぱいお代わりして、風呂上がりの生ビール贅沢させてもらいました!!

大忠 食事処(夕食)

蔵王彩り前菜
空豆真丈、蔵王豚アスパラ蕗味噌焼き、鶏蔵王チーズ焼き、蕗のサーモン焼き、桜白和え、海老手鞠寿司、イワナ酒盗焼き・穴子二身焼き、竹の子とイカ木の芽和え
お酒の一口つまみが並んでいます。飛び抜けての一口は無くてちょっと残念。

食事の時間は、1階のフロント奥にあるお食事処で午後6時スタートです。
左側にはドリンクメニューで、生ビール、スパークリングワイン、ワイン、ウイスキー、サワー、日本酒、ノンアルコールのメニューでお食事中は飲み放題です。
真ん中には本日のコースメニューです。
右側上段は、今日のお料理に合うマリアージュが参考に。
下段にはプレミアム日本酒(有料)の十四代のお酒が並んでいました。

お造り:宮城県産ヒラメ 雲丹包み 雲丹醤油
笹の葉に包まれてサーブされ、笹を開くと平目に包まれた雲丹を雲丹醤油でいただく、ちょっとおしゃれなお刺身の一品です。そしてお料理にあうおすすめの日本酒いただきます。


山の井70


宮寒梅 寸鉄

揚げ物:大忠名物「きのこと竹の子の包み揚げ」
沢山の包みの中には、トロ~り半熟卵。手掴みでガブリとどうぞ!
と注意書きがありました。熱々の包みをスプーンで半分にすると、中からトロンと流れる半熟卵が出てきました。

お口直し:メインのお料理の前にレモンシャーベット。
揚げ物がこってりしていたので、お口直しはいいタイミングです。

魚料理:金目鯛の煮魚、蔵王のお野菜 炊き合わせ
一人一尾の少し小さめの金目鯛が大きな器にどーんと。
炊き合わせのちょっとした野菜がいいアクセントです。

肉料理:蔵王牛のサーロインステーキ めんこちゃんにんにく 岩出石/中森豆腐店の厚揚
鉄の一人焼肉スタイルがおしゃれです。
にんにくの芽も焼くとほっこり、もちろんサーロインも美味しくいただきました。

お食事:蔵王源流米「ひとめぼれ」 仙台麩の味噌汁
お酒の更に陸奥八仙と赤ワインもいただきました。
最後はごはんは食べすに味噌汁だけでもうお腹いっぱいになりました。

デザート:ミルクプリンとコーヒー
ゆっくりとお酒も気軽に飲めるっていいですね。
次はもう少しヘビーな赤ワインをお願いします!!

ごちそうさまでした。

● ラウンジ

細長く伸びた一段下がったラウンジは、インテリアのセンスの良さが光っています。
ちょっとした空間ですが、とってもくつろげる雰囲気がいいですネ。

● SHOP


SHOP入口


古い陶器など

ショップには、お食事処で使用している古い食器やグラス類などが売られていました。
気に入った器があったので記念に購入。

● 図書館


いろんなジャンルの書籍


漫画コーナー

自宅にある本棚的な書物が並んでいました。
反対側には、マンガ本がズラリと。
思わず料理系のマンガ本を借りることに。

♨ 天色の湯

窓の上の大正時代の色ガラスから差し込む光が、カラフルに優しくお風呂の壁に移り出し癒される空間です。

♨ 貸切風呂 風みどりの湯

食後のお風呂は、貸切風呂・風みどりの湯がちょうどよく空いていました。
こちらは広い空間に石を積み上げた湯船がドーンと存在感を表しています。

ちょうど次の朝にも入ったのでその画像です。
朝の清々しい光が溢れた気持ちのよい空間です。
夜と朝の雰囲気が違って2倍楽しめました。


洗い場


テラス


脱衣所のマッサージチェアー

・・今宵はお風呂上がりにもう一度ビールでカンパイ!!
そしてお借りした料理関係の漫画の本を読みながら、いつの間にか・・
お休みなさい

5月19日(水)遠刈田温泉 ~ 東京

08:00
今朝は明日スッキリと晴れ渡った空!
おはようございます。
起きてすぐに朝風呂に入って、覚醒しています!

窓から見える遠刈田温泉街の朝の景観です。
遠くに見える雪の残り蔵王も晴れています。

大忠 食事処(朝食)

朝食は朝8時にお食事処でいただきます。
お弁当形式の器に細々と数種類のおかずがならんでいます。
更にカウンターにはその他のおかずの温泉豆腐、温泉卵、カレーなどがあり、お好みで選びました。


ごはんと味噌汁


高原牛乳

ごはんとトマト入りのお味噌汁が運ばれいただきます。
サラダや焼き魚、玉子焼き、とろろ芋、お新香や味噌などごはんお供が多くて、ついお代わりしたくなりました。

お好みで選べるおかずが並んでいるカウンターです。
温泉湯豆腐やお新香、梅干しなどセルフサービスです。


食事処のカウンターと客席


客席の様子


食事処の入口

食後のコーヒーはフロント前のロビーでいただきました。
ごちそうさまでした。

09:30
本日の予定時間になったので、チェックアウトします。
カウンターで見かけた温泉卵もゲット。


温泉たまご


大忠のエントランス

精算が済むと、スタッフからケーキのような小さな箱を渡され、こちらで焼いたパンが入っているようです。


お土産の箱


手作りのパン


大忠の前の道路

帰る時には、スタッフが荷物を車まで運んでくれました。
そしてこの高速までの道路の確認しています。
では大忠を後に・・


遠刈田温泉街


遠刈田温泉 神の湯

遠刈田温泉街をざっくりと車で回って高速へ向かいます。
昨日来たときはナビが遠回りを誘導したような感じだったので、旅館スタッフに確認しました。

東北自動車道の白石ICから高速へ。
向かう先の山は、蔵王ですネ!
それでは遠刈田温泉を後に・・・

道の駅 たまかわ「こぶしの里」

東北自動車道の須賀川ICを降りて、道の駅たまかわに来ています。
道の駅の中にある手打ちそばでランチを食べます。
その前に鮮度の良い野菜や卵などをいろいろと購入しました。

道の駅たまかわ「こぶしの里」(昼食)

道の駅で新鮮な野菜も購入したいと思ったので、併設の手打ちそばコーナーで天ざると山菜そばをいただきます。

店内は木をふんだんに使った建物でゆったりとした客席です。
もうランチタイムは過ぎていていたので、混雑もなく助かります。

えっ!手打ちとあって、なかなか美味しいお蕎麦ですヨ!
天ぷらもいい揚げ加減で、正解でした!!
ごちそうさまでした。

『道の駅たまかわ』 < 1,950円 >
天ざる、おろし蕎麦

この後はもう一度高速に戻って、東京方面へGO!

那須高原SA

東北自動車道を走り、途中の那須高原でトイレ休憩。
ちょっと甘いものが欲しくなったので、那須高原のアイスクリームを食べて、ついでに少しお土産も買って、後すこし頑張って運転ですネ。

夕方暗くなる前に無事戻って、お疲れ様でした・・

< 旅を終えて >

今回の2泊3日の「奥会津と遠刈田温泉」は、以前から是非行ってみたかった温泉です。奥会津は何回か予約してはキャンセルになり・・思い切って行くことができて、思った通りの素敵な旅館でした。これからは違う季節にまた訪れたい!!お気に入りの旅館になりました。

日本には多くの温泉地があって、まだまだ知られていない魅力的な温泉や旅館がありますが、うまく出会えるかどうか???
アンテナを張って次も楽しい旅へ。


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