2020年1月『大人の休日』、四日目そして早くも最終日です。
朝食は地元市場で海の幸をいただきます。午前は、酒田の人気観光スポットを散策・お土産も、午後からは酒田をあとに帰京の途へ。
内陸・新庄駅にJR在来線で移動し、そこからは山形新幹線に乗車。途中、大宮駅で下車し、この旅の最後となる居酒屋で打ち上げ、としましょう。
今回の行程
酒田駅から14:00のJR羽越本線で新庄駅へ。新庄で新幹線駅へ移動、始発となる15:17発山形新幹線・上り「つばさ150号」で大宮駅18:22着。大宮駅近くの居酒屋で夕食のあと電車を乗り継ぎ自宅まで帰ります。
● 1月19日(日)四日目 酒田☁ → 大宮 ☀
09:00みなと市場~海鮮市場 山居倉庫 酒田駅14:00発 14:52着新庄駅 15:17発 18:22着大宮駅 大宮の居酒屋 自宅
09:00
おはようございます!昨晩はぐっすり良い眠りで、少々寝坊しました。
雲が多い空模様ですが、今日は旅の最終日、元気に、パワフルに出かけましょう!
まずは港にある食堂へ、朝ごはんを食べに行きます!
宿泊の若葉旅館から散歩がてら10分、酒田港近くにある市場にやって来ました。
ここ酒田港エリアには、みなと市場、さかた海鮮市場、海洋センター、フェリー乗り場などが集まっています。
● みなと市場
「みなと市場」には、朝から車で来るお客さんがチラホラいます。
館内には、漁港で水揚げされた鮮魚を始め、地元の野菜、加工食品、地元の酒などを販売するお店や、ラーメン屋、マグロ専門店などの食事ができるお店など、全部で10軒ほどのテナントが集まっています。
最初に、全部のお店を端から順番に下見したあと、目指す朝食のお店に向かいます。
お腹がすいた!
小松まぐろ専門店 (みなと市場)
09:45
少し遅いけど、朝ごはんを「小松まぐろ専門店」でいただきます。
酒田港エリアで評価の高い朝食処としては、フェリー乗り場2階にある「とびしま」と、ここ「小松」の2店が有名なようです。「とびしま」は前回酒田に来た時に訪れていますので、今回はこちらに挑戦です。
今の時間、朝食には中途半端な時間ということもあってか、店内にはまだ4~5人しかお客さんがいませんヨ。口コミでは行列必至とあったので、よかった!
「マグロ丼」と一口に言ってもいろいろバリエーションがあるようで、店舗入口には写真付きの大きな看板が出ています。
うーん、チョイスに悩みますねぇ~。正直、写真だけではその違いがよくわからない。
自動販売機で食券を買い、お店の人に渡して半券を受け取り、席に着きます。
店内は、長テーブルが3列ほど並んでいて、全部で30席くらいあるのでしょうか?
ここは、店内で食べることと、お刺身を購入して持ち帰ることもできるようです。
みんな丼
マグロの部位が数種乗った味や食感がいろいろ楽しめる丼です。
たくあんと味噌汁付きの定食です。
酢飯にマグロの赤身やトロや中落ちなどがちょっとづつ、マグロのグラデーションを感じる楽しい丼です。
大トロ炙り丼
マグロの厚切りの大トロを、程よく炙ってさっと油を抜いて食べやすくした、香ばしいまぐろ丼です。
思ったよりも大盛り感があって、ボリュームたっぷりの大トロをいただきました。
あん肝の刺身
店内を見回していたら、冬限定のあん肝があったので思わず頼んじゃいました。もっちりねっとりのあん肝は量も多くて満足です。朝からビール飲みたくなるよォ~、ぐっと我慢。
まぐろ専門店だけあって、種類多くていろんなマグロ丼の組み合わせがありますが、人気の丼は、あっと言う間に売り切れになります。
マグロが大好きな方は、安くて美味しいので一度は食べる価値あり!!
帰る頃には(10時半頃)、こんなにお客さんで混み合ってきました。
あっそうか、今日は日曜日だからですネ。
お昼には行列になるのではないでしょうか?
もし出かけていくのならお時間に気をつけて!
木川屋みなと市場店/山形の地酒
みなと市場の一番奥、端っこのお店に、山形県の地酒を集めた酒屋を発見。
ちょうど店先の黒板に思わすフォーカス
そういえば昨日の「楽食家 たちかわ」でカウンターで飲んでいたら、他の方が注文した不思議な白いお酒を女将さんから一口分けていただきました。
それを飲んだら・・・
えっ~、まったく味がヨーグルト!!乳酸系のトロミのある、ミルキーな甘酸っぱさが特徴で、飲むヨーグルトのようにグビグビっと飲める、びっくりしました。
日本酒から作るヨーグルト酒、この周辺では今流行っているようです。
山形は「どぶろく」を昔から農家などの家々でも盛んに作られていたそうです。
というわけで昨日味わった好みのお酒をこのお店でミッケ
1本購入することにしたのですが、「子宝」ヨーグルトリキュールは、蓋に無数の穴が空いているので持ち帰る時に横にできないんだそうです。(発酵しているから)
もうこの際だから3本購入して、宅急便で宅配してもらうことにしました。
木川屋みなと市場店 < ¥5,500 >
「子宝」ヨーグルトリキュール3本、送料
みなと市場の次は、同じ敷地内にあるもう一つの市場へ・・・
● さかな海鮮市場
さかた海鮮市場は、酒田港で水揚げされた鮮度の良い魚や貝、カニ、加工品などを地域の台所と観光客のお土産として、販売しています。
日曜でもちゃんと鮮魚が並んでいます。
白子や毛ガニも美味しそう!
さかな鮮魚市場の2階には安くて美味しい「海鮮どんや とびしま」もあり、前回はこちらで朝ごはんをいただきました。さっき、ちょっと覗いてみたら、やはり混雑していて、相変わらずの人気店でした。
さかた海鮮市場の奥まで進むとデッキがあり、すぐそこに酒田港の景観が広がります。
前方先に見えるのは酒田港の漁船でしょうか?
向こうに見える中の島の先には最上川が流れ、右方向の日本海に繋がっています。
デッキは風が強く、やっぱり冬の冷たい風が吹き込んできました。
じゃーお腹も満足したことだし、お土産も購入できたし、港エリアから散歩しながら、次の観光スポットに移動します。
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おー、見えてきましたよ、山居倉庫のエリア❗️
● 三居稲荷神社
山居倉庫に行く欅並木の中程にあり、商売繁盛や金運上昇に御利益ある神社です。
あまり見たことのない独特のしめ縄飾りがほっこりとさせてくれます。
● 欅並木
山居倉庫の裏手側にある欅並木は、酒田を代表する人気観光スポットです。
ずらりと並んだ倉庫の小道の欅並木が圧巻❗️
欅並木の解説を見ると、「日本海からの強風と夏の直射日光をさえぎり、倉庫内の温度変化を少なくする目的で植えられたもので現在は41本残っています。」と記されていました。
午前中とあって思いのほか混雑していなく、誰もいない先まで見通せる画像がとれました。
前回訪れたときも確か晩秋だったので、同じような葉のない欅の景観でしたネ。
● 山居倉庫
北前船による交易で栄えた港町酒田の一番人気で誰もが訪れる「山居(さんきょ)倉庫」。
倉庫群は明治26年に建設され、白と黒のコントラストで美しく並ぶ12棟の外観と、米の保存用倉庫としても優れた機能が兼ね備えられた建築様式がみられます。ズラリと美しい✨
最上川の川幅の狭い場所や急流が多いカ所でも運行できるように考えられた「小鵜飼船(こうがいふね)」を復元して展示されています。
大きさは幅は約2m、長さは15mほど。意外とタイトなボディで驚きました。
当時はこれほどシンプルな船で大量の米の輸送に大活躍していたのですネ。
● 酒田市観光物産館「夢の倶楽」
山居倉庫の一部(11号館と12号館)の2棟を改修して、酒田市観光物産館「夢の倶楽」があります。
このエリアは、酒田の歴史・文化を紹介する「華の館」で、名産特産物を展示・紹介しながら購入することもできます。
ちょうど訪れた時期は、お祝いなどに使われる水引細工のいろんなお目出度いグッズ(鯛や伊勢海老や孔雀や結納で用いる品々など)を紹介していました。
酒田といえば、世界何カ国かに放映された「おしん」が有名です。
おしんのコーナーには、TV放映で使われた生家や名場面ごとのジオラマが展示されていました。懐かしぃ~。
「幸の館」エリアには、酒田のお菓子や加工品などを一同に集めているので、お土産を探すには有り難いお店です。また夢の倶楽オリジナル「つや姫ソフトクリーム」や酒田の地酒を飲むことができるファストフードコーナーやレストランなども併設されています。
ちょっと一休みしてカフェタイム、お土産もちょっとGET。
酒田市観光物産館「夢の倶楽」 < ¥1,940 >
蒲鉾、塩辛、コーヒー
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山居倉庫から若葉旅館に戻り、預けていた荷物をピックアップします。
タクシーを呼んでもらいロビーで待っていると、女将さんから話しかけられてました。
私たちの酒田訪問の感想を聞かれたり、また逆に、女将さんからは、こちらの旅館は外国人団体客(特に大陸の客)は基本とらない経営方針(昔から続く酒田の旅館の良さを壊したくない、従来からの常連さんのためにも・・)を話されたりして、ちょっとの間ですが、なかなかいい会話を交わすことができました。
確かにここ若葉旅館は、ビジネスホテル全盛、外人団体客ウェルカムという業界にあって、頑なに伝統を守り常連さんを大事にしつつ、新しい旅館像を示しながらファンを広げようとしているその姿勢・経営方針には共感できます。
今回はじめて利用してみて、お値段もビジネスホテルと変わらないし、施設面での使い勝手や快適性、ホスピタリティ面での満足性など、十分にその良さが体験できました。酒田出身の知り合いからこの旅館を強く勧められ今回利用となりましたが、なるほどと納得です。
次回以降、こちら方面に旅行する時は、定宿としてまた利用していきたいと思います。
そうこうするうち、タクシーが来たので酒田駅へ。
● JR酒田駅
若葉旅館からタクシーで数分、駅に到着しました。
酒田駅についた前後から雲行きが悪くて、ポツポツと来ています。
ホテルからタクシー < ¥870 >
駅ナカにある「清川屋 酒田駅店」は、酒田や庄内地方の主な名産品を販売しています。お菓子や塩辛などの魚介類の加工食品、地元の日本酒などの他、イートインスペースがありました。清川屋の場所は待合室の奥にあり、ちょっと見つけにくいところ。
清川屋 酒田駅店 < ¥1,200 >
塩辛、干し柿
ではホームへ向かいます。
JR酒田駅ホームの様子です。
酒田駅から羽越本線で余目駅へ、そこからは陸羽西線で新庄駅に向かます。
羽越本線のホームは0番線で、1番線の右手ずっと奥にありました。
酒田駅14:00発「快速最上川・新庄行」です。
路線は、酒田駅から羽越本線の余目駅を経由して陸羽西線で新庄駅へと進みますが、余目駅での乗換の必要はなく通しで運行されます。
出発まであと15分、多くの乗客はすでにみなさん車内に乗り込んでいるようです。
定刻通り出発。まもなく・・・・、わぁぉ~!またこの景観が見られたっ!
米どころ庄内平野の田んぼに白鳥の群れ、こぼれたお米を食べているのかなぁ?
快速電車は余目駅を過ぎ陸羽西線に入ると、最上川の深い峡谷に沿って進むようになります。
最上川は、山形県・米沢市の吾妻山付近を源とし、今朝訪れた酒田港横が河口となって海に注ぎこむ、流路延長は229kmにも及ぶ長大な河川です。一つの都府県のみを流域とする河川としては、国内最長だそうです。
最上川のすぐ脇を東に遡るようにしばらくは羽越本線は走りますが、新庄市付近なると、最上川は今度は線路と離れ、南に大きく向きを変えます。
いま、その川の向きが大きく転換する所の鉄橋を通過中、と電車のアナウンスがありました。山形県でも一番雪深い肘折温泉や月山などの山々を横断するこのあたりの車窓は、とても変化があって見応えがありワクワクしますね。
・・
定刻通り14:52着で新庄駅に到着しました。
酒田駅を出発して約50分のローカル線の電車旅、飽きることない車窓が続き、あっという間でした。たまには、このような地方の田舎を走るのんびりした電車もイイですね。
新庄駅では新幹線に乗り換えます。
山形新幹線が温泉とそばが有名な新庄駅まで延長になって、早20年も経つんですね。
ホームの天井には、小正月飾りがありました。昔は、小正月(1/15)になると、山形の多くの家庭では天井に木を取り付け、枝先に1cmくらいの正方形にした餅をつけて飾ったものでした。懐かしぃ光景です。
山形新幹線・新庄駅は始発駅。「つばさ150号」15:17発で大宮駅に向かいます。
今回のオト休の旅、最後の指定席になります。
新庄駅を定刻で出発しました。
大宮まで3時間ちょっと、久しぶりに長時間の列車滞在になります。
この旅もあと少しとなりました。
ここまでアクシデントなく無事に来たことを祝って缶ビールでカンパイ!
車窓には・・
あっ、もしかして先程通過した最上川かなぁ?
この辺からは、最上川の源流に向かうように新幹線も同方向に進み、時々、川と交差しながら山形県を縦断、南下します。
そのうち、米沢駅を通過、そして福島へ。
・・・・
いつの間にか、すっかり眠り込んでしまいました。
気がついたら、あっという間、大宮駅近く、車内アナウンスで起こされました。
大宮駅18:22着、大宮駅前に降り立つとすっかりあたりは真っ暗になっていました。
ここでこの旅最終ミッションである、居酒屋で〆の夕飲み・打ち上げです。
駅近くのこのお店には、18:30に予約を入れてあります。
ちょうどよい時間、では・・・・
大宮 / ろばた焼 北海
大宮駅前から徒歩で5分、カジュアルな雰囲気の居酒屋「ろばた焼・北海」です。
お店は外観で見た感じよりも店内ははるかに広く、多分、100席くらいはありそう。
この時間、既にほぼ満席。日曜日の夜にもこんなに大盛況なんですね。
人気店なので予約はしておいたほうが良い、との口コミに従い事前に段取りしておいて正解!
長いカウンターの席で2席だけ空いていた予約席に通されました。
壁のいたる所にすごい数のメニューの短冊が張り出されていて、選ぶのに迷いますね。
とりあえずビール! そして、
大人の休日『 松本・長岡・酒田 居酒屋巡り』を無事終え、カンパーイ!
お通し
菜の花のおひたし、ふろふき大根、鯵の南蛮漬け。
これだけでもボリュームある前菜です。
刺身の盛り合わせ
お刺身5点盛り、まぐろ、カンパチ、サバ、貝などの舟盛りです。
旬の魚を丁寧に捌いたお刺身は、それなりに鮮度もいいネ。
タチウオ焼き魚
ろばた焼きのお店なのでなにか焼き魚とメニューを見ると、大好きなタチウオがあったので頼みました。絶妙な焼き加減はさすがろばた焼き!
太めのタチウオが香ばしくいい感じに焼けています。身もふんわりとジューシーな白身です。
ホタテ焼き
ろばた焼きの定番なのか、お隣でも頼んでいたので真似しました。
帆立も少し小さめですがやっぱり焼き方がイイネ、熱々でふわふわな食感が美味しい。
グラタン
お店の定番メニューのグラタン。
カウンターの周りの方みなさんが食べていたので、思わずオーダー。
最後の〆感覚、シンプルなエビや野菜やきのこが入った、あっさり系で美味しかったです。
ここ「北海」のメニューはかなり豊富で、そして、焼き魚やお刺身など旬のお魚も安く美味しくて、コスパが高い。混雑する理由がわかりました。
このお店を目的に東京からわざわざ出かけるほどではないとは思いますが、今回の旅のように、東北、上信越方面の旅行帰りの夕食に、立ち寄るのは良さそうですね。
ごちそうさまでした。
ろばた焼 北海 < ¥7,900 >
お通し、刺盛り5点、タチウオ焼き魚、ホタテ焼き、グラタン、生ビール、日本酒
»»»»»
大宮駅に戻って、JR埼京線で池袋に戻り、21時に自宅に無事帰りました。
今回のオト休も4日間を十分に使って、松本・長岡・酒田と居酒屋巡りを中心に最後まで楽しめました。
まだまだ地方都市には知らないところが盛りだくさんありそうです。
さぁ、次のオト休はどこにしょうかなぁ❗️
お疲れさまでした
おしまい!
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