GoTo de 上諏訪温泉・ぬのはん – その弐

2020/11/09(月)2日目 上諏訪温泉東京

08:00 朝食 諏訪湖湖畔公園 10:00 ぬのはんチェックアウト 10:30 片倉館 12:30 『うなぎ松倉』 13:30 諏訪大社下社秋宮 15:15 もみじ湖・紅葉 16:50 諏訪湖SA 19:40 藤沢市 21:00 自宅

08:00
おはようございます❗️
昨日に続き見事に晴れ渡った朝、部屋から見える諏訪湖の景観です。
並木道のオレンジに染まった紅葉も美しい!

そろそろ8時、昨日の大広間「やわらぎ」で朝食です。

<ぬのはんの朝食>

朝食のメニュー、今日もこれがお一人分となります。

ごはんの友の佃煮、卵焼き、お新香、鮭の焼き魚など
海藻系のサラダや朝に飲むと良いオレンジジュースヨーグルトと盛りだくさんです。

温かい豆乳から湯葉もすくってポン酢でいただきます。

昨日の夜の話をしながら、たくさんのおかずでごはんをモリモリと頂いています!!
湯葉は体がほっこりと温まり、朝から贅沢な一品ですネ。
美味しかった!ごちそうさまでした。

<諏訪湖・湖畔公園>

朝ごはんの後は、ぬのはんのすぐ前にある諏訪湖・湖畔公園をそぞろ歩きます。
散歩するにはちょうどよく、きれいに整備されています。

ベンチや遊歩道、あちこちにはオブジェが配置されています。
かなり広い芝生エリアもあり、湖畔に面して長く続いています。

私たちは、よく見渡せる一段高くなったところから一望し、シルエットになっています。
諏訪湖に浮いて見えるのは、花火大会の打ち上げ場所のようです。
諏訪湖湖畔のこの周辺には、温泉街も続くし、遊覧船乗り場や、野外ステージ、間欠泉、足湯などがあり、いろいろと楽しむことができます。

そろそろ部屋に戻って・・

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お土産売場


カフェ

10:00
ぬのはんをチェックアウトする時間です。
お土産売り場を見て、気に入ったお土産を購入しました。
隣りにあるカフェでは、朝食後にコーヒーのサービスがあるようです。
みんなで美味しく無料のコーヒーをただきました。

「ぬのはん」を後にしますが、次は「片倉館」を見学します。
ほんとにすぐお隣へ移動。

片倉館

片倉館は、大正から昭和の初期に日本における輸出総額の約4割が絹製品であった当時、シルクエンペラーと称された片倉財閥により地域住民に厚生と社交の場を供するため1928年(昭和3年)に竣工され、それを運営する(財)片倉館が1929年に設立されました。<HP参照>

2011年(平成23年)に浴場、会館、渡廊下の3棟が国の重要文化財に指定されています。
片倉館には大きく浴場棟と会館棟があり、こちらは「会館棟」の入口です。
先にここから見学します。

当時の片倉財閥当主、二代兼太郎かねたろう社長は1922年~1923年(大正11年~12年)にかけて北中南米~欧州へ全行程約 8 万kmに及ぶ視察旅行を行い、その際ヨーロッパ各国の農村には充実した厚生施設が整っている事に強い感銘を覚えました。<HP参照>

我が国にもぜひそのような地域住民のための施設を提供したいと一族に計り、上諏訪に住民のための温泉、社交、娯楽、文化向上を目的とした片倉館が誕生しました。<HP参照>

特に当時のチェコスロバキア・カルルスバードに在った厚生施設に特に強い関心を覚えたようで自身の日記にも訪問体験を詳しく記し、片倉館建設にもそのアイデアが多く採り入れられています。<HP参照>


1階の落ち着きある和室です。

現在も催事や会合などに使用できる大小の和室などや個室として、貸し出されています。
いまでも大正時代の純和風な和室を楽しむことができますネ。

ここは、重要文化財に登録された渡廊下です。
この扉の向こうは浴場で、手前は会館棟から続く渡廊下となっています。
現在は、この扉はクローズしていました。

当館は定型的な形式とは違い個性的な建物で、強いて言えば1900年前後から30年代にかけて、アメリカ等で発展したゴシックリバイバル又はロマンティックリバイバルに属すると考えられますが、細部に於いては窓、切妻、レリーフ、ステンドグラス等各時代、各国の様式が巧みに採り入れられ、しかもアンバランスを生じない非凡な設計が施されております。<HP参照>

2階には、204畳(舞台付)の大広間が圧巻です。外観は洋風ですが、大広間は純和風な造作となり、天井などもこだわりのある寺院のような木製天井になっています。流石に窓は外観に関わるためにダブルハング、さらに当時から二重窓やオイルヒーターが採用されています。


斬新な照明


舞台で集合写真

2階の大広間から見た温泉のある棟です。
洋風建築の塔やドーマー、半切妻造スレート葺きなどがきれいに見られます。

浴場棟の日帰り温泉「千人風呂」です。せっかくだから、ひと風呂浴びていきます。
1929年建設の洋風建築の日帰り温泉で、100人入浴可能な大理石の大浴場です。


千人風呂


千人風呂のステンドグラス

大浴場(千人風呂)幅4メートル、長さ7.5メートル、深さ1.1メートル。浴槽底には玉砂利が敷かれ、程よい刺激を足の裏に与える。歩行するとさらに強い刺激を得ることができる。浴槽縁には2段の段差があり、深いほうの段差に腰をかけるとちょうどいい深さで入浴することができる。内装にも凝っており、入浴しながら建物の彫刻、ステンドグラス等も見て楽しむことができる。<HP参照>


千人風呂の入口


千人風呂の脱衣所


千人風呂の洗い場

当時は千人風呂とスチームサウナが設置されていたが、内装改修とともにスチームサウナが取り外されました。 その替わりに発泡設備のある小浴室が設置され、ジャグジー風呂として利用しています。2014年4月に、映画テルマエ・ロマエ2の撮影場所の1つに採用されました。

浴場棟の2階には、大きなホールがあり100席以上ある広い休憩室・食堂・売店となっています。ここもまたノスタルジックな雰囲気が漂っています。

真っ白な柱が何本か建ち天井とつなぐ部分が独特な洋風なホールです。
入浴後のお風呂上がりには、ビール飲みながら食事することもできますヨ。
私たちが訪れたとにはちょうどコロナ渦で食堂はクローズしていました。


千人風呂のバルコニーから見える諏訪湖


バルコニーからの旅館街


千人風呂の煙突

この食堂フロアからさらにバルコニーにつながっています。
バルコニーからの眺めは、諏訪湖を一望できる景観が楽しめます。
建設当時の昭和初期から上諏訪の住民のために、こんな素敵な景観をみんなで共用できる建物が造られたことは素晴らしい考えですネ。


千人風呂の前で


片倉館の池

片倉館の庭には、洋風の丸い池やベンチがあり、周りには樹木が並んでいます。
紅葉した樹木の赤と黄色のコントラストが太陽に反射して、素晴らしい景観でした。
当初予定にはなかった「片倉館」ですが、急遽、ここの見学と日帰り温泉をスケジュールに加え、楽しませてもらいました。行ってよかったです!

「片倉館」 < 4,200円 >
入浴とセットは@1050円×4

『うなぎ松倉』

諏訪湖周辺は昔から、日本随一のうなぎの名産地として有名
チェックすると、自然の景色が清らかで美しい諏訪湖で育ったうなぎは、「身質がふわぁふわで甘味も旨味も抜群!強めの炭火で表面をパリッと焼き上げ、中はふんわり柔らかな優しい食感。」と謳っています。

諏訪湖周辺は、うなぎを一度蒸すことによりふっくらと仕上げる「関東風」と、生のうなぎを直火で焼くことでパリッと香ばしく仕上げる「関西風」2つのタイプのお店が混在する日本でも珍しい地域で、多くのうなぎ専門店が集まっています。

私達が選んだのは、その中でも特に評判の良い店、関東風の『うなぎ松倉』
訪れたのが12時半すぎ、席があるかな?

店内の椅子席は満席の様子・・すると奥の個室に案内されました、良かった!
早速メニューを見て選びます!
こちらのうな重の梅竹松の違いは、うなぎの量が違うんだそうです。

うな丼、吸い物・香物付き


うな重 梅 、吸い物・小鉢・香物付き

うな重は、表面が炭火で程よく芳ばしい焼き目が付いて見た目も美味しそうです。
一口口の中に頬張ると、程よいタレが絡まってふっくらとした身が溶けるようです。
次にたっぷりと山椒かけるとさらに贅沢な味になり・・おいしい!絶品です。
吸い物も¥100プラスできも吸いに変えられ、良心的ですネ。

今回GoToトラベルを使用して予約したので、「電子地域共通クーポン」があり
そして嬉しいことに「うなぎ松倉」は電子クーポンを使うことができるんです。
この周辺で使える数少ない(2020/11現在)お店です。
レジで精算する時にお店の方が、「電子地域共通クーポン」を使うお客様が増えていると聞きました。おかげで、4人分の料金のうち現金で支払った額は1,800円だけ。こんなに贅沢できました。
ごちそうさまでした。

うなぎ松倉』 < 11,800円 – 10,000円(電子クーポン)=1,800円 >
うな丼2、うな重梅2、肝吸い4

諏訪大社下社秋宮

長野県の諏訪湖周辺にある「諏訪大社」は、古事記の中にも登場する由緒正しき神社です。創建の年代は不明ですが、日本最古の神社の1つといわれるほど古くから存在しています。

諏訪大社は、諏訪湖を挟むようにして南北四社の境内が鎮座しています。
には「上社前宮」「上社本宮」の2社、
には「下社春宮」「下社秋宮」の2社、

今回は、諏訪湖の北にある「諏訪大社・下社秋宮」に来ています。
さあ、みんなでお参りして、邪気を払って良い気をもらいましょう!

秋宮では、ちょうど七五三の祈祷受付と菊花奉納大会が催されていました。
その上、ここでも紅葉が真っ盛りです。

秋宮の手水舎は2ヶ所ありますが、駐車場近くに「御神湯」と温泉を利用しています。
温泉が出ているのでちょっとびっくり、冬は助かりますネ!

諏訪大社下社秋宮 MAP、現在地は「根入杉」の前です。
この杉の木は樹齢700年で、「丑三つ時になると、枝の先を下げていびきをかいて寝ます」と言われ、子供に木の小枝を煎じて飲ませると夜泣きが止まり眠ると言い伝えられています。

秋宮の神楽殿
現在の建物は1835年に完成し、国の重要文化財に指定されています。
三方切妻造りの屋根は、おおらかな広がりと傾斜が気持ちよく感じます。

そしてなんと言っても圧巻なのは、出雲大社のしめ縄とよく似ている「太いしめ縄」
調べると「下諏訪町の氏子達の大しめ縄奉献会の人たちが出雲から職人を呼び作らせたもの」とわかりました。しめ縄は、長さが13メートル、重さは500キロ位とのこと。
ちなみにこの大きなしめ縄は、日本一の長さがあると言われています!

二重楼門造りの建物が秋宮の幣拝殿
現在の建物は1781年に完成の拝殿も国の重要文化財になっています。幣拝殿の左右の建物を“片拝殿”といい、あわせて重要文化財に指定されています。
正面側の屋根が長くせり出していて、拝殿には素晴らしい彫刻が施されています。

御簾の向こう側には、御神木である杉の木が立っているそうです。

秋宮の一之御柱(右側)、秋宮の二之御柱(左)
春宮と同じく、拝殿に向かって左右側に建てられています。
秋宮の境内では御柱が近くで見ることができるのは一之御柱・二之御柱です。
御柱は境内の四隅に立てられていて、三之御柱、四之御柱は遠くに見ることができます。

ちょうど11月初旬に訪れた日は、菊花奉納大会」が開催されていました。
境内の一角で見事に咲き誇った大輪の菊や美しい流れの垂れ下がった菊など、珍しい色や新種の菊が勢揃いでした。

鹿島社(末社)と子安社(末社)など
子安社は、古来縁結び・安産・子育ての守護神として諏訪大神を補佐され「お子安さま」と親しまれています。間に並ぶ底を抜いた柄杓は、安産の祈願やお礼参りに奉納されます。
「底を抜いた柄杓」の意は、水がつかえず軽く抜ける、ということはお産が楽に出来る・・などと願かけされています。

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では時間が少し押してきました。
あと一つのミッションに急ぎましょう。

もみじ湖・紅葉

「もみじ湖」(正式名称:箕輪ダム)に向かっています。
諏訪湖から飯田線の伊那市へ向かう途中の箕輪町から、箕輪ダムへ向かう山道を進みます。どんどん進んでいくと急に道幅が狭くなったり??と少々不安にもなりながら、もみじ湖が見えてきます。もう、もみじ湖を囲む山々は、圧巻の紅葉街道です。

箕輪ダムは「もみじ湖」の愛称で親しまれていて、湖畔に約1万本のもみじが植えられ、紅葉の名所としても人気スポットとなっています。

もみじ湖の側を走っていると止まるところがなく、ようやく駐車場が見えてきました。
先がわからないのでここに駐車します。この先に売店があると看板があったので、紅葉している道路を歩いて5分の「竹の尾広場(google表示)」を目指します。混んでない時はここに駐車できるようでした。

道路にノボリがあり、そこから川を渡る橋があり進むと広場がありました。
広場を囲む紅葉が真っ盛りで、どこを向いても真っ赤なもみじがいっぱいです。

もみじ湖沿いに紅葉木々がずっと続き、青い空と湖面に映る鮮やかな紅葉をドライブや散策しながら楽しめます。毎年10月下旬にはもみじ湖夢フェスティバルが開催され、地元の特産品等の販売する売店も営業します。

わぉ~!この背景はこれ以上ないぐらい見事な紅葉っぷり!!
周りの木々も紅葉で色鮮やか!そして足元の散り紅葉も美しい!最高の一枚!!
実は日が陰ってきてとっても寒く、ポケットに手を入れたまま。

よぉ~っ!テンションの高い二人、紅葉の中だから色男たち!

竹の尾広場では、「もみじ湖夢フェスティバルが開催中」なので、トイレとワゴン車販売やテントの仮設売店が営業していました。
地域の特産物や加工品、果物、すぐ食べられるおこわや団子・おやき、コーヒーなども販売していました。もうすぐ営業は終了のようでした。


おやき、栗おこわなど販売


みたらし団子、美味しい!

おやつにみたらし団子、美味しい!
温かいお茶もいただきました、ホッ!

午後4時近くなりだんだん日が落ちて、ますます風が出て寒くなってきました。私たちはもう帰りますが、このあと日が落ちる夕方からは、この周辺の「紅葉ライトアップ」が始まり美しいイルミネーションが見られるようです。夜のライトアップも必見!ですネ。

帰り道、車窓から見えたもみじ湖の真っ黄色に色づいた山々に、夕日がさしてきれい!
今日は天気も晴れ渡り、絶景紅葉をタイムリーで見られたことに感謝!!

諏訪湖SA

もみじ湖からの帰りももみじを愛でながら走り、諏訪湖SAでトイレ休憩と、のどが渇いたので、ちょっとだけお茶します。
そして諏訪湖SAの展望テラスから諏訪湖が一望です!
昨日からずっと諏訪湖エリアを回っていましたネ。

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この後は、中央高速から藤沢方面へ向かって走り、友人宅に立ち寄って彼らとお別れしてから東京へ帰ってきました。
東名高速の大幅リニューアル工事のため、月曜日の夜なのに高速道は渋滞で思ったより混雑し遅くなりました。
今日も一日盛りだくさん、ハードスケジュールだったかなぁ?

一泊二日ながら目一杯楽しんだ「 GoTo de 上諏訪温泉・ぬのはん」の旅となりました。
青空のもと、ビーナスラインや高島城や片倉館やもみじ湖の、全部の場面でもみじは見事に紅葉真っ只中でした。運がいいですね!

お疲れ様&旅はこれでおしまい!

おやすみなさい


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