春爛漫、九州の鄙びた温泉巡りです。九重“夢”大吊橋や筋湯温泉街を通過しながら二泊目は竹田市にある長湯温泉に宿泊します。
4月18日(月)☀ 壁湯温泉 ~ 長湯温泉
壁湯温泉10:00チェックアウト 10:40九重“夢”大吊橋 11:40 12:00筋湯温泉うたせ湯 12:10 12:30カフェ シェ・タニ13:30 14:20長湯温泉『大丸旅館 藤花楼』泊 15:10 外湯めぐり、ラムネ温泉15:20 長湯温泉街散策
10:40
壁湯温泉・福元屋旅館を後に本日のスケジュールのスタートは、同じ町にある「九重“夢”大吊橋」の見学です。
約20分くらいで到着しました。
● 「九重“夢”大吊橋」
九重“夢”大吊橋は、大分県玖珠郡九重町に位置する歩行者専用の吊橋で、日本一高い歩行者専用橋です。
大駐車場に着き観光案内所でチケット購入します。
そのまま先に進むと入場ゲートになります。
九重“夢”大吊橋は、高さ173m。それを聞いた高所恐怖症のG太は渡ることをすぐに断念、A豆一人でとりあえず往復してきます。
九重“夢”大吊橋は、長さ390m、高さ173mに位置して、橋の幅1.5mの歩道専用として『日本一の高さ』を誇る吊り橋です。 橋の中程の欄干には目前に広がる景観の説明などがあり、「日本の滝百選」にも選ばれた、「雌滝」も見えました。
九重“夢”大吊橋は、吊橋っていってもかなりしっかりとした橋なのでほとんど揺れくこともなく、スリットから下が見えますが、ほとんど恐くはありませんヨ!
実は入場ゲートを過ぎると画像撮影スポットが用意されカメラマンが撮ってくれます。みなさん「日本一」の意味で指を一本立てるのですが、持っている紙でピースサインに見えてますネ?
では、次は同じ九重町にある筋湯温泉エリアを訪ねてみます。
途中の山間の走った道路の景観、大きな樹木がなくてちょっと雰囲気に特徴がありますね。10Kmほど走ると・・
筋湯温泉街が山間にかたまって見えてきましたヨ!
♨ 筋湯温泉 うたせ湯
筋湯温泉のうたせ湯です。開湯1,000年の歴史を誇る筋湯温泉には約20の宿が点在する小さな温泉郷で、その中心エリアに日本一の打たせ湯があります。
立ち寄り湯を考えましたが、早めに長湯温泉に行きたいので建物や外観だけチェックしました。さらに少し温泉街を走ってみた・・
筋湯温泉街は、山間の細い道や急な坂道などがあって、スリリングな道路が巡っていました。知らないとちょっと危ない場面も。
次は、中途半端な時間になったので軽くお茶します。
カフェ『 シェ・タニ 』
長湯温泉に行く途中、阿蘇の大自然のなかにおしゃれなレストランやカフェ、ホテルなどが点在したエリアがあります。朝ごはんをいっぱい食べたので、軽くケーキの美味しいカフェ『シェ・タニ』でお茶にします。
こちらはケーキセットやケーキのバイキングで人気があり、お昼でも数組がバイキングで楽しんでいました。さすがにバイキングは食べれないので、ケーキ(ケーキ約12種類、プリン、バウムクーヘンの中から)を2種類とドリンク1杯のケーキセットにします。
一人は、いちごのショートケーキ+評判のプリンとコーヒー。オーソドックスなショートケーキですが、いちごがたっぷりで生クリームも甘さ控えめでコクが合って美味しいし、プリンも濃い味でした。
一人は、チーズケーキとコーヒーで、あと一種類は持ち帰りもOKと聞いて、アップル・パイをお持ち帰りにしてもらいます。
店内からの素晴らしい眺めが最高なんです。週末はめちゃくちゃ混雑するようです。
紙袋には持ち帰りのアップル・パイです。
カフェには、テラス席や焼菓子やジャムのおみやげコーナーがあり、広い庭には可愛い小屋などがありました。
このエリアの一番高い位置にあるので、阿蘇の山々がぐるっと見渡せますネ。
晴れたらもっとくっきりと。
カフェ『シェ・タニ』 < 2,600円 >
ケーキセット2
● やまなみハイウェイ展望台
こちら阿蘇五岳が一望できるやまみにハイウェイ展望台、といってもこのへんかなぁと車を止めています。この辺はもうすぐ春かなぁ?緑がくすんでいますがこの雄大な山々が見渡せるスポットです。もっと晴れていたら最高のロケーション!!
次は、今日の宿、長湯温泉目指してドライブします。
「ぐるっとくじゅう周遊道路」を爽快に走りながら次から次へ現れる景観を楽しみます。
阿蘇周辺の美しい景色、山々が連なり時々見える里の家々や樹木の緑が段々と鮮明になってきてますネ。
● 長湯温泉『大丸旅館 藤花楼』
九州湯巡り二日目の宿泊は、長湯温泉『大丸温泉 藤花楼』です。
長湯温泉は、大分県の久住山系の東の麓・竹田市直入にあり、古くより湯治場として「岡藩」などに愛された温泉地です。
そして長湯温泉は、世界的にも珍しい炭酸泉が湧き、炭酸濃度、湧出量、温度から「世界屈指の炭酸泉」、「日本有数の炭酸泉」とされ、その効能(飲泉含む)で知られています。(HP参照)
宿泊の大丸温泉旅館は温泉街の中心にあり、与謝野鉄幹・晶子をはじめ、多くの文人が投宿した大正六年創業の老舗旅館です。
大丸温泉旅館の中でも今回泊まる宿泊棟『藤花楼』は、大正時代の創業当時の設計図を基にモダン要素を取り入れて復元されたグレードが一段高い別館となります。
← 別館『藤花楼』の位置図
(HP参照)
< 別館『藤花楼』 直入 >
少し早く午後2時半に旅館に到着してましたが、チェックインしてお部屋に案内していただきました。良かったぁ!
別館2階にある『205 / 直入』は、ツインベッドに茶室を思わせる6畳の書斎が川沿いに面していて、どこか大正ロマンの雰囲気を感じる和洋室です。
ベッドルームと和室の書斎、とっても落ち着く間取りです。確かに最近は和室で布団よりもベッドのほうが何かと便利になってきています。
でも温泉旅館の畳の部屋も雰囲気あるし捨てがたい・・となるとこの形態が最強の組み合わせなのかなぁ!
また書斎の窓際のちょっとした出窓がとっても使い勝手がいいです。お風呂上がりにちょっと腰掛けて川からの風にあたって涼んだり眺めをみたりと、重宝します。
洗面台の背面にはトイレがあり、横にはクロゼットとミニバーが並んでいます。
クロゼットには浴衣や足袋、不織布バッグ。ミニバーには冷蔵庫や湯沸かしポットとお茶道具、グラスなどが並んでいます。
2階の廊下、外に面した部分に障子をあしらいながらもモダンに感じる別館です。
各お部屋に入る部分を内側に凹ませて、プライベート感を醸し出していますネ。
この玄関は別館『藤花楼』の入口です。メインの入口脇から奥に入り車回しが見えてきます。ちなみにこの先に旅館の駐車場があります。
玄関の上に見えている格子部分が別館2階の廊下になります。
大丸旅館の表通り、向かいにあるのが茶房「川端家」です。
その間を進むと芹川にかかる橋、そこを渡ります。
橋を渡って振り返ると、大丸旅館の全景が見渡せます。
● 長湯温泉街
ちょうど長湯温泉街でも鯉のぼりのイベントに向けて、温泉街のスタッフが鯉のぼりを芹川に渡し掛けているところでした。この通りにはガニ湯屋台村がありお休み処や渋い建物の食事処・パン屋などもあります。
♨ ラムネ温泉
長湯温泉『ラムネ湯』は、”1934年、世界屈指の炭酸泉「長湯温泉」を「これぞ、ラムネの湯だぜ」と世界に紹介したのが文豪・大佛次郎先生。それから70年経った、2005年に建築家・藤森照信先生の設計によって、世界に誇る温泉「ラムネ温泉館」は開館しました。”
(HP参照)
「ラムネ温泉館」の建物を建築されたのは、自然との調和を意識した独創的な建物設計を行うことで知られる建築家・建築史家の藤森照信先生です。この施設には、大浴場、家族風呂、美術館、受付ショップがあります。
”温泉館の外壁には杉板の表面を一枚一枚焼くことで耐久性を高める、伝統的技法の焼き杉と漆喰を採用。黒と白のストライプ柄が印象的な外観に仕上がりました。屋根には先生が自然素材との相性が良いと考えている銅板を取り入れ、手で凹凸をつけることで、昔ながらの茅葺き屋根を表現しています。”(HP参照)
♨「大浴場」
大浴場は、漆喰で作られた洞窟のような雰囲気が漂う入口や斬新な茶室のにじり口思わせる意匠が随所に散りばめられ、遊びココロがたっぷりの異空間です。
大浴場には、分かれている浴槽毎42℃から温度の違った内湯が用意されています。
内風呂から続く露天風呂は、しゅわしゅわと銀色の泡が体を包む32℃の外湯があり、時間を掛けてじっくりと温まります。体を入れた瞬間に細かい気泡が無数にまとわりつく!!
ラムネ湯のネーミングがピッタリ、不思議な温泉です。体感はかなりぬる~いと思います。
露天風呂からサウナルームと簡易的なシャワーの入口がつながっていました。
♨「家族風呂」
家族風呂は中庭に面したところに入口があります。中には42℃と32℃、2つの湯をお楽しみいただけます。雰囲気の良い中庭を眺めながら、癒しのひとときをお過ごしください。(HP参照)
●「美術館」
待合室の2階にある、長湯温泉と縁が深い画家や彫刻家の作品を展示した美術館。文豪・川端康成先生の書の展示もされています。(HP参照)
●「受付ショップ」
受付・ショップ・待合室は、タオルの販売やバスタオルの貸出を行っています。
ラムネ温泉館の人気グッツがところ狭しと並んでいます。またラムネ温泉サイダーなども人気のようです。その中に猫が溶け込んでいたり・・
このラムネ温泉館は、宿泊する大丸旅館と同じ経営、宿泊客は無料で温泉に入ることができます。旅館からは徒歩5分ぐらいでした。
『ラムネ温泉』 < 600円 >
ラムネ温泉てぬぐい
♨ ガニ湯
芹川沿いを歩いて『ガニ湯』をゆっくり見ていきます。
ガニ湯伝説のあるので有名、川原にポツンと石造りの温泉です。周りがなにもないので入るにはかなり勇気がいる景観です。
1時間ぐらいラムネ湯を堪能してきたら、芹川に掛けられた鯉のぼりあっという間にすごく増え元気よく泳いでいました。スタッフのみなさんご苦労さまです!!
大丸旅館別館『藤花楼』 食事処(夕食)
大丸旅館の別館『藤花楼』の夕食です。
今日はランチがケーキセットの軽めだったので、夕食の時間を17時半からの早めにスタートしてもらいました。
お食事どころは、別館の1階にある個室に各お部屋ごとに分かれていました。
大きなテーブルにゆったりと二人が座ります。木枠のドアの向こうには縁側と芹川が見えてます。
本日の夕食のお献立です。
お願いした生ビールも届き、大丸旅館の別館とラムネ湯にカンパイ!!
では美しい銀色の皿?もしかしてラムネのイメージかなぁ??
十種類の前菜は、小さな一口一口が目でも味でも楽しい一皿です。
先付け/焼き黒ごま豆腐
かなり異色のごま豆腐で食べたことのない感触です。
向付/馬刺しを塩麹ごま油とともに
この地域の名物の馬刺し、スライスされた一切れをごま油と塩麹で。
分厚い馬刺しでも程よく油と赤みが溶け合ってさっぱりとした味です。
椀物/竹田蒸し
ちょうどいいところで汁物が届いて、レモン汁のさっぱりした薄味が温まります。
鶏や鯛やきのこなどもいい出汁が効いています。
日本酒を熱燗でいただきます
揚げ物/エノハの姿揚げ、季節の野菜天
エノハは、サケ科で別名を「渓流の女王」と呼ばれ上品な香りする川魚とこのと。
山菜とナスの天ぷらも熱々で美味しかった。
合肴/さわらの若竹蒸し
蒸したさわらに旬の若竹の感触がいいですネ。
強肴/おおいた和牛のすき蒸し、ごはんと香物
すき蒸しは、初めて食べる感覚です。でもすき焼きとほぼ同じ味付けで卵の黄身とごはんと組み合わせピッタリです。ただ蒸し物が続いているのでメニュー構成的にもできれば焼肉が良かったかなぁ!
デザート/フルーツ
5種の果物。いちご、グレープフルーツ、パイナップル、オレンジ、キューイ。
私たちの食べ進む時間を考慮して、温かいものを温かいうちにとサーブされて、たっぷり2時間も過ぎていました。さすがに老舗の夕食は心配りが心地よかった。
そう言えばチェックインした時に、『福元屋』の女将とご主人から言付けで「大丸旅館の女将によろしくお伝えください」と話してありました。夕食時に女将が丁寧に挨拶に見えて、『福元屋』の豊かな食事の話などお話できました。
ごちそうさまでした。
♨ 貸切湯「みどりの湯」
別館・藤花楼にある「ミドリの湯」は、茶室を思わせるようなこぢんまりとした貸切湯です。芹川に面してすだれから川面が見えます。
脱衣所から一歩入ると、一人分の洗い場があって、にじり口を通ってお風呂に入る感じです。上部が下がっているので、頭にも気をつけて!!
びっくりするほど狭い洗い場を抜けると・・・
本当に茶室感覚で隠れ家、いえ隠れ湯ですネ。ミドリ湯を楽しみました。
本日は、早めに長湯温泉に入り、外湯のラムネ湯や長湯温泉街を散策し、別館の静かな個室でゆっくりと夕食をいただき、隠れ湯堪能して・・・
そしてお気に入りの書斎でまた夜の芹川を見ながら、缶ビールでカンパイ!
明日のミッションを検討しながら・・
お疲れ&おやすみなさい!!
< 4月19日(火)>
07:00
おはようございます。今日も穏やかな晴れた朝です。
気温もちょうど心地よく良い一日の始まりになりそうです。
♨ 「テイの湯」
朝は「大丸旅館」ご自慢の男女別の大浴場のテイの湯に入ります。
芹川の清流を望むテイの湯は、24時間源泉かけ流しの炭酸泉です。
大丸旅館別館『藤花楼』 食事処(朝食)
朝食は8時にお願いしました。昨日の夕飯と同じ1階のお食事処。
曲げの器には、卵焼き、焼き鮭、ごはんお供など。
サラダはキャベツ、ハム、ブロッコリー、かぼちゃなど。
手作り湯豆腐
おかゆとお味噌汁とお新香。
朝のおかゆは嬉しいチョイスです。
スタッフの声掛けで記念写真をパチリッ!
窓向こうに見える芹川も自然のままの穏やかな景観が和みます。
ごちそうさまでした!
<館内 / 談話室>
別館『藤花楼』にある談話室。
こちらには多くの書籍、写真集、画集や絵画など膨大なの数が展示されています。その中でも興味のある画集をお借りしてお風呂上がりに拝見しました。
別館『藤花楼』お食事処入口
別館『藤花楼』の談話室脇の通路
別館『藤花楼』のフロント
別館『藤花楼』の玄関と外草履。
ざっと別館の中を覗いて見ました。
よく考えたら一度も本館に行こうと思わなかったのが残念です。
ではそろそろ10時なので、チェックアウトします。
では、次は黒川温泉に移動・・・
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