2015年9月9日 ~9月10日
(四万温泉 積善館佳松亭、1泊2日)1/2
あいにく全国的に雨嵐の一日ですが、一山越えた日光あたりが大変な大雨のようです。
朝旅館に問合せしたところ、四万温泉エリアは、大丈夫とのことで出かけてきました。
四万温泉の歴史ある積善館の一番新しい佳松亭に宿泊です。
本館の歴史ツアーや旬の会席料理がお楽しみです。
● 9月9日(水)大☂
朝から雨です。時折強くなったりと、これ以上ひどくならないように祈りながら出発です。
高速関越で渋川伊香保ICで下りて、吾妻線沿いに353線を走ります。
雨は相変わらず降り続けているので、お昼を食べたら旅館に真っ直ぐ向かうことに。
そば処 けやき
道の駅の敷地内にそば処けやきがありました。
しっとり濡れた茅葺屋根も雨が茅葺きから落ちてくるさまも風情感じます。
お隣の道の駅で蕎麦を打っているようです。
冷たい天ざると温かい天ぷらそばをオーダーしました。
● 四万温泉 佳松亭積善
佳松亭積善に14:45頃無事到着。
この旅館は、積善館から入ると江戸時代の湯治スタイルの玄関から、佳松亭入口は鉄筋づくりのホテルのようなロビーがある入口でした。
積善館本館は川沿いに、山荘は真ん中に、佳松亭は一段高い山の傾斜に沿ってと、時代のニーズとともに、拡張されたようです。上の不思議な浪漫トンネルで繋がっています。
そして今回宿泊のお部屋は、角部屋で15畳の純和室です。窓際には和風の椅子とテーブルも備え付けられて四万の山々と温泉街が見渡せます。
お部屋の角部分にL型ガラスで180度見渡せる工夫ですね。
今日は大雨の一日で窓から見える景色もガスっています、せっかくの角部屋なのに残念!
上がり框にあるドアは、トイレ、洗面台、もう一つは何のドアと思ったら冷蔵庫でした。
「積善館館内歴史ツアー」を毎日午後4時から、本館3階に集合して開催されています。
本日は水曜日なんですが、ツアーに集まった人数30人位、すごい人気なんですね。
現在は客室として使用していない本館3階の一室を開放して、積善館の社長が、昔の写真を使ったスライドで歴史を紐解き脚色しながら解説していきます。
そして、本館の2階1階と移動しながら随所で見られるポイントを説明していきます。
元禄4-7年(1691-1694) | 旅籠を開業。江戸時代の典型的な湯治宿(二階建) |
明治40-43年(1907-1910) | 書院風の座敷を持つ三階を増築 |
昭和5年(1930) | 大正ロマネスクを用いた大浴場「元禄の湯」を建築 |
昭和11年(1936) | 本館裏山に当時の建築の粋をあつめた桃山風の山荘を建築 |
昭和34-54年(1959-1979) | 大広間・岩風呂の新設や老朽化した建物の改築・鉄筋化 |
昭和61年(1986) | 老松・竹林に囲まれた絶景の地に純和風の「佳松亭」を建築 |
(積善館の年表があったので転記)
そんな所がホッと癒されるところなのかしら?
歴史のある旅館では、実際の建物を見ながら、歴史の中のとっておきの話や建物にまつわる解説や説明を聞くのは、とっても面白い試みですね。
旅館のファンも増えるしリピーターに繋がるのでは?
まずは、自然林に囲まれた癒やしの湯「杜の湯」
それにしても結構降っていますよね!
身を清め、心を癒し、幸せを招く「積善の湯」
貸切半露天風呂で、フロントで予約するシステム。
通路から履物を履き替え、外に出て小路を行くと木立の中に小さな東屋あります。
小さな湯船の窓を開け放つと、さわやかな緑の森林浴が楽しめます。
大正浪漫満載の「元禄の湯」
本館の玄関横にある「元禄の湯」は、昭和5年に造られた当時のモダンな洋風大浴場。
タイルの張り方やアーチ型の窓や白い窓枠、黄色と白の壁、5つの浴槽もみんなみんな大正浪漫満載❢❢です。
朝になると自然光がふんだんに湯船にも映って、キラキラ輝いて見えます。
次はおまたせ夕食です!