ここ2年ばかりの間プライベートな事情もあって、ブログの更新が中断してしまいました。この拙いブログでも楽しみにしていただいていた読者の皆さんは大変申し訳なく思っています。
最近、少しづつ時間が取れるようになってきましたので、ブログ再開をしたいと思います。少し前の時期の旅行の話から始めます。お付き合いください。
再開第一弾は、2022年10月にレンタカーで巡った「島根・鄙びた温泉めぐりドライブ」のお話です。
松江から順に、温泉津温泉、三瓶温泉、千原湯谷湯治場、玉造温泉など、味わい深い鄙びた温泉をぐるっと周ります。
そう、実は島根の温泉は、温泉マニアが憧れヨダレを流すほどの良質の温泉の宝庫なのです。それら温泉は人里離れた辺鄙な地域に点在しているので、レンタカーは必須。ありこち移動の途中で、石見銀山、菅谷たたらの里、足立美術館など観光スポットにも立ちよります。
▼ MAPは今回の全工程
10月16日(日)東京☀ ~ 温泉津温泉
06:45自宅出発 09:15羽田空港 ANA383 10:35米子空港着 11:50タイムズレンタカー 12:00境港『かいがん』 15:30温泉津温泉・輝雲荘泊
06:15
今日はちょっと曇りの朝ですが、島根行き楽しみなので頑張って出かけます。
おはようございます!
順調に電車乗り換えて羽田にいつも通り早めに到着しました。
ANAプレミアムCheck-inから入りスムーズに通過して、ANAプレミアムラウンジへGO!
先ほど空弁コーナーで買ったカツサンドと天むすで軽く朝食、生ビールとお茶で
「旅の無事を祈ってカンパイ!」
時間まで今日のスケジュール確認したりで・・・
今日は少し早めにゲートまで移動します。なにしろローカル空港への出発ゲートはかなり遠いと覚悟して。
思った通り、58ゲート先からバスで行くサテライト(別棟)でした。
バスに乗り込むため少し時間かかるので気を付けないと。
48ゲートにはバスを待って9時10分前に到着しました。もう少し早くても良かった。
フライトは、ANA383 羽田09:15⇒10:35米子
機内へ乗り込んだのは少し遅れて09:10分でした。
みんな着席したと思ったらかなり早めのTAKE OFF!!
みるみる上空へ上がり、米子目指して・・
程なく雲の上まで上昇して、
窓から見えたのは「富士山」。上部分がくっきりと現れていました。
»»»»»
そろそろ米子鬼太郎空港、日本海から中海方向へ入りていくんですネ。
米子方面はすこぶる天気がいいみたい、良かった。
米子鬼太郎空港の到着は30分遅れ、その後は混雑もなく至ってスムーズに続きが進んで、空港内のレンタカーブースに移動します。その空港にあるタイムス・カウンターでレンタカー手続をすると、空港の出口の裏手に車が待機していました。
小さい空港のためか移動もなく便利ですネ(この時は何も知らなくて・・)
あっという間にレンタカーに乗車してもう次の目的地へGO!
最初の場所をナビで入力して・・
お食事処『かいがん』
境港の食堂『かいがん』に到着したのがちょうど12時でした。
すでに並んでいる方が3組、お店の前で時間つぶしました。
そうか今日は日曜日だったですネ。
それでも10分ほどで店内に案内されてテーブル席に座ります。
(ここでも予定より45分遅れています)
人気メニューの「刺身定食」と「特上海鮮丼」
このお店は、毎日地元境港で水揚げされた鮮度抜群な海鮮をお手頃価格で安くてボリュームもあると人気のお店です。どちらも旬の刺し身がもりだくさんです。
さすが!境港、プリプッリなお刺身美味しくいただきました。
食べ終わったのが13時・・・今日はギリギリのおしたスケジュール、ちょっと急がないと。
境港から松江へ向かいます。中海を見ながらひた走り、途中で出会った畑の中をオレンジ色の一畑電車がとても目立ちます。
松江市内に入ると急に渋滞にあって、日曜日だから?
先ほどからの渋滞の原因が全然わからなくって、回避できずに突き進んだら、松江城の手前まで進んだところで・・
あっ・・・通行止め!
どうやら「松江祭鼕行列」が開催されていて、ちょうどこの時間にこのエリアを練り歩いていました。そうだったんだぁ!
だから次から次へ行く先々がと通行止めにあって、わぁ、ここも曲がるの?
どっちに行けばいいのか?
ナビもあんまり当てにならなくって・・
とにかくどんどん時間が過ぎ、「出雲大社」に立ち寄る予定でしたが諦め、今回はパス!
それでもまだまだ半分しか来ていませんよ。
日本海沿いに走っていると通行量も減ってきてます。何時につくかなぁ?
● 温泉津温泉
良かったぁ!かなり予定よりも遅くなりましたが、温泉津温泉街に無事到着です。
ここからちょっと細い道幅になっています。
旅館はこの先いい感じの温泉街を進むようです。
● 温泉津(ゆのつ)温泉・旅の宿輝雲荘
石見銀山の積出港として栄えた温泉街にある「旅の宿 輝雲荘」は、昔懐かしさが残ったホッとする街並みにありました。館内全館は畳敷きの廊下、温泉津温泉街で唯一露天風呂を備え、「甍(いらか)の湯」「森の湯」の2種類の温泉と家族風呂も楽しめる小さな旅館です。
上記は館内MAPはです。
すぐ2階の本日のお部屋に案内されました。
< # 白雲 >
本館の『白雲』、2階の和室8畳+広縁(洋式トイレ)です。
とても日本旅館らしさが残ったほっこりする和室です。美しい障子が多用されて広縁に備えられた座り心地の良い低い椅子もとても落ち着きます。
またTV台のハートに見える飾り窓も粋なインテリアです。
お部屋に入るとトイレと洗面所が分かれていて、和室入口には冷蔵庫とお茶セットがあります。動線や使い勝手が良さそうですヨ。
窓からは眺望はありませんが、一面緑の草木に覆われ草木浴かなぁ?
窓は上下ともガラス張りに障子の組み合わせ、なんとも風情のある雰囲気です。
ところで旅館にはもっと早い時間に到着予定でしたが、本日は松江市で大名行列があって通行止めで渋滞したため予定よりも1時間半も遅くなりました。この温泉津温泉街には日帰り温泉が何カ所かあり、訪れたかったし街並みも散策したかったのです。
なので早速用意して行ってみます!
♨ 薬師湯 温泉津温泉
この『薬師湯』は世界遺産の温泉です。
日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の「オール5」を受けた100%本物のかけ流し湯温泉。自然湧出で源泉脇でしびれるような心地良い「生の温泉」は、体を芯から温めてくれ、免疫力アップや未病対策に好評です。
オール5は山陰では薬師湯だけです。(2011年1月時点)/HP参照
大正初期に建てられた木造洋館『薬師湯』は、鄙びた温泉津温泉街の中心にあり、外観が何とも言えないレトロな和洋折衷な洋風建物です。
一歩中に入っても・・
入口は男女で分かれ入り靴を脱いで靴箱へ入れますが、男女とも建物真ん中に共通の二階に上がる階段があってその上に休憩するテラスなどがあります。
では男湯女湯へ。
源泉湯は約46度ですが、いっさい手を加えずに注ぎ込まれる湯は、湯船の奥と手前とで約3~4度異なり、湯船での湯温は温熱療法で最適といわれている40~42度前後で、体が芯から温まり、湯ざめし難いとお客様に喜んでいただいてるとか。(HP参照)
女湯の更衣室。こちらもとてもレトロな雰囲気が今でも残っている空間です。
男湯との壁も白木枠の鏡張りや休憩用の長椅子もなんだか懐かしさ感じます。
では内湯へ入り、少し熱めのお湯にゆっくりと楽しみます。
・・入浴後はそれぞれ二階で待ち合わせ。
内湯の二階にあるなんともレトロおしゃれなサンルームです。
入口外観の真上にある『薬師湯』の看板がある丸く突き出したところです。
サンルームから更に階段を登ると左右に屋上テラスが現れました。
テラスから街並みの景観を一望したり緑を感じ森林浴をしながら佇みました。
建築当時からこの素敵なサンルームやテラスがあったと思うと、もの凄く斬新な日帰り湯ですよね。館内のいろんな窓やドアやステンドグラスなどタイムスリップしたかのようなノスタルジック溢れる空間でした。
帰りには温泉津温泉街をちょっと散策してみます。
この通りは映画のセットのような不思議な温泉街ですよね。
『薬師湯』のお隣にも大正ロマン溢れる木造洋館が続き、ギャラリーとカフェとなっています。このカフェの前の路地から木造洋館を撮影するのが、温泉街の中のベストスポット。
ちょうど夕方になり館内のオレンジ色の明かりもインスタ映えし、美しさが増しますネ。
温泉津温泉街は、温泉津港から山側に繋がるエリア、温泉街は賑やかはなく鄙びた小さな宿や日帰り温泉がある静かな通りです。その温泉街が、2004年7月、「温泉津町温泉津伝統的建造物群保存地区」の名称で「国の重要伝統的建造物群保存地区」として選定されました。 また港町でもある当地は「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産に登録されています。温泉街としては初めての選定です。(HP参照)
18:15
宿についてすぐに薬師湯へ向かい帰りには温泉街を散策しながら奥まで歩いてこの通りの魅力を楽しみました。
旅の宿輝雲荘の夕食
部屋出しのため6時50分頃からスタッフが準備してくれました。
では「島根の温泉津温泉にカンパイ!!」です。
紅葉をイメージした秋の彩りが揃ったセレクト。
港も近いことから日本海の鮮度の良い刺盛りは、甘くてプリップリッな歯ごたえ。
かぼちゃと銀杏小鉢、茶碗蒸しとマグロ中トロのカルパッチ、焼魚の鯛
椀物は白身魚にあんかけ、野菜の天ぷら
焼き物はご飯の前に火を入れてもらいました。
もやし・ピーマン・豚肉・エビ・はまぐりのバター焼き。
最後はご飯とおすましと香の物
先ほどの熱々の鉄板焼と一緒にいただきました。
デザートは、梨・巨峰とゼリーは後で頂きます。
少し残念だったのは、天ぷらは後出しの割にはかなり冷えていたこと・・・
その他は、さすが港町、鯛やお刺身がとても美味しかっ!
ごちそうさまでした!
< ♨ 家族風呂「和みの湯」>
食事の1時間後に館内の家族風呂に入ります。
「和みの湯」は1階の離れの近くにあります。3~4人位がちょうどいい大きさの浴槽で、小さな箱庭にはベンチもあって気持ちの良い空気も感じることできます。
「和の湯」は、夜11時までは鍵がかかっており、フロントで鍵を借りて利用します。
夜11時以降は、解放されるため、中から鍵をかけて使用するシステムです。
家族風呂のすぐ近くに中庭に繋がる離れがあります。
本館・旧館・離れ棟・1棟貸し切の古民家・古民家 法泉長屋14室もあり、多様な宿泊施設からセレクトできます。
風呂上がりには部屋に戻り、広縁で冷たい缶ビールでカンパイ!!
この宿ではバスタオルをちゃんと広げて掛けられる竹製のハンガーを用意されていてすごく嬉しいです。それとこのコンセントがいいですネ。近頃は旅する時の必需品でいつも延長コードを持参しているのですが、このコンセントとUSBポートが一緒になっているのがベスト。
なかなかお客目線の対応です。ちょっとしたことも旅ではとっても心に残りますヨ。
今日の松江のお祭りに出会って渋滞にあったことや薬師湯の元気な女将の話をしながら静かな缶ビールを飲んで夜も過ごしました。
おやすみなさい・・
< 10月17日(月)>
今日はここ温泉津温泉から次の温泉地へ移動しますが、その途中で世界遺産の「石見銀山」を回っていくので、忙しい!!
おはようございます!!
06:45
早速朝風呂へ。
今日は昨日入っていない大浴場を楽しみます。
では、
< 甍の湯(三階)>
こちらは今朝は女湯の「甍の湯」です。(画像はHP参照)
床は地元特産の福光石(淡青緑色)を敷き詰められていて、露天風呂も福光石を使った石風呂です。心地よい露天風呂からは温泉街の家の屋根波(甍)を一望。
掛け流しで薬師湯から温泉を分けてもらっているそうです。
< 森の湯(二階)>
こちらは男湯の「森の湯」です。(画像はHP参照)
内湯は御影石を敷き詰めた床、露天風呂は檜風呂になっています。
泉質は、保温保湿のしっとり肌効果がある塩化物泉と血管を拡張し血行を促進し栄養を全身に効率よく廻らせる二酸化炭素泉です。
旅の宿輝雲荘の朝食
朝ごはんは8時スタートだから15分前にスタッフがお布団片付けに来て、パッと朝ごはんのセッティングしてくれました。シンプルなおかずですが、びっくりは朝からイカのお刺身は驚きでした。ごちそうう様でした。
09:30
旅館の入口の脇にある小さなカフェコーナーでチェックアウトしてからコーヒーを飲むことにしました。
朝ごはんのコーヒーを味わいながら、お隣のおみやげコーナーを覗いてなにかいいおみやげないかなぁ?
漁港に近い山陰の小さな温泉街はこじんまりして、魚の鮮度もよくとても味わい深い雰囲気の良い旅館でした。
ではそろそろ、今日も元気に旅が続きます。
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