& 旅のきっかけと旅行プラン
旅の主なテーマが各地の『美味しいモノ探し』という太&豆にとって『香港』は、世界の中で最も魅力的な訪問先の一つです。
何と言っても香港は『中華グルメのメッカ』ですし、世界一美味しい中華料理を食べたかったら香港に行くしかありません。何もフカヒレやアワビのような高級素材・高級料理店でなく庶民が手に届くレベルの中華レストランであっても、中華料理人の技術レベルや美味しさなどの点では香港が世界ナンバーワン都市だと私たちは信じています。
中華料理の本場とされる中国本土の北京、上海、その他の都市などで私たちはいろいろ中華料理にチャレンジしてきましたが、これらとは比べようがないぐらいに香港はレベルが高く、別格といっていいでしょう。腕の良い料理人は、皆、香港を目指し、また、香港はそれら腕利きの料理人を受け入れ、育てる土壌があると言われていますが、まさに納得です。
中華料理の一方の雄である台湾の台北や台南、あるいは、東京やニューヨークなどのグルメ都市と比べた場合でも、私たちの経験では、中華料理の奥の深さ、料理への探究心・貪欲さという面では、香港はやはりこれらの都市を数段リードしているように感じます。
太&豆は、そんな理由もあり、一時期は香港に通い有名所の高級中華レストランをはじめ、多種多様なレベルの中華グルメを体験してきました。香港に頻繁に訪れたのは1990年代はじめの5、6年間で、幸運にも私達の事業がうまく回り十分な経済的余裕があった時期とも重なっていました。この頃は、本当に思う存分香港グルメを満喫し、中華グルメの探求に心を奪われていました。
ところが、1997年に香港が中国に返還されて以降、今回の香港・マカオ旅行までの約20年間、あれほど通った香港に再訪することがありませんでした。
その理由は、料理ばかりでなく私達が好きだった奔放で自由な香港の人や街の雰囲気が中国返還によってスポイルされ、街全体が萎縮せざるを得ない状況に置かれるのではないかという懸念、そして何より、香港をこのような状況に追い込んだ中国という国への反発の気持ちがあったのも否めません。
もう一つの理由は、私たちの懐具合。香港の中華レストランは庶民食堂から超高級店まで幅広くそれぞれのレベルで中華グルメが楽しめるとはいうものの、やはり香港グルメの真髄を知るには、中高級以上の料理店で、ある程度の金額がかさむことを覚悟しなければなりません。昔、香港に通っていた頃の経済的に余裕のあった一時期と比べ、その後はごく平均的な生活レベルに戻ることになって、高級店で金食い虫の香港グルメや高い宿泊代の香港一流ホテルには次第と縁が薄くなり足が遠のく、というやむを得ない事情が生じていたのも正直なところです。
でも、中国返還から20年以上を経過し、その後の香港がどのように変貌したかについては一度知っておきたいという気持ちをずっと持っていました。また、世界各地の食べ歩きを経験し歳も重ねるなかで、昔やってきたようなバブリーで肩肘張った香港グルメ探求ではなく、もっと自然体で香港の庶民派グルメを見直してみるのも悪くないのでは、と思いも持っていました。
今回の旅の企画は、このようななかで生まれました。
貯まったANA特典マイルは十分あるし、手軽な使いみちに香港はピッタリ。香港だけでなく、最近大きく変貌していると聞いているマカオも覗いてみたい、マカオは旧ポルトガル領の影響で独自のマカオ料理がとても美味しいとの評判もあるし・・・
じゃー、これらひっくるめて楽しんじゃおう、というのが今回の旅企画の始まりでした。
『中華料理を美味しく楽しく味わうには人数は多い方が良い』ということで、今回も心に声をかけたところ・・・『行く、行く!!連れてって』
そんなことで、今回も3人で食歩記!となりました。
香港もマカオも、何せ、かれこれ22年ぶりっ。さてさて、昔に比べどんなふうに変わったでしょうか?楽しみー!
■ スケジュール( 香港1泊 ⇨ マカオ3泊 ⇨ 香港2泊 / 6泊7日の旅 )
<2018年>
1月08日(月) ANAで羽田から香港へ、上環中環エリア散策 <香港泊> このブログ
1月09日(火) 香港で飲茶食べてフェリーでマカオin <マカオ泊>
1月10日(水) マカオの歴史地区観光、ギャラクシーエリアで夕食 <マカオ泊>
1月11日(木) コタイ地区散策、夜はエンターテイメント <マカオ泊>
1月12日(金) フェリーでマカオから香港へ、中環&蘭桂坊エリア散策 <香港泊>
1月13日(土) 香港湾仔エリア散策ショッピング <香港泊>
1月14日(日) ANAで香港から帰国
2018/1/8(月) 旅は1日目 ☁☂ 羽田⇨香港
今日の予定は、朝早く羽田からANAの無料特典航空券で、香港にひとっ飛び。着いたらすぐにシャトルバスでホテルにチェックイン。早速、ホテルのある上環、中環を歩きます。その後銅鑼湾に移動して「トラムオラミック・ツアー」で香港の夜景を観光トラムで疾走し、夕飯は庶民的な居酒屋で。そしてもう一軒ハシゴして夜食のお粥食べましょう。
さぁっ、久々の香港を楽しもうぉ~。
06:00
今回の旅の始まりは早起きです。ANAの香港便は、羽田8:55発で6時半ぐらいには空港に着いておきたいと思います。ということで、は前日から合流して朝一緒に出かけます。
自宅から外に出ると、朝早いので外の冷え込みが身が染みるぅ~、でもあと数時間経てば暖かい香港にいるから大丈夫。では羽田までの電車に乗り継ぎます。
京急の国際線ターミナルに6時40分に到着して、カウンターに向かます。
今回の香港マカオ行は、ANAの特典無料航空券を使用。
事前チェックイン済ませてあるので手荷物カウンターで荷物を預けます。
スムーズにセキュリティーチェックとイミグレーションを通過しました。
ハイッ!次に行くのはもちろんANAのラウンジへGOです。
● ANA Lounge
ここがこの頃いつもお世話になっているラウンジです。もちろん右手のANAスイートラウンジではなく、左手の普通のラウンジを利用ですよ。
1月8日なのでまだギリギリ松の内ということでしょうか?
立派な門松を見ると何故か背筋を凛としないと思いますよね。
では、ここで軽く朝食をいただきます。
朝からびっくりするほど混雑していますね、ゆっくり座れる椅子がみんな埋まっています。
窓際になんとか席確保、ではいつものやつを確保してきますねっ。ルン
このラウンジの好きなところは、サッポロの自動生ビールサーバーがあること。そしていつも通り「旅のスタートと無事」を祈って、カンパ~イ!
おにぎりとお稲荷さんがおいしいね。
サラダとお味噌汁も頂きバランスの良い朝食が取れました。
わぁ~朝日が登るところですね。旅のいい感じのスタートです。
コーヒーもゆっくりと頂いて、そろそろ搭乗時間に近づいてきました。
ゲートに移動します。
出発ゲートは109です。機内に乗り込む前に、いつもお茶のペットボトルを購入します。
何しろ海外のペットボトルは大きくってペコペコヤワヤワで、散策時ちょっと持ち歩くのに、日本製のホット用が丈夫でサイズ感がいいんです。
そして機内の乾燥時にも1本持っとくと安心です。
08:30
機内に乗り込むアナウンスがありました。
私達3人は皆SFC所持者なので、スターアライアンスのゴールドメンバーとして優先搭乗です!
機体は787、シートは23H・23J・23Kのエコノミーの非常口シート、3人席一列です。
(SFCのおかげで足元広い最前列シートは難なく予約できました)今回は、飛行時間が短いから、ビジネスではなくエコノミー席としました。
我々の席からの眺め。搭乗率は80%位ですかね。香港路線の割には今日はそれほど混んでいないようです。
機材の当初予定は「789機体のプレエコ席あり」だったのですが、機材変更によって「788機体のプレエコ席なし」となってしまい、密かね狙っていた出発24時間前のプレエコへの無償アップグレードが叶わくなってしまいました。でも、後方のブロックには3人席に誰もいないようなところがあったので、太はちゃっかりと後方席に移動。一人で3人席を独占して、「エコノミーファースト・フラットベッド」として寝ていくことに。下の写真は、この「フラットベッド」席から前方を見たものです。この列とその前の2列は、みな3人席を一人で専有していました。
飛行機は定刻通り無事にTAKE OFF!
安定飛行に入って、しばらくしたら
そろそろ機内食の時間です。
いつも通り、ビールでもう一度、旅の無事を祈ってカンパ~イ!!
食事のセレクトは、メインがビーフシチューととろとろ玉子オムライス、サラダとパンなど
もう一つは、メインが天丼と玉子オムレツ、こちらにはパンはついていませんね。
いただきまーす。味はまあまあですかね。でも、先程ラウンジでおにぎり&お稲荷さん食べておいてよかった。何故かといえば、少しヘビーでこってりし過ぎじゃないですかーANAさん、私達には朝からちょっと重すぎよー!
さぁ、お腹いっぱいだし映画でも見て・・と気がつくと、もう香港上空。
あぁ~~、久しぶりに香港に来ました。だけど、どうした香港!!
雨が降っているなんて考えもしなかったよぉ~。
香港国際空港に無事到着しました。この空港は始めてです。20数年前の昔は、香港に来るときは市街地直ぐそばに位置する旧空港でした。着陸時には、市街地のビルすれすれに飛行機が着陸態勢に入り、スリル満点だった記憶があります。今度の新空港は、香港市街地から随分と離れたところにあるようですね。
初めての空港でよく様子がわからないから、とにかくみんなが行く方向に付いて歩きます。
イミグレーションは意外とすんなりクリアしました。昔、香港に通っていた頃は、入国審査の係員はぶっきらぼうで愛想無く、時間ももっとかかったような記憶が・・・。中国返還後、逆にサービスが良くなったとは当初から意外です。
プライオリティ・タグのお陰で、荷物も早めにピックアップできました。
香港ドルを全然持っていないので、とりあえず空港で両替しておきます。
外に出たら両替の銀行がありました。ちょっと画像ぶれていますが、確か中国銀行だったかなぁ。
でも、隣にATMコーナーがあったのでそちらでクレジットカーでキャッシングすることにしました。欧米人で結構長蛇の列となっていました。レートは、確か5万円=3400HKD位だったような記憶が・・・
次は、空港からMTR・エアポートエクスプレスを利用し香港島に向かいます。
そのために、空港案内所でオクトパスカード(日本のパスモのようなカード)を購入します。@150HKD
オクトパスカード < 450 HKD>150×3
エアポートエクスプレス(機場快線/AEL)は、空港~セントラル香港駅間を24分で運行しています。料金が少し高いのですが、速くて時間に正確で、旅行者にとってはとって利便性の良い交通機関です。
エアポート・エクスプレスは、びっくりするほどきれいな車内で、乗り心地も快適です。
車窓には、島と島を繋いだ湾や工事現場などが見え隠れ、空港から途中のエリアも開発真っ只中なんですね。
それにしても、今日の香港は、一日雨模様。その上、思いのほか寒~~い
14:30
香港島セントラルの香港駅に到着しました。ここからは市内の主要ホテルを結ぶ無料でシャトルバスを運行しているようなので、バスのりばを探します。
《H2系統》に乗れば、予定しているホテルの玄関前まで連れて行ってくれるので便利で楽ちんです。
H2系統の西区方面のバスの停まる順番
Holiday Inn Express Hong Kong SOHO⇒①iclub Sheung Wan Hotel⇒ibis Hong Kong Central And Shueng Wan⇒②BEST WESTERN Hotel Harbour View⇒③Courtyard by Marriott Hong Kong/BEST WESTERN PLUS Hotel Hong Kong⇒④Island Pacific
雨が降っているから、このバスでホテルの前まで連れてってくれ助かりました。
香港は、昔と比べ、思いの外旅行者に優しい対応が用意されていて嬉しい誤算ですね。
● イビス香港セントラル&シェンワン
明日朝にはマカオに移動するし滞在時間も短いので、フェリー乗り場に近いお手軽ビジネスホテルのibis Hong Kong Central and Sheung Wan を予約しました。宿泊代の高い香港島エリアで値段が手頃だったし3人組に適したお部屋が取れるというのもココを選んだ理由です。
予約した部屋は下の写真のibis のエクステンションルーム。角部屋とそのとなり部屋の2部屋が中のドアで繋がっているタイプです。
写真では少し分かりにくいのですが、エクステンション用のドアを開けたところで、ドアの横に同じサイズの鏡があるので紛らわしいんです。手前のお部屋は角から2つ目で、左の赤い壁の方が角部屋になります。
角部屋らしく、窓がL字型で外の景観が楽しめます。窓の下には広いカウンターと作り付けの椅子もかわいいですね。お部屋はかなりタイトなサイズで、スーツケースがやっとの思いで広げられるがどうかといった感じ。
このエクステンションドアがちょっと曲者で、スーツケースを置いて開けているのですが、凄く力強いバネが取り付けられているので、ストッパーがほしい!!それぞれのドアに!!
2部屋ともトイレとシャワーも全く同じサイスで、バスタブはありません。
狭いのでバスルームはうまく写りませんね。
窓の外は、あいにくの冷たい雨が降っています。
ここで気が付いたのですが、お部屋が異常にに寒くってエアコンをチェック。
嫌な予感が・・冷房暖房の切り替えなしのエアコン。いくら気温を上げても暖かくはならないみたい!その上この大きく開いた窓が曲者!!この異常な寒さの香港って、雨に濡れたガラス窓の側が無茶苦茶冷えるんです。風邪ひきそうぅ、寒いよぉ~!
気を取り直して、荷物&出かける準備いたしましょう。
16:15
さっそく雨降る香港の街へ、元気だして飛び出しましょう!
雨の降り方は?
今のところそれほどの降りでもないので、歩いて出かけましょう。
まずは、上環と中環の真ん中あたりにある調味料屋さんを目指して歩きます。
・・歩いていると雨が少し強めに降ったり風邪がピューッと吹いたりしています。
セブンイレブンがあったので、念のためオクトパスカードに100HKDをチャージします。
オクトパスカードチャージ < 300 HKD>
● 九龍醬園
九龍醬園は、香港人なら知らない人がいないぐらい有名なお店です。
1917年創業で香港で唯一昔ながらの製法で醤油を作り続けている老舗なのです。
どんな味なのか興味津々、試しに小さいサイスのお醤油・ごま油などを購入しました。
この店頭の醤油樽がいい味出しています。
陳列の仕方も昔のままの変わらない姿勢もうれしいですね。
次は、この周辺の文華里(マンワーレーン)、荷李活道(ハリウッドロード)、永吉街(ウインカッツストリート)、士丹頓街(スタントンストリート)界隈などをお散歩します。
この界隈は、近代的なビルの谷間をヒョイッと曲がると、坂道の狭い路地に沿って、野菜や食料品、衣料品などを売る屋台が連なっています。この景観は昔と変わっていませんね、拍手送りたくなるぅ!いまでも香港らしさ!健在って感じで嬉しくなりました。
このごちゃごちゃ感がたまりません。
それにしてもまたまた雨が降りだしています。
本当にここは5分も歩けば中環/セントラルの駅なんですよ。
たくましい香港人の生活感が滲みでていますよね。
お母さんたちはここで夕飯の買い物に忙しそうでした。
たしかこの近くに「エッグタルト」の有名なお店があるはずですが・・
泰昌餅家 Tai Cheong Bakery
あっ、ミッケ!!
うわぁ~、カナリのお客さんでにぎわっていますね。
キホンお客さんは観光客っぽいんですが、よく見ると地元の学生もいますね。
お店の中に入ると、人が多い割にはテンポよく裁くので、すぐに購入出来ました。
「エッグタルト、3」を持ち帰りで。
泰昌餅家 < 27 HKD>
ここに来て雨が本格的に降ってきて、風も強くって傘が役に立たない時もあり、持参のカッパ・ポンチョを着ています。
お店の前が混雑しています。
すぐに食べた~い、エッグタルトはまだアツアツ状態、冷めないうち。
雨宿りしながら食べられるところを・・
少し歩いてビルの階段下の雨が降込まないところ、ミッケ!
で、早速袋から取り出して、しばし観察。
鮮やかな黄色のエッグ部分は、半生状態?トロトロ、トロ~んとしたジューシーで、
タルト部分も持ち難いほどやわやわでサクサク感もあって・・
いっただきま~す!!
一口入れると、出来たてのアツアツ。
クリーミィーな部分は、卵の味がしっかり感じられて、後からサクサクのタルトが追っかけてくる・・あっという間にペロッと、もう2,3個食べられるね。
買ったらすぐに食べることをオススメ!
さぁ、次は中環/セントラルの駅目指して大通り方向に歩いていきましょう。
ちょっと分かりにくい道ですね、間違わないようにしよう。
知らぬ間に地下につながる中環/セントラルの駅にどうにか到着して、地下鉄MTR港島線で銅鑼灣に移動します。もちろんオクトパス・カードでOK!
ハ~イッ、銅鑼灣駅に着きまして、湾仔方向に歩いていきます。
リーガル香港ホテルの前に観光トラムの乗り場があるはずですが・・
ちょうどトラムのレールがあるのでここに集合ですね。
ここ、ですね。
発車時刻まであと20分あるので、リーガ香港ホテルのトイレ借りてこよっと!
ホテルの入口が反対側のようです。トイレはどこだろう?
どうやらホテルのトイレは地下にありました。
この手を洗う洗面ボールは、豪華なゴールドカラーです。
スッキリして、さっ!急ぎましょう。
● 観光トラム(2階建オープントップ)「TramOramic Tour」
待ってました、これがこれから乗り込む観光トラムです。前のお客さんが降りてきています。
このあと清掃などして折返します、もうすぐ乗車できるようです。
この観光トラムは、事前に(日本からWEBサイトを通じ)予約を入れておきました。
そろそろ乗車する時間です。出発10分前に受付締切になるようです。
次にスタートする私達のトラムの運行スケジュールは
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17:40 コーズウェイベイ発(セントラル、アドミラルティ、ワンチャイなどの中心街と山側のハッピーバレーを観光します)
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18:40 ウエスタンマーケット着解散
やはり2階の席に陣取りました。お客さんは2組だけのようです。
多分小雨が降ったりやんだりだし、その上、オープントップがこれまたすこぶる寒いんです。
せっかくの香港の1日目の夜景を存分に楽しもうかと計画したのですが・・
トラムに乗り込んで出発を待っていると、若いウェディングドレスのカップルがこの観光トラムをバックに写真撮影、足元見るとカップルとカメラマンみんな白いスニーカー履いてるぅ?
さぁ、夜の香港へ出発します。
香港名物のネオンサインが次々にはっきり見えて、街中がキラキラと輝き始めています。
2階からこの景観を見渡せるなんて、とっても華やかな気分になります。
この観光トラムは所要時間約1時間で、日本語を含む8カ国語の音声ガイドがついています。
先程、乗り込む時に、イヤホンと、今日は雨模様なのでビニールのポンチョが配われました。
この辺からワンチャイなどの中心街と山側のハッピーバレーを観光します。
この2階建て観光用トラムの車体は実際に1920年代に使われていたトラムを再現しています。
香港の代名詞「香港で2階建てトラム」が走り始めてからすでに約110年。
現代でも市民の足として使い勝手の良い交通手段として大活躍しています。
トラム2階からの景観は、香港のネオンの看板たちも間近に迫ってきて、スリリングな街並みショットもパチリッ。歩いているのとは全然違った、もう一つの香港の顔が楽しめますね。
車内には36席あり、椅子や手すりなどはレトロでかわいいデザインです。
普段は屋根のない2階席は人気で誰もが好きですが、今日はもうだめ!
今日の夜の香港は、小雨も降っているしオープントップは風もピューピューでだんだん震えるぐらい寒くなってきて、あるもの全部体に巻きつけて我慢していま~~す、ブルッ!?
あまりにも寒くって1階に降りてきました。
えっ、ここもいいじゃない!運転席後ろのモニターからは、ビデオでの解説を見ることが出来ます。壁には昔のセピア色のPhotoが飾られて、往時を思い浮かべて楽しめます。
1階の後ろにある運転席は、誰もいなくってここからの眺めも最高です!!
後ろの窓からは、走りすぎる香港のネオン街を眺めているだけでも面白い!!
そろそろ終点のウエスタン・マーケットです。
あらっ、また小雨が降り出しましたよ。
雨と風さえなければ最高に素敵な香港の夜景!でも十分に堪能しました。
車掌のおじさんにカメラを向けたら、さっと帽子をかぶってポーズ取ってくれました、謝謝!
TramOramic Tour < 285 HKD> @95.0HKD×3
では、ここWestern Market Terminus から普通のトラムに乗り換えて、Water Street で下車、そこから歩いても数分にある夕飯のお店に移動します。
トラムは停車駅がわからなくって難しいんですが、適当に行ってみましょう。
金興飯店(潮州料理)
トラムから降りて、通りを歩いて、角を曲がったら目の前に見えてきました!
2軒あるんでしょうか?横断歩道を渡って・・
食材が店頭に並んでいるところに、お店の人が2,3人立っていて、客引きっぽいやり方で積極的にお店に入るように誘導されました。店内はまたまた寒~い。
テーブルに付くと、ウーロン茶の入ったポットと大きな丼がテーブルに置かれました??
そのままにしていたら、おねーさんが来て、丼にウーロン茶を5分目位入れて、テーブルにある小ボールやビールグラス、お箸などを全部そのウーロン茶の中にさっと入れて、きっと消毒するの意味なんでしょうか?
そして寒いんだけど、とりあえずビールで香港の1日目の夜にカンパイ!!
ここは、庶民派・潮州料理の居酒屋です。潮州料理は日本では口にすることがなかなかないだけに楽しみです。でも、地元民むけの普通の食堂(観光客らしき客は一人も見当たりません)なので、勿論、英語は通じません。
オーダーする料理については、食通の方のブログなどをチェックして、事前に自宅でプリントアウトして持ってきました。いかんせん漢字は読めるけど発音が通じないもんね。プリントした料理写真をお店の人に見せたら一発で通じました。
これは潮州凍蟹です。手が冷たくって今日はカニ食べたくないけど・・ちょっと食べてみたらこれがとても美味し~い。
次は、韮菜猪紅です。
豚の血豆腐でこのお店にきたらこれを食べないと!ぐらい有名な一品なそう。
暖かい煮込みは冷えきった体に染み渡ります。
ところでこのお店は、入口のドアを開けたままなんです。風がピューピュー入ってくるのでわざわざ閉めにいったのですが、すぐに店員に開けられてしまいます。
Why~??
何回か繰り返していると、店員が来て
「ドアを閉めちゃうと客が入らなくなるっ、だから閉められないのぉ!」
んんもうぅ~迷信だよね??
というわけで寒いままのお店です。
暖を取る機器って香港のお店にはないんですね。
次は何が来るのかなぁ?
上はつぶ貝のボイルで、あっさりした味です。
下は、アツアツの出来たて豉椒炒大蜆(アサリのトウチソース炒め)でアサリがプリップリッでピリッととんがらしが効いていい味しています。
代表的な潮州料理である鹵水鵝(ガチョウのタレ煮)です。
お肉の下のお豆もよく染み込んでいて美味しかった!
これは台湾名物ですが、香港でも人気なのでしょうか、煎蠔餅(牡蠣入りのお好み焼き)です。台湾とはちょっと作り方がちがうかも?
台湾では蚵仔煎と書きますが、小さめな牡蠣がいっぱい入っていて、卵も入れて片栗粉のようなトロッとしたお好み焼きで、台湾の屋台で何度か食べましたがこっちのほうが◎です。
もうお腹いっぱいになって、少々頼みすぎな感じですね。
どれもこれも美味しかったわぁ~。
ごちそうさまでした!!
ここの客引き店員が寒い外にいつもいるんですが、なんかテンションが高くって、写真に写りたがっていました。店内も3つにゾーンが別れているんですね。手前の店内は、常連らしいおじーさんばかりだったような・・
安くって美味しくって、気取らないお店、おすすめです。
金興飯店 < 460 HKD>
潮州凍蟹、韮菜猪紅、つぶ貝のボイル、豉椒炒大蜆(アサリのトウチソース炒め)、
鹵水鵝(ガチョウのタレ煮)、煎蠔餅(牡蠣入りのお好み焼き)
外に出ると雨は上がっていましたが、さらに寒くなってきました。
ホテルに戻るのかと思ったら、なんと、この後ももう一軒行くんですって!びっくり。
先程のお店ではご飯物食べていないから、少々〆がほしい気も・・。ハシゴしますかねー。
歩いてどれぐらいかかるの?? それではTaxiで移動しましょう。
金興飯店~Taxi < 40 HKD>
羅富記粥麺専家
太に連れられて着いたところは、お粥屋さん。ここには十数年前も来たような気もしますが??アツアツお粥なら食べれそう&やっぱり昔来た事があるお店だそうです!!
店内もなんだか全然変わっていないような・・どうやら創業の70年代のままのようです。
哀愁が漂っているけど、相変わらず人気のようです。
まずは、なにはなくてもお粥をいただきます。冷えた体にも優しいトロトロおかゆです。
具は色々ありますが、今日はミックスお粥。いい味で美味しい!
こっちのほうが冷えた体に、と思って日本のイメージでワンタン麺を頼んだら、なんとスープなしだったんです、凄くがっかり!!そしてスープなしは食べにくいんです??
だけど細麺で案外ハリのある歯ごたえ、麺が美味しい、スープありが食べたかったぁ~~~。
もぅ、だめ!強烈にお腹が破裂しそうぅ~。
このあと、寒いので早くホテルに戻ります。
羅富記粥麺専家 < 124 HKD>
羅富記粥麺専家~ホテルへTaxi < 30 HKD>
香港に到着してから9時間あまりとは思えぬ充実の初日でした。
今日はこの辺で、おやすみなさい!寒~ぃ・・