Marrakech② 素敵なお宿『リヤド・ブッサ』はこんなとこ、まずは旧市街地散策に

2017/4/17(月)旅は7日目前半 Marrakech 2nd

マラケシュに来て早くも2日目。朝はリアド・ブッサでゆっくり朝食いただきまして、オーナー・Mrsブリジットにマラケシュ3日間の滞在中のスケジュールをどこが良いのかを相談。今日はのメディナ(旧市内)中心部フナ広場から写真ミュージアム、いろんなスークを見て、気に入ったモノを買いましょう。

07:30
昨日着いた時に真っ暗だった「リアド・ブッサ」の優雅でオシャレな館内をご覧ください。まずはお部屋の窓から外を覗くと、

うわぁ~、見えてきましたよ。回廊の向こう側の赤茶の壁のかわいいインテリアコーナーと、上を見上げたら空も見えるんですね。
今回のマラケシュでは、絶対に旧市内のリヤドに宿泊することが願いでした。いろんなリアドをチェックしましたが、総合判断でこの「リアド・ブッサ」に決めました。もちろん各お部屋がみんな違うインテリアコーディネートでどのお部屋がアサインされるのかも?楽しみでした。

そして館内はこじんまりながら、遊び心あるロマンチックなインテリアに注目、もう心躍っています。さぁ、扉を開けてはじめは3階へ。

ちなみにモロッコで言う「リヤド رياض 」は、伝統的な中庭式住居のような意味で、日本語的には邸宅と訳されているようです。旧市街に残っている昔ながらの造りの良い邸宅を外国人がオーナーになって、ゲストハウスやB&B的なスタイルの宿泊施設として、最近知られてきているようです。アラブ世界で中庭「地上の天国」とされ緑の木々の手入れもさることながら、家具や調度品、食器など、オーナーのこだわりが随所に見られ、リアドによって全く趣が違いようです。

石とアイアンの階段を登っていくと、3Fのドアも素敵なアイアン模様を開くと、2Fとはまた違った顔が現れました。

わぉ~、青い空とブーゲンビリアのビビットピンクが土壁に美しく映えています。屋上テラスは空と一体化したような開放感溢れています。

この屋上テラスを見た瞬間、一瞬でずっとここに居たくなるような心地よさ感じます。けだるい午後はビールに見ながらまったり過ごした~くなる、こんな感じの空間です。どこかのんびりどこかゆっくり感がこのインテリアにはあるんですね。

ここは一番広い屋根付きのコーナー、先着の日本人夫婦の朝食テーブルのようです。

ここもコーナー利用の素朴なインテリア。
モロッコのガイドブックいろいろ置いてあるんですが、もちろん日本のガイドブックもいっぱい置いてあるんです。

なるべく自然な素材で大きな鉢植えの緑の植物もお庭のごとくコーディネート、サボテンだってカワイく効果的ね。

このコーナーもおもしろそう?はしごを登るとなんだろう??
明日にでも誰もいない時に覗いてみたい!!

それにしても、どれもどこも可愛いインテリアで溢れています。
Mrsブリジットは素敵な感性の持ち主ね。

08:30
昨夜、マラケシュでの最初の朝食時間の約束をした8時半になりました。朝食は、屋上テラスで頂くようです。今日の宿泊は3組、一組は日本人のご夫婦、先程少しお話させていただきました。あと一組は今日チェックアウトするようです。それでは我々の朝食テーブルに、

わぁ~~、カワイイセッティングですね。朝からこんなチャーミングなしつらえ観せられちゃうと、一日明るく元気になれます。

テーブルの上にセッティングされているのは、真っ白い大皿・コーヒーカップにナイフやフォークなどや、甘いディニッシュとバター、ハチミツ、ジャム2種、珈琲砂糖。

着席すると、まもなくイケメンのリアド・ブッサのスタッフが現れて「アハメド」だと自己紹介してくれました。そしてポットに入った珈琲とオレンジジュース、ブレッド、焼き立てジャム入クレープ、そしてキューイとイチゴのデザートを運んでくれました。
美味しそぅー、では、いただきま~す。

焼きたての素朴でシンプルなクレープ、チョット甘めのお味。
珈琲によく合います。

きれいな毛並みのブッサニャンコも人懐っこくってマッタリと佇んでいます。

ゆっくりとマラケシュの屋上テラスの朝食を楽しみます。デザートの小さいグラスの果物も完熟でジューシー。
朝食後は、昨日遅くてできなかったチェックインするために、1Fのオーナー・Mrsブリジットにご挨拶に行きます。

その前に、屋上テラスから下を覗く、夢心地のような素敵な中庭をご覧ください。

上から見下ろすと、なんてオシャレでセンスの良いインテリア! オレンジ色をメインに暖色系でコーディネートされ、床のテラコッタのようなタイルも一緒に溶け込むような居心地の良い空間です。鉢植えの植栽の緑も和みます。
では中庭に降りてみます。

中庭には、1m四方の浅い池があるのですが、ここにもきれいに花びらアートが施されていて、スキのない完璧なインテリアです。
マラケシュ特有の座っていただくラグコーナーも居心地良さそう!!

見上げると、2Fの客室のある回廊です。
ここリアド・ブッサはマラケシュのメディナにあり、ジャマ・エル・フナ広場から徒歩5分、観光には便利な場所です。
客室は4部屋、それぞれ違ったコーディネートで温かみのある客室は、伝統的なモロッコ風の内装なので、マラケシュの生活が少しだけ体験できるのがいいですね。

雨の少ないマラケシュですが、中庭の上には、ちゃんビニールで覆っているんですね。
雨や防犯のためなのかなぁ?
この後、チェックインとマラケシュでの滞在・観光スケジュールをMrsブリジットと相談。気持ちよく親切にいろいろと教えて頂きました。

<本日のミッション>
10時 ⇨ フナ広場 ⇨ 写真ミュージアムへ。その後いろんなスークを見ながらショッピングを楽しみます。ランチはメディナの中の眺めの良いテラスがあるカフェで。その後もメディナエリアを散策してフナ広場からリアドに戻ります。夜は8時頃フナ広場へ行って、広場を一望出来るカフェからパチリ!!そしていよいよ屋台での夕食をトライします。

本日歩くメディナエリアの簡単Mapです。何しろメディナエリアは、細い路地が多くて車がほとんど入れません。
①Riad Boussaからスタートして、順番に回ります。
②House of Photography in Marrakechを鑑賞
③NOMAD/ランチ
④Souk des Babouche/ショッピング
⑤Atelier+Michi/ショッピング
⑥Restaurant le Marrakchi/ビール
⑦Le grand balcon du cafe glacier/フナ広場の夜景を見るため
⑧ジャマ・エル・フナ広場/夕食は屋台で

さぁ、迷わないように頑張ろう。
そしてどうも私たちが出かけた後に、今いるお部屋からもう少し大きなお部屋に変えてくださるようです。(荷物はそのままで大丈夫!!とのこと)
ということは、一日過ごした今のお部屋、少々散らかってますけど、インテリアをどうぞ!!

昨晩着いた時に写しておいたバスルームのタオルオブジェが可愛いです。
壁は赤茶色でマラケシュ特有のアーチとがあるバスルーム

お部屋の方は、淡いベージュの壁に間接照明のベッドライト

お部屋の真ん中にもマラケシュらしいデザインの棚と間接照明、そしてアロマも。
今日の午後はこのお部屋からまた違ったインテリアのお部屋にチェンジです。お楽しみ!!

10:00
これからマラケシュの迷路のようなメディナへGo!
とりあえずフナ広場方向へ。

あらっ、明るいと随分違ったイメージです。昨晩あれだけハラハラしながら歩いた路地も拍子抜けするぐらい危険なんてどこにも感じないですよ。

石壁の色もいい赤茶色です。ドアの上の数字は、もしかしてアドレス??

みんなどこも同じに通り感じますが、このアーチは目印に覚えておこう。

あっ、このアーチは覚えています。昨晩明るい路地からここを右に曲がったら、急に暗い路地だったので、内心不安が高った曲がり角。朝はスッキリとしています。

やっぱり夜とは雰囲気全くまったく違う印象。
明るい時間に着いたらあれほど、ビクビクしなかったわね。クスっ笑。

すぐそこがフナ広場ですね。昨日はずいぶん遠く感じましたが、リアド・ブッサから5,6分。

フナ広場は夜とは全く違った顔なんですね。観光客向けの土産ものを売るお店が、地面にシートを敷いて営業しています。

この辺から北に向かい右に曲がります。

小さなお店の店先には、独特の香辛料の強烈な匂いが漂ってきた~ような刺激的な空気に包まれています~。

スパイス広場辺りです。この周辺はみんなカゴに三角錐に香辛料を陳列、こぼれないのかしら?と心配しながら、ちょっと商品を見ていると途端に声掛けられるぅ。怖~ぃ、連れて行かれそうな・・

えっ!なんだろう?こんなトカゲっぽいモノもうっているの?クスリっ?

さらに進むと、日用品や楽器のようなモノを売るお店や、ラグ持って歩くおにーさんや、

ヴィヴィットな缶やアズレージョなどのインテリアを売るお土産屋、ヘタウマがたまらないブリキの看板なんでしょうか?ちょっと欲しくなるぅ、後でゆっくり見てみましょう。

そんな通路の狭い中で修復中の工事現場も頑張っています。
赤茶色の壁は後で塗る塗り壁なんですか?

そんな風景を見ているようなニャンコがいました。クスぅ

急に角を曲がったら、この小さな広場の野菜市場。地面にカゴを置いて簡単な日よけ傘を刺しただけのお店が並んでいます。通路も更に狭いです。アラブ人や白人も買物していますね。

野菜の種類は日本とさほど変わったモノはないようです。
ナスやじゃがいも、人参やいんげんなど。

ここはちょっと工夫が見られる屋台風になった店構え!!

バナナやオレンジ、りんごなどの果物も売っています。
カリフラワー、レモン、パブリカ、レタスなども。

陽がサンサンで大変そう!ここはほとんどが野菜のお店ですが、1,2軒は下着などのお店も混在しています。

ここを抜けると、

もうすぐ目的の美術館かしら?

あっ、もう少し先のようです。
マラケシュのメディナエリアは目印が殆ど無いので、路に迷ってしまいます?

やっぱりここが目的のMap②の場所??
入口が路地に埋没しているので、わかりにく~いよ。

Photography Museum of Marrakech/マラケシュ

モロッコ特有のメディナにあるリアドの中に写真ミュージアムがありました。
館内は真ん中が吹き抜けになっていて、回廊部分に写真が展示されています。白い壁やドアなどとアズレージョでシンプルにカラーコーディナーとされていて、モノクロの写真が引き立っています。

そして所々に半円の明かり採りのステンドグラスやアイアンの手摺がとても美しい。

写真はマラケシュの昔の風景やモロッコの街の中の人物のポートレートなどが展示されていました。独特の雰囲気のある人物像が印象的。

この窓枠と窓にハマっているアイアンの模様がアラブっぽいデザイン、モロッコですね。

館内の一室ではビデオで解説コーナーも。

このアズレージョの組み合わせもカワイイ!
一番上の屋上に登ってみます。

うわぁ~、回りの家々の屋上がよく見えますよっ!!
このミュージアムには、屋上に小さなオープンテラスのカフェがあって、鑑賞の後に休憩するのなら、辺りを見回すことが出来て気持ちの良い空間です。

1Fの真ん中の空間、鉢植えの植栽が並んでいました。
下を覗くと、1F2Fのイメージや構造がよくわかりますね。

私たちが今回宿泊しているところもリアドです。こことまたひと味違った感じのマラケシュのリアドを見せていただいた感じです。

ミュージアム入口の通路とゲートの上のアーチもマラケシュ特有のファサード!いいですね。

マラケシュの細い路地の奥に位置しているミュージアムですが、とってもオアシスのような素敵なフォトミュージアムでした。

Photography Museum of Marrakech < 80+20=100 DH >
 入場券、絵葉書

ミュージアムを後に、さらに続くこの路地をMap③ を目指して歩きます。

この赤茶色の土の壁が迫る路地を歩いていくと、所々でドアが開いていて、ちょっと中を覗くと、

面白い風景が見えたり、道端でパンを並べて売っていたりと。

来た道を戻るんですが、来る時は路地を探しながら歩いていたので、すこしゆっくり回りを見回しながら、

ここは、この周辺の観光地で、マラケシュ博物館ですが、ここはスルー。

少し歩くと大きめの建物があります。この中はカフェやおみやげのお店があるようですが、

スパイス・スークに向かう途中のあちらこちらに小さな間口のお肉屋さんや店舗が、

通りをひたすら眺めるおじさんや

魚屋さん、大胆な陳列のお肉屋さんが連なっています。

12:40
スパイス市場あたりに戻りました。
ここのすぐ横に入ったところが、③ のランチをするカフェです。混んでないといいのですが、

Nomad Restaurant/ノマドレストラン

スパイス広場の脇にあるカフェレストランです。

階段を上がったらカフェレストラン。でも一番人気は屋上のテラス席で、スパイス広場が一望できます。周辺の屋上も見渡せる快適空間、空いているかなぁ??

陽がサンサンですが、なんとか張り出した二人用の席を確保、ホッ!としました。時間的に一番混雑時の入店ですから。

ちらりと広場も見下ろせますね。
気持ちのいい位置にカフェレストランあって、マラケシュの迷路と暑さにに疲れたら素敵な隠れ家かしら?

このお隣のひさしがない席だけ空いているよ。最上階の屋上テラスはこの席以外は満席で~っす。

何食べようかなぁ?
えっ~~~~っ!!衝撃がはしりますっ~!!
・・
メニューの隅々までチェックしましたが、私たちの今一番欲しているモノが・・・
あ~ぁ!やっぱり無いよっ!!ガァ~ん。
この国は、ノンアルコールだったぁ~~!!!ホントなのね。
気を取り直して、オーダーします。

もぅ、ノンアルコールでランチの楽しみは半減したものの、気を取り直して
Moroccan GazpachoとHouse saladでスタート。
ガスパッチョは野菜の甘さが引き立つ濃厚ながらあっさりした飲みやすいスープハウスサラダプンタレッタが効いた優しい味のサラダです。

次のメインは、

Lamb tagineです。程よく焦げ目の付いて食欲そそる顔、ソースもピッタリあっていて美味しい。

もうひとつは、本場のVegetable tagineをオーダー。見た目はとても洒落たスタイル、味も野菜の旨味が出ていて美味しくいただきました。それにしてもビールないのが残念。
このノマドは歩き疲れたらカフェとしても絶妙な場所にあるので、なにか使い勝手いいなぁ?

Nomad Restaurant < 361.8 DH >
アペタイザー2,メイン2

CHABI CHiC

食事が済んで1Fに下りていくと、入った時あまり気が付かなかったお店がよさげだったので、寄ってきます。店内は、趣味の良いチャイ用のグラスやボールのガラス製品や、バスルーム回りの雑貨が並んでいます。

マラケシュ初のお買物、手作りのチャイグラス6個購入。
是非自宅でもミントティーにトライしたいわっ。
決めるの早かったかなぁ?

お店の外観。この椅子に座ったおじーさんは?

CHABI CHiC < 335 DH >
チャイグラス6客

7日目後半に続く(Marrakech)


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