草津よいとこⅡ ②

2018/11/19(月)旅は2日目後半 草津温泉

草津ホテルチェックイン14:3018:00ライトアップの湯畑散策18:30中華龍燕で夕食湯畑周辺を再度散策ホテルへ

草津ホテル


・ホテルへのアプローチと前庭

・ホテル建物外観


・干し柿での演出


・ホテル玄関周り

今日は「草津ホテル」に宿泊します。何度か草津に遊びに来た際、この老舗ホテルを見て、なかなか雰囲気があって好みのタイプだしいつか機会があればと前々から思っていました。今回、太の誕生月お祝いを機に、宿泊してみることにしました。楽しみ!

玄関まで歩いていくと、男性スタッフが玄関から出てきて、『いらっしゃいませ、お荷物をお預かり致します』と丁重なお出迎え。きちっとした身なり、丁寧な言葉遣いと柔らかな接客の物腰、すべてにおいてやはり老舗ホテルだけのことはあります。

フロントでチェックインを済ませて、スタッフにお部屋に案内されます。
建物外観にも見られるように、草津ホテルは和洋折衷の形式のホテルで、インテリアも和と洋がミックスされ趣味よくまとめられています。ロビーラウンジは和風モダンで統一され、落ち着いた座り心地の良い椅子が並び、窓の木枠や天井も木製で、寛げ落ち着ける雰囲気です。

さらに廊下を進むと、吹き抜け空間になって、そこで立ち止まってスタッフから
「下に降りてさらに階段のさきがお風呂となります」と説明されました。

廊下も絨毯が敷かれ、客室の入口は和風な引き戸。
お部屋の番号や名前のプレートも丸い木製。

<2016 うずら>

引き戸をひいて一歩入った瞬間、気に入りました、この部屋!
特段奇異な仕掛けや演出などない、ごくごくオーソドックスな室内ですが、建具や壁、調度品などはシンプルで落ち着きがあり、室内空間は心から安らげそう。
特に気に入ったのは広縁周り。窓際には低い木の手すり、大きなガラス戸と障子、低めのテーブルと椅子、ほんとに休まるスタイルですね。いい、いいネ!

また、設計上好ましいと思えるのは、畳部屋と広縁との仕切が、幅広の床板があるだけのシンプルな造り。視界が広く一体としての空間を生み出していて、とても気持ちがいいです。
窓がサッシじゃなく、木枠というところもイイですね。古いホテルだからこそ可能な造りなんでしょうね。

では、座卓にてお茶とお菓子いただきます。
少し休んだらさっそく温泉へ行ってみましょう。

ご覧ください!!なんてこと!!
大浴場・琥珀の湯はこんなに素敵なのぉ~。
木と石を使った美しい浴槽はデザイン。絶賛もの!

その上、ここのお湯は、草津の老舗旅館6軒でしか愉しめない貴重な源泉「西の河原」を引湯していて、柔らかな感触のかけ流しが楽しめます。

素敵な内湯から続いている露天風呂も東屋風な屋根がかかっています。
冬の季節に雪が多い草津ならではの造り。
湯はふんだんに満ち溢れています。
今の時期は、紅葉が終わり落ち葉しか見られないところが、少し侘しげで残念!

脱衣所もお風呂も、キリッと清潔感が溢れています。
壁には温泉成分書が掲示されていて、これまた厚みのある木製板も完璧な素材◎
気持ち良過ぎの温泉、たっぷりと楽しみました!

部屋に戻って、お気に入り空間「広縁」で缶ビール。うぅ~喉がうるおう、おいしい!
窓から見える景色の中に、あれっ、TV画面がガラスに反射してますよっ。

草津ホテルの宿泊は、夕食なしの1泊朝食付きで予約しました。
その理由は、湯畑近くにある中華料理店の有名ビール・ソムリエが淹れるビールが飲みたくて!
この中華屋さんには、行くのは大概はランチ時間、しかもクルマで行くので、ここの評判のビールを飲むチャンスがなかなかありません。今宵の食事では、中華を肴に、思いっきり美味しいビールを飲むぞ!

部屋を出て、街なかの食事処に向かいます。
廊下途中にあるホテル館内の足湯&無料カフェです。このカフェの軒先に干し柿が吊るしてあるんです。
この空間もまったりゾーンですね、あとで楽しむことにしましょう。

では、歩いて夜の草津・湯畑へ。

草津・夜の湯畑

11月中旬ですが、草津では一足早いクリスマスツリーが飾られていました。
ちゃんと温泉マークも光っています。

夜の湯畑全体がライトアップされて、赤や青や紫とカラフルに変化しています。キィ~ンと冷えた空気の中、幻想的でロマンチックですね。お散歩がてら、多くの宿泊客も集まっています。日中と変わらないほど、湯畑は賑わっています。

草津中華 『龍燕』

今夜の晩餐のお店『龍燕』は、湯畑のほぼ真ん中にある漬物屋さんの二階にあります。
一歩入った路地から階段を上がります。

はいっ、これが今夜の目的、マイスターが淹れた『生ビール』です。

『龍燕』は、「キリンビール(株)」より「とにかくうまい生ビール」を出す店に贈られる「満点生」の店に選ばれました。「生ビール こだわりの11ヶ条」を掲げる、キリンビールの公式認定店の一つです。このお店には、これで4度目の訪問。

泡の盛り上がり方が「うまいっ」を物語りますネ。

ビールの肴に最初に選んだ一皿は、「海老たま」
ふわふわ卵にあんかけが甘くて酸味もあって、ビールに合う。

次は「春巻き」
一口かぶりつくと皮がパリッパリッで、中はアツアツでやけどしそうになりながら食べます。

続いて「おかげしゅうまい 一人前4個」
これは半分の2個にしてもらったら良かった、一個がおっきすぎぃー。

このお店に来ると必ずオーダーする、大好きな「油淋鶏(若鶏のカラアゲ甘酢かけ)」
アツアツの鶏のカリカリ皮にねぎと甘酢が絡まって絶妙のハーモニー。
やっぱりおいしいネ。

ビール&中華の組み合わせは、久しぶりに男飯っぽくガツゥーンと食べちゃいました。
ごちそうさまでした!


中華屋さんですが店内は民芸風の居酒屋の雰囲気


心地よい風が通る店内、湯畑の通りから見上げたところ

草津中華 龍燕 < ¥ 5,100 >
えびたま、春巻き、シュウマイ、油淋鶏、ビール

外に出ると、このなんともいえない紫の怪しげなライトアップ、強烈!
食後の散歩、もう少し夜の湯畑を味わっていきましょう!

湯畑の温泉が流れ落ちるところのライトアップが美しく、足湯の下からの照明が枯れた草に反射して!こんなところも絵になるんですネ。
そぞろ歩きのカップルが目立ちます。夜はこれからだネ。

私たちは宿にトットと戻って、また温泉に入ります。

いいですネ、
草津ホテルの和の木製玄関も、
「草津ホテル」の看板も
凄ぉ~く、この風景に癒やされます。

「ただいま~」

廊下を歩いて部屋に戻る途中に、ロードレーサーの自転車が何台も並んでいます。

この後休憩してから温泉で温まってから、
おやすみなさい。

2018/11/20(火)旅は3日目 草津~

草津ホテルチェックアウト 10:00鶴太郎美術館見学(無料券利用)10:30『松むら饅頭』で買い物 帰路『道の駅 八ッ場ふるさと館』で野菜購入、夕方に東京に戻り、寿司屋で夕食

06:15
おはようございま~す!
さっそく贅沢な朝風呂にGO!まだ朝もやの時間かなぁ!

<中浴場・賽泉の湯>

朝から柔らかで肌にやさしい温泉、気持ちいい一日の始まりです。
賽泉の湯は昭和レトロを感じさせる湯船です。

08:00
朝ごはんの時間です。
草津ホテルのお食事は初めてで、どんなのでしょうか?
朝食会場に向かいます。

大広間に和風の低めのテーブルと椅子、グループごとに衝立てで仕切られています。
案内された席につくと、男性スタッフが静かにごはんとお味噌汁などを運んでくれます。

メニューは、焼き魚、サラダ、タラコ、玉子焼き、ひじき、湯豆腐、お新香、ごはんと味噌汁デザートも付いています。焼き魚のこんがり具合やタラコも美味しかった。
ごちそうさまでした。

食後は足湯&カフェテラスで無料コーヒーをいただきます。
改めてゆっくりとカフェテラスをみたら、年季の入った床板や籐の椅子もとても座り心地が良いんです。レトロな木枠のガラス越しに見える、干し柿の並び方も鮮やかな柿色もいいネ。
コーヒーもごちそうさまでした。

10:00
今日もすっきりと晴れ渡って気持ちの良い晩秋の一日。
もっとゆっくりしたかったのですが、時間となりました。またいつか、きっと来ます。

チェックアウト後、車はホテルの駐車場に置いてもらって、お隣の美術館へ。

草津 片岡鶴太郎美術館

草津ホテルの隣りにある「片岡鶴太郎美術館」の併設ショップには過去何度か来ていましたが、美術館内部を鑑賞するのは今回がはじめてです。この美術館は草津ホテルの経営とのことで、予約の際、入場無料チケットが付いている宿泊プランにしておきました。

鶴太郎の代表的な作品のような気がする「サンマ」
TVで作品を描いている映像を見た時に、簡単にスルスルッと筆を走らせていたのを覚えています。味わいはありますね。

美術館の階段の壁が面白い。
丸い細長い筒が埋め込んで明かり取りとデザイン、遊びこころいっぱい。
壁の土色もほっこりします。

鶴太郎の作品は、多くのメディアを通じ大体の感じはわかっていましたが、改めて実物を見ると、色使い、大胆な構図、ヘタウマの個性的な書、味わいがあって興味を持って観ることが出来ました。それにしても、鶴太郎はやはり才能の人ですね。ちょっと、中川一政の絵画や書をパクった(もとい、手本に研究した)ところはありますが・・・

片岡鶴太郎美術館のさらに奥には「西の河原公園や露天風呂」があります。
今回は西の河原公園の露天風呂に行く予定でしたが、また次の機会にしましょう。

草津ホテルの駐車場に戻って、ここで草津温泉を後にします。
まだところどころに真っ赤な紅葉が残っています。
名残惜しいけど・・

東京に戻りる途中、「道の駅八ッ場ふるさと館」に寄って地元の野菜ときのこ類を購入します。ここで販売されているキャベツ149がうまいっ!美味なんです。
葉付きの立派な大根2本も買っちゃって(新聞できっちり包んで冷蔵保存で2週間OKでした)
万座・草津方面の帰りはここで地元の野菜を必ず購入して帰ります!

ダム周辺も散策して、東京に帰ってきました。昼&早い夕食兼ねて、自宅近くの行きつけの寿司屋で食事をし、午後5時半頃家に帰ってきました。

今回は2泊3日の「草津よいとこⅡ」、楽しい温泉旅でした。
お疲れ様でした!

最初から

草津よいとこⅡ ①
11月は太の誕生月。10月に脊椎間狭窄症の手術を終えリハビリの最中でもあったので、本人の希望で、誕生祝いと温泉治療を兼ねた草津行きを...