米沢へは年に数回、訪れなければならないヘボ用があり、今年は4月下旬の桜のシーズンに、その道すがら、日光、奥会津、喜多方を抜けて米沢に至るドライブ旅を楽しみました。(以下のリンクから、その時の旅のブログ記事をご覧いただけます)
今回は、これに続く本年2回目となる米沢行きの旅となります。前回は、会津など内陸ルートだったので、今度は気分を変えて日本海沿いのルートを選んでみるか、ということで新潟県を経由する、少し遠回りのドライブ旅を企画してみました。
新潟県は日本海の幸の宝庫で、食いしん坊の私達は何かと理由をつけては「美味しい魚介類」を目当てに、新潟県の各地域を訪れることを楽しみにしています。地元の名物居酒屋で新鮮な地魚を肴にいただくお酒は、新潟ならではの最高の贅沢。毎回、「新潟はやっぱりイイね!」ということになります。
今度の旅でも、目的の第一は美味しいお魚をいただくことには変わりありませんが、今回はこれに加えて、新潟でのお魚についての他の楽しみにもトライしてみようと思います。
新潟県には上越、中越地域には大きな鮮魚市場がいくつかあり、市場探検とそこでのショッピングは大変魅力的ですし、また、新潟市には全国的にも有名な水族館『マリンピア日本海』もあります。
今回は、お魚をテーマに、新潟県を上越・中越・下越と縦断し山形県・米沢市に至るドライブ旅、次のマップのようなルートで1泊2日の旅としてみました。
どうぞご一緒にお楽しみください。
今回の行程
2018/8/10~8/11・1泊2日
2018/8/10(金)1日目 ☀ 東京~新潟
08:30自宅出発関越道/上信越道12:00道の駅・あらい、『きときと寿し』回転寿司ランチ、『日本海鮮魚センター』 16:15ジュラクステイ新潟、夜は居酒屋と新潟まつり
08:30
今回は & の2人旅、クルマで自宅を出発します。
関越道から上信越道を通って、まずは上越・妙高市にある「道の駅あらい」を目指します。
夏の熱い日、天気も良すぎの夏空です。
さすがに夏休み真っ只中とあって、関越はやや渋滞中・・・
渋滞で、上里SAまで2時間もかかっています。
トイレ休憩と水分補給します。
・・
上信越道へのジャンクション。これを直進、長野方面に向かいます。
はい、本日最初の目的地「道の駅あらい」です。
クルマがETC対応であれば、上信越道の新井パーキングエリアの新井スマートICから一般道に降りることなく、直接アクセスできます。
「道の駅あらい」は、田園風景に囲まれ、周辺にはなんにも無いエリアにポツンと立地しています。
この道の駅には、案内センターとしての「くびき野情報館」をはじめ、コンビニのローソン、牛丼すき家・窯右衛門・ラーメン翔など9店舗の飲食店、「日本海鮮魚センター」などの物産・土産物の店舗が3~4軒・・・・というように、数多くの商業施設・情報施設が集積し、上越地域の観光スポットとなっています。それだけでなく、驚いたのは、高速を降りずに泊まれるビジネスホテル「スーパーホテル新井(温泉付き)」まであり、まるで一つの街のような様相を見せています。
へぇ~、最近の道の駅は、こんな事になっているんですね。
ちょうどお昼時、まずは腹ごしらえ。この道の駅あらいの飲食店の中でもひときわ人気のある回転寿司屋さんに向かうことにしましょう。
「氷見きときと寿し」回転寿司
ここ「氷見 きときと寿し あらい道の駅店」は、富山県氷見市に本店を置く人気回転寿司チェーンの支店となります。
店名にある「きときと」とは、富山の方言で『新鮮な、生き生きした、活き活きした とか、取れたて、等の 生きのいい状態』を意味するということで、お寿司屋さんとしては正にピッタリのネーミングですね。
ネーミングの良さばかりでなく、肝心のお味の方についても評価が高く、今や富山県内だけでなく、ここ新潟県をはじめ、長野県、石川県など隣接県にも支店を拡げているとのこと。そんなこともあり、このチェーン店に一度行ってみたいな、と前々から思っていました。今日は良い機会です。
「新潟県の魚をテーマ」とした今回のドライブ旅ではありますが、美味しければ何でも良し!特に新潟県にこだわりはありません。第一、ネタとなるお魚は、県境にお構いなく日本海を泳ぎ回っているんですから。さあ、今回旅行の最初の食事となる「きときと寿司」は、どのように私達を迎えてくれるのでしょうか、楽しみ!
着いたのが13時半過ぎていたので、お昼のピークが一段落し、すぐに入店できるかと思っていました。ところがこの時間でも先客がかなりの数いて、やむなく順番を待つことに。
しばらくして、ちょうどカウンター席に2名分の空きができたとのことで、案内を受けました。10分程度の待ちで、どうにか食事にありつけます。ありがたい!
きときと寿司では、白身魚や青物など主に地魚の握りを中心にいただきました。2人で30貫ほど食べたかなあ?
最初のお皿だけ写真を撮したあと、お腹が空いていたため夢中でパクパク、次のお皿からは、すっかり画像を撮ることを忘れていました。まあ、それだけ美味しかったというわけです。
でも、よくよく考えてみると、日本海の素晴らしい漁場に囲まれているこの一帯では、このお店に限らずどこのお店もネタがいいはずですし、美味しいのが当たり前。
と同時に、この辺に住んでいる人は本当に幸せだなー、と改めて思いました。
美味しいお昼、ごちそうさまでした。
日本海鮮魚センター
「きときと寿し」の隣の建物には、大きな海鮮市場「日本海鮮魚センター」があります。
今晩はホテル泊なので鮮魚は購入できませんが、とりあえず市場内を探検してみましょう、なにかスグレモノ、あるかなぁ?
わぁ~、日本海の新鮮な地魚がいっぱい!新潟近辺の日本海モノばかりでなく、島根や宮城の鮮魚もありますね。観光市場だけに、鮮魚のバリエーションも用意する必要があるのでしょう。
その他、昆布、貝柱、干物類などもたくさん陳列されていますね。お客の皆さん、お土産に夕飯に、いろいろ買い物をしています。
おっ、マグロの骨剥がしなんかも売っているんですね!小ぶりなマグロ一頭分の骨まわりが1,500円也、ちょっと興味を引き、『これ面白いかも?』。でも、小ぶりマグロだから、骨まわりの身は味が乗っていないし・・・、まあこんなものかな。
ここでは、結局、日本海の「塩蔵もずく」だけを買いました。日本海産のもずくは、以前北陸を訪れた時に、居酒屋で食した細めのもずくが物凄く美味しく感動したので、機会あれば購入したいと願っていました。買うことが出来てうれしい!
15:20
あら、結構いい時間になりましたね。時間があれば、このあと中越の寺泊漁港に立ち寄り、そこの有名な海鮮市場も覗こうと思っていましたが、どうもそんな時間はなさそう。
寺泊・海鮮市場は今回はスキップ、次回の楽しみに残して、北陸自動車道でまっすぐ新潟へ向かうことにしましょう。新潟の街では、今宵のホテルチェックインして、予定している居酒屋に店が混まないうちに入店しなければなりません。急げ!
・・
おっと、もうすぐ新潟市内へ入ります。
途中雲行き怪しかったけど、この辺はやけに夏空が眩しい。
● ジュラクステイ新潟
<画像はHP参照>
カーナビでホテルまで誘導され駐車場に着きましたが、満車のため2~3分ホテルから離れた契約駐車場に誘導されました。そして無事にチェックイン。
<画像はHP参照>
今回、新潟で泊まるビジネスホテル「ジュラクステイ新潟」は、はじめての利用となります。
ちょうど夏休みの土曜日で混雑する時期なので、リーズナブルなホテル探すのが大変でした。このホテルは名前から多分、あの聚楽グループ経営のビジネスホテルのように思いますが、まあそれなりの機能、水準を維持していて、ここは穴場かも?室内も、最低限の広さとベッド、カウンターなどが揃っているので、二人で寝るだけなら十分です。なにしろ、今晩訪れる居酒屋が近いことが重要。
・・・・
お待ちかね、夕食タイムとなりました。
ホテルのすぐ近く、歩いて2~3分のところにあるココ・・
いかの墨/和食
新潟の夜は、「越後の地元の旬の味と旨い酒が味わえる居酒屋」が私達のお定まりのフレーズ!ちょっと下調べをして、ここ「いかの墨」を選びました。
大通りに面したビルの1階にある街なかのお店ながらも、茅葺屋根の玄関に白暖簾、ちょっとした空間に石畳や黒塀など、アプローチにも演出を凝らし田舎風にあしらった風情ある趣です。期待感が高まります。
情報によれば、評判で人気の居酒屋のようです。今回は事前に予約をしていないので、18時前のお店がまだ混んでない時間に訪れてみました。
外観の見た目よりも随分とキャパシティがあるようで、客席はカウンターや椅子席のほか、小上がり席(仕切り付き)や6~15人位の宴会席など、いろんんバリエーションがありました。
早めの時間帯に着いたので、私達は1階の廊下を挟んだ小上がり個室に通されました。
お隣との間の仕切りには京町家の出格子などを用いたり、和のすだれ状のロールカーテンなどで上手く個室ゾーンを作っています。なかなか雰囲気がいいです。
とりあえず生ビールを頼むと、この土鍋とコンロが一緒に運ばれてきました??
この土鍋は「付き出し」のためのモノ。えぇ~
メニューリストをじっくりと見ると、
どれもこれも魅力的!なににしようか、
では改めて、越後の夜にカンパイ!!
そして興味津々、突き出しはなんだろう?
うわぁ~、いいネ、新鮮な貝を土鍋で酒蒸し焼き料理!
こんなに凝った付き出しは初めて、新鮮で楽しいサービスです。
イェ~イ!越後「利き酒六種」もすぐに追加オーダー。
淡麗辛口で知られる越後のいろんな銘酒を少しづつ味わえる、旅行者には魅力的なメニューです。
これっ、これっ、これよぉ!
この時期には外せない新潟の枝豆、どこのお店で食べても美味しいよっ。
こちらは新潟県黒埼地区産「くろとり茶豆」。
香りと甘み、コクもあって、とてもおいしい。
やはり新潟の枝豆は日本一ですね。
新潟ならではの鮮度いい「お造り盛合せ 五点盛」です。鯛やスズキやブリ、甘海老などが盛り付けられていました。盛り付けも人参の細切りなどで見た目も色鮮やかな一皿。
新鮮なお刺身は脂も乗りプリッと、どれも美味しくて凄い。
今日は肉もいいね、せっかくだから「村上牛サーロイン石焼き」も食べちゃいましょう。
A5のサイコロ状のサーロインを熱した石のプレートの上に乗せて焼きます。
頃合いを見て、塩・わさび・胡椒などであっさりといただきます。
そうだ「穴子の天ぷら」も頼んでいました。
これはいけるぅ、揚げたてアツアツ。天ぷらは穴子に限るよね。
これは、リアス式海岸で育った「岩牡蠣」。美味しそう!
口に入れると、クリーミューで牡蠣が口いっぱいに広がって、グゥ~~。
穴子の天ぷらと一緒に頼んでいた「佐渡沖 活きタコの天ぷら」が届きました。
うわぁ~、もうお腹が一杯になってきたぁー。
でも揚げたてのタコの天ぷらは柔らかくって甘~い。
・・
本当は、メニューにあった「釜戸炊きごはん」も魅力的でしたが、残念、これ以上食べられません。
枝豆を皮切りに、貝や地魚のお刺身、天ぷら、村上牛、岩牡蠣など、どれもこれも満足でした。夏の日本海の海の幸は魅力がいっぱい、十分に堪能しました!
お勘定する時に見えたのが、おぉー「釜戸炊きごはん」の黒い釜戸がありますネ。
釜戸もその床も昔の家の台所土間のような雰囲気で凝ってます。
次来た時、必ず食べるからね、待ってて頂戴!
ごちそうさまでした。
さっきホテルに到着してチェックイン時に聞いたところによると、今夜は新潟まつり「大民謡流し」のパレードのイベントがあるとか。
この後、腹ごなしとお散歩がてら、覗きに行ってみることにしましょう、折角の機会ですし。
● 新潟まつり「大民謡流し」
「新潟まつり」は、住吉祭、商工祭、川開き、開港記念祭という歴史ある4つの祭りが1つとなり、昭和30年にスタートしたお祭り。毎年、8月上旬の金、土、日曜日の3日間開催されます。今日は、そのまつり初日となる金曜日です。新潟に来るまでこのお祭りのこと、知らなかった、ラッキー!
この時間から、「民謡流し」イベントが萬代橋周辺の道路でちょうど始まるようです。新潟の企業や公的な団体、民間の趣味グループなどが何組も参加し、それぞれ揃いの浴衣などを着て、踊りながら道を練り歩きます。
その中でも、新潟市内の大手メーカーの支店や、病院などのグループが特に目立っていたような気がします。
大通りには何十組ものグループがそぞろ歩いていて、歩道では、それを見ようとする観光客や親戚や友人でごった返してます。
こんな大勢の人出とは知らずに驚き!そろそろ引き返しましょうか。
その前に、ホテルオークラ新潟でトイレをお借りします。
・・
ホテル近くまでブラブラと引き返しましたが、折角の機会だから、新潟の居酒屋めぐり、もう一軒行ってみましょうか。お腹は空いていませんが、ちょっとだけ飲むならどうにかいけそう。候補にしていたお店の前に来ると、何やら行列が。今日は祭り初日で、どうやら、その見物客が帰りの立ち寄りで店は混雑している模様。
どうしようか?
予定したお店の斜め向かいにある「旬魚旬菜 極DINING 若旦那」が目に入り、入ってみることに。
ここも混雑していましたが、どうにかカウンター席に2人分の空席をみつけました。生ビールと軽くおつまみ頼み、30分ばかり休憩しすぐに店を出ました。慌ただしかったせいか、画像はナシです。
まっすぐホテルに戻って・・新潟の夜はここまで、
おやすみなさい。
次は