八丈島 温泉♨
南国情緒あふれる「常春の島」八丈島ですが、個性豊かな7つの温泉をもつ「温泉の島」でもあります。
市街地から一番近い「ふれあいの湯」、少し熱めの「やすらぎの湯」、絶景の「みはらしの湯」、野趣あふれる「裏見ヶ滝温泉」、アクティブな「ブルーポート・スパ ザ・BOON」、マニアックな「洞輪沢温泉」、このほか島に1ヶ所「足湯 きらめき 」があります。
みな手軽な料金(無料もあります)の日帰り湯ですが、それぞれに個性があり、温泉を主な目的とした八丈島旅行も大いに「アリ」です。
<八丈島MAP/温泉> ①~⑦が温泉施設
私たちは初夏と晩秋の2回の八丈島滞在で、7つの温泉のうち4つの温泉を体験してきました。お気に入りの「みはらしの湯」では、3回もリピート利用してしまいました。
① 樫立向里温泉 「ふれあいの湯」
天井の高い内風呂と東屋風の露天風呂もとても心地よい温泉です。
泉質は、ナトリウム-塩化物強塩温泉で、湯冷めしにくいのが特徴!
建物やお風呂全体が木材をふんだんに使った温泉は、やっぱり一番落ち着きますね。
木の香りもぬくもりも心地良かったです。
休みどころでは、自販機に珍しい「明日葉茶」があったので好奇心でいただいてみました。
ちょっと苦いですが、でもくせになりそう。
【ふれあいの湯】
営業時間:10:00~22:00時(入場は21:30まで)
休館日 :月曜日(祝日、夏期、年末年始等は休まず営業します)
利用料金:300円
② 中之郷温泉 「やすらぎの湯」
私たちは7月訪れた時に、八丈島で一番初めに入った温泉です。
天気が良いときには窓から海の眺めが良いと聞いたので訪れました。
八丈島にも温泉があるんだぁ、いいネ!と感動でした。
【やすらぎの湯】
営業時間:10:00-21:00(入場は20:30まで)
休館日 :木曜日(祝日の場合は営業)
利用料金:300円大人 300円/小人 100円
③ 末吉温泉 「みはらしの湯」
みはらしの湯は、末吉地区の高台にある温泉で、太平洋を見渡す絶景露天風呂がいいです。
露天風呂はひょうたん型と建物に沿った細長型があり、奇数日と偶数日で男女の大浴場の入れ替えがあります。ちなみに男性の奇数日の露天風呂はひょうたん型。
建物全体が船の中のようなイメージで、内部は壁が曲線だったり、内湯の窓や洗い場は丸くカーブしています。毎年、元旦には早朝の特別営業があり、初日の出の時刻には島民を含めた多くの観光客で大賑わい、大人気です。
私たちはこの温泉が大いに気に入り、7月・11月で都合3回も訪れました。
八丈島温泉の中でも、露天風呂からの海が見渡せる絶景が最高です。
湯船も大きいのですが、大人気らしく、いつも混み合っていました。地元の方・観光客・外国人もいて国際的です。
11月に八丈島に到着した日の夕方、この温泉で汗を流し一息つきましたが、その時、ここで出会った女子にはビックリ!!
彼女(バイク女子、30歳くらい?)とは、朝同じ飛行機便で島に着いて、レンタカー会社の送迎ミニバスでも一緒でした。レンタカー事務所では、隣の席で「レンタバイクで日帰りで帰る」との声が聞こえてきて、「へーえ、凄い、日帰りぃ~!するんだ」と感心していました。
そして、「みはらしの湯」の駐車場で、偶然にもこのバイク女子と再会しました!
互いに挨拶しあい、少し立ち話をしましたが、またまた驚きの事実が・・・
バイク女子曰く:
急に思い立って今回八丈島に一人で遊びに来た、八丈島は初めてとのこと。
ペーパードラーバーで何年かぶりに原付バイクを運転、いま島一周を終えたところ。
バイクを借りる以外には、持参したお金は全部で4千円だけ。
このお金で、主な観光スポットや温泉を巡り、コンビニ弁当で昼ごはんも済ませた。
今日は夕方の最終便で羽田に帰るとのこと。
すごいアクティブで、肝が据わった女子ですね。
「他に八丈島でいいとこありますか?」と聞かれたので、空港へ戻る途中の「大里の玉石垣」(ここへは彼女はまだ行っていなかったとのこと)の場所を教えてあげ、別れました。
世の中にはパワフルな女の子がいるんですね、脱帽!
【みはらしの湯】
営業時間:10:30-21:30(入場は21:00まで)
休館日 :火曜日(祝日、夏期、年末年始等は営業)
利用料金:大人 500円/小人 200円
④ 裏見ヶ滝温泉
裏見ケ滝温泉は、滝の音を聞きながらふわっと湯けむりを感じることができる、野趣あふれる露天風呂です。隠れ家的に森の中にあり、そしてたっぷりの森林浴も楽しめます。
こちらは中之郷集落の方たちが管理されてるアットホームな温泉で、無料で利用できます。
泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉。
道路から階段を降りてくると、目の前は露天風呂(屋根はあります)で、左手に脱衣所がありました。簡素な脱衣所は男女で一つ、入れ替えで使用します。
ここは男女混浴で水着着用が必須、来る時は予め着用してきて、帰りは脱衣所で着替えするのがベストです。
温泉にたどり着くまでの道路は、ところどころ狭くなったりしますがよく見ると案内板があり、それに従って進めば大丈夫です。道路脇に立て看板と駐車場があり、看板横の階段を下りると露天風呂が見えてきます。
11月の雨の日に訪れました。
行く前に、宿で事前に水着に着替えておきました。もっとサバイバル感がある、ワイルドな露天風呂かと思っていましたが、意外にも立派な屋根付のお風呂。雨が降っていたので、助かりました!
地元のおじさんと一緒になり、地域のことなど、いろんなお話を聞けて楽しい露天風呂タイムでした。
【 裏見ヶ滝温泉(ゆとりの湯)】
営業時間:午前9時~午後9時
休館日 :年中無休
利用料金:無料 (中之郷自治会管理運営)
注意 :男女混浴、要水着着用 、せっけん・シャンプー使用不可
⑤ ブルーポート・スパ「ザ・BOON」
ザ・BOON(ゆとりの湯)は、中之郷にある温泉、内湯のみで露天はありませんが、窓からは遠くに海を望むことができます。ジャグジーや打たせ湯、サウナや水風呂もあり充実した設備でアクティブに疲れを癒せます
私たちはこの近くの「やすらぎの湯」を利用したため、この温泉には入りませんでした。
【 ブルーポート・スパ ザ・BOON 】
営業時間:10:00-21:00(受付終了 20:30)
休館日 :水曜日(祝日の場合は営業)
利用料金:大人 700円/小人 300円
⑥ 洞輪沢温泉(ぼらわざわ おんせん)
洞輪沢(ぼらわざわ)温泉は末吉地区にあり、洞輪沢漁港に隣接しているので、地元住民や釣り客にも人気、かなりマニアックな温泉のようです。
泉質はカルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩温泉で、八丈島の他の温泉と異なるのが特徴、地元の方によって管理されています。
無料で入れますが、石鹸・シャンプーなどの利用はできませんのでご注意ください。
私たちは、釣り場の下見で漁港を見るついで訪れただけなので、こちらも残念ながら入浴せず館内だけ覗いてきました。
【 洞輪沢(ぼらわざわ)温泉 】
営業時間:午前9時~午後9時
休館日 :月曜日
利用料金:無料
⑦ 足湯きらめき
足湯きらめきは、藍ヶ江港の脇にあり、疲れた足を足湯で癒やす温泉。
八丈島の美しい太平洋を見ながらのんびりと過ごせます。
水平線に沈む夕日などを楽しめるそうです。
海のきらきらとしたイメージから「きらめき」という名前がつけられました。
私たちは、足湯の前を何度か通過しましたが、いつでも使えると思って、結局残念なことに一度も利用しませんでした。
【 足湯 きらめき 】
営業時間:11:00-21:00【閉館日】年中無休
休館日 :年中無休
利用料金:無料
八丈島 釣り場
八丈島は、手軽に陸から海釣りが楽しめるポイントが目白押し。家族連れも、初心者も、中・上級者も、誰もがそれぞれのレベルに応じて楽しめる、魅力的な「釣り天国」です。
わざわざ船を仕立てなくても、あるいは足場の悪い磯からの釣りでなくても、八丈島では港湾内や堤防から本格的な釣りが楽しめます。クルマでのアクセスもよく、安全で設備も整ったこういった陸からのメジャーな釣り場は、島内に5箇所ほどあります。
<八丈島MAP/釣り> ①~⑤が釣り場
このうち、私たちが釣りで訪れた陸釣りポイントについて、以下、ご紹介していきます。
①神湊漁港
「神湊漁港」は、 堤防や港湾岸壁は非常に足場がいいので、初心者や家族連れが気軽に楽しめるファミリー・フィッシングの釣り場です。と同時に、中・上級者にとっても、釣法の工夫次第では大型魚・高級魚も狙うことができる幅広く楽しめる釣り場でもあります。
車も横付けできて道具も積んだままでいいし、急な雨や休憩にももってこい、使い勝手の良いところです。
初めて八丈島を訪れた7月の時、私たちはここで、まずはムロアジなど小物の魚を狙うことにしました。生きの良い小型のムロアジが釣れれば、今度はこれを活餌にして泳がせ、カンパチやヒラマサなど大型の青魚を釣ろうという魂胆です。
「エビで鯛を釣る」にならって「ムロアジで大型青魚を釣り上げる」漁法です。そのための竿をはじめ、道具一式も東京からバッチリ用意して持ち込んであります。うまくすれば、10キロ以上の大型魚、1尾数万円もする高級魚を釣り上げることだって夢ではありません。
でも、釣りが趣味の方ならお分かりいただけるように、生き餌となるムロアジは回遊魚。魚が港内にタイミングよく回ってこないと全く釣りになりません。その時の潮の流れ、温度、時間帯など、状況に大いに左右され、良い時、悪い時があって、こればかりは運次第。
港近くの釣り餌屋さんで、最近のムロアジの湧き状況を聞くと、ここ数日は全く魚が回遊していなくて期待できないとのこと。うーん、残念!
でも、折角釣り道具を持ってきたので、駄目を承知で竿を出してみることにしました。今回はG太以外は竿を手にするのは初めてという初心者ばかり。竿とリール、仕掛けのセッティングをしてもらって、餌の付け方、竿の捌き方など、レクチャーを受けます。そして、岸壁足元を「サビキ釣り」という釣り方で小魚を狙います。
G太は、私とは別に、「遠投カゴ釣り」という釣り方で岸壁から20Mほど沖合を狙っているようです。
朝から4人で釣りしているのに、やはりムロアジは全く釣れず、釣れてくるのはミニサイズのそれも名前も知らないお魚ばかり。たまに釣れたと喜んだ大きな魚も、派手な色をした食べられない魚、リリースです。
でも、楽しかったです。太陽のもと、釣り竿を振って、海を眺めているだけで気持ち良いし、気分がスカッとします。
釣りした次の日、たまたま「神湊漁港」を通りがかったら、なんとこの時は、ムロアジの大群が岸壁に押し寄せてきていて・・・・
写真をご覧ください、凄いでしょ。
その場にいた釣り人達は、いちいち竿で釣り上げるのは手間ばかりかかって効率が悪いので、長い柄の網を持ち出し、網ですくい始めました。ムロアジが湧いている短い時間、時間との勝負です。
一回網ですくい上げると数十匹が入っていて、
すごい数のムロアジで、用意していた大型のバケツがすぐに満杯となりました。
今日だったのかぁ~、うーん、昨日は全く駄目だったのに・・、一日違っていました!!
こんなことってあるのですね。
こちらは11月のときの写真です。朝から小雨で10時頃から風も強くなり、そのうち横殴りの土砂降りに。もう頭からずぶ濡れ状態ですが、なんとか頑張って釣りを続けました。
悪天候のなか、今回もムロアジは釣れなくって・・・・残念。
まあ、釣りのために「また島においで」とのメッセージでしょう。次こそリベンジするぞ!!!
ちなみに八丈島では釣り用専用のレンタカーが用意されています。普通のレンタカーで釣りに行くと違約金を高くとられますので、ご注意を!(匂いでわかるそうです)
②八重根港・低堤
沖に見えるのは八丈小島。この日も小島の頂上は雲で隠れています。堤防から八丈小島に向かって思い切り竿を振ります。
堤防から横を向くとこちらは八丈富士。茶色の建物は今は廃墟となってしまったホテル。堤防は幅100M位ありそうな広く大きな堤防です。
八重根港の「低堤」は、八丈富士と八丈小富士を見ながらのんびり釣りができる、非常に眺めの良い釣り場です。
家族連れで楽しんだりもできますが、この堤防の先端は上級者・本格派の大物狙いの人たちの定位置だそうです。この日も大物狙いのマニアで賑わっていました。
「八重根港」の横には岩場の間にダイビング用の入口も設置されていました。
上の方には駐車場やトイレも整備されています。
私たちは、常連さん達の邪魔にならない入口付近で、もしかしてカンパチやシマアジが釣れるかも?と夢を膨らませ、ちょっとだけ釣りにチャレンジしました。でも、マニアの常連さんなど周りも釣れている様子はなく、またお腹が空いてきたので1時間位で諦め引き上げました。
③底土港
「底土港」は、東京と八丈島との間を運行するフェリー定期船が接岸する広々とした港ですが、その先の防波堤は、やはり大物釣りの人気スポットになっています。
立ち寄った釣具屋さんで聞いた話では、昨日、ここで30キロもあるキハダマグロが釣れたとのこと。へーえ、噂は本当なんだ、凄い!
そのためか私たちが訪れたその日も、ヒラマサやキハダマグロなど大物狙いの上級者らしき人達が、本格的な道具を携え、集まっていました。
私たちは見学だけでここではトライしませんでしたが、近くの釣り人に話を聞くと、いつも釣りするためだけの目的で何日も八丈島に滞在するそうです。そう言えば、八丈島には釣り客用の専門の民宿を何軒も見かけました。
私たちももっと釣りが上手になって、いつか大物の魚を手にする日が来るんでしょうか?何だか楽しみの種が増えましたね。ヨシ、ヨシ。
④洞輪沢漁港
「洞輪沢漁港」は、名古の展望台から見下ろしたところにあります。展望台の眺望を楽しんだ後、温泉&漁港を見学しに来ました。目の前に釣人が数人いたので近づいてみると、みな地元の人たちのようで、それぞれに楽しんでいます。
この日は、ムロアジがちょうどうまい具合に港内に回遊しているようで、ポツポツと釣れています。やはり地元の人は情報をいち早く得ることができ有利ですね。釣れたムロアジを生き餌さにして泳がせ、これに飛びついてくる大物の魚を狙う「泳がせ釣り」をしている人を何人も見かけました。
私たちが見学している短い時間の間では誰も大物の魚を揚げていませんでしたが、「泳がせ釣り」の現場を実際この目で見ることができ、大いに参考となりました。
よーし、次回来た時はまたここに来て、地元の釣り人の釣り方を真似てみようっと!!
三原山からの豊富な流水が作る名古の滝が見られる洞輪沢港の滝です。
洞輪沢温泉と滝と釣りが出来る隠れ家的スポットのようです。
⑤藍ケ江港
7月の時は大雨の合間に訪れてたら、さすがに誰一人いませんでした。近寄ると危ないので上の道路からパチリッ!
藍ケ江港は静かな湾(画像はgoogleより)で、ここも温泉のついでに見学に来ました。地元の釣り人をここでも多く見かけましたが、興味を引いたのは大きなムロアジの生簀。
ムロアジを釣りそれを生き餌とする「泳がせ釣り」は八丈島では最もポピュラーであり、また、最もエキサイティングな釣法ですが、問題は大物釣りの餌となる生きたムロアジの確保。
ムロアジを釣って餌を確保しようとしても、日によって釣果にムラがあり、いつもコンスタントに生き餌が入手できるわけではありません。下手をすると、餌が一尾も入手できないまま、肝心の大物釣りが始められなくなってしまう恐れがあります。
そこで、地元の人は知恵を働かせたのでしょう。ムロアジが岸近くに回遊した時、釣れるだけ釣っておき、それを生簀にプールしておけば良いと。大物狙いの泳がせ釣りをするときは、この生簀からムロアジを取り出し、これを針先にセットすればOK。すぐに始められる!
なるほどね。ここ藍ケ江港は、かつては現役の漁港として漁船の停泊所・避難所として利用されていましたが、現在は漁港としての機能は停止しているようで、港には1艘も漁船も停泊していません。岸壁はいつも空いているし、そこに生簀を設置していても何の障害にもなりません。地元の知恵、有効利用ですね。地元の釣り人といっても職業漁師ではなく、あくまで一般のアマチュア。八丈島のコミュニティのなかで、きっと、あうんの施設利用のルールがあるのでしょうね。
大物の泳がせ釣りは、漁港内に向かってではなく、一段高い堤防の上に立ち、外洋に向かって竿を出します。その堤防に上がるのは、高所恐怖症では上がることが出来ないハシゴがありました。
私たちも、いつかは地元の釣り人に混じって、本格的な大物釣りをしてみたいものです。そのためには、いろいろ失敗を重ね経験を積み、また、いろんな情報を得て勉強していかなけければなりません。
今回の2回の八丈島の釣りでは釣果そのものは全くと言っていいほど冴えませんでしたが、現地の状況や実際の現場を知る上では良い体験となりました。
八丈島の釣り!ますます興味が高まりました。、皆さんも是非チャレンジしてください!
なお、私たちが八丈島の釣りについて、情報を得たり餌や小物を買ったりしてお世話になった釣具店は次の2軒です。
お店のHPでは、現地のアマチュア釣り人たちが釣り上げた魅力的なお魚の数々を見ることができますよ。
[エース釣具店]
[神湊釣具店]
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