八丈島はパラダイス② 観光&絶景スポット

八丈島 観光&絶景スポット

八丈島は、所在地・住所こそ東京都ですが、羽田から飛行機で1時間足らずで到達できる南国情緒あふれた別天地です。
ひょうたんのような形をした島には、八丈富士、三原山、島をぐるっと囲む海岸線など、島の豊かな自然を感じられる観光ポイントがあちこちにあり、また、ダイビング、釣り、ハイキング、キャンプなど、自然を生かしたアクティビティを楽しめる小さなリゾート地となっています。
なかでも、八丈富士から見下ろす島・海の広々とした眺めや、海岸園地から海越しに臨む八丈小島の眺めなど、見晴らしの良い絶景ポイントは特筆モノで、この他にも「インスタ映え」する観光スポットが島の各所に見られます。島を訪れる誰もが「八丈島って、なんて素晴らしい眺めがいっぱいの島なんでしょう!」という驚きを持たれるに違いありません。

以下では、私たちが訪れた観光&絶景スポットのうち、特に印象に残ったいくつかをご紹介します。

<八丈島MAP> ①~⑪ は、私たちが訪れ、印象に残った観光スポット

①八丈富士ふれあい牧場

空港からレンタカーで約20分、八丈富士の中腹に位置する牧場で、天気の良いときには街や海まで広がる絶景が一望出来ます。
ここが島一番のビューポイントで、八丈島に来たからには、まずは最初に訪れるべきMUSTの観光スポットです。

私たちは「八丈富士ふれあい牧場」には3回来ています。
空が青く雲も少しで放牧の緑も一番美しく写った画像です。

見晴台からの絶景!
急傾斜の下に街と海岸線までくっきりです!

山の緑広がる傾斜地には自然に溶け込んだように飼育されている牛たちがのんびりと過ごしています。よく見ると牛たちには名札が付いていますヨ。
あれっ、自分と同じ名前だったらするかも。ちなみに、この写真の子牛の名は「ももこ」。

見晴台から振り返る八丈富士方向の一枚!
いまはこんなに見渡せていますが、島の天気は刻々と変化、あっという間に霧がかかったりするので、なかなか晴れ渡る時に出会えませんヨ。あくまで運次第ですが、何日か八丈島に滞在するなら、天気に恵まれた日、時を見計らってぜひチャレンジすべき!
そして、これも運次第ですが、観光バスの団体客が来ない時はさらにラッキー!絶景を独り占め出来ます。

海と空がもっとくっきりとしていたら・・見晴台を望遠で撮った一枚です。(私たちが一通り眺めを楽しんで帰ろうとしたら、観光バスがやってきて団体客がぞろぞろと展望台へ。それを写したものです。)


初めてここを訪れた時は何も見えず、見晴らし台が薄っすらと


見晴台から八丈富士方向 周辺がどうなっているのか??

最初に八丈島を訪れた初夏の時は、飛行場に着いてすぐの午前中にこの牧場に来ましたが、上の画像のように30m先も見えないひどい濃霧状態でした。絶景どころか、牧場の中がどのような地形か、鳴き声は聞こえるものの牛がどこにいるのかさえ分かりませんでした。
島の天気はびっくりするぐらい空模様が豹変します。この日は午前が駄目だったので午後に再チャレンジすることに。そして、やっと美しい景色に巡り合うことができました。
私たちは、全部で3回この牧場を訪れ、そのうち2回は天気に恵まれ見通しがよく、また、他に観光客もいない独り占めの世界で、この絶景を心いくまで満喫することができました。
最初駄目でも諦めず、何度かチャレンジすることをオススメします。

②八丈小島展望台など

ふれあい牧場から来た道の反対側から山を下りていきます。
しばらく下りていくと所々に見晴らしのいい場所があり、その中の一つ。

こちらの写真は「八丈小島」の全景をきれいに捉えています、いいネ。
普段は、ほぼ毎日、殆どの時間帯で、山のてっぺんだけは厚い雲がかかっていることが多く、このように小島全体をスッキリと見渡せ、写真に収めることができるのは本当に稀で、貴重な一枚です。

いつもこんな感じで全景を見ることありませんでした。
なんとなくシルエットはわかっていたのですが、見られて気持ちいい。

③南原千畳敷/宇喜多秀家公と豪姫の碑/大潟浦園地BBQ

<宇喜多秀家公と豪姫の碑>
宇喜多秀家が八丈島へ流罪になり、豪姫は一緒に来ることが許されなかったまま二人とも別々に生涯を終えることになった歴史。この二人の切ない思いを形に残そうと、1997年に岡山城が築城400年を記念して「秀家公と豪姫の碑」が建立されました。二人は、岡山市の方角を向いていると言われています。

ここも八丈富士を背景にした絶好のビュー・スポット、インスタ映え!!
雄大で美しいですね。二人の気持ちが伝わる、感動的でとても良い碑です。

<南原千畳敷>

「南原千畳岩海岸」、島の成り立ちを物語る火山活動で出来た黒い岩岩。
背景の八丈小島、紺碧の海とあいまって地の草、美しいコントラストです。

黒い溶岩で形成された海岸は、長さ500m・幅100mに渡って続き、冷えた溶岩の塊の間から、緑色の可愛いい若草が生い茂っています。

少し異様な感じさえする景観ですが、後ろには八丈富士と八丈小富士が望めるグッドなロケーションです。こんなに晴れているときにめぐり逢い、運がいいのかも!

ここは夕焼け時も素晴らしいとか、夕方の人気のスポットの一つとなっています。

<大潟浦園地BBQ>

景勝地の「南原千畳敷」、「宇喜多秀家公と豪姫の碑」と海岸沿いに続いています。
大潟浦園地BBQ場は、きれいな芝生広場や石小屋などが整備されて、散策やピクニック、BBQなどが楽しめます。もちろん水場やかまども、テーブルベンチなど用意されているので、島民や観光客に人気のスポットです。

最近はこのBBQ場から、冬季のザトウクジラのホエールウォッチングなども目撃されているとか。芝生に寝そべって夕日や星空を鑑賞するのも面白そうです。

④大里の玉石垣

一つの玉石のまわりに六つの石を配置した美しい玉石垣の大里集落です。
上の画像を見ると確かに、その法則で並んでいるんですネ、美しい!

通りから細い坂道沿いに「玉石垣」が残っています。
車から下りて路地をゆっくりと歩くと、フッといにしへとタイムスリップしかたのように感じます。

この急カーブの「玉石垣」もまるで同じ大きさの玉石が使われているかのように、横から見ても斜めから見ての規律正しくきれいに並んでる、スゴイ!

一説には、流人が海岸から運んだ石でつくられたと言われています。昔に思いを馳せて、その時の様子を頭の中に描いてみるのも面白いかも!

⑤八丈植物公園

八丈植物公園は空港近くにあり、公園面積は22hと広大です。
植物園には、ガジュマルの木やゴムの木など珍しい約100種の熱帯・亜熱帯植物を有し、島特有の植物を堪能しながら散策できます。
また、この植物園には日本では珍しい動物「キョン」がいることで人気担っています。

私たちがこの植物公園に来た時は、あいにく雨が降ってきたので、とりあえず珍しい「キョン」だけを見学。

キョンは、シカの一種で主に中国南東部及び台湾に自然分布している動物。
思ったよりも小さい感じ、ほとんどのキョンはじっと静かに佇んでいました。

⑥黄八丈めゆ工房

「黄八丈」は日本三大紬の一つで、江戸時代から明治の初めまではすべて年貢として内地へ納められていたようです。染と織の二分業制で染色から機織りまで一貫した生産を行っています。染料はすべて八丈島で自生する草木が用いられ、それぞれ島独自の染色法により染め上げられています。そしてその糸ですべて人の手によって織られています。

工房に入ると、最初に「黄八丈」の工程を簡単なビデオで見せてくださいました。
幾重の工程を経て、美しい黄色のグラデーションの織物が出来るんですネ。
本物はやっぱり素敵でしたが、高価なモノばかりで、手が出ませんでした。

⑦八丈島地熱館

火山の噴火に始まる八丈島の成り立ちや地熱発電の仕組みを学ぶ「八丈島地熱館」です。もともとは電力会社のPR施設として建てられましたが、現在は町が運営管理しています。
地下の深い部分について、わかりやすい説明パネルや体験器具が用意され、専門的知識がなくても楽しめ面白かったです。興味がある方は是非訪れてください!


八丈島の地形


八丈富士を真上から見た

⑧大坂トンネル展望台

「大坂トンネル展望台」も八丈島の八丈八景のひとつ。
大賀郷と樫立を結ぶトンネルの近くにあり、夕日を見るのに絶好の展望台で美しい眺めを楽しめます。

⑨横間ケ浦海岸

玉石の美しい海岸で、海岸線が500Mもの長さが続じます。沖との境になるものが何もない天然のプール、海水浴場として楽しめます。ただし潮の早い沖には出ないように十分ご注意くださいとのこと。

夏には石を積み上げた潮溜まり(タイドプール)が造成され、内側にいれば波に流されるような危険が少なく、子どもたちは海水浴を安心して楽しめます。
もちろんトイレと簡易シャワーも設置されています。

海岸の正面には八丈小島が浮かび、背後には八丈富士の緑と大坂トンネルに続く道路がよく見えるロケーションです。


潮溜まり(タイドプール)


コンクリートの壁の上が道路

海岸線には大小様様な玉石が目に飛び込んできます。
残念ながら砂浜らしい部分はほんの一部ですが、あまり観光客も来ないようなエリアなので「誰もいない海」を独り占め出来る時間が多いかとおもいました。
海岸線にはBBQを楽しめる東屋設備もあり、事前予約が必要。

ちなみに、宿泊しているホテル「満天望」は、この海岸のすぐ上に位置しています。

⑩乙千代ヶ浜海水浴場/八丈島シーサイドゴルフクラブ

<乙千代ヶ浜海水浴場>

人工的に囲われたタイドプールが人気の海水浴場。
夏には特に小さな子どもたちでいつもいっぱいです。

タイドプールには、小魚がたくさん泳いでいて観察するのも楽しいです。

隣には「夏季限定の海水プール」、トイレ、シャワー、駐車場、BBQ場2箇所用意されているので、ファミリーで楽しむことができます。

<八丈島シーサイド・ゴルフクラブ>


1番ホール、名物の谷越えティーショット

八丈島シーサイド・ゴルフクラブは坂上の樫立地区に位置し、9ホールのショートコース。
1982年に八丈島の大沢清一さんを中心とした島内のゴルフ愛好者が自らの手でゴルフ場を造り開場しました。凄い!

9Hのショートコースを、IN・OUTでティーグラウンドを使い分け、海を見下ろすロケーションとスローゴルフを楽しめるゴルフ場です。
1番ホールは名物の谷越えティーショットで、これはボールが何個あっても足りなさそうなコースですネ。谷越えティーショット後は、車に乗ってセカンドへ移動、ウワぉ~びっくり!

ゴルフ場を探して、八丈一周道路から海の方へ降りていくと聞いていたので、どんどん進んできました。だんだん狭くなる道路がちょっと不安でしたが、目の前に山吹色の建物が見えてきました。近づくとそこがクラブハウスのようです。
訪れたときは入口はクローズ、ドア側のハイビスカスが咲き誇っていました。

宿泊したホテルのスタッフから八丈島にゴルフ場があると聞いて訪ねてきました。
八丈島でも素晴らしい景色を見ながら、ゆっくりとゴルフも楽しめるんですね。
でも海越えや海風、狭いフェアウェイなど上級者じゃないとスコアがメタメタになりそうなコースです。だからこそハマるのかなぁ?
土日ともなるとこちらの「シーサイドゴルフクラブ」も島ゴルファー達で賑わうそうです。

⑪名古の展望台

八丈島には必見の展望スポットが八丈八景、そのひとつ「名古の秋月」と呼ばれています!
太平洋に突き出た小岩戸ヶ鼻の断崖絶壁と、太平洋を一望できる「名古の展望台」です。
高さ180mの断崖の上からの景観は、鳥瞰図のような絶景スポット。

駐車場から緑に覆われた南国の小道を5~7分ほど歩いて行くと、ワイルドな木造の見晴台がありました。その上に登ると・・

眼下には洞輪沢港や温泉施設を見下ろすことができ、なんだか鳥と同じ視点から見るような気持ちの良い感覚になります。


見晴台先には石の椅子あり


記念撮影パチリッ!


あっ、緑の間に八丈島灯台発見!

温泉に行く途中に立ち寄りました。左側の景観は緑が背が高くてあまり見えなかったけど、天候に恵まれれば、太平洋上に青ケ島を見ることもできるそうです。また、島内では月の鑑賞に最適な場所としても知られています。


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