2020神戸・大阪③ なんば駅から南海電車で高野山へワンデイ・トリップ、夜はミナミのちょっと小粋な割烹でお酒と料理満喫

旅の3日目、今日は朝から一日、南海電鉄なんば駅から世界遺産・高野山金剛峯寺へとワンデイ・トリップをします。
G太は若い頃に高野山に何度か訪れたことがありますが、ここ数十年はご無沙汰。また、A豆は今回が初めての高野山参詣となります。真言宗門徒である私達は、身体の元気なうちに、夫婦揃って金剛峯寺にお参りし、弘法大師様にご挨拶をしなければと前々から思っておりました。今回、関西グルメの旅とともに、高野山詣での願いも併せ叶うことになり、とても嬉しく思います。
難波に戻ってからは、心斎橋・島之内のちょっと小粋なカウンター割烹へ、お参り・祈願成就の祝杯といたしましょう。

2020/10/18(日)日目 大阪 高野山日帰り

07:15 『なんばうどん』 08:00 南海電車「こうや1号」 09:23 極楽橋 09:28 09:33 高野山駅 09:39 09:52 金堂前着 10:30 金剛峯寺境内 11:15 『丸万』昼食 12:00 濱田屋でごま豆腐 12:15 奥の院御廟着 13:50 一の橋口 14:10 高野山駅 16:55 難波 19:00『酒菜屋なないろ』21:30 『新川にしや 』にはしご酒

07:15
朝から爽やかに晴れ渡って、まさに高野山のお参り日和
じゃないですか❗️
おはようございます!楽しみのワンデイトリップの日!
朝早くの電車に乗る前に、昨晩ハマった、なんば駅近くのうどん屋さんで、朝ごはんでちょいとすすって行きましょう。

『なんばうどん』

うどん屋さんは朝7時開店。
7時20分頃着いて、昨日食べた「きつねうどん」の食券を再度買い、注文。

昨晩と同じカウンター席に座り、うどんを頂いていると、
すかさず、お店の方から、
「何処から来はったん?」、「うちのきつねうどん、どうでっか?、旨いでっしゃろ!」
東京弁で旅行者まるだしの私達の会話が小耳に入ったのでしょう、話しかけられました。

もしかして、彼がこのお店のオーナー??
彼の姿が、またいいんです。
まずは目立っていたのが耳の大きなダイヤのピアス!・・・なのに、出立ちはというと、質素なボロのハーフパンツにTシャツ、足元は長靴です。お歳は60才くらいか?、独特な雰囲気があり、人懐っこい目❗️

繁盛店で、多分、大きく儲けているんでしょう。でも、お金は一杯あっても、スタッフに店を任せっきりにするのではなく、朝早くからオーナー自ら店に詰め、お客の様子を観察しながら、自分が先頭に立って店を切り盛りしている❗️

いいですよね、こういうのって!
香港や台北などでもよく聞く話ですが、夜市で屋台を引いている一見目立たぬおっさんが、実は、地道に働いて繁盛店に導き、財を成した地元でも有名な資産家だったりして。それにもかかわらず、昔と同じように、今でも目立たぬ姿で街で屋台のそばに立っている。彼は、街にいくつものビルを所有し、子どもたちはアメリカに留学し一流大学を卒業したのち現地でエリート実業家として活躍している、・・・そのような類の話。

この「なんばうどん」の親父さんも、きっとそのような隠れた立身出世のエピソードを持つ人なのかも知れませんね。
・・・でっかいダイヤモンドのピアスで身分を隠し切れていないところは、まあ、愛嬌ですが・・


これはきつねでなくて天ぷらうどん


おつゆも全部飲み干し、美味しかった!


店内はコの字のカウンター


お店の前の早朝のアーケード街の様子

今日こそ「きつねうどん」の画像を撮ろうと・・気がついたら一気に食べてしまいました。
たった一杯240円の「きつねうどん」なのに、どうしてこんなに満足感が得られるんでしょうか??すばらしい一杯です。

『なんばうどん』 < 480円 >
きつねうどん×2

南海電鉄・なんば駅

昨日の夕方に購入した「高野山世界遺産きっぷ」(3,630円)& 復路・特急指定券(+800円)を使います。
「高野山世界遺産きっぷ、こうや往路(片道)特急券付」には、
◆発売駅 ⇔ 高野山駅
の往復乗車券、往路片道特急券
◆高野山内バス2日間フリー乗車券
がセットされています。

では南海なんば駅から、特急「こうや1号」で高野山行き、スタートです。

こうや1号特急の車内です。
極楽橋駅まで所要時間が1 時間 23 分です。
大阪の街を抜け、郊外に差し掛かると、山や川の眺めの良い景観が楽しめます。

凄く晴れ渡った朝ですね。
天気がいいと心まで弾んで気持ちも高まります。

いよいよ電車は、世界遺産・高野山への参道のような山間部に入ってきました。
かわいい小さな駅を通過します。

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さらに標高が高くなってきました。途中からは単線になり、電車のすれ違い待ちで小さなホームに停まりました。
緑と赤のラインの列車「天空」が向かいのホームに停まっています。高野山への車窓をゆっくりと眺めながら走る観光専用列車のようですが、私たちは難波から速く着ける特急を利用しています。

そういえば南海は、歴史がある鉄道会社で現存している日本最古の私鉄だそうです。
最初は明治18年(1885)に、南海本線の一部が開業しています。

特急「こうや1号」は、1時間半の旅を終え、終点 極楽橋駅に到着しました。
高野山のすぐ下まで来ています。
ここで「高野山ケーブル駅」行きのケーブルカーに乗り換えます。
あと一息❗️

ケーブルカーは、登山列車みたいにかなり急な傾斜面を登ります。
階段状のホームから乗り込み、たった5分間ですが、スリリングな旅が始まります・・

あっ、という間に、世界遺産の「高野山駅」に着きました❗️
この間の高低差328mで、なんと東京タワーとほぼ同じ高さを約5分で一気に駆け登ってきました。
ちなみに距離は800m。ケーブルカーってすごいパワーなんですね。

高野山駅前に降り立った時に、あっ!ちょっと空気がスッーと冷たく感じました。
流石に標高が高いところに来ているんですネ。

ふぅ~~っ、
南海なんば駅から乗換2回あり、どこも数分の乗り換え時間なので、スムーズにいくかと心配しましたが、なんと高野山駅「南海りんかんバス」まで時間ぴったりに連絡しています。息つく暇もなくバスに乗り込んで、車窓を眺めていると・・

高野山の金堂前バス停で下車します。
高野山の観光はここからスタートです。

< 天空の聖地 高野山 総本山金剛峯寺 >

高野山は、和歌山県北部、周囲を1,000m級の山々に囲まれた標高約800mの平坦地に位置する。100か寺以上の寺院が密集する、日本では他に例を見ない宗教都市です。
京都の東寺と共に、真言宗の宗祖である空海(弘法大師)が修禅の道場として開創し、真言密教の聖地、また弘法大師入定信仰の山として、21世紀の今日も多くの参詣者を集めています。

明治以前は高野山全体を総本山金剛峯寺といい、「一山境内地」とされていました。
山内は「奥之院」と「壇上伽藍」を二大聖地とし、今も人々の信仰を集めています。 奥之院には、墓石群のほか慰霊碑や供養塔なども数多くあり、民族や宗教の違いに関わらず全てを受け入れる寛容さは、高野山が1200年継承してきた精神であり、その魅力となっています。

2004年(平成16年)7月に登録されたユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部となっています。<Wikipedia/HPより>

さらに下記を参照しました。

高野山真言宗 総本山金剛峯寺の公式ウェブサイトです。令和5年(2023年)は宗祖弘法大師空海御生誕1250年の記念するべき年です

中門

金堂前バス停の目の前にあるのが「中門」、四天王が門と門をくぐる参詣者を守っているのだそうです。そこを通って境内に入ると、いくつかの建物が点在しています。

六角経蔵(ろっかくきょうぞう)

現在の六角経蔵は、昭和9年(1934年)2月に再建されました。経蔵の基壇(きだん)付近のところに把手がついており、誰でも簡単に回すことができるようになっています。
一回りすれば一切経を一通り読誦した功徳が得られるといわれているので、私達も早速一回りしました。それなりに功徳が得られたことでしょう。

山王院/明神社・御社(みやしろ)

六角経蔵の右奥にある入母屋造りのお堂は、明神社の拝殿として建てられた「山王院(さんのういん)」です。山王院は明神社に祀られている丹生明神、高野明神(狩場明神)を礼拝する場所となっています。

金堂(こんどう)

高野山御開創当時、お大師さまの手により御社に次いで最初期に建設されたお堂で、講堂と呼ばれていました。平安時代半ばから、高野山の総本堂として重要な役割を果たしてきました。

西塔(さいとう)

お大師さまは、大塔と西塔を、大日如来の密教世界を具体的に表現する「法界体性塔(ほっかいたいしょうとう)」として二基一対として建立する計画をお持ちでした。

御影堂(みえどう)

高野山の金堂の奥にある御影堂空海の肖像(御影)が安置されており、壇上伽藍では最も重要な聖域とされています。御影堂と金堂の間にある松の木は「三鈷の松」と言われ、松の葉が3葉に別れているものがあり、それを見つけるとラッキーと言われています。

ちなみに、この松の木の下で葉を拾っている方から、「松の葉が3葉になっているのは大変珍しく、これをお財布に入れておくとお金が増える」と教えていただきました。
私達も早速3葉のものを探し出し、拾ってお財布に入れておきました。けれども、現在のところまだ効果は現れていません。お大師さま、はやく効能実現しますよう、よろしくお願いいたします。

根本大塔

お大師さまは、この大塔を法界体性塔とも呼ばれ、真言密教の根本道場におけるシンボルとして建立されたので、古来、根本大塔(こんぽんだいとう)と呼んでいます。

孔雀堂/准胝堂/鐘楼など

上から孔雀堂/准胝堂/鐘楼です

敷地内の景観

蛇腹路
この先には金剛峯寺へつながる近道です。
沿道の木々はちょうど紅葉が始まったばかりで、真っ赤な紅葉とまだ緑のもみじが陽を受けて眩しく輝いて見えました。


智泉大徳廟


蛇腹路にて


高野山の草創

金剛峯寺(こんごうぶじ)

高野山は、平安時代のはじめに弘法大師によって、開かれた日本仏教の聖地です。
「金剛峯寺」という名称は、お大師さまが『金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)』というお経より名付けられたと伝えられています。
金剛峯寺は、和歌山県伊都郡高野町高野山にある高野山真言宗総本山の寺院。
東西60m、南北約70mの主殿(本坊)をはじめとした様々な建物を備え境内総坪数48,295坪の広大さと優雅さを有しています。

金剛峯寺を拝観した後は、お昼ごはんをこの近くで食べる予定です。
混雑するので早めに行きましょう。

11:15
予定していたお店を尋ねると、臨時休業との張り紙がありました。
ガァ~ン、残念❗️どうしょうか?
他のプランはあまりなくて、すぐ近くにあったINFOセンターを訪ねました。
するとこの周辺には2,3軒しかお昼を食べるところがないので、斜め向かいにあるお店を紹介されました。

高野山『丸万』

バス通りに面したほぼ街の中心にある「精進料理」のお店と書いてありました。
料理が並ぶショーウィンドウを覗くと、とんかつや寿司、そば、うどん揚げ物定食など幅広いメニューが並んでいました。
高野山はかなりの観光客が訪れると思いますが、食事のできるお店はびっくりするほど少ないようです。みなさんどうしているのかなぁ?
幸いにも混雑時間により早めだったため、密にならずにゆったり食事できました。

とりあえず瓶ビールでカンパイ!
喉が渇ききっていました。美味しい❗️

カレーうどん
ハズレのない、おそば屋の懐かしい味です。

カツ丼
関西らしく九条ネギが新鮮に感じるカツ丼ですが、もう少し汁濁だったらなお良かった。

マアマアのお味のお昼を、無事ありつくことができて良かったです。

『丸万』 < 2,200円 >
カレーうどん、カツ丼、ビール

濱田屋

濱田屋は明治開業し、お大師様のお膝元で高野豆腐用と山内各寺院のお食事用に木綿豆腐を製造していましたが、昭和30年頃高野山で高野豆腐が作られなくなり、代わりとなるお土産として胡麻豆腐のみを販売するお店になりました。
バス通りから右の高野山大学方向へ登っていきます。
住宅地を歩いて約5分で、趣味のよい建物のお店が見えてきました。

濱田屋のお土産用の胡麻豆腐は、大きさが違う3種類で、一番小さいサイズの箱を購入しました。上品な包装と紐の結ぶ方が奮っています❗️こーゆー感性が好きです♡
購入の一番小さい箱でも思ったよりもずっしり重さがありました。
ホテルに戻って食べるのが楽しみです。

濱田屋 < 1,600円 >
胡麻豆腐小さいサイズ

ここからはもとのバス通りに戻り最寄りのバス停から、「奥の院」へ

高野山・世界遺産きっぷには、高野山内バス2日フリー乗車券が付いていて、乗降り自由で助かります。バスも思ったよりも本数が多いような気がします。

奥の院御廟

高野山・奥の院は、壇上伽藍とともに高野山の信仰の中心であり、弘法大師が入定(にゅうじょう)されている聖地です。
本来ならば、奥の院の手前にある「一の橋」から歩きはじめ、参道を厳かな気持ちで向かうのが一番いいのですが、長い道のりを腰痛持ちが往復歩けるかどうかわからないので、行きは「奥の院」のバス停まで行ってそこからスタートし、少しショートカットすることにします。

奥の院バス停から入り参道へ向かうと、両サイドに並んでいるのは思い思いのデザインを凝らした有名な企業の慰霊碑がズラリです。
ロケット碑は新明和工業株式会社、福助、コーヒーカップはUCCなど・・続きます。

お化粧地蔵尊
高野山奥の院には、
お地蔵さまがたくさん祀られています。
お地蔵様は、人々の苦悩を一身に背負い、人々を救済し旅を続けておられる菩薩様で街角や道端、峠などにも多く祀られています。
高野山では独特なお地蔵さまが祀られていて、長い年月、参拝者を見守り続けています。


安産地蔵尊


マスクしている地蔵尊


身代地蔵尊


汗かき地蔵尊

高野山奥の院では、樹齢数百年にもなる高くそびえ立った杉木立が広がる中に、約二十万墓という苔むした墓碑に囲まれて、厳かで神聖なる気分となります。ところどころに、お地蔵さまが赤い布を纏って佇んでいる姿は、ほっこりと旅人に安心感を与えてくれていますネ。

弘法大師空海が開いた祈りの聖地高野山。歴史と伝統とともに生き生きとした魅力にあふれた高野山の魅力を発信。「見る・出会う」「願いと祈り」「体験する」「泊まる」「楽しむ」「マメ知識」のカテゴリーから新しい観点で高野山の魅力をご紹介しています。

高野山の一番奥にある霊域へとやってきました。
御廟橋を渡る前に、手をお清めする手水舎が並んでいました。
では早速手水を取って・・

御廟橋の下を流れる川です。
この川で御廟と外界を分けるように階段状になって流れています。

御廟橋

この橋の先に御廟があり、奥之院・弘法大師信仰の最大の聖地です
御廟へと向かう参道の最後の橋で、厳かな雰囲気に包まれながら、ここを越えるといよいよ聖域に足を踏み入れることになります。
橋は36枚の橋板と橋全体を合わせて37枚と数えられており、金剛界37尊を表し、さらに橋板の裏には梵字で36尊を表しています。

身を正して一礼してから渡るのが参拝の作法です。
もちろんこの先は、神聖な場所のためカメラ撮影は禁止です。

橋の手前から奥の方(御廟エリア)をカメラに収めました。
神秘的な雰囲気漂う霊域では、みなさん静かにありがたい気持ちで参拝していました。
昔から一度はお参りしたいと思っていた高野山だったので、素晴らしい経験になりました。

御廟から折り返しの帰り道は、時間と体力にも余裕がありそうなので、「一の橋」までしっかりと歩きたいと思います。

杉木立の中に立ち並ぶ墓石や祈念碑には、長い年月を掛けてできた鬱蒼とした苔に覆われています。いまでこそ苔が注目され、神秘的で癒やされるようです。

「織田信長墓所」は参道より一段高い一角にありました。

「武田信玄墓所」

「豊臣家墓所」も参道より一段高い立派な階段の上にありました。
この周辺には歴代のいろいろな武将たちの墓所が置かれていました。

真言宗のお坊さんも時々袈裟を着て忙しそうに歩いています。

奥の院バス停~御廟から一の橋まで約2kmの参道は、ゆっくり歩いてだいたい1時間強かかりました。帰り道はなだらかな坂道もあり、もっと大変かと思いましたが、時間通りに無事歩くことができてよかったです。

奥の院を後に、バス通りの少し坂道を登った右手の屋根付きバス停「一の橋」から駅まで帰ります。時間はただいま14:00、高野山駅まで所要時間が約30分。


高野山駅ケーブルカー


ケーブルカー車内

高野山駅ケーブルカーに乗車しています。
車内の画像を見ても凄い傾斜です。

高野山駅で時間を見ると一つ前の列車に乗れそうなので、駅の窓口で特急券をこうや12号から10号(15:2516:50着)に変更していただきました
ちなみに特急券の変更は一度までなら可能です。


極楽橋駅


こうや10号車内


南海なんば駅

高野山参詣を済ませ、帰りはあっという間で無事、なんば駅に戻ってきました。
大きなミッションをクリアしたことで、とても満足な気分!です。

南海なんば駅の外観。
歴史を感じるなんともいい感じのレトロな外観、いつまでも残してほしい建物です。

「ホテル・ロイヤルクラシック大阪」の旧歌舞伎座をイメージしたファサード(下部分)

少し離れると・・
ホテルロイヤルクラシック大阪の外観全体を納めています。
よく見ると下部分だけでなく、一番上の屋根部分にもちゃんと遊びココロのある歌舞伎座屋根が架かっていたんですネ。

ホテルに戻りまして、


冷蔵庫にある無料の缶ビールでカンパイ!


高野山で買った胡麻豆腐、ビールのつまみに

部屋に戻ると、飲みきれないよぉ~と嬉しい悲鳴の冷蔵庫全部無料サービス!!
ドンドンいただきましょうー。
おつまみに「胡麻豆腐」、この胡麻豆腐は胡麻がガツンと濃く、甘みは殆どないのですが、こってり系の精進料理です。わさびがあればもっとうまい❗️

カウンター割烹『酒菜屋なないろ』

小粋な白い暖簾をくぐり、白木の引き戸・・
今夜の夕食は、事前に十分下調べを行い、ここは良さそうとあたりをつけておいたお店です。1週間前に、19:00で予約しておきました。

場所は、ミナミの島之内。ちょっと高級なお店が立地するエリアです。今回のグルメ旅で私達が訪れるお店の中では、多分、値段的には一番高級のお店と思われます。ゆえに、否が応でも期待が高まります。

ホテルからTAXIで訪れましたが、一方通行でお店前まで直接行くには遠回りになるので、近くで降り歩いていくことにしました。でも、最初うまく探せなくてウロウロ、よく見るとあまり人気のない通りのビルの1階にひっそりとありました。

店内に入ると、高級寿司屋のように白木のカウンターが伸びています。
スキのないインテリアと上品な雰囲気です。ワンランク上のカウンター割烹のような設えです。

料理は、お店のおまかせコースとしました。

小振りなグラスの生ビールでカンパイです❗️

関西方面は、いつも最初に簡単な吸い物をだす流れなんですネ。

最初の先付けのきんぴらなど3種

刺身(マグロ、ブリ、〆鯖、ヤリイカ、カワハギ、炙りなど)

アナゴ白焼きと銀杏

山形庄内野菜
目にも鮮やかな彩りの野菜は、庄内地方で作られた力強く甘みもあり、大将お気に入りだそうです。それぞれの野菜にあった火の入れ方で野菜の美味しさを感じました。

カウンター越しに大将の手仕事を見ながら、お酒とお料理、そして会話を楽しみました。ちょっと敷居の高そうな店構えとは異なり、大将はとても気さくな方で、いろんな土地の美味しい食材、料理、お店などの話で盛り上がりました。

十分に満足できる、楽しい夕食となりました。お値段もそれほど高くなく、たまにはこういうお店も悪くないですね。機会があったらまた訪れたいと思います。

ごちそうさまでした!

ホテル~なないろ/TAXI < 710円 >
『酒菜屋なないろ』 < 16,000円 >
刺身、アナゴ白焼き、先付、庄内野菜、日本酒、ビール

よーし、もう一軒行きましょう!

隠れ家居酒屋『新川にしや』

店構えがとっても怪しげで、解っていなければ入れませんネ。
この黒い低めの引き戸が入口です。全く店内の様子がわからない
本日2軒めはしごのお店です。

店内に入ると思ったよりもお客さんがたくさんいて、びっくりしました。
21:30に予約入れておきました。
名前を伝えると、入ったすぐそばにカウンターがあり、端の2席に案内されました。
カウンターの奥にはテーブル席が7卓ほどあります。(カウンター15席、テーブル24席位)
古民家を改装したという店内は、大きな不思議な赤い木枠のフレーム?柱がインテリアかなぁ、独特の空間ですネ。もうほぼ満席です。


現金をいれた器


カウンター席


現金をいれた器

「新川にしや」は他にはない変わった会計システムです。
それぞれのテーブルに伝票入れるお店がありますが、こちらは湯呑ような器に、最初から適当な金額を入れておきます。たとえば千円札を5枚位を入れておき、注文した料理が運ばれたら、その都度器の現金からスタッフがお金を引いていくシステムのようです。
周りを見たら一万円札が数枚も入っている人もいれば、千円数枚の人もいろいろ・・
これこそまさに「ニコニコ現金」


ビールと熱燗


白子酢

まずは生ビールと熱燗日本酒でスタートです。
混雑するなか、頼んだ白子酢がパッと現れました。仕事早っ!
そしてニコニコ現金払い

お造り盛り合わせ
お店のすすめメニューで、見栄えも味も値段もよくて三拍子揃っています。
6種類の刺盛り、中でもウニが一枚乗っかって気前良さが響きます❗️

卵焼き
気持ち良い大きさ長さのふわっとした卵焼き、薬味のネギと大根おろしもいいネ。

野菜の揚出し
大きな土鍋にたっぷりと入ったスープに、ししとう、ナス、人参、かぼちゃなど数種類の野菜が楽しめます。

このお店は、混雑しているのに、ちらちら見える厨房から、スタッフの手際や連携の良さが伝わり、とても居心地の良いお店です。
ごちそうさまでした❗️

さて、そろそろ残ったお金を回収して、このお店は南海なんば駅の裏手3分ぐらいにあるので、ちんたら歩いて帰ります❗️

『新川にしや 』 < 7,600円 >
白子酢、お造り盛り合わせ、卵焼き、野菜の揚出し、日本酒、ビール

今日も一日盛り沢山なミッションをクリアしました。
お疲れさまでした&おやすみなさ~い


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