■ スケジュール 『大人の休日 雪の鶴の湯&珠玉や』
<2019年>
1月18日(金)念願の鶴の湯本陣宿泊と雪見の露天風呂
1月19日(土)乳頭温泉郷の3湯巡り、蟹場温泉・大釜温泉・妙乃湯
1月20日(日)湯田川温泉で珠玉や&九兵衛旅館、5つのお湯を制覇 このブログ
1月21日(月)鶴岡・藤沢周平記念館、立ち寄り新潟で昼飲みハシゴ
2019/1/20(日)旅は3日目 ☁☂☃ 鶴の湯~珠玉や
鶴の湯送迎車アルパこまくさ10:09発田沢湖駅10:43着12:28発こまち7号で秋田駅12:30着13:00発特急いなほで鶴岡14:50着珠玉やお迎えクルマで宿到着
07:00
おはようございま~す。
新本陣の朝は、快適な朝を迎えています。
温泉三昧で何もしていない3人ですが、もうお疲れモード
ぐっすりと寝て、朝は6時半起床となりました。
今日は移動日なので早めの朝ごはんに行ってきます。
渡り廊下から見える外の様子です。
宿の回りは1m以上もの雪で覆われた景観。
屋根から軒下に長~く伸びた氷柱がりっぱ
渡り廊下~階段を降りて左の廊下沿い。
新本陣・東本陣・1号館の🍚朝食どころです。
囲炉裏のあるコーナーも2ヶ所あるんですね。
ここも朱塗りのお膳での朝食です。
やはりお膳出しは効率がいいんですよね。
今日はちゃんと部屋番号の名前が書かれているのでそこに座ります。
その横に手作りらしい木製のディスプレースタンドもいい雰囲気です。
今朝のお膳は
わらびのお浸し・鮭焼き魚・ひじきの煮物・納豆・ハムと目玉焼き・梅干し・たくあん・煮豆とご飯と味噌汁。いただきます。
ちょうどいい量のおかずで美味しくいただきまして、まだ時間に余裕があるってことでまだ入っていなかった貸切風呂にGO!
⑦ 貸切風呂2ヶ所
貸切風呂2はナカナカ空いていなくてまだ入れなかったので、いまからざぶぅ~んと。
貸切風呂2つはほぼ左右対称につくられた湯船です。
やはり床・壁・天井みんな木製。
浴室はボヤァ~っと映っています。
湯船が小さい割には脱衣所の籠が多いわネ。
洗面台もレトロ風なモザイクタイル。
はいっ、ここまでで乳頭温泉湯郷の湯船に入った回数を数えてみたら
なんと、全部で19回、ふうぅ~~。
09:00
さあ、荷物をパッキングして今日も「おときゅう」で移動です。
ではチェックアウト。
新本陣から繋がる通路から事務所フロントへ。
帰りは、鶴の湯の送迎バスで「アルパこまくさ」まで送ってもらいます。
鶴の湯最後の見納め。
今朝も白湯・黒湯・混浴露天風呂への橋回りも、2,3号館の建物も雪に埋もれています。
最後に鶴の湯事務所玄関前で、ここに来たぞぉ~の確認をパチリッ
気がつけば本陣の屋根の雪が落ちていますね。
昨日は確か積もっていたような気がします。
茅葺き屋根に張っているビニールは雪が自然に落ちるような仕掛けなんですネ。
見た目と情緒にかけるけど、雪下ろしの労力を考えると致し方ないです。
ここで鶴の湯にはお別れです!
いい湯でした
鶴の湯 本陣1泊+新本陣1泊 3人 < ¥75,000 円 >
宿泊2泊×3人、瓶ビール、もっきりなど
▶▶▶
鶴の湯の送迎バスで「アルパこまくさ」に到着しました。
田沢湖駅行のバスまで少しだけ時間があるし雪が降って寒いので、建物の中に入ります。
アルパこまくさは、館内に火山防火ステーションや駒ケ岳情報センターなどがあり、さらに
自然ふれあい温泉館は田沢湖を一望できる展望露天風呂もあるようです。バス乗り継ぎで鶴の湯に来るにはここに訪れるのが難しいですネ。
秋田犬は急にクローズアップされて、あちこちで秋田犬のぬいぐるみ名前はもちろん「マサル君」。大小様々なサイズで売っていました。
それにしてもちょっと無理がある構図じゃない、このポスターは?
10:09
そうこうしていると、バスが時間どおり出発しました。
今日はずっと☁でしたが、少し雪も降り出してきました。
田沢湖駅までの車窓です。
空はどんよりとして時折風と雪とが入り混じっています。
時間どおり田沢湖駅に到着しました。
ここから新幹線で秋田、乗り換えて鶴岡に向かいます。
まだ少しだけ時間に余裕があるので近くでコーヒー飲みたぁい?
羽後交通・乳頭線でアルパこまくさ~田沢湖駅@620×3 < ¥1,860 円 >
駅構内は広いのに、コーヒーが飲める所はありません。待合室の席数は数少なく、列車待ちの乗客は殆どが立ちん坊でそのへんをウロウロするばかり・・・
仕方なく、コンビニ「NewDays」でお土産などチェックして時間を潰していたら、
大発見
『大人の休日倶楽部パス』のお得な特典があるんですって
きっぷの有効期間中、駅のコンビニ「NewDays」、「KIOSK」などで「大人の休日倶楽部パス」を提示すると、購入金額の10%引きになります。
田沢湖駅のレジで気がつきました。
来るときも分かっていたら上野の駅弁や缶ビールなどを「NewDays」、「KIOSK」などで買えばよかった!ということで早速田沢湖駅の「NewDays」で缶ビールを購入!
田沢湖駅のコンビニ「NewDays」 < ¥2,010 円 >
缶ビール
11:25
新幹線は、こまち7号 田沢湖11;28→秋田12;30(62分)
そろそろホームで待つことに。
ホームはピューピュー風と雪が吹き荒れています、寒ぃ~。
田沢湖駅の駅係員は、ホームの床に書かれている号車数が雪で埋もれているので、到着3分前にホウキで順番に履いていました。
こまち7号は定刻通りに出発。
秋田までは雪が降る車窓を見ていたら、約1時間があっという間でした。
▶▶▶
秋田駅に着くと一旦新幹線ホームから在来線に移動するのですが、せっかくだから駅改札を出て、昼用の駅弁を「NewDays」で10%引きで購入しましょう。
じゃぁ~ん!
秋田の駅は何度か来ていますが、このおっきな秋田犬&なまはげのオブジェは初めてです。
反対側の「竿燈まつり」は以前からありました。
では駅弁をチェックして、改札出たところの「NewDays」でお弁当を購入。
では再度構内3番線へ向かいます。
秋田13;00発→鶴岡14;50着 特急 いなほ10号(1時間50分)
そろそろホームに電車が着いているようです。
ホームへ向かう途中にこんな展示がありました。
蒸気機関車ファンにはたまらないモノ?
秋田駅のコンビニ「NewDays」 < ¥1,900 円 >
弁当2
13:00
特急 いなほ10号の指定席車内です。
寂しいくらい人が乗っていませんよ。
ここから鶴岡まで約2時間なので、座席を回して3人向き合い、
まずはさっそく缶ビールでカンパイ!!
酒類までも10%割引するのって、JRの太っ腹な特典にカンシャ・感謝!!
もうお昼が過ぎているので、夕食までの時間が短くなるからビールのおつまみって感じの駅弁を選んだつもり。
一つは、黒豚とんかつ弁当でとんかつは切れているけどあんまり芸がなかったな。
一つは、焼きさば寿司、近海水揚げさばとあきたこまち米は食べやすくっていいネ。
みんなでビール飲んでお弁当を突っつきながら・・
秋田を出て30分位たって、気がつくと車窓はすっかり荒々しい日本海です。
この辺は雪がほとんど積もっていません。風は強そう!
もう山形県に入ったのでしょうか?
田んぼにチラホラ雪が積もった景色が続いています。
庄内平野?雨も降り出してきたぁ~。
酒田駅に到着。
雨もひどくなってますが、あと2駅で到着です。
時間どおり「特急 いなほ10号」は鶴岡駅に到着し改札でお迎えを待ちます。
鶴岡の駅舎は出入口が明治時代の洋館のイメージを取り込んでリニューアルしている模様。
鶴岡は雨でお出迎え。
鶴岡では湯田川温泉「珠玉や」に事前予約した際に、鶴岡駅まで送迎してくれる事になっています。時間通りに到着することを秋田駅出てから連絡しておきました。
▶▶▶
雨の中を宿のお迎え車が来てくれて、濡れないように車を駅出口近くまで回していただきました。ありがたい。
送迎車に乗り込んで安心したのか?乗り込んだ後ずっと居眠りしてしまって、気がついたらもう宿に到着していました。
● 湯田川温泉・珠玉や
宿の前に着いて、和風の板壁から蔵戸をくぐり抜けます。
館内はこじんまりしたフロント、売店を兼ねた民芸風ロビーに通されチェックイン。
では、今日1泊する「かえで」をご案内。
お部屋は3階の角部屋です。ドアを開けるとすぐ左手に洗面所があり奥にはトイレです。
右の敷居を上がると和室8畳と広縁に椅子とテーブルです。
さり気なく障子建具の飾りがとっても粋なデザインです。
この部屋ってこの飾りでひとつで一気にモダンに感じます。
でもそれだけじゃなく、カーテンではなく布製のブラインドもなかなかいいネ。
室内には、冷蔵庫(無料ミネラルウォーターのみ)、DVD、こたつ、加湿器、鏡台など。
浴衣と羽織は勿論ですが、動き安い作務衣も用意してありました。
旅館には昔ながらの和室に繋がる居心地のいい空間「広縁」、いいですよネ。
この部屋の窓の高さも絶妙な高さで開放的でくつろぎを感じます。
お部屋の広縁から見える向かいの「湯どの庵」や宿前の通り。
隣の土地は雪がいっぱい残っていますネ。
では早速、温泉三昧と行きましょうか!
最初は、珠玉やのすぐ近くにある系列「九兵衛旅館」のお風呂にも好きなように入れるというので、とりあえずそちらに向かいます。大浴場は時間交代制で、今の時間は、女湯が金魚水槽がある「川の湯」、男湯が露天風呂もある「山の湯」。
<九兵衛旅館 & 「山の湯」>
珠玉やの外に出るとまだ雨がしとしと降っています。傘と長靴を借りて左に歩きすぐの狭い路地を左に50m位歩くと和風旅館の優しい照明に誘われてスロープを上がります。
老舗旅館の入口は安心感のある落ち着いた佇まい。
すかさずスタッフがお出迎えしてくれて、お風呂の場所を案内してくれました。
とても感じの良い対応です。
とりあえず「山の湯」へ。
洗面台にはちゃんとアメニティも揃っていて、脱衣所も広くって清潔です。
わぁ~、石作りの浴槽は、四隅にかわいいウサギがお出迎えしてくれます。
湯田川温泉の湯は、透明でやわらかい。
九兵衛旅館は金魚がいるお風呂「川の湯」が有名で評判ですが、こちらの「山の湯」もそちらに劣らない、なかなかにセンスの良い和風の造りです。
こじんまりとした浴槽と箱庭に露天風呂、しみじみとした癒しの時間を提供してくれます。
そしてちょうど夕方に入ったときには、小雪が舞っていて画像のような竹にうっすら雪景色が美しかったです。
では、ひと風呂浴び温まったあとは、珠玉や旅館に戻ります。
夕暮れの明かりが灯った「珠玉や」の玄関周り。
珠玉やのロゴもヘタウマで、味わい深い文字。
引き続き珠玉やの方のお風呂にも入ってみましょう。1Fの貸切風呂に行ってみましたが、今の時間、他のお客さんが利用中。では、屋上の展望風呂へ行ってみましょう。
珠玉やのお風呂3つはすべて貸切風呂、空いていれば「入浴中」の札にして好きなときに入れます。部屋数が10室程度の小さな旅館なので、大概どこかしらのお風呂が空いていて利用できます。
もし、全部のお風呂が塞がっていたとしても、九兵衛旅館の大浴場は何時でも入浴可能です。それに、街の共同浴場2箇所も、スタッフに行きたい旨を伝えれば共同湯まで案内してくれて専用の鍵を開けてくれます。共同浴場は宿泊客は無料で利用出来ます。ここ珠玉やに泊まれば、いくつもの湯巡りが出来てしまいます。
1泊ではすべてのお湯を回りきれませんね。
<珠玉や 展望風呂>
建物最上階の4階にある展望風呂「まんてん」は、うまい具合に空いていました。
貸切で入浴します。
夜は照明を暗めにして、お湯に浸かりながら鶴岡の夜景をしみじみと楽しみました。
上の画像で、周りが暗く映りがイマイチだったので、明るい時間の展望風呂のHP写真も併せアップしておきました。
数多くのお風呂のうち、とりあえず夕食前に2ヶ所のお風呂をクリア。
18:00
おっと、そろそろ夕食の時間。
お昼が軽かったのでお腹空いたぁ~し、お風呂にも入ったのでビールがほしいヨ
珠玉やの食事処「ごっつぉ処 たんと」は2階にあります。
エレベーターを降りると目の前でした。
中に案内されて、各部屋ごとのブースでいただきます。
まずは生ビールで珠玉や&湯田川温泉に、カンパーイ!!
▶平成三十一年一月二十日の「珠玉や」の夕食お品書き
前菜
・ゆり根の和風ムース(朱塗り器)
・冬キャベツとタラの芽の酢ジュレ仕立て(白壺)
・鶏の松風、子持昆布、いぶりがっこチーズ(緑豆皿)
・うるいカシュナッツ味噌(ガラス)
それぞれ一口一口味わい深い良いバランスの前菜でお酒が進みます。
寿司
・鱈昆布〆と鼠ヶ関産赤海老の握り寿司
笹の葉で器を包んで置かれていて、何が顔を出すか楽しみもあって。
地産の魚とお米がうれしい組み合わせ、美味しい。
お造り(画像がピンぼけで反省)
・天然ぶり、ヒラメ、真ふぐ、生タコ
お造りは乾かないように濡れたペーパーがかけられていて。
氷の上に大根の皮型に入れたスッキリしたお造りで、鮮度がいいよぉ~。
山形牛 湯上げ
・山形牛厚切り(一度火をいれてあると思います)、しいたけ、えのき、白菜、水菜、ネギ
火を入れたら全部スープの中に入れていただくようです。焼き肉のように厚切り山形牛が食べごたえあって◎です。
天ぷら
・地魚のろげんげと山菜(ばんけ、ここめ)
上品なサイズと量でアツアツがサーブされたので、すだちだけで美味しくいただきました。
贅沢茶碗蒸し
茶碗蒸しとは思えない具材が見えてます。
ウニ、カニ、白子・・・ほんとにこの上ない贅沢な一品、豪華な味です。
鱈の子めし・香の物・鱈のどんがら汁
白いご飯にたらこをかけていただく鱈の子めしに、鱈の身やアラの出汁が効いた庄内エリアの味噌汁・どんがら汁。お酒飲んだ後なんて最高な組み合わせ。
そこに香の物のおみ漬けと赤かぶ漬けがキラリっと光って満足な〆。
手作りデザート
・胡麻豆腐とバニラアイスクリームのきなこ黒蜜かけ
アイスも蜜も胡麻豆腐も美味しいんです。
このさりげなく添えた茶色のお麩のバターカリカリが、これまた美味!おいしすぎ!
どれもこれも細部までこだわったサーブの仕方と丁寧な味、久しぶりに出会えた「本格的な日本料理」って感じですね。最後まで美味しくいただきました。
もうお腹いっぱいで動けない。気がついたら約2時間15分もかけてじっくりと楽しませていただいたんですね、感謝!
22:00
さすがに満腹状態+おこたの環境は恐い。案の定ダラダラしていたら、ウトウトと。
久兵衛旅館のお風呂は男女交代時間になっているし、また違うお風呂も試したくて、もう一度いくことに。山の湯、川の湯とも体験しなくっちゃ。
外に出たら小雪が舞い散って寒くなっていました。
久兵衛旅館のお風呂は夜の11時まで、急げぇ~
<九兵衛旅館 川の湯>
「川の湯」は、脱衣所からお風呂に入ると壁一面に大きな水槽。
そこには珍しい型のふっくら大きい金魚が泳いでいました。
浴槽から金魚を眺める珍百景?
他に誰もいないお風呂を、贅沢に独占で楽しませてもらいました。
九兵衛旅館でお風呂上がりにロビーで待ち合わせ。
ロビーでは下がり雛が飾られていて華やか。
また、中庭は積もった雪と雪吊りのライトアップが幻想的です。
珠玉やに戻るときには、小雪がまたちらちらと舞い降りて、東北に来ている実感が湧いてきました。通りはすっかりと寝静まっていますよ。
珠玉や館内に入って、この際1階の貸切風呂もチェック。
わぉ~、空いています、チャンス。
<珠玉や 1階貸切風呂>
貸切檜風呂「ゆうぎり」にザッブンと入ります。
源泉かけ流しで、庭を見ながら、木の温もりが疲れを癒してくれます。
湯田川温泉に来て、午後半日だけでもう4回も違ったお湯に入りましたよ。朝に鶴の湯で1回入っているから今日一日で全部で5回、至福の温泉浸かりまくり。
今日は朝に鶴の湯を出発してから、田沢湖・秋田・鶴岡へと移動、そして、湯田川温泉に着いてからも温泉三昧と美味しい日本料理の数々。とっても満足、心地よい疲れです・・・ああ。もうぐっすりと、
おやすみなさい。