■「世界一周」スケジュール <2019年5月8日~24日>
〈訪問都市1〉 ニューヨーク(2泊)
5月08日~5月10日 自由の女神、オペラ座の怪人、ベーグル
〈訪問都市2〉ポルト(4泊)
5月11日~5月14日 ポルト観光(市内、ポルティマン海岸)
〈訪問都市3〉 リスボン(2泊)
5月15日~5月16日 Bica線ケーブルカー、リベイラ市場、駅前食堂
〈訪問都市4〉 イスタンブール(3泊)
5月17日~5月20日 トプカプ宮殿、アヤソフィア、グランバザール
〈訪問都市5〉バンコク(2泊)
5月21日(火)プーケット経由でBKK着、マッサージとイサーン料理
5月22日(水)「ザ・サイアム」でアフタヌーン・ティ、チャオプラヤ船旅 このブログ
5月23日(木)ガイヤーン昼食、マッサージ、夕方・帰国の途へ(機中泊)
5月24日(金)早朝・ANA羽田着、空港から荷物別送、無事帰宅
スターアライアンス・ビジネスクラス特典航空券を利用した、
&の熟年夫婦による『17日間世界一周の旅』
駆け足で、ニューヨーク、ポルト、リスボン、イスタンブール、バンコクの5都市をめぐりました。
このブログは、その中の最終立寄り都市『バンコク滞在編②』です。
・今回の世界一周の旅の企画や検討内容をまとめた【プランニング編】は、
次を御覧ください。
2019/5/22(水)旅は15日目 ☀ バンコク
今日の予定は、サパンタクシンのボートピアから「ザ・サイアム」ホテルの専用船でチャオプラヤ川を上り、ホテル内の『Café Cha』で優雅なアフタヌーン・ティー。その帰りも再度チャオプラヤ川をボートトリップして、高級マッサージ『ヘルスランド・アソーク』へ。夕食はホテル近くの地元食堂でタイ料理。
09:00
おはようございます!
バンコクの朝はゆっくりと始まります。
朝食は、40階のエグゼクティブ・ラウンジではなく、1階の朝食カフェテリアへ向かうことにします。カフェテリアはどんなところか、覗いてみようと思って。「プラチナエリート会員」は、朝食はどちらでも好きな方で食事できます。
“5TH STREET” /1F(朝食)
朝食のバイキング風景です。
流石にマリオットホテル、洋食・中華・タイ・和食・麺類・EGGコーナーなど数十種類の豊富なメニューが用意されています。
麺類やEGGコーナーは、シェフがその場で作って出来たてをサーブしてくれます。
このリッチな生ジュースコーナーを御覧ください!
オレンジ、りんご、グァバ、トマトなどなどが蛇口から飲めるんですよ、なんて贅沢!
3種類をちょっとづつ味見しました、パイナップル◎美味し~ぃ!
二人でそれなりにいろんな種類をいただきました。
シェフが作る出来たてのオムレツや麺類は格別でした。
最後はパイナップル、スイカなどの果物とコーヒーでお腹いっぱいになりました。
Swimming Pool & Fitness Studio Spa / 7F
ホテルの7階にあるプールを覗いてみました。
プールはあまり広くありません。プールサイドも案外窮屈な間隔に見えました。
裏側に小さな庭のテラスにつながっています。
まだ朝の時間なので数人しか利用していませんネ。
プールの先に見えているギザギザのビルは、スクンビット通りの向こうの建物です。
»»»»»
これからBTSでアソークに移動して、ターミナル21でちょこっとお買物。
トンローから2つ目のアソークに到着しました。
改札を抜けると目の前に、オッと見慣れたオレンジロゴの「Super Rich」!
今やこんな便利なところに進出してるんですネ。
昔は胡散臭い通りにあってドキドキしながら両替した思い出が・・
記念にちょっとだけ両替しておきましょう。
ターミナル21
久しぶりの「ターミナル21」です。フロア毎に東京やロンドンなど都市をイメージした商品やインテリアで楽しく見て回れます。
いつもここでは、オリジナルの Tシャツなどお気に入りが見つかれば購入しています。
今回はいいのがあるかなぁ?
・・
ブラブラと見て回りましたが、「いいな!」がありませんでした。
で、今回は何も買わず。
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次はBTSでサパンタクシンへ。
ここがサパンタクシンのサトーン・ピア。
チャオプラヤー川で運行している水上バスや各ホテルの送迎ボートやボートクルーズの発着書です。ボートTaxiなどが入り乱れていますよ。
注意して自分が乗るボートがどこから乗るのか?よく観察してください!
私たちは、ホテルの送迎ピアで、「ザ・サイアム」のホテルボートを待っています。
ザ・サイアムホテルは、規模こそ大きくないものの、バンコクで一番高級なホテルでゲストは超セレブなお金持ちばかり。タイの王族やタイの上流階級の人たち、そして海外からの特別な賓客を主なターゲットとしています。一般には、昔から「オリエンタル・ホテル」がバンコクを代表する高級ホテルとしてよく知られていますが、こちらのホテルはオリエンタルホテルを上回る格式の高い別格のホテルなのです。
宿泊代がとてつもなく高いばかりでなく、ホテル自体の雰囲気がそのへんの私たちのような庶民を受け付けない、その敷居の高さがハンパありません。本来は、私たちが行くような場所ではないのですが、今回は思い切って、探検気分、ミーハー気分でトライしてみようと思い立ったわけです。
このホテルには小さなカフェがあり、そこで誰でもアフタヌーン・ティーをいただくことができます。このことはあまり知られていないので、観光客によって荒らされることもなく、未だ優雅な空間と時を保っているとのこと。「誰でも」と書きましたが、勿論、ふらりとホテルに行ってこのアフタヌーン・ティーを楽しめるわけではありません。完全予約制で、予約段階から敷居が高いのです。私たちは、滞在しているマリオットホテルのエグゼクティブ・クラブの専任スタッフから予約を入れてもらいOKの返事を貰いました。(マリオットも一応は5つ星ホテルなので、それなりに信用力があります)
「ザ・サイアム」ホテルへのアクセスには、通常、チャオプラヤー川を遡るホテル専用船を利用します。今、私たちは、そのホテルからの迎えのボートをこのサパンタクシンのサトーン・ピアで待っている訳です。
予定時間より5分ほど遅れてボートは到着しました。ボートの舳先にホテル名のFlagが翻っていました。もっとレトロな観光船ぽいボートが迎えに来てくれると思ってましたが、実際に迎えに来たのは意外にモダーンなボートです。
ボートの天井や床部分は木製で、シートはホワイトの革張り。ドライバーやスタッフも水兵さんのようなユニホームで、気分は盛り上がります!
送迎ボートは10~15人乗り位の大きさですが、この桟橋から乗り込んだのは私たち2名のみ。
今日のカフェ利用は、私たちだけなんでしょうか?優雅に貸し切り状態で、これからホテルまで約30分のボートトリップを楽しみます。
これまでチャオプラヤー川でのボートトリップは何度も経験しましたが、それらはすべて定期運行の水上バス「チャオプラヤ・エクスプレス」。専用ホテルボートでの貸切利用は初めてです。
チャオプラヤー川のクルーズ・・
ボートがビュンビュン走る中、車窓には、
次々ザァっーとチャオプラヤー川の主な観光クルーズのコースが見られます。
何度通っても川面から見る「暁の寺・王宮」は、また一味違って素敵な景観です。
そろそろ目的の「ザ・サイアム」ホテルの専用ピアに近づいてきましたネ・・
さてさて、一体どんなところでしょうか、楽しみ!
Café Cha / The Siam 「ザ・サイアム」
チャオプラヤー川からホテルボートで上陸、桟橋から豊かな緑にあふれた植物園の中に迷い込んだような不思議な魅力が満載の庭園をくぐる抜けて、「ザ・サイアム」中にあるカフェ・チャ (Café Cha)に来ています。
カフェは20席ほどのこじんまりした店内ですが、外にもテラス席が用意されていて、季節の良い日にはのんびりした空間です。今日は暑いので、テラスではなくエアコンがある室内へ。
外のテラス席は、蒸し暑いバンコクでも心地よく過ごすため、天井が高く風通しがよく緑に囲まれています。ひんやり感じるタイル張りの床にアンティークな木製の椅子やクッション、木製の動物のオブジェなどがコーディネートされています。
ワォ~!!
カフェ・チャのアフタヌーン・ティーセットは、よくあるクラッシックなタワー型ではなく、予想に反して高台の付いたフラットな木製のトレイに運ばれていました。
プレーンとチョコレートのスコーンとバター&ジャム・マカロン・ブルスケッタ2種・チョコレート・ブリキバケツに入ったポップコーン。そして紅茶はアールグレイをリクエスト。
早速、いただきます。
スコーンはクロテッドクリームやジャムをつけていただきました。
ブルスケッタはサーモンとトマトですが、一つ食べると結構ボリュームあります。
量的には十分ですが味の組み合わせはちょっと単調ですね。正直、建物やホテルの性格から考えて昔ながらのクラシカルなアフタヌーンティーかと思っていましたが、想像と違っていました。メニュー構成も、繊細さに欠ける気がします。
まあ、カフェ チャ の雰囲気自体はいいのですが、アフタヌーンティーの内容は今ひとつ、といった感じですね。
でも、まあいいっか。ここはアフタヌーンティーを味わうために来たというよりも、噂の「ザ・サイアム」ホテルの中がどうなっているのは、雰囲気はどうか、その探検が主目的。アフタヌーンティーは、この探検のための口実なんだから。
カフェ チャ (Café Cha ) < 1350 B>
アフタヌーンティー セット(ドリンク付き)
<カフェ チャ(Café Cha at The Siam)の基本情報>
営業時間:8:00〜18:00(アフタヌーンティーは14:00〜17:00)
アクセス:BTSビクトリーモニュメント駅→タクシー約15分
BTSサパンタクシン駅、サトーンピアからホテルボートで約30分
(事前予約要)
● The Siam 「ザ・サイアム」
さて肝心の、Café Cha のある「ザ・サイアム」は、果たしてどんなところでしょうか?
実は、これが予想とおり、というか予想を上回る、どこを切りとっても驚くほど魅力が満載のインスタ映え間違いなしの素晴らしい空間でした。
帰りのホテルボートの送迎まで30分ほど時間があります。
しばし都会の喧噪を忘れて、館内外を優雅な気分でホテル・ツアーをしてみましょう!
えっっっ~植物園?
3階分のアトリウム空間が縦に広がって、ガラスの天井から優しい光が指して!
熱帯の緑がグラデーションとなり溢れています。
心地よい吹き抜け空間をまっすぐな直線が気持ちよく貫かれています。
見事なラグジュアリーな空間!
「ザ・サイアム/The Siam 」は、アメリカ人のビル・ベンスリーの設計したホテルです。
建築家ビル・ベンスリーは、その土地特有の自然や風土、文化などを建物に柔軟に取り入れ、快適なホテル空間を表現しています。ここは都会に位置していますが、ホテル内に足を踏み入れた途端、リゾート地に来たかのような錯覚すら覚えます。
ちなみに東南アジアのタイ・ベトナムなどを中心に、彼の設計したホテルが点在しています。
ここは?
上から覗くと、うわぁ!
大きな吹き抜けの空間のラウンジが真下に見えました。
コの字型にグレーの長椅子、真っ白なクッションとテーブル。
上の階から見るように意識されたデザインですネ、絶対に。
もぅ誰にも乱されて欲しくない、座らないでって感じ。
まるで美しい絵画のよう。
ホテルの通路やブースには数多くのアンティークな美術品がディスプレイされています。
まるでホテル全体がギャラリーか美術館のようです。
この通路にも豪華な調度品がさり気なく飾られています。
柱や椅子の位置、タイルの大きさ、何もかもがこだわりの計算された配置とインテリアで埋め尽くされています。
こちらの木製のドアの向こうには客室エリア。
テラスが付いたリバービューのスィートルームでしょうか!
部屋数は39室と少なく、昔の邸宅をイメージし、気配りの行き届いたサービスを心がけているそうです。白と緑と黒と木製に包まれたクラシカルモダンな隠れ家ホテルです。
なんておしゃれなプール!
白黒タイル、プールのメインカラーが黒というのも新しい。
まるで西洋のガーデンのようなアイアンアーチと蔓性の植物。
ホテル敷地内のすべてのエクステリアは、こんな感じの樹木やタイルなどで埋め尽くされています。不思議なことに花の咲く草花は多分、一本も見かけていませんヨ。
それにも増してもっと不思議なことは、ここはホテルなのに、宿泊ゲストらしき人と一人も遭遇しなかったこと。ひとけがなく、まるで個人の邸宅か別荘、あるいは郊外の美術館のよう。きちんとした身なりのホテルスタッフはそれなりにはいて、施設全体も綺麗に管理されいますが、一体どのように運営しているのでしょうか?私たちの想像が及ぶものではないでしょうが、きっと、上流階級、超セレブたちにによって支えられ、うまく維持される仕組みがあるんでしょうね。私たちが普段伺うことができない全く別の世界を、今回ちらっとでも垣間見た気がして、これはこれで貴重な体験となりました。
チャオプラヤー川に面したホテルボート・ピア。
プールデッキのような硬い板張りの床の桟橋で、ボート発着時にはスタッフが優しくアテンドしてお出迎え&お見送りしてくれます。
もうすぐ帰りのホテルボートが到着する時間です。
今日は往復送迎が付いて、美しいホテルでの束の間の優雅な時間を過ごし、バンコクでは今までなかったプチリゾート的な「お気に入り」が出来て、◎でした。
チャオプラヤー川にはまだまだ魅力的なスポットがあるんですね、改めて思いました。
さて、次は昨日と同様、マッサージです。
● 『ヘルスランド・アソーク』マッサージ
マッサージをしに「ヘルスランド・アソーク」に来ています。
ここは、これで3回目。値段の割に高級感があり、施術のスキルもまあまあ。バンコクでお気に入りのマッサージ店の一つです。今日もゆっくりと長旅で疲れた体のリフレッシュを。
17:30
BTSアソークから歩いて7分位、ロビーで受付を済ませるとまもなくアナウンスで名前を呼ばれて、階段を降りていくと、施術してくれるスタッフが待っていました。
カップル用の2人部屋で2時間コースをオーダー。
この個室のエアコンがキンキンに効いていて、多分、今から思えば、この部屋が最初の「魔の手」だったかも?(「魔の手」の意味は、この後のブログで次第に明らかになります。)
部屋が寒~いと思いエアコンの温度を調節してもらいましたが、それでもまだ寒い。2時間のマッサージがウトウトしながらもあっという間に終了。手足が軽くなったかなぁ?
ヘルスランド・アソーク < 1200 B>
»»»»»
20:15
エグゼクティブ・ラウンジでちょっとだけ赤ワインをクイッと飲んでいきます。
もうラウンジはほとんど人がいませんよ。
おつまみはピーナツだけ。
『55ポーチャナ』
時間はすでに午後9時45分です。BTSトンロー駅前にあるレストランで遅い夕飯です。
実は10年位前に、このお店のオースワン(牡蠣の卵とじ炒め)が美味しいと聞いて何度か訪れたことがあります。
当時は、こ汚い食堂風の建物でしたが、多くの客さんに人気となって儲かったのか、今回久しぶりに来てみると外観はリニューアルされ広くて綺麗になっています。バンコクの食べ物屋は一旦評判を獲得するようになると、あっという間に財を成すと言いますから、こちらのお店もその口でしょう。
さて、久しぶりですが、あれからお味の方はどう変わったでしょうか?チェック!
一皿目:オースワン
このお店イチオシのメニュー!流石に牡蠣の外はカリッとして中がふわっとしています。
昔より美味しい気がします!
ニ皿目:チェンマイ野菜のオイスター炒め
チェンマイ野菜がメニューにありました。嬉しいぃ~久しぶりに出会えましたね。
これは歯ざわりがシャキっ!美味しくって、私たちの大好物。
三、四皿目:パッ・パッカナーとヤム・ウンセン
どちらもマストなタイ料理で、しかもハズレがない料理です。
サラダ系ではヤム・ウンセンはソムタムの次に好き。
さいごは:トムヤム・クン
本場の王道を久しぶりに食べました。
味は濃いめでいいネ、もう少し生トマトが入っていたらなお◎。
ご飯物:カオ・トン
ナンプラー・ピックも頼んで、タイのお粥カオトンもあっさり、サラサラ、ピリリ。他のタイ料理にピッタリマッチして、久々に美味しい定番のタイ料理を味わいました。
なにしろこの頃は食事となればイサーン料理ばかりでしたので、たまにはオーソドックスなタイ料理も良いね。
このお店、味は昔と変わらず、健在でした!
ごちそうさまでした。
55ポーチャナー < 920 B>
トムヤム・クン、パッ・パパカナー・サイムー、オースワン、ヤム・ウンセン、チェンマイ野菜炒め、ビール大2
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さっきのお店でマンゴーをゲット!!
ちょうど熟れ熟れのジューシーなマンゴーを一口食べて、「バンコク最高ぅ~~!」
凄ぉ~く美味しくって幸せ気分!
そしてもうぅ
この旅の最後の夜~です。
ビアチャンでもう一度
「世界一周5都市」にカンパ~イ!
&おやすみなさい
[バンコクでのToDo]で今日クリアしたのは
- バンコクで一番高級な「ザ・サイアム・ホテル」でアフタヌーン・ティー
- 疲れの癒やしはやはりタイマッサージで、できれば滞在中毎日たっぷりと
- 「ザ・サイアム」のアクセスにはホテル専用船でチャオプラヤ川クルーズ
- マリオットホテルでは、クラブ・ラウンジやプールも活用しよう