八丈島はパラダイス④ 八丈島の宿「 ホテル満天望」

八丈島 宿泊/プチホテル満天望

八丈島の宿は、大賀郷エリアにあるプチホテル「満天望」に決め、ここに初夏と晩秋の２回、いずれも３泊４日の滞在としました。
ここに決めた理由は、まず第一に、食事が美味しいと評判が高かったこと。そして、ホテルがこじんまりしていて、静かな環境にあるプチ・リゾートの趣が感じられたこと。

ホテルのある場所は、街の中心からクルマで約１５分程度の人里離れた緑の林の中。近くには観光スポットの横間ヶ浦海岸はありますが、普段は誰も来ないような場所で、ホテルは木々の中に紛れるようにポツンと佇んでいます。
ホテル満天望は、その名の通り、「夜は満天の星空を眺めながら眠る」隠れ家のような一軒家です。

ホテルでは、事前に予約しておけば、朝食・夕食が用意されます。
このホテルのオーナーは、もともとは岐阜で腕をふるっていた和食の料理人。数年前、元ペンションであったこの施設を買い取り、八丈島に引っ越して新たにプチホテルとしてリニューアルし開業させたとのこと。ですので、八丈島の田舎の宿とは思えないような、オーナー・シェフによる正統派の懐石料理をいただくことができます。

 

① 満天望/館内

島の中心から車で15分ぐらい、中央大通りから海岸に出て周遊道路を左に進みます。
宿へは、周遊道路から右に分かれる小路に入るのですが、分岐点には少し見えない所に目印的なものはなく、最初は戸惑うかも知れません。まさに森の中の隠れ家のように佇む静かなホテルです。

外観は、写真でご覧いただくような、緑の屋根とベージュ色の壁の２階建て。ステップを上がって玄関になります。

１階の廊下、右手のドアがトリプルルーム

廊下の左手には自販機もあり、ソフトドリンクやビールが置いてあります。
廊下の突き当りは男性風呂、右手を入ると女性風呂となっています。
途中右手には２階に上がる階段があります。

男女別のお風呂は、壁は香り高い青森ヒバ。浴槽は身体の芯まで温まる本物の十和田石を使っていて、とても高級感があります。洗い場カランも３ヶ所。
脱衣所には、うれしいことに、洗濯機もあり自由に使ってもOK。

 

 

② 満天望/客室

＜１階ツインルーム ベランダ付き＞

７月に家族４人で訪れた時は、部屋は１階の広いベランダ付きツインルーム２室を利用しました。
部屋には、ツイン・ベッドのほか、カフェテーブルセット、独立したトイレと洗面台の小部屋、大きなクロゼットがあり、パジャマも備え付けてありました。室内はお掃除がいき届いていて、こざっぱり清潔なお部屋です。部屋から自由に出入りできる専用のウッドのベランダは、広く気持ちがいい空間で、外の森林浴いっぱいのおいしい空気を思いっきり吸うことができます。

カウンターには、TV、ミニ冷蔵庫、湯沸かしポットなどがコンパクトに並んでいます。

 

＜１階トリプルルーム＞

11月に家族３人で訪れた時は、３人旅なので満天望に一部屋しかないトリプル・ルームを利用しました。
2018年ごろ新しく増築された、おニューで広さたっぷりの部屋です。

部屋のコーナーには、テーブルと椅子が３つ置かれていました。ただ、この椅子は寛げるようにと低くゆったりした大型のモノでしたが、ちょっと低すぎて、ヨイショと声をかけないと起き上がれないのが今ひとつでした。椅子の後ろのドアがトイレ（洗面台付き）です。

備え付けのパジャマは、コットンのシャツ・ワンピースタイプ、普段XXLサイズの太でも着ることが出来たうえ、着心地も良くって感動しました。

 

③ 満天望/食事

＜満天望の食堂＞
ここが朝・夕の食事を摂るホテル食堂です。玄関から入って右側のフロントの奥に位置しています。
特に凝ったインテリアではありませんが、木のぬくもりを感じる、ナチュラルで温かい感じがいいですね。

 

 

ここからは、プチホテル満天望の夕食と朝食をご紹介します。

板前出身のオーナーが、季節の島の食材を使い、懐石風の一皿一皿が織りなす粋な料理が堪能できます。

 

まずは、７月に初めて八丈島を訪れ、満天望でいただいた食事から

 

＜７月　初日の夕食＞

前菜の明日葉豆腐和え

海老真丈の椀物

ヒラマサ焼き魚

煮魚

八丈島のお刺身と、特産の島にんにく（薄く白い一片）。

わぁ～、みごと！A5等級の飛騨牛と豚のしゃぶしゃぶ。岐阜出身のオーナーの取り寄せ品。

口直しのアイスクリーム

飲み物は、最初は生ビール、続いて焼酎「黒潮」。食べるスピードに合わせ、小気味よく出される懐石風な和風料理でした。
前菜の明日葉豆腐和え、椀物、焼き魚、煮魚、島の刺し身、しゃぶしゃぶでお腹いっぱいになりました。
可愛い女性スタッフが一品一品丁寧に食材の説明をしてくれ、最後のデザートまで気持ちよく進み、とても満足でした。

 

＜７月　２日目朝食／洋風＞

この日の朝食は、特製フィッシュ・バーガーです。
サラダ、オレンジジュース、ヨーグルト、そしてお皿には卵焼きとウィンナー、ブロッコリー。熱々のフィッシュバーガーが目新しくって、美味しかった！！

 

＜７月　２日目夕食＞　

（この日の夕食は、街なかにある有名居酒屋「梁山泊」で食事しました。１週間前に予約し、お店までタクシーで往復しました。その時の様子は、次のブログ ［⑤八丈島グルメ］編をご覧ください。）

 

＜７月　３日目朝食／和風＞

次の日の朝食は、和食シリーズです。
麦茶、サラダ、もずく、たらこ、鮭、茶碗蒸し、納豆、味噌汁、ご飯です。
やっぱりホテルに泊まった朝は、和食はいいですネ。
なんとなく力が湧いてきます！！

 

＜７月　３日目夕食＞

前菜が美しすぎ！手が込んでいます。

椀物（中身なんだっけ、忘れちゃいました）

島のお刺身！今日も島にんにくが美味しい！！

焼き魚は西京漬け、小鉢はチーズと酒盗。

熱々の天ぷらもうれしい、島のレモンがピッタリ！

途中から満天望のワインもボトル・オーダーし、美味しくいただきました。
最後の〆は、卵雑炊。

ごちそうさまでした。

 

＜７月　４日目朝食／和風2＞

朝食、和食２回目です。
サラダ、たらこ、茶碗蒸し、小鉢はいんげん、鯵の干物でした。
オーナーシェフの作る汁物は、いずれも出汁が効いて美味しく、朝から茶碗蒸しでホッコリと。

ごちそうさまでした！

 

 

・・・・・・・・・・・・・

次からは、２度めの１１月の八丈島滞在時の食事内容となります。
滞在中、夕食は毎夕この満天望でオーナー・シェフの作る会席料理の数々をエンジョイしましたが、朝食については、朝早く釣り場に出かけることにしたので、外に出かける時はパスしました。

 

＜11月　初日の夕食＞

スタートのおひたしは春菊ときのこの茎和え、
吸い物はとび魚とのり

刺し身はタコ、メカジキ、ハガツオ。
あっ～たった一枚の島にんにくが存在感がありますネ。

島の郷土料理の「島寿司」は、あお鯛、マカジキ

赤い蓋付き器は、エビ大根あんかけ

おー、今回も初日には　飛騨牛のしゃぶしゃぶですね、ウレシー！

７月に最初に訪れた時の驚きこそないものの、この島でA５等級の極上飛騨牛のしゃぶしゃぶが食べられるなんて！とってもシアワセな気持ち。
野菜もたっぷり食べるとこの辺でお腹がいっぱいになります。

ごちそうさまでした。

 

＜11月　夕食２日目＞

今晩のスタートの一皿は、目にも美しい明日葉とうふ。

出汁が効いた土瓶蒸し

本日のお刺身は、マカジキ、シマダコ、イカ、キハダマグロ。

今日は里芋まんじゅうに、きのこあんかけ

焼き魚はキンメダイとさっぱりもずく

キンメダイのかぶと煮。

天ぷらは、エビ、明日葉、島の肉厚しいたけ？
しいたけは食べた後の写真となりました。ペコリ

〆は島のりのお茶漬けでした。
なるほど見た目もいいしアイディアの一品で、〆にはピッタリでした。

ごちそうさまでした！

 

＜11月　朝食３日目＞

11月の訪問の朝食では、朝早く釣りに出かける日もあり、結局、３泊中一回だけになりました。
やっぱり朝の茶碗蒸しはうれしい、ほっこりです。

食後はゆっくりとコーヒーもいただけて、今日のミッションの確認をしています！
ごちそうさまでした！

 

＜11月　夕食３日目＞

今日の飲み物は、３人共最初からそれぞれ好きなモノからスタートします。
日本酒、梅酒、生ビールでカンパイ！

椀物はエビしんじょうとワカメ

今日のお造りは、シケのため昨日と同じです。

赤い蓋付きは、確か大根あんかけ、かなぁ？

焼き魚はキンキで、チーズに酒盗合わせ。

島の里芋のコロッケは、島レモンをつけていただきます。
ねっとりの揚げ物が新鮮でした。

〆はおにぎり・味噌汁で、さっぱりしたアイスクリームで終了です。
いろんな和食で楽しませて頂きました。

ごちそうさまでした！

 

プチホテル満天望では、初夏と晩秋の２回の滞在で、全部で５回の夕食と、４回の朝食を頂きました。
ホテルから歩いていける距離にはレストランや食堂など、外食できるようなお店は全くありませんが、食事をしにわざわざクルマで外出するまでもなく、ここ満天望では毎日おいしい食事が提供され、毎回、次はどんな料理が出てくるのだろうと楽しみの連続でした。

お昼はどうしても外食になるしレンタカーなのでビールも飲めませんが、夕食タイムになれば、運転の心配もないので美味しいお酒と料理を心から楽しむことができました。

ここ満天望は、こんなに割安の料金で、こんなに寛げ料理も楽しめる、コスパが高い本当に穴場の宿と思います。どなたにもオススメできる素敵な宿ですが、反面、あまり有名になり過ぎると、今度は私たちの予約までもが思うようにならなくなってしまったらどうしよう！、と複雑な気持ちもチョッピリ・・・

まあ、このブログを読んでくださるような奇特な方は、世の中わずかでしょうから、日頃のご愛読に応え、その御礼として皆様には私たちの持っている情報をオープンにしました。どうぞご活用ください。

 

［プチホテル「満天望」オフィシャルWEBサイト］

 

 

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