鹿教湯温泉・河鹿荘別館 プチ湯治 – その2

2018/2/14(月)プチ湯治3日目 鹿教湯温泉

午前中は部屋温泉三昧呑み食い処 わんだーれで夕飯

08:40
は~い!プチ湯治3日目の朝です。
おはようございます。
7時半に起床してコーヒーとフルーツで朝は軽く済ませました。
では何回目になるかなぁ?朝の温泉に行きましょうー。

と、その前に1階降りたら別館玄関に差し込んだ朝の光が眩しくって、気持ちよさそう。
なぜかあちこちに「くまのプーさん」のぬいぐるみが目立つます。


貸切風呂前の廊下


貸切風呂の札


貸切風呂の脱衣所

貸切風呂はいつも行っても、「空き」でした。
朝からまったりさせていただきます。
気持ちいいよぉ~。

この後は部屋でひたすら読書タイムとなりまして
あっという間にお昼になりました。
昼ごはんは湯治の醍醐味、台所で持参した食料を使って簡単な料理を作ります。

<別館湯治棟 自炊施設>

お部屋の真向かいにある台所です。キッチンには瞬間湯沸器、ガス台、湯沸かしポット、炊飯器、やかんや鍋、食器など用意されています

もちろん、共同の冷蔵庫、電子レンジ、オーブントースターなども揃い、調理設備は十分です。きちんと分別ゴミ箱も用意されて、快適な自炊生活が送れます。

では今日のお昼ご飯は・・・

チーズタッカルビ
フライパンひとつで作り、このままテーブルに出せる料理で、簡単!

作り方が手間暇かからないのでこんな時に最適のメニュー。
1.一口大の鶏もも、人参・ピーマン・玉ねぎを小さめにカット
2.ジップロックに1.を入れ、コチジャン、醤油、酒、みりんを入れて揉んで混ぜ10分置く
3.キャベツは手でちぎっておく
4.フライパンに2.を入れ炒め、上から3.キャベツを乗せ、フタして5分蒸し煮し、かき混ぜて、弱火で3分蒸し煮し、火が通ったら真ん中を開けてピザ用チーズを乗せてさらに1分くらいできれいに溶けたら出来上がり

コタツのテーブルにフライパンごと乗せて、
では、出来たてをいただきま~す。
最初にビール片手にカンパイ!!して
フライパンのチーズタッカルビは熱くってふぅ~ふぅしながら、箸とレンゲで直接食べる!
つまみながらグビッグビとビールが進みました。
もう最高ぅ~、

これは後片付けもフライパン洗うだけ!!
自炊にはおススメの一品でした。

14:30
先程の昼のタッカルビを食べた後、気持ちよくなってついウトウトしてました。
そろそろ温泉へ

<本館 展望風呂/混浴>

鹿教湯温泉の泉質は単純温泉 (弱アルカリ性低張性温泉)、ほとんど無色・透明です。
「杖要らずの湯」と言われおり、神経痛・関節痛・リュウマチなど体の疲れを癒すのに有効な温泉です。湯あたりはとっても柔らかくクセのないのも特徴、ジュワッと芯まで温まります。

「飲泉番付でも“東の大関”の湯」とも言われ、とても飲みやすくアルカリイオン水。
飲泉の効能としては、便秘を主とする整腸作用、胆汁分泌促進作用のようです。
飲み過ぎにも有効かしら?


ガラスブロックで明るい


内湯からテラスに出れます


赤屋根は露天風呂

展望風呂から帰る途中の玄関で、女将から今日は「火災報知器の安全チェック」の作業の人が各部屋を廻って点検することを聞きました。
お手数かけるのでと「野沢菜」を一鉢いただきました。

その後検査の方が部屋を訪ねてきて、中に入り2~3回出たり入ったりして部屋のあちこちをチェックしていました。

夕方になって、ドアを叩く人がいて???
先程の報知器チェックの方が、「湯治でのんびり過ごしているのにお邪魔しました」と
なんとビニール袋に入った缶ビール2本持ってきてくれました。親切ね!

呑み食い処 わんだーれ

『わんだーれ』は、鹿教湯温泉街の中心地にある居酒屋で、プチ湯治3日目の夜ごはんはここでいただきます。店構えは、温泉地の居酒屋の割には趣がありますね。
開店が5時半かと思って来たら、午後6時からでした。
少し周辺をぶらぶらして時間を潰します。

・・

温泉街の居酒屋で夜ごはんにカンパイ!!して、
さっそく「タコのから揚げ」を注文。タコは大好物で、刺し身、酢の物、唐揚げ・・、お店のメニューにタコがあれば、いつもオーダーしちゃいます。
そして、これも大好き「肉じゃが」。
気取らない居酒屋で、ツマミも家庭的なものばかりです。

こちらのお店は、日本酒などお酒の種類がいっぱい、凄い品揃えです。
どれを選ぶか迷ってしまうので「利き酒セット」をお願いしま~す。
お酒はどんどん進みます。温泉の心地よい疲れのせいか、今宵はお酒のまわりも早いよう・・この辺からカメラ撮影は次第に疎かに・・・・。いくつか料理を注文したはずなのですが、あまり画像が残っていません。

こんな一枚があるので、おでん鶏の竜田揚げなどを食べたようです。
2時間近くお店で飲んで食べました。
帰る頃には、カウンター席に浴衣を着た近くの宿のお客さんなども来ていました。
ちょっと飲み足りない温泉客にも気軽に寄れる居酒屋でした。

では、冷えてきたので帰って貸切風呂で温まって・・
プチ湯治3日目の夜もこの辺で
おやすみなさい。

2018/2/15(木)プチ湯治4日目 鹿教湯温泉

10:00クアハウスかけゆ 上田市鹿教湯健康センター13:00 蕎麦みつわや河鹿荘別館にもどる そばや辰巳屋で夕飯

10:00
今日も良い天気、おはようございます。
プチ湯治4日目の朝です。
朝ごはんは、クロワッサンとコーヒーとイチゴです。
午前中は、鹿教湯温泉には健康センタークアハウスがあるので、どんなところなのか体験してみることにします。

「クアハウスかけゆ」には裏道から歩いて数分なので地図を確認。
河鹿荘別館の横にバス停があってこんなわかりやすいMAPがありました。

クアハウスかけゆ 鹿教湯

歴史ある鹿教湯温泉を利用し、健康づくりが実践できる健康増進施設です。
泡風呂、打たせ湯、寝湯、全身浴、圧注浴、歩行湯、箱蒸し、かぶり湯と特徴がある源泉かけ流しの浴槽と25m温泉プールがあり、目的や体調にあわせていろんなプログラムにも参加できるようです。

営業時間は10:00~19:15(閉館20:00)で、入浴料は大人700円。
普通の温泉に飽きたら、楽しみながら健康促進できる施設もオススメです。
ちなみに水着着用です。

ここでしっかりと入浴&運動を行なったらお腹がすきました!
ではお昼ごはんは、鹿教湯温泉街にもう一つある別のお蕎麦屋へ。

蕎麦みつわや

鹿教湯温泉街のはずれにある戸建て古民家風のお蕎麦屋さん『みつわや』。道路脇の看板には「石臼挽き十割そば」とあり、そのすぐ横には門があって屋根付きの小道が建物玄関まで続きます。思わずお店に引き込まれてしまいそうになる、なかなかに洒落たアプローチです。
玄関を開けると、うわっと花瓶にお花たちがお出迎えしてくれました。
奥から女将さんが出てきました。「うちは粉からお蕎麦を作りますので、出来上がりまで少々お時間がかかります。時間の方は大丈夫でしょうか?」と。へー、すごい。打ち立て、作りたてのお蕎麦がいただけるとは願ったりかなったり。「こちらは、時間は十二分にあるので、ゆっくり楽しませてもらいます」と返事。

お蕎麦の注文は、まずはそば粉選びから始まります。女将さんは、笊に乗せたサンプルのそば粉を見せてくれ、その一つ一つのそば粉の特徴を説明してくれました。説明で何となく美味しそうに感じた「ひすい」を私達は選ぶことにしました。
そして、お蕎麦の出来上がりを待つ間、瓶ビールをお願いし、ゆったりすることにしました。

ビール瓶は、ざる籠に入って運ばれてきました。
その上、お花も飾られて、かわいい!このようなお膳立て、嬉しくなってしまいますね。

そして、この箸置きもなかなか粋なしつらえ、センスの良さを感じます
おつまみには野沢菜フキ煮をいただきました。
ビールをチビチビ飲んでポリポリしながら、お蕎麦が出来上るのを待ちます。

わぁ~、打ち立て!できたてで登場!
キラキラと艶があり、繊細な細切りで見た目も美味しそうな十割蕎麦です。
つゆも蕎麦もつるつるっとのどごしがよく、キリッと冷えてとても美味しかったです。

食べすすめていると蕎麦湯が運ばれてきました。
これもこっくりと濃いめの飲み口、食器もなかなかのデザイン。このお店は、細かなところすべてに「こだわり」を感じます。ご夫婦で店を切り盛りされているようですが、商売中心でなく、自分たちの趣味や生き方を表現する場としてのお店に重きをおいている、このように思いました。

最後に、ブルーベリージャムがおいしかったデザート
はじめから最後まで、目でも舌でも楽しませていただけるお蕎麦屋さん。
近くに行ったらまたリピしたいです!

店内の神棚に飾られている上田の伝承文化財「除災・招福の願いが込められた蘇民将来符」もダルマもとても絵になりますね。
鹿教湯温泉街にこんなセンスのいいお店あって嬉しくなりました。
ごちそうさまでした。

帰りは温泉街の路地をあちこち散歩してから旅館に戻ります。
そして、しばし休憩~。

・・・・・

夕刻になりましたよ、また温泉街に出陣です。

そばや辰巳屋

一日置きで、またまた蕎麦屋・辰巳屋にお邪魔しています。
時間は6時半、おととい帰る時に鍋モノを予約しておきました。

まずは生ビールでカンパイ!!
すぐにと喜久水の熱燗を頼みます。

さて、本日のメイン料理「カモ鍋」です。
鮮やかな鴨肉で、油身もツヤツヤですね。
野菜やキノコや油揚げや豆腐などに焼いたネギがぐつぐつ煮えた状態で運ばれてきました。
そこにカモ肉を入れましょう。

箸休めに、お浸し天ぷらを食べて、鴨が煮えるのを待ちます。

もう良いかなぁ?
カモ鍋は久々に食べます。
しっかりした歯ごたえあって、油がのった旨味のあるお肉です。
焼いたネギがいいアクセントになって、美味しい!カモ鍋いいですネ。

最後に、この前にもいただいた「高麗人参の天ぷら」。なかなか普通の蕎麦屋ではメニューにない一品なので、もう一度食べておきたくって頼みました。これは元気が出る!感じします。
美味しくいただきました。
ごちそうさまでした!

・・
夜の鹿教湯温泉街は、すっかりひとけがなくって寂しい限り。
まだまだ冷たい夜風に吹かれて、早足で宿に戻ります。また寝る前に温泉で温まりましょう。
風呂上がりには、残っている缶ビールをグビッと飲んで・・
こうしてプチ湯治4日目もあっという間に過ぎて、

おやすみなさい!

2018/2/16(金)プチ湯治5日目 鹿教湯温泉~東京

10:00河鹿荘別館チェックアウト11:15国営アルプスあづみの公園12:15松本・源智のそば 中央高速で帰宅、途中諏訪湖SAでお茶

10:00
おはようございます。
今日は朝から後片付けに大忙し。
短い滞在でしたが、食料などもキレイに片付けて荷物をパッキングします。

さぁ、またたく間に過ぎた4泊のプチ湯治・河鹿荘別館からもうすぐチェックアウトします。

本館のフロントに向かい精算、この後は温泉街にもう一度立ち寄って名物の「お饅頭」を購入します。朝からとっても天気がよくって暖かな朝です。

プチ湯治4泊の湯治宿泊費用は
・二名様一室利用時一人 4,000円(冬暖房費一室300円)で〆て33,200円
だったと思います。
このくらいの料金で、夫婦二人4泊5日のプチ湯治ができるのであれば上出来ですね。お昼や夕の食事にも、リーズナブルな値段のお蕎麦屋さんや居酒屋さんが数軒あって困らない。しかも美味しいお店ばかりで、飽きることがありません。温泉街は落ち着きがあって風情たっぷり、昔からの良さを残しています。文殊様のエリアも散歩にもってこい。もちろん、かけ流しの温泉は全国有数のお湯で、云うことなし。
・・・こう考えていくと、ここ鹿教湯温泉での湯治滞在は、確かに穴場かも知れませんネ。
今回のプチ温泉湯治体験は大成功でした。

鹿教湯温泉街には、初日に入ったおきな菓子店/塩川菓子舗/清涼堂お饅頭の激戦区?なんですね。今日は清涼堂でお土産のまんじゅうと信州名物おやきも購入していきます。

・・・・・

ポカポカと気持ちよくなってきました。鹿教湯温泉から国道254号線を進み、松本トンネル有料道路を通って安曇野へ向かいます。

国営アルプスあづみの公園

国営アルプスあづみの公園は、3000m級の峰々が連なるアルプスのふもとに広がる安曇野エリアにあります。「田園文化ゾーン」「里山文化ゾーン」の2つのゾーンがあり、子供などが楽しめるレジャー施設が充実しています。

敷地はかなりの広さがあって所々に雪もまだ残っています。
アップダウンもあり、行きたいところに向かっているのか?迷ってしまう。

ウワァァァ~、見てぇー!!
すごい絶景!!

ここが展望広場
棚田の最上部の展望広場からは、季節の花々が一面に広がり、安曇野の町並みが一望できます。この季節は北アルプスの雪がかかる美しい山々

このベンチに座って、いくらでも眺めていられる気持ちよくなる場所。
来てよかったし、また違う季節に来てみたいですネ。

このあと、松本の街に向かいます。松本に来るのは2年ぶりかな。お昼は例によってお蕎麦屋さんにしましょう。
(それにしても、この旅行、何度目の蕎麦屋の食事になるんだろう?えーっと、これが4回目か、蕎麦好きの私達は信州に来るとどうしても蕎麦屋に足が向いてしまいます。)

源智のそば/松本

松本市内のお店がある通りは一方通行のようでちょっとわかりにくい場所でした。
看板もさり気なく置かれています。注意して見過ごさないように、気をつけて。

店内は窓枠や白い壁に黒い柱など民芸風なところもあり、カウンターテーブルのモダンでカラフルな椅子が目立っていました。正午過ぎたばかりの時間なので座れるかなぁと心配でしたが、十分に席が空いていました。

そば茶と割り箸。

野菜中心の天ぷらとざる蕎麦です。
お店の隣りにある「名水源智の井戸の湧き水を使った蕎麦とつゆ、サクサクの天ぷらと美味しくいただきました。蕎麦の盛りは見た目より少ないような感じでした。

店内の石油ストーブ「Aladdin Silver Queen」も素敵なデザインで、置いてあるだけで雰囲気があっていい感じですネ。お店の外観は内装のイメージとは違って、長い低層のビル?でしょうか。夏は蔦が一面に絡まっているので印象が違うそうです。

お店のすぐ横にある松本市一の名水の「源智の井戸」の湧き水です。
付近の喫茶店や蕎麦屋さんなどが、この水を使って仕込んでいるそうです。
ペットボトルやタンクに汲んで帰る人がたくさん訪れるおいしいお水です。

この後は、高速に乗って帰路へ。

では中央高速へ。
途中眺めの良い、いつも立ち寄るSAで休憩します。

諏訪湖SA

諏訪湖SAに立ち寄れば、高い場所から諏訪湖が一望できて、180度のパノラマ景観が目の前に現れます。

今日一押しの一枚!知らない大人のおじさん4人の後ろ姿。
なんだか哀愁が漂っているような気がして、パチリッ!

この後は高速道路が混雑する前に家に戻りたい。
まっすぐ帰路へ・・

そして今回のプチ湯治もここで終了です。
楽しかったね。

 最初からもう一度

鹿教湯温泉・河鹿荘別館 プチ湯治 - その1
毎年冬になると温泉が恋しくなります。それも慌ただしい温泉旅行でなく、のんびりと、そして何も考えず、ただただ温泉を楽しむ、そんな時間に...