+ 今回の行程
2019/4/2~4/6・4泊5日
ANA特典航空券を利用し、伊予(愛媛県)と土佐(高知県)の風情ある街々や美しい自然を訪れるドライブ旅に行ってきました。時期は春真っ盛りの4月上旬、満々開の桜を愛でながら古い街並みと地魚のうまい居酒屋などを巡る4泊5日の四国半周の旅です。
周遊コースは、羽田からANAで松山空港にIN、そこでレンタカーを借り、伊予エリアでは、内子、大洲、卯之町、宇和島の歴史的な街々を訪れ、土佐エリアでは、四万十川沿いに高知、そして高知でレンタカーを返却、羽田へ戻るフライト+レンタカー。
メンバーはいつもの&+の3人旅。さて、どんな楽しい旅だったでしょうか?ご一緒にお楽しみください。
<全行程の移動 Map>
<04/02・火>
羽田[ANA585]9:40発松山空港着11:10 、レンタカー借り上げ11:30松山市内・郷土料理 『五志喜』 本店13:00砥部町ドライブ/砥部焼梅山窯売店13:30道の駅 ひろた14:00内子16:00着/御宿月乃家泊
● 4月2日(火)羽田は☀/松山☀
昨晩、東京は急な雨が降って朝まで残るのかなぁ?と心配をしていましたが、朝起きてみるとスッキリと晴れ渡った青空。駅に向かう途中、七分咲きの桜が美しい~。
さぁ、これから羽田へ向かいます。
今回は国内線第2ターミナル、「時計台3」で8時にと合流します。
チェックインは、私達はSFC会員なのでプレミアムメンバー専用の『ANA PREMIUM CHECK-IN』ゲートを利用します。いつも空いているので楽チンです。
08:30
セキュリティーチェックを通過するとラウンジに入ります。
ラウンジ内は時間的に混雑する時間帯?、どうにか席を確保してさっそくサッポロビールで乾杯しましょう!
国内線のANAラウンジでは飲み物とごく軽いおつまみのみで食事の用意がないので、空港売店で事前にサンドイッチを購入しておきました。ロースカツと玉子焼の2種類のサンド、両方共美味しかったです。ここでしばしゆっくりとラウンジで休憩します。
2種類のサンド < 1,300 円>
09:20
あっという間に時間が過ぎて、急ぎましょうー。
歩いてゲートへ向かうと・・・
なんともう機内に乗り込むギリギリの時間になっていました。
急げぇ~
無事にセーフ!!
こんなに遅くなったのははじめて、この後気を引き締めて行きましょう。フゥ~
定刻通り11:10に松山空港に到着しました。
ここから出口右奥にあるタイムズカウンターで空港レンタカーを借ります。
ここからレンタカーのある店舗まで移動して車に乗り換えます。
タイムズレンタカー4日間乗り捨て
日産NOTE < 28,900 円>
12:00
さあいまからここ松山空港からドライブ旅スタートします。
はじめに立ち寄るのは、市内でランチ。
ナビを入力して・・
車が古くてナビも古くて、たどり着けるでしょうか?
あっ、みかん色の伊予鉄道?でしょうか
郷土料理 『五志喜』
愛媛の郷土料理『五志喜』は創業380年余りのお店。鯛そうめん・鯛めし・じゃこてんなど瀬戸内の鮮魚や地場の野菜などを堪能できるとのこと。
店内に一歩はいると売店コーナーが見えるだけで客席は、見えず隠れずな雰囲気です。
2階に案内され座敷に座ります。
鯛そうめん切身ランチ
大きな朱塗り皿に鯛そうめんが美しく見栄えがします。伊予のみかん寿司、じゃこ天、小鉢、釜揚げちりめんサラダ。鯛そうめんはつゆに鯛出しを入れて調整しながらツルツルいただきますした。切身の鯛もふっくらもちもちで美味しい。
宇和島鯛めしランチ
美味しいお米、じゃこ天、小鉢、味噌汁、釜揚げちりめんサラダ。赤いお椀に薬味を入れて鯛の刺身をつけてごはんの上に乗せていただきます。プリッと歯ごたえよく、目で鯛?
1階の売店に飾ってある5色のモノがなんとそうめんなんですって!
インテリアにもなるんですね。
そして店先でまずは最初の記念撮影です。パチリッ
郷土料理 『五志喜』 < 4,900 円>
次は砥部焼きの街に移動します。
ちょっとその前にこの近くにある松山城が下から見えるのかしら?
近くまで来ましたがどうやら丘の上に位置しているようで、ここから微かに見えたので『OK』、先に移動しましょう。
砥部町陶街道
砥部町陶街道のアチラコチラに陶器のオブジェが点在していて、眺めながら訪ね歩くのも楽しそうですが車でざっと通過します。
ちょうど真向に見つけた粋なお蕎麦屋さんが素敵!
入り口もかなりこだわりがありますね、本日はお休みでした。
では、この街道を登っていくと砥部焼の購入できる店へ。
● 梅山窯売店
梅山窯は、砥部で現存する中で最も歴史のある窯元です。明治15年(1882年)に開窯して以来130年あまり永きにわたりその伝統を受け継ぎ、砥部の材質を生かして「用と美」をコンセプトに実用工芸品の製作につとめてきました。あたたかみのある白磁の器に深い藍色と色絵で描かれた文様と、ぽってりと厚みのある形で作られている梅山窯の器は、飾り気のない健全な美しさを感じられます。<HPより>
砥部焼は以前から知っていてコーヒーカップや小鉢など今でも普段使いに自宅で使っています。コロンとしたフォルムにシンプルなデザインがお気に入り。
ここでもなにか記念になるモノを。
シンプルで小さい「おちょこ」ゲット、そして12cmのお皿はちょっとだけ深さがあって、お新香入れに購入。
このお店の左奥には、古い茅葺きの家と白壁の蔵、さらに建物があって、それぞれ小さな博物館として開放していました。
棟方志功の書などや砥部焼の歴史や古い焼き物などが展示されて楽しめました。
では、途中の道の駅 ひろたへ。
● 道の駅 ひろた
今日の宿泊地の「内子」へ行く途中にあった道の駅です。
もしかして愛媛の美味しい柑橘系があるんじゃないかしら?
うわぁ~、いろんな柑橘が並んでいますがなにか美味しいのか?
とりあえずデコポン買ってみます。
大きな木の根っこ、つり橋、陶街道はこの周辺も入っているんですね。
この周辺の桜が凄い!
街道の桜を楽しんでいたら。
内子の旧街道に来ていました。
今日の内子のお宿は八日市護国地区の街並みの中にあります。
車で通れるのかなぁ?
● 御宿 月乃家
内子の宿、御宿月乃家に到着です。本当に古い街道沿いのお宿で1泊を楽しみます。
この通り沿いの木製の看板も、さりげない鉢植えも、いい味出していますよね。
到着すると荷物を下ろし、女将さんが車の向きを変えると、ご主人が駐車場まで誘導してくれました。
お茶の間で宿帳を記入していると、お茶と草餅のサービスです。
この草餅がめちゃくちゃうまい!!
女将さんに聞いたら、なんと小豆も畑で作ってよもぎも摘んできて全部手作りなんですって!!最初の感動です、感動1。
さっそくお部屋にご案内!
<月・TUKI>
月・TUKI の部屋は階段を上がって通りに向かって右側。
6畳に床の間が付いた街道沿いのお部屋です。
お茶道具や入口には浴衣とタオルセット、温かいベストなどが用意されています。
お布団は好きなときに自分で敷きます。
<星・HOSI>
星・HOSI の部屋は階段を上がって通りに向かって左奥。
6畳で街道沿いのお部屋です。
こちらにもお茶道具や入口には浴衣とタオルセット、温かいベストなどが用意されています。
天井の梁やピンク色の襖がかわいいし、高窓からの明り取りが効果的で明るいお部屋です。
通りに面した窓には木製の小さな手すりがあり、ここからの景観は100年前と変わらない街並み!そう思うと、胸が熱くなるぅような感動です。
さて、まだ夕飯には時間があるので少し内子の街を散策しますか。
● 木蝋資料館 上芳我邸
木蝋資料館 上芳我邸は、木蠟生産の最盛期に建てられた住宅と生産施設。
国内最大規模の製蠟業者だった本芳我家の筆頭分家・上芳我家の邸宅。江戸時代末に分家した当時の出店倉とともに、内子木蠟生産の最盛期に建てられた主屋や附属屋など全部で10棟の建物が現存し、いずれも重要文化財に指定されています。釜場など当時の生産施設はここにしか残っていないため、地場産業と住宅の関わりを示す貴重な遺構です。
邸内には、情報コーナーや喫茶コーナーがあり。<内子さんぽから>
二階の大広間と間近で見られる主屋の小屋組、ここは3階です。
品質の良い木蝋がこの内子の街をこんなにも繁栄に導いたことなどいろんなことを感心させられました。さらに建物を進むと広い中庭がありその先にも資料館。
ここ木蝋資料展示館は全国屈指の木蠟資料館。
上芳我家住宅は、木蠟資料館として整備されています。併設された収蔵庫には、重要有形民俗文化財「内子及び周辺地域の製蠟用具1.444点」が保管されており、その一部は木蠟資料展示棟でご覧いただけます。展示棟では、木蠟生産の過程を模型や映像でわかりやすく解説しています。内子の繁栄の礎を築いた製蠟業についてわかりやすいです。< 内子さんぽから>
さらに正面横から前庭に出ると、パンフに載っていた景観がありました。
この中庭にある建物は情報コーナーや喫茶コーナーになっています。
このエリアの蔵造りの建物は、壁の色がクリーム色がとても可愛らしい色使いと思って聞いてみたら、土が撹拌するとこんな色に変化するとかと聞きました。また下の部分はなまこ壁の白と黒と見栄えする建物です。古い町並みも同じく連なっている姿が圧巻!美しい。
入口の座敷にはこの時期ならではの雛人形が飾られていました。
通りに面した板の間には西日が差し混んでいます。
そろそろ閉館の時間となりました。
木蝋資料館 上芳我邸 < 1,500 円>
この後はぶらぶら内子の街並みを散歩します。
歩いていくと街の酒屋さんをミッケ!
いつものように缶ビールを購入しましょう。
そろそろ月乃家に戻ってお楽しみの夕食です。
月乃家 夕食の宴
18:00
1階のお茶の間の掘りごたつで夕食スタートです。最初に並んでいたお皿は、
・手作りハムと自家製野菜
・栗の甘露煮
・自家製野菜の白和え
・自家製しいたけと自然薯海苔巻き
・ウドの小鉢
どれも優しいおかあさんの味付けと自家製野菜に息子さんが作った手作りハム、贅沢なお皿が並んでいます。
ビールをいただきながら自家製の野菜を味わいます。
そこへ、
アッツアッツのしいたけのホイル蒸しが運ばれてきました。
この椎茸ももちろん自家製で肉が厚~い!感動2
次は、ちょうどたけのこが手に入ったのでと、出来たての筍ご飯がかわいい桶に入ってサーブ!!ビール途中ですが炊きたてをつまんでおきましょう。
次は、焼き立てアツアツの鮎の塩焼!!
これも熱いうちにいっただきますっー。おいしい~!
うわぉ~!揚げたての天ぷらぁ~がいい感じ。
かなりお腹がいっぱいになってきましたが、こんな美味しそうなモノはさっそくいただきます!にんじん、しいたけ、タラの芽などこの時期の野菜いっぱい、中でもねぎぼうすははじめてで美味しくってびっくり!
そこへ
これまた焼き立ての骨付きスペアリブ、香ばしい匂いがたまらなくって、お腹がいっぱいなのに思わずかぶり付きました。おっいしい!感動3
うわぉ~~、このボリュームたっぷりなメニューをよく食べました!!
やっぱりお料理は、出来たて、炊きたて、揚げたて、焼きたてでサーブされ、すぐいただける、これが一番幸せなことですね。
ご主人&女将さんたちの愛情いっぱいが、一皿一皿に伝わる月乃家手作りごちそう!
大大満足の夕食でした。
しかし今日のミッションがあとひとつ残っています。
内子に2泊するのに明日(水曜日)はなぜか内子町の飲食店はほぼ休業日ばかり。
行きたいお店が眼の前にあるのに・・もうお腹いっぱいですが根性で二次会へ。
ツム・シュバルツェン・カイラー/ビール
月乃家の真向かいなので明るいときに撮った外観です。
ドイツの国旗がキラリっと目立ちますね。
ドイツ人のご主人と日本人の奥様の2人で切り盛りされている、小さなそしてセンス良いお店です。
お食事終わって8時少し前、いつも9時半頃までの営業と聞いてやってきました。
外観は通りと違和感なく、入口を入ってもさり気なくドイツ風のインテリアが置かれていて雰囲気がとっても温かく、古民家のままなのにドイツ色が漂っていました。
さっそくビール!
ケラービール
オーナーたちがドイツで飲んで、一目惚れならぬ一飲み惚れしたビールだとか。苦みのない優しい深み!これが飲めるのは日本で当店だけ!と聞いてぜひトライ。
味わい深く飲み口も良くて、ウゥ~ンうまい!
ケストリッツァー・シュバルツ
あのゲーテも愛飲した苦味と深いコクのある伝統ある黒ビールのようです。
ほろ苦くってチビチビ、大人の黒ビールです。
こんがり焼きチーズ /Grilled Cheese Snack
オーブンで焼いたドイツチーズがモッチリした生地にからんでビールがすすむ!をオーダーしたら、食べたことない感じのスナックでとっても美味しかった。
他に色んな種類のビールやドイツの白ワイン、ドイツ料理も食べたかったんですが、明日はお休みなので今日は流石にビールだけいただきます。
看板ニャンコにカメラを向けたら、迷惑そうな眼差しで見られました。
そして記念に一枚パチリッ
ツム・シュバルツェン・カイラー< 2,200 円>
夜の月乃家の外観。格子障子が通りから見るとほんのり明かりの良さが伝わります。
月乃家の土間を上がったすぐの囲炉裏部屋です。
囲炉裏の炭まで自家製(感動4)の月乃家です、すごい!
右奥の階段を上ると客室が三部屋あります。
<ご主人・女将さんのお話>
夕食時にいろいろ楽しいお話をお聞きしました。
お主人が偉い建築家の先生に、当時かなりひどい状態だったこの家のリノベーションの話をしたら、あっと言う間に図面が届いて・・そして小さな宿を始めたお話でした。
忠実に建設当時の姿に戻して、土間も再現しました。月・星・朝日もそれぞれ趣が違ったインテリアとなっているようです。そしてこの囲炉裏部屋の襖の山水画はその建築家の先生の直筆とお聞きしました。(多分その先生は建築家吉田桂二氏)
今日も盛りだくさん、松山から砥部陶街道を桜見ながら内子に移動して、美味しい自家製野菜満載の夕食を堪能して、内子に!ドイツビールに乾杯!
宿に戻り、内子の夜は思ったよりも冷え込んできました。うっさむい
そして今宵も夜が更けてお開きに!
おやすみなさい!