土佐・四万十川④ 沈下橋・帆掛け舟で清流を遊び、高知では吉田類ばりにディープな居酒屋をはしご

<04/05・金>
ホテルクレメント宇和島08:15発野中かまぼこ店08:30道の駅 よって西土佐09:30勝間沈下橋10:10四万十川観光遊覧船 舟母浪漫・松廣屋12:15四万十市『たにぐち』で昼食13:20安並水車の里14:00道の駅かわうその里すさき15:40タイムズカーレンタル高知駅前店にクルマ返却16:40ドーミーイン高知泊、居酒屋ハシゴ

4月5日(金)宇和島~四万十~高知☀

おはようっございます!
朝から晴れ渡っていますよぉ。毎日が絶好の桜&ドライブ日和なんて運がいいネ。
今日は四万十川に沿って川下りドライブするので、気温も高くって最高ぉー。

07:30
今日も朝食付き、朝ごはん会場へ移動します。
窓の外にはホテルから北側の景色が目ています。
そこへ・・

うわぁ~、かわいいい黄色の一両電車がホームへ入ってきました。
窓の真下がホームで行き止まりなんですね。

ホテルクレメント宇和島『 朝食会場』

鯵の干物にじゃこ天は石釜であたためます。3種類の小鉢と切り干し大根・かまぼこ・しらす・温泉卵に味噌汁にご飯です。いただきます。

周りにはどうやらお遍路さんの7~8人のグループが朝ごはんを食べていました。皆さんは例の白いお揃いの遍路服を身につけていました。

部屋に戻って小休止。
荷物をまとめてトイレに行って、早めにチェックアウトとしましょう。

ホテルクレメント宇和島 2部屋3人分 <合計22,000 円>

08:15
今日は午後4時半まで高知市までの移動が思ったよりも時間がかかりそうなので、予定よりも30分早めにホテル出発します。
夕方まで高知入りしてレンタカーを返却しないといけないので、時間を有効に使って行きましょう

ここがホテルの入口です。
このすぐ右手には・・

JR宇和島駅

あれっ、ホテルの部屋から先程見えたホームでしょうか?
ホテルは駅ビルだったんですね。車できたのでピンときませんでした。
は~いっ、JR宇和島駅!!

野中かまぼこ店

宇和島の老舗かまぼこ屋さん。昨日のうちに訪ねる予定でしたが時間がありませんでした。
朝も早くから開いているようです。
お土産にかまぼこと思いましたが、いろいろ聞いたら全く日持ちしないらしい。
でも、今日の午後のおやつ用に揚げたてじゃこ天3枚を購入。

お店の奥にある作業所を覗いていたら、店長さんが親切に作業場まで案内してくれて、ちょっとだけ見せていただける事になりました。
長いまな板の上のおびただしいじゃこをみんなで手際よくさばいている風景は、鮮度いいじゃこ天の証ですネ。ローテクのこのような手作業は、安心できます。
次は通販でも購入しよう。

野中かまぼこ店 天ぷら3< 560 円>


ホテルクレメント宇和島外観


国道320号と国道381号経由の桜


国道320号と国道381号経由の山桜

かまぼこ屋さんからもう一度駅前ホテルの前を通過して、国道320号と国道381号経由、いよいよ伊予から土佐へ、四万十川方面に向かいます。

道の駅 よって西土佐

車を停めて右のドアから入ると、このエリアの川魚売り場。
鮎の稚魚が水槽で泳いでいました。
さらに冷蔵庫にも鮎の干物?でしょうか。


ナチュラルテーストの農産物直売所


さすがにどこでも数種類の柑橘系が豊富に!


この後、国道441号線に入ります。
いよいよあの有名な四万十川に沿って走ります。ワクワクッ

四万十市に入りもうすぐ四万十川だぁ~~!
そしてこの辺りも、やったぁ、桜が満開過ぎぃ。

勝間沈下橋

勝間沈下橋は、中村駅より車で30分。バスは江川崎行で鵜の江下車。
橋脚が3本ある珍しい沈下橋。釣りバカ日誌14の撮影現場としても有名。
<四万十市観光情報HPより>

四万十川の沈下橋とは、増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のこと。
緑の山々に青い四万十、そして沈下橋という風景は、もっとも四万十川らしい風景でしょう。河口からいちばん近い沈下橋は、佐田(今成)沈下橋で、橋を渡るときの気分はそう快です。他に、四万十市内だけでも、深木、高瀬、勝間、口屋内、岩間、長生、中半家、半家の沈下橋があり、いずれも四万十川らしい、川と人との関わりの感じられる風景が見られます。
<四万十市観光情報HPより>

上から見るのと歩いて渡るのと車とではかなり違うイメージが感じます。
上から見ると思ったよりも高さを感じてます。
また車で通過するのは慣れていないせいかかなりの怖そうな感じ。
歩くのは川面を渡る風も感じて清々しい気分!!になります。

『四万十川』は、手付かずの川岸から見る澄んだ川が大変綺麗。
自然のままに静かで周辺の木々の緑も美しい。ボートも浮かんで絵になります。

次に目指すには舟母浪漫・松廣屋の乗り場に行く近道の沈下橋!
通過できるでしょうか?

佐田沈下橋


あれっ、もう渡ってるぅ?


沈下橋の上って感じない


上から見た四万十川!きれい

と・・あっという間に通過しています。
こわごわ運転じゃありませんでしたよっ。意外と簡単じゃん。
ただし対向車が来たら怖いネ、それだけは思いました。

もう舟下り乗り場に近いのですかね?
沈下橋を渡りナビが左に曲がれというので進んでいますが・・
がけ崩れ箇所があったり、ものすごく道幅が狭くなったり、沈下橋を渡るよりこちらの細い道を進むほうがよっぽど大変。しだいに不安を覚えてきました??

進むこと10分余り、おっ、やっと見えてきましたよ、観光船の事務所小屋らしき建物。
ほっと安心。

四万十川観光遊覧船 舟母浪漫・松廣屋

この舟母浪漫帆掛け船で四万十川を遊覧します。
佐田の沈下橋からアップダウンのクネクネ道を走ってようやく到着しました、ふぅ~


森の中をやっと抜け出したばかり


この小屋が受付そして料金支払い

思ったよりも早めに到着して、前払いで料金を払います(大人:2,500円)。
次の出発までもう少し時間があるので、それまで向こうの桜🌸並木でも御覧くださいと、小屋のおじさんが言います。
見ると・・またまた見事に満開🌸
喉も乾いたし、ではちょっとだけお花見を兼ねて休憩にしましょう。

舟母浪漫・松廣屋 @2500 < 7,500 円>

舟下り事務所すぐで四万十川沿いの土手に桜並木が続いています。
ここは地元の人しか知らない名所かと思います、桜並木、独り占め状態!!!


運転手にごめんして車にあった缶ビール!


今朝購入のかまぼこ屋の天ぷら、美味しい


デザートもせとかで


お茶でしばし桜鑑賞

桜並木を見、四万十川と山々を見・・
ここは幸せな場所です。

そろそろ出発時間なので事務所前に集合。


事務所出で救命胴衣と菅笠を付けて準備OK


四万十川に降りていきます

なんてきれいな川の色!!
逆さ雲?

「舟母」は「せんば」と読み、古くから四万十川流域の交通手段として住民から親しまれてきました。明治時代末期から昭和30年代前半まで四万十川中流の江川崎は木炭を関西・関東に供給する基地となっていました。 舟母船は木炭を上流から河口まで運び、帰りには日用雑貨・食糧品を積んで上流域へと帰っていきました。多い時は1日に100隻以上の帆をかけた舟母が行きかい、大変賑わっていたということです。

現在は四万十川流域も道路が整備され人も荷物も車で移動するようになりました。舟母浪漫でのみ帆掛け船でゆったりと四万十川を満喫することができます。
都会では難しい河原での散策や櫓漕ぎ体験を爽やかな風の元、お楽しみください。
<舟母浪漫HPより>


帆掛け船に乗り込んで


スタッフの解説が始まり始まり・・

穏やかな川の流れ。
後ろでは船頭さんが一生懸命に船を漕いでします。


川下から見上げています


きれいな山と川

四万十川は人工的な護岸がなくて昔ながらの自然な川の形がやっぱりすごく癒やされる。
そんな気持ち良い風を受けながらすいすいと川を進んでいくと
広めの川原についきました。
みんなここで一旦下船します。

そして、帆が一瞬でパッと放たれました!!
うわぁ~、青空に向かって、レトロな白い帆が翻ってるぅ~
気持ちいい。

さぁっ、ここからは帆にちょうどよい風を受けて戻ります。
ただしこの風が持つといいんだけど・・


エビ取り用の仕掛け


捕まえた手長エビ


四角い木箱はうなぎの仕掛け

スタッフのお話が楽しく、昔からこの辺で取れる手長エビの仕掛けている場所を教えてくれたり、四万十川のうなぎを取る仕掛けのカラクリを説明してくれました。
単なる四角い木箱ではないんです。


そんなお話を聞いていたら、あっという間に元の場所に戻っていました。
いい風が吹いていたので船頭さんも助かったとのこと。

岸に戻ると、すぐさまこの帆は一瞬で畳み込まれていました。
楽しいお話ありがとうございました。
素敵な思い出になりました、パチリッ!

事務所に戻り救命胴衣を脱いでいたら、控えの船頭さんからタイミングいいサービスが。
文旦を丁寧にすぐ食べれるように向いてくれました。
いただきますと一口食べたら、ジューシーで美味しい!!

船頭さんたちが
「これ知ってる?小さいときに食べたでしょ?」
「見たことないですぅ」
「食べたでしょうに、小さい頃!!」
「もとはこれだよ!」
「知らないです」と言うと
フキのように筋をとって、塩をかけて食べるんだそうです。
とっても親切な船頭さんたちでした。

帰り道、桜並木がかなりの距離で続いて、奥の方で地元のみなさんシート広げてお花見していたんですね。車も何台も停まっていてビックリ。

では四万十市内へ向かいます。

四万十市『たにぐち』

先程の船頭さんたちに、この辺でどこが一番美味しい食事処?って聞いたら、みな揃ってこのお店を推薦。天然うなぎ料理を中心とした食事処で、地元民御用達のお店だそうです。それならと、急遽、予定したお店(観光客がよく行く有名店)をやめて、市役所に近いこのお店に変更することに。

店内に入って左がカウンター、右には小上がり席が並びその真中に通されました。
せっかくだから、四万十川の恵みをセットにした盛りだくさんの『四万十川定食A』(3700円)。それにしても朝ごはんいっぱい食べたので、2人前で3人でシェアするようにお願いしたら快く受け入れてくださいました。

四万十川の色鮮やかな『手長エビ』、さっき船頭さんに見せてもらったモノが目の前に。
プリッとしていて味はアッサリとしていて独特な味わいで美味しかった。さきほど仕掛けを見て美味しそうと思っていました。

青さの天ぷら
お店のスタッフは、ちゃんと3人分の天つゆを用意、うれしい。
揚げたてで青さの天ぷらはじめて!

四万十川の鮎の塩焼き
焼き加減もなんとも言えない絶妙な焦げ方で、泳いでいるような姿焼き。
プリっと弾けるような白身で油ものって美味しい!

うわおぉ~~『四万十川のなんと!天然うなぎ』すばらしい!!
天然うなぎが定食についてくるんですよ、四万十川の恵み満載のメニューに驚くばかり。
その中でも一番のお楽しみは
四万十川で取れた天然うなぎ、東京の名店だって天然うなぎなんて高すぎて食べれませんよ。
ここまで来てよかった!の一品です。

これまたお店のスタッフはなんともう一杯のお茶碗のご飯と味噌汁も一人前サービスしてくださいました。そしてみんなで貴重な天然うなぎを3つに分けて味わっていただきました。
これって四万十川の天然うなぎ!いただけるなんて最初で最後の体験になるかと・・

お店の雰囲気に、スタッフのこころやさしいおもてなしに、そして『四万十川定食A』に!!素晴らしい四万十市『たにぐち』に拍手です。
四万十川に行ったら是非食べてみてください。

四万十市『たにぐち』定食2人分を3人でシェア < 7,400 円>

安並水車の里

土佐藩家老が四万十川の支流から周辺の4つの村に灌漑用の分水路を作り、この水路から田んぼに水をくみ上げるための水車が各地に設置され、明治の初期には約50基がカッタンコットンと、のどかに回っていたようです。
現在はのどかな里の公園として整備し、観光用の水車が昔の姿を再現しています。


国道56号は太平洋沿い!


上を走るのは土讃線

道の駅かわうその里すさき

約1時間半かかりました。
とりあえず5分休憩。
4時半まで高知市内へ着かないと。

農産物特売所で見つけた「いたどり」、先程船頭さんに教えてもらったモノ。
多分このエリアではみんな知っているけど関東にはないのでは??

さぁ、急ぎましょう!


そうそう、これだ!『いたどり』


すぐに高知自動車道へ


高知に近づいてきました


気がついたら高知市内へ16:10

このままホテル前に向かって着いたら荷物を下ろして、急いでレンタカーを駅前のタイムズに返却するんです。PM5時に間に合うでしょうか??

16:35
本日宿泊のドーミーイン着。ホテルの周辺はアーケードや路地などでなかなか行きつけなくってで、どうにかたどり着いて、ダッシュで駅前に。

ガソリン満タン < 4,800 円>

16:48にタイムズに向かいお隣りにあったガソリンスタンドで満タンにして・・

ふぅ~、間に合った16:52返却完了。
帰りは歩きでホテルまで戻ります。

ドーミーイン高知

今晩はシンプルなツインスタンダードのお部屋です。
広くはないけど機能的で、一番のお気に入りはやっぱり天然温泉「紺碧の湯」があること。

こんな立派な温泉に自由に入れ、露天風な外気が入ってくる浴槽もあって、夜は気持ちよくさっぱり温泉気分です。夜が楽しみ。


室内にもちゃんとバスタブ付きのバスルーム


ドーミーイン高知の外観

17:15分チェックインを済ませ、各部屋に荷物を運びます。
きょうもちょっとだけ休憩したら、高知の居酒屋に繰り出しますよ。

串料理 葉牡丹


帯屋町アーケード


とさでんが通る大通りにある居酒屋

葉牡丹は、思ったよりも大きな通りに面していました。お店に近づいたときに、2人組のサラリーマンが通り過ぎたと思ったら、葉牡丹に吸い込まれていきました。
そして向かいから歩いてきたOLもまた吸い込まれていきました。
先越されたと思いましたが、店内はかなりの収容人数のようでまたまだ大丈夫でした。

昔ながらの箸入れがレトロな味わいです。
店内は1階はカウンターが並んでいましたが、2階は居酒屋ですが、通路の左右に4人がけ小上がりの席があったり、反対側は10人ぐらいの小部屋が2~3部屋、通りの上にも客席があって・・全部見えないので何人ぐらい入れるのでしょうか??

早速キンキンに冷えたビールでカンパイ!
ホルモン煮込みが来ましたよ。

きんきの刺し身
奮発して、というよりも高知のキンメダイは安いし食べてみましょう。
色鮮やかでみずみずしくってプリっと弾けるような歯ごたえ、一切れも大きくって食べごたえ十分です。

カツオのたたきとウツボの刺し身
松山に来てからは何度かカツオのたたきを食べていますが、ウツボははじめてで、かなり油のある一切れです。

定番の『ポテトサラダ
居酒屋ではポテトサラダはよくオーダーします。
赤色はパプリカ?

葉牡丹の『串焼き盛り合わせ
こちらは串料理がお得意とか。
タレもいい感じの甘ダレでビールが進みます。

もう一軒はしごしたいので、この辺でお会計。
このお店はお客さんは、一方通行で帰るようになっています?
矢印→の階段を降りると、そこにレジがあるんです。

そこから外に出るとこの『藍色の暖簾』。大通りではなく横の路地に出てきました。
いい雰囲気の居酒屋、ごちそうさまでした。

高知 「葉牡丹」 < 6,800 円>

『たに志』

葉牡丹に行くときに面白そうな路地を通りかかって、気になっていた縄のれんの店構え。
思い切って足を踏み入れてみました。

店内のカウンターには大皿に盛られたいろんなお惣菜がおいしそう。
おでんタケノコ煮など頼みました。


おでん到着!


たけのこ煮はおいしくって最後の1コ

このお店は熟女な女将さんが甲斐甲斐しくお世話してくれました。
こんなところが心地良いし、お料理は美味しいし・・
カウンターにはポツポツ常連さんが来ています。

葉『鯵の刺し身
皮のキラキラ銀色が眩しいくらい新鮮な鯵です。

串揚げ
なぜか高知の居酒屋の〆に串揚げにしたのか?よくわからないけど、
熱々揚げたてを食べて美味しかった。

お会計をしたら女将さんがいろいろお話されて、最後はちゃんと外までお見送りしてくださいました。思わず記念にパチリッ
ふるさとのような匂いのする素敵な女将さんでした。

高知 「たに志」 < 4,500 円>

楽しみにしていた土佐の居酒屋もちゃんとはしごして、
さらに吉田類さんのように「もう一軒!」と行きたいところですが、
今日はおとなしくホテルに戻りましょう。

21:30
部屋に戻り少し休憩して、さぁ、今からゆっくりと天然温泉にGOォ~。
そしてその後のまたまたサプライスがドーミーインの名物「夜鳴きそば」。
21:30~23:00の間に無料サービスです。

<ドーミーインの名物「夜鳴きそば」>

お風呂上がりに小腹も空いて、22:00に来ています。
入口で整理券をいただきました。
するとスタッフが先にある飲み物が入っている冷蔵庫を指して、
「お好きな缶1本どうぞ!!」
「えっ~~~、うれしい限り」

夜泣きラーメンを待っている間にこんなに贅沢な気持ちで缶ハイボール飲めるなんて、ものすごくありがたいサービスがヒートアップしてますね!!

冷蔵庫に入っていたものは
缶ハイボール、缶酎ハイ、オレンジジュースでした。
ドーミーインありがとう!カンパイ!!

待つこと10分に番号札が呼ばれました。
この絶妙なタイミングで、缶ハイボールがあと少しのところでした。
夜泣きラーメンをすすりながらみんなで反省会しながら・・・


ナチュラルカラーの廊下


カードキーとお知らせなど

今日も宇和島~四万十川の移動での出会い&美味しい一日でした!
おやすみなさい!

土佐・高知⑤ 高知城天守閣に登り、お昼からは『ひろめ市場』で旅の〆の大宴会、ANAで帰京
<04/06・土> ドーミーイン高知10:40発高知駅とさてらす11:15とさでんで高知城13:10ひろめ市場で昼飲み15:00徒...