伊予・内子② 風情ある古い町並みの内子散策 商いと暮らし博物館・内子座・高橋邸・しだれ桜

<04/03・水>
御宿月乃家10:00発 本芳我邸10:05商いと暮らし博物館11:30 内子座12:15海鮮『米屋』ランチ13:10和蝋燭『大森』13:20元活動写真館旭館13:30内子ひな祭り(高橋邸、ビジターセンター/14:00道の駅内子フレッシュパーク からり/アイス14:30畳東シダレザクラ16:00弓削神社16:30内子『ホテルこころ.くら』泊16:50焼肉『ありもと』夕食

4月3日(火)内子

朝から晴れ渡っていまして、街歩きにはちょうどいい気候ですね。
おはようっございます!

2階の出窓を開けるとこんなピッカピカの朝の内子に出会えました。
いい天気!

08:00
さぁ、階下からお声がかかり、朝ごはんの時間です。
昨夜はタラフク頂いたのにちゃんとお腹が空いています。

月乃家 朝ごはん

朝ごはんもテーブルいっぱいに美味しそうな小鉢が並んでいます。
真ん中の可愛らしいおひつが絵になりますね。
メニューは、生タマゴ、煮豆、小鉢が4種、刺身こんにゃく、息子さんの自家製ウィンナーと地野菜、お新香数種にごはん、お味噌汁そしてデザートはヨーグルト。凄い品数です。

朝からボリューム満点です。ではいただきま~す。
生タマゴ掛けごはんで食べたらツルツル入って、お代わりしていました。
そしてこのウィンナーは一口噛むととろぉーりと柔らかいチーズが広がります。


ちょっと小さめ縦型のおひつ


朝ごはんも美味しく、ごちそうさま!

デザートのヨーグルトのソースも甘すぎなくって美味しくって、また食べ過ぎました。
素晴らしい朝ごはん、ありがとうございます!

もう少し「月乃家」の玄関周りをご紹介します。

大きな掘りごたつでみんなが集まって食事やお茶するお茶の間です。
隣が囲炉裏の間につながります。

入口入ったところの昔ながらの土間、上がり台で靴を脱ぐと囲炉裏の間に続きます。
天井には昔の太い柱が見えています。

土間の先にあるガラス戸から小さな庭が覗いています。お庭の先がオーナーご夫妻の自宅。
この空間が宿全体を明るくしていますね。

中庭は、手入れの行き届いたかわいい木々や鉢植え。
竹の器の飾植えがグッドアイディアで楽しそう。
井戸のポンプはディスプレイだとか。
奥に見えるドアの向こうが厨房かなぁ?

月乃家はご主人&女将さんの温かいおもてなしが最高にうれしい宿です。
お二人の手作りの食材を使った地産地消と先人たちが育んできた内子の魅力を旅人にもおすそ分けしていきたいと。
そしてこんな事も言っていました。もしかして真向かいのドイツ料理&ビールが楽しめる『ツム・シュバルツェン・カイラー』で飲みたい食べたいならば、素泊りだってありですって!お二人とも懐も深いです。
私たちにとってお気に入りの内子の宿、ミッケ。
リピします!!<左は「うちこ宿景色」パンフより>

09:45
去りがたいけど、もう時間です。
みんなで八日市・護国通りの宿前で記念撮影!
お二人と一緒に!

カメラを頼んだら、思わず微笑ましくって、パチリッ

今日は一日内子の街を隅々まで散策する予定です。
荷物を車に入れて、午前中は駐車場に停めさせていただけます、助かります。

月乃家のお二人の存在が、感動5でした。

月乃家 2食付き@9700 <3人計 29,000 円>

本芳我家住宅/重要文化財

「内子MAP」
木蝋(もくろう)の生産で財をなした本芳我(ほんはが)家の主屋は明治22年(1889)に建てられたもの。漆喰塗籠の重厚な建物は、鏝絵(こてえ)と呼ばれる彫刻や海鼠壁(なまこかべ)などで飾られ、町並みの中でも圧倒的な存在感を放っています。本芳我家の白蝋(ホワイトワックス)は極めて質が良く、パリやシカゴ、セントルイスなどで開かれた万国博覧会にも出品され賞を受けています。主屋に隣接する土蔵には、当時の商標「旭鶴」の鏝絵が今も輝いています。(※本芳我家住宅の内部は非公開)<内子さんぽパンフより>

漆喰塗籠の鮮やかな色合いの彫刻は一際目を引く装飾です。
当時の繁栄が伺えてしまいますね。

白蝋(ホワイトワックス)で栄えた本芳我家御殿の前でパチリッ。
羨ましい限りですね。

本芳我家の庭の奥は傾斜地になっていまして、庭木の皐月や欅の樹木の間に見える何本もの桜の木はなんと見事に満開!!とっても運がいいね。

八日市・護国街並みをもう一度散策。

あっ、観光客来ています。昨日夕方頃からこの通りはほとんど誰もいなくって心配でした。
平日はいなくても、土日になるとかなりの人出になるそうです。

少しづつ月乃家周辺の古民家がリノベーションされて、レストランやアトリエ・雑貨のお店になりそうです。

藍布(らんぷ)

粋な看板が目についてお店を覗きました。
らんぷのお店かと思いきや違いました。昔は呉服屋ではないでしょうか?


この土間と帳場っぽい作り


注目したのは缶ビール

このお店には、お土産用の雑貨などやハンカチやタオル、洋服や帽子などが並んでいるんですよ。そして大部分は衣料品がディスプレイされています。は何やら内子あるこのお店で今治のタオルをお土産用に大量に購入していました??
それはいいのですが・・

実は昨日の夕方に八日市・護国街並みをほぼ端からずっと先まで歩きましたが、八百屋さんがあるだけで自販機もありませんでした。コンビニか酒屋さんを探して、本町通り途中まで足を伸ばしてようやく缶ビールを購入してきました・・
で、なんと、このお店のレジ下にひっそりと缶ビールが隠れているのを見て、びっくり!
旅に出たら注意深く観察ですね。

ばったん床几/内子の古い街並みのお宝

ミッケ!
日本の古い街並みにはこんなにも素敵な仕掛けがありますよね。
ここ内子の八日市・護国街並み昨日はじめて歩いて真っ先に目に入ったのが「ばったん床几」これは通りの店の軒下にしつらえられた縁台で普段使わないときは引き上げて収納するようになっている。揚見世(あげみせ)ともいう。要する、家の外壁に格納できるベンチ・長椅子・棚の様なものです。

それぞれの一軒一軒毎にちゃんと備えてあります。いいなぁ!
実は、以前私たちが家をリフォームする際「ばったん床几」を外壁に作って欲しいと大工に頼みましたが、ケンモホロロ却下されたことがあります。内子の画像を見せたら作れたかしら?

昔は朝ばったんと倒して商品を陳列した用途だったのでしょうが、現代ではベンチにして色んな意味でコミュニケーションの場となるのがいいですね。
使い勝手が良く先人の柔軟な発想が面白い。

ではこの辺で「内子MAP」<うちこ宿景色パンフより>

今日は青丸の順に訪れました。

商いと暮らし博物館

「内子MAP」
商いと暮らし博物館は、大正時代の商家の暮らしを再現したモノです。

江戸後期から明治期の商家をそのまま利用し、大正10(1921)年頃の商家(薬屋)の暮らしを人形と当時の道具類を使って再現しており、店先では「おいでなはい」と人形の丁稚のあいさつに驚きます。併せて、内子町の歴史や民俗、郷土の生んだ人物について、模型、映像などを用いて説明しています。<内子町HPより>

通り沿いの間口の広い帳場にいろんな薬のサンプルが陳列されています。中には現在の製薬会社の前身の名前もチラホラ。ちゃんと雛人形も飾って季節感を演出。
お店に入るとリアルな蝋人形が威勢のいいあいさつが聞こえてきます。

店内の脇から奥に入っていくと、当時の朝の食事風景が再現されています。
このシチュエーションはこの薬問屋のリアルな人物たちが座っています。ご主人・ご隠居・番頭さん・娘・奥さんなんですって。近づくと普段のご主人から番頭さんに指示する会話が聞こえてきます。

その奥には中庭が見える書院造りや床の間ある座敷です。ご主人と商談しているリアルな会話が聞こえます。

中庭から座敷が見えています。
コの字に作られた建物の真中に手入れのいい庭園があって、どこからでも眺められますね。

2階に上がると、広い宴会が続いていて、ここは普段使用しない部屋のようです。その少し中二階部分が続いていて、そこには

ご隠居が将棋している隠居部屋で、中庭に面していて気持ちよさそうな位置。
その反対側は、

書生さんが薬を調合したり勉強したり、就寝したりするエリア。
昔は畳がなかったとか・・

ご飯を食べていた部屋の奥には、台所が続いていてさらにトイレやお風呂、その奥には荷物などを入れておく蔵倉庫になっていました。

この周辺の昔の通りのジオラマです。

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博物館のスタッフが丁寧に解説していただきました。
おまけに今夜の内子で開いている居酒屋などを詳しく教えていただきました。
ホットな情報をありがとう!

商いと暮らし博物館@200 < 600 円>

内子町ビジターセンター A・runze(あるんぜ)

威厳ある2階建てのこの建物は、昭和11年に内子警察署として建てられたものです。その後、警察署が移転し図書館として使われていましたがまた移転し、平成25年にビジターセンターとしてオープン。周辺の観光のパンフレットなどを手に入れました。

古い街並みの中で西洋風の建物ですが、街に上手に溶け込んでいるので違和感なく感じます。
トイレ休憩に便利な場所ですね。

内子座

「内子MAP」
内子座は大正期の思いが伝わる、本格的な現役の芝居小屋です。

内子は地元の権力者の力によって大正5年(1916年)に大正天皇の即位を祝い創建された内子座。木造2階建ての瓦葺き入母屋作り、純和風様式の本格的な芝居小屋として建設されました。回り舞台や花道、桝席、楽屋などがあり当時の建築技術の粋が集められた建造物です。
近年、老朽化のため取り壊されるところ、地元住民の熱意により改修が決定。昭和60年(1985年)に復原工事が完了し、芝居小屋として再出発を果たしました。今では、町内外の芸術文化活動の拠点として活用されています。<内子さんぽから参照>

前々から「内子座」には興味があって一度機会があったらと思っていました。念願かなって訪れることになりました。思ったよりも規模が大きく感じたこと、2階もこの字型になっていること、桝席が狭いこと、など想定イメージと違っていました。

舞台もバックヤードも惜しみなく見学させていただけるって、ここまで来てよかったと思います。できればこの内子座で本当の観劇出来たらいいなぁと思いました。
ただし最近はイベントあるたびに地元の人はチケット取れなくて、あっという間にチケット完売になるとか、プレミアムチケットとなっているようです。なにしろく客席と舞台が近くて観客が凄く一体感が感じれることが人気のポイントと地元の人が言っていました。

ハッピと番傘で舞台に立って、ハイ決めポーズ!
舞台脇には内子座ハッピが置いてあり着用して撮影できます。

ここは舞台下に来ています。舞台真ん中部分が丸く回転するような仕掛けになっていましたこの、真下にあるこのようなカラクリまで見ることが出来てよくわかるし、他の舞台もこんな風になっているんだなと面白く見学しました。

訪れてみたら、確かに木造の魅力あふれる芝居小屋でした。
いつまでも変わらない姿でいてほしいと願います。

内子座@400 < 1,200 円>

海鮮「米屋」

「内子MAP」
実は今日のランチは斜め前の洋食屋『マザー』の予定でしたが、満席だったのでこちらに。
通りから車1台分奥に建物があるので、お店の様子がよくわからないところが残念です。

月乃家の朝ごはんを食べすぎたのでみんなで2人前頼んでシェアすることにしました。
大きな朱塗りの丼は、うなぎ入りの地魚海鮮丼
白身の地魚とブリやタコ、イカなどに一口サイズのうなぎものっています。その他小さな小鉢2種とたくわん、すまし汁、デザートにせとか。

もう一つは地魚定食で、厚いかつおと鯛、小さな小鉢2種とたくわん、すまし汁、せとかは一緒です。少しづつ味わっていただきましたら、お魚は鮮度よくって美味しくいただきました。刺し身も美味しかったのですが、デザートの「せとか」がジューシーで気に入りました!
食事の後、洋食よりも正解のお店と3人とも同じ意見!
ごちそうさまでした!

 海鮮 米屋 < 3,000 円>

和蝋燭『大森』


歴史を感じる暖簾


帳場の後ろで蝋燭造り

「内子MAP」
黙々とご主人が昔ながらの製法で手作り蝋燭を作っていました。蝋燭を作る工程をビデオで見て、素手でろうを塗ってなど重労働を経て一本のろうそくが作られていくんですね。

記念にろうそく立てと5寸の和蝋燭を購入。
ろうそく立ては、近くの鋳造所でデザインして作られたオリジナルで、とってもシンプルで気に入りました。

和蝋燭『大森』 < 2,800 円>

旭 活動写真館

「内子MAP」
レトロな大正時代の元映画館・森文『旭館』を維持・活用する森文旭館保存会が主催する建物です。
旭館については、森文醸造(株)など地元有志が大正14年に作った活動写真館。
2013年12月24日に国の有形文化財指定を受けました。
里山の暮らしが残る内子町に今でも残る元活動写真館を今後も維持保存するために時々イベントを開催していく予定のようです。

文化交流ビッラ高橋邸

「内子MAP」

日本のビール王と呼ばれた高橋龍太郎翁の生家。
明治8年(1875)7月に内子町で生まれました。旧制松山中学校、第三高等学校(現京都大学)に学び、大阪麦酒株式会社(アサヒビール株式会社の前身)に入社。ビールの本場ミュンヘンに留学し、醸造学を学びました。帰国後、ビールの国産化に成功。ビール産業隆盛の基礎を築いたとして「ビール王」と呼ばれました。その後、日本商工会議所会頭を歴任し、吉田内閣の通産大臣を務めるなど日本経済の復興に尽くすなど多くの功績を残しました。
<内子さんぽHP参照>

ちょうど訪れたときに旧暦のひな祭りを開催中で邸宅の畳の間にはいろんな姿の雛人形が並んでいました。木製の変わり雛も珍しく始めてみました。

私たちもビールには目がありません。内子で育った方が日本の麦酒業界の繁栄に貢献され、今気軽にビールが飲めるのも、そんな礎があってこそと思いました。

歴代のレトロなアサヒビールのラベルが揃って展示されています。今見ても凄くおしゃれなデザインたちに感動しました。

この棚に並んでいるのは、ドイツミュンヘンで醸造学を学んでいる時のビールジョッキですね。私たちも以前ん訪れたことのあるザルツブルグのビアガーデンやミュンヘンのレストランを思い出しました。ビアガーデンに行くと最初に棚から空の陶器ジョッキ(自分が飲みたいサイズ)を選んでお金を払い、次にそのジョッキにビールを入れてもらいます。あぁ、懐かしい!!

「X’mas Market in ミュンヘン」の記事一覧です。

内子聖人と呼ばれた高橋吉衡翁の生家ですが、龍太郎翁の長男である高橋吉隆氏(元アサヒビール株式会社会長)が、郷土である内子町への思いを寄せていたことから、その遺族によって高橋邸は町へ寄贈されました。高橋家ゆかりの人たちが愛用したパイプやオーナーを務めたプロ野球チーム「高橋ユニオンズ」のユニフォームなどを展示。喫茶コーナーを設けて、寛げるスペースとして開放。<内子さんぽHP参照>

<ここからが宿泊可能なビッラ高橋邸>

また庭の奥にある一軒家は現在、一日一組限定(10名まで)で宿泊が可能な施設として運営されているようです。興味津々なので内覧させていただきました。

1階には和室が3室、トイレ、洗面所、お風呂、台所がありました。
昔ながらの畳のお部屋に床の間や押入れがあり懐かしい雰囲気が漂っています。


トイレは2つ


レトロなままの台所


家庭的なユニットバス

玄関脇の階段を上がるとまたまた渋い和室があります。
2階の窓からの眺めは里の美しい山と森と花々が咲き誇っていました。
1日1組限定10名まで宿泊可能。

石垣の上に建つ宿泊棟を下から見上げるとこんな感じになります。
外観も独特な雰囲気がありました。

高橋邸の前の駐車場横にはこんなに美しい景色が・・・
青い空に満開の淡いピンク色の桜、そして石垣沿いの艶やかなビビットな芝桜!
こんなタイミングに恵まれて感動です!

内子の街歩きのあとは、内子町郊外のしだれ桜を見に行きます。町中から車で20分ほど。途中、道の駅でお茶休憩にします。

道の駅内子フレッシュパーク からり

道の駅からりの敷地内には、新鮮な野菜などの直売所や手作りハム工房やレストランやふれあい広場など盛りだくさんの施設がいっぱい。川沿いにからり橋があったりアイスクリーム工房があったりと子供からお年寄りまで楽しんでいました。

今日は外のテラスでポカポカ気持ち良いので、手作りアイスクリームと珈琲でお茶にします。
アイスクリームは、内子のいちごのシャーベット・バニラ・内子のもちむぎの3種盛。他では食べられない味がおいしかった。

道の駅うちこからり < 1,050 円>

石畳シダレ桜

「内子MAP」
道の駅から郊外に向かって車を走らせます。レンタカーのナビが古くて「シダレザクラ」の場所がイマイチわからないのですが、内子から車で20分位のところに石畳の集落が見えまして、案内板があったのでそれに従って進みます。
がかなり田舎道になり道幅が狭くなりました。少しづつ登っています。
と畑の先に・・ありました!

高さ8m、東西に約15mもの枝を伸ばす、樹齢350年を越える一本桜。満開時期の土日には、「石畳東のシダレザクラ祭り」が開かれます。
ここもザ・満開!!!
おぉ~!素晴らしい景観です。

小高い山の中腹にあるシダレザクラ、下の道に車を停めて緩やかな坂道を上がってきます。途中には畑や傾斜地には水仙やチューリップなども花開く絶好の桜日和に訪れました。平日午後3時頃とあって観光客もチラホラ。

もうぅ、うっとりとただ眺めるだけ!!
素晴らしい!

弓削神社(屋根付太鼓橋⇒田丸橋)

「内子MAP」
シダレザクラからさらに山の中に入ってきます?ちょっと不安になりながら車を走らせると神社がありました。ここまで来た方はぜひこちらにも足を伸ばしてほしい!

田丸橋」は内子町に5つある屋根付き橋のひとつ。麓川(ふもとがわ)の中流域に架かる杉皮葺きの橋として田舎の風景に溶け込んでいます。当初は橋の屋根は耐久性を保つために設けられましたが、時の経過と共に、収穫物の倉庫や地域の集会所として利用されるようになりました。現在では内子町の指定有形民俗文化財に指定。当時の農村風景をとどめるものとして、ドラマ「坂の上の雲」のロケ地として選ばれました。
<内子さんぽHP参照>

ちょうど橋の下の池に向こう側の山の景色が逆さ鏡のように写っています。
青い空も緑の木々も、そして池の鯉も見えますね。

橋を渡るとこの神社の祠がひっそりと佇んでいました。
自然に溶け込んだ木造屋根付き橋も素朴なつくりで先人の知恵が感じられます。

さて、朝から今日一日、内子の街をたっぷりと楽しみました。今宵の宿も、昨日に引き続き内子に宿泊。昨晩の『月乃家』さんとはちょっとタイプは異なるものの、これまた素敵なお宿です。今から向かいます。

『ホテルこころ.くら』


通りに面した看板


ホテルこころ隣の受付

「内子MAP」
午後5時少し前にホテル駐車場に到着しました。
通りに出て受付事務所でチェックインします。
スタッフがお部屋に案内してくれます。

HOTELこころ.くらは明治の時代より 内子の移り変わりを 見守りし、「蔵」なまこ壁をそのままに残してホテルにリノベーション。『くら』には2組の客室があります。Type1とType2が左右に振り分け。

私たちは、Type1の左側(ベージュエリア)。
1Fに玄関、お茶の間、トイレ、お風呂、庭で階段を上がると
2Fは大きめなベッドがツインで並び、奥には書斎・クロゼットのある小部屋があるベッドルームになっています。

ではエントランスのチェストが最初にお出迎えしてくれます。
ここで左右に一組づつの玄関につながっています。

1階のお茶の間和室には縁側的な土間がありそこから外に続くお庭に出られるようになっています。そこ横庭に面した窓側には心くすぐられる一人座卓、なにやら文字が無性に書きたくなるしつらえがいいですね。TVも間接照明の壁に収めて、お茶道具も揃っています。


ガラスの上の障子も跳ね上がる仕掛け


土間のようなエリアの草履

侘び寂び的に造り込まれた庭も独り占めできます。
でも今が一番美しいのかしら?


おっのんびりしてる!庭からパチリッ


2Fに繋がる階段、階段下はクロゼット

大きなベッドがツインで並んでいます。窓側にはちょっと庭を見下ろすイスが置いてあります。奥の小さな書斎やクロゼットのある小部屋。


棚にはポットと扉に冷蔵庫


ベッド脇のイス

では1階のお茶の間でみんなでお茶にしますか?
しばし荷物を片付けながら休憩します。

さて、今夜の内子の夕飯ですが、困ったことに内子の水曜日の夜って、居酒屋や小料理屋などほとんどのお店がお休みっ?!どうしてこうもみんな一斉に休んじゃうんですか??
で、朝からいろんな博物館やインフォで今夜はどこのお店がお休みじゃないかを教えていただいてきました。
そしてここなら大丈夫と聞いたお店に向かいます。
その前にどうやらその居酒屋はお酒持ち込みOK!と聞いたので近くの酒屋さんへ。

川そばのいい感じの酒屋さんへ。
ご主人に地酒をお聞きしていたら???
これから目指す居酒屋が今日は急遽お休みだと、この酒屋さんはそのお店に酒類を配達しているそうです。うわぉ~、どうする??
酒屋さんに焼き鳥屋さんとお隣の焼肉屋さんを紹介していただきました。

焼き肉「ありもと」

「内子MAP」
あちこち回って居酒屋を探しましたが、本日この夜は和食居酒屋は諦め、焼き肉に決定!何も愛媛に来てまで焼き肉とはちょっと芸がないのですが、水曜日のため已むを得ない選択。
まあいっか、もう思いっきり久々焼き肉食うぞぉ~~!

酒屋さんにここの厚焼カルビが最高!と聞いて焼いているところ。
これがほんとに美味しいかった。
ここの焼き肉は大当たり!!

これは骨付きカルビ
焼肉のタレもいい感じでドンドン肉食べています。

次に豚肉を焼いて、鶏肉も野菜も全部美味しくってビールが進みます。

店内は座敷タイプで仕切りで区切られていて、反対側は大勢入れるような座敷でした。急遽、焼き肉にして本当に良かったし、美味しかったので満足しました。

焼き肉「ありもと」 < 7,830 円>

ホテルまで歩いて腹ごなしです。
内子の通りはもう誰も歩いていませんよぉ!

無事に夕食食べて帰ってきました。
夜のホテルの素敵な外観です。
はじめ見たとき真ん中にエントランスでシンメトリーな外観と思っていたのですが、改めて見ると左側が大きく取っていたんですね。
では、お腹いっぱい!!
おやすみなさい!

伊予・大洲③ 臥龍山荘・ポコペン横丁・大洲城・卯之町を散策、夜は宇和島の人気老舗居酒屋で
<04/04・木> 『ホテルこころ.くら』09:00発大洲・臥龍山荘09:45おおず赤煉瓦館/ポコペン横丁/思い出倉庫/おはなはん...