2020年1月『大人の休日』、二日目も地方都市の隠れた居酒屋めぐりの旅が続きます。
今日は、まずは松本から長野を経由して高崎に移動。途中下車して、地元で人気のお蕎麦屋さんで昼飲み&蕎麦ランチ。
そして、ゆっくり寛いだ昼食の後は今夜の宿泊地・長岡へ向かいます。長岡の夜は、ぜひ行きたかった念願の居酒屋を訪問!今からワクワクです❗️
今回の行程
今日は、まずは松本駅からJR在来線・特急「ワイドビューしなの」に乗車して長野駅へ移動。長野駅では北陸新幹線・上りに乗り換え、高崎駅へ、そこで途中下車して昼食タイムにします。高崎からは上越新幹線・下りで宿泊地・長岡へ向かうことにします。
何だか遠回りのようですが時間的にはこれが最短ルート。『大人の休日パス』は4日間JR乗り放題。どんなに遠回りしても、運賃がかかったとしても、料金は一緒。気にせず利用できるのがイイですね。
● 1月17日(金)二日目 松本☀ → 長岡 ☀
松本ホテル花月09:30 松本駅 長野駅経由、高崎駅で昼飲み 長岡駅15:25 ホテルで休憩 「JINROKU」18:00 ホテル泊
08:10
おはようございます!
ホテル花月には、朝食付きプランで宿泊しました。
早速、1Fの[ikaza](イカザ)で朝食をいただきます。
松本ホテル花月1Fの[ikaza](イカザ)/ 朝食
[ikaza]では、朝食バイキングを07:00~09:30の間オープンしています。
入口にはクラッシックなステンドグラス、内部は紺色の壁と焦げ茶の家具類、落ち着いたゆっくりした空間です。各テーブルにはクリーム色のパリッとしたクロス、高級な設えですね。
ゆったりした間隔で配置されたテーブルには、ビジネス客らしき男性が数人。静かに食事していました。普通のビジネスホテルよりも✨ワンライク上の雰囲気が漂っていました。
松本民芸のチェストの上には、木枠のトレイや陶器、木製トングなどとともに、バイキングのお料理が数種類並んでいます。品数はさほど多くはないのもの、和食には朝定番の卵焼きをはじめお惣菜や味噌汁ごはん、洋食ではハム・サラダ・スクランブルエッグ・パン・ジャムなど、一つ一つが上質で、どれもが美味しそう。
見てくださぁ~い!
お料理の陳列する姿もとっても優雅なディスプレイで、美味しそうでしょ。
迷って迷ってセレクトしました。
おぉ~、このトマトジュースは最高!!朝からこんな美味しいの飲んだら元気出ます。
サラダも分厚いベーコンもいけます。
なんだか誘われて、朝から「ホテルオリジナルカレー」いただきます。
こちらはごはんに味噌汁の組み合わせ。
今日も好きな濃厚牛乳とポテサラと厚切りベーコン、温泉卵、きんぴらなどとりあえず一回目いただきます。追加も食べて、
食後は、カフェオーレとオレンジとみかんです。
とても美味しかった✨トマトジュースとぶどうジュースなども、この際なのでちょっとづつ味見させていただきました。そして今日のミッションなどを確認しながら、とっても優雅で充実した朝食となりました!ごちそうさまでした❗️
»»»»»
部屋に戻って窓から見える景観、今日はいい感じで晴れています。
この方向は多分松本駅方向?と思います。
荷物を持ってフロントに向かいます。
途中にあるホテル・ショップをもう一度チェックして、ここのパジャマを確認しましたが、お高いし、旅がこのあとも続くので今回は諦めます。
ロビーの書斎コーナー
09:30
あっという間に滞在時間が過ぎて、チェックアウトします。
フロントで駅までのTAXIを頼んで、待つ時間にスタッフに言われ、記念撮影を。
久しぶりに落ち着きのある上質なホテルライフでした。
ホテルから松本駅からTAXI < ¥890 >
● JR松本駅
松本駅前のターミナルです。
あらっ、駅前のビルのパルコのCMにも市バスと同じく草間弥生デザイン、とってもかわいく目立っていました!
これから松本駅(ワイドビューしなの3号)10:07発で長野駅に向かいます。
そこからは新幹線に乗り換えて高崎に行く予定。
時間が少しあるので、「NEW DAYS松本銘品館」を覗いて見ました。
実は昨晩「うどん酒場勝利」のオーナーから聞いた「アルプスワインのブラック」は安くておいしいよっ!て教えてもらったので探してみたらありました。早速、GET!(後日家で飲んだらこのお値段では美味しかった✨ )
それにしても銘品館には、長野県のえりすぐり特産品が陳列されており、一ヶ所で色々と検討できるので見てるだけで楽しいですね。オススメ❗️
ホームの長野行「ワイドビューしなの3号」に乗車してます。指定席車両の乗車率は30%くらいかな、空いています。話し声もなく静かな車内です。時間通り出発します。
車窓からは・・
雲が多く出てきたりして、アルプスの山々が遠くまで見渡せる時がなかなかこな~いと思っていると、『今だぁ~』とあわてて・・シャッターチャンス❗️
画像のボールペンは昨日訪れた居酒屋の「きく蔵」で帰りに頂いたモノ。
瓶は、ワイナリーが盛んな長野らしく「ワンカップワイン」なんてあるんですネ。
これを見つけ、珍しいので思わず購入しちゃいました。
だって小瓶にぴったりはまるグラス付で、今後の携帯用にも使えるかなぁと。
松本駅でお土産購入 < ¥2,200 >
アルプスワインブラック1本、ワンカップワイン、ピーナツ
● JR長野駅
長野駅に到着です。
この「名物七味」が目に入らぬかぁ~って感じのCMがド派手。
10:58に到着して、在来線から新幹線ホームに移動します。
次の新幹線の時間は11:26、乗り換えに丁度いい時間です。
長野駅(新幹線 あさま614号)11:26発で高崎まで乗車します。
所要時間は約45分、つかの間を楽しみます。
天気は回復して、青空が拡がってきました。
● JR高崎駅
12:17着、高崎駅に到着しました。
高崎は、東京に近いけどあまり降りたことのない街です。
ちょっと街散歩と蕎麦屋へ行くために下車しました。
お店まで歩いてもさほど遠くない様子、そこでお蕎麦と昼飲みです。
そば処 梅の花
青空の中のんびり歩いて10分位、大通りから一本入った所に目指す蕎麦屋を見つけました。真っ赤な暖簾が目印です。
店内は囲炉裏や和風な小物などで民芸風で落ち着いた雰囲気。
13時近くに伺った店内は、お客さんが一段落した後のようで、半分くらいは空いていました。奥のテーブル席へ案内されます。
メニューはシンプルで、手打ちそば・天ぷら・つけ汁・飲み物から選ぶようになっていました。そば5合(2人前)と、鴨汁と普通のつゆ、季節の天ぷら・下仁田ネギ、そして瓶ビールをお願いしました。
瓶ビールとおしんこ、そばの薬味
まもなくこんな感じで、運ばれてきました。
では、ビールでカンパイ❗️
待っている時に壁に貼ってるメニューを発見、追加注文します。
味噌田楽
ビールのおつまみとして、この周辺はこんにゃくも有名なので思わず食べてみたくなりました。甘めの味噌の田楽が久しぶりで美味しかった。
下仁田ネギの季節の天ぷら
ネギの天ぷらって、普段はあまり食べないけれど、ここの特選季節メニューみたい。
他のテーブルでも皆さんオーダーしていました。
そば5合と鴨汁と普通のつゆ
ざるにツヤツヤで美しく並んだそばは、細めでキリッと締まった喉越しいい好きなタイプ。
普通のつゆで頂いても、しっかり味の鴨汁でもうまい!
季節の下仁田ネギの天ぷらが、量も多めで食べごたえがあり一緒に食べると満足度が増しました。お隣で女性3人組が一人づつ天ぷらを食べていて、『凄い盛りぃ~』と話していました。
タイミング良く、季節の美味しい下仁田ネギに出会うことができ、ラッキー、絶品でした。
駅前から少し歩くけど、天気の良い日なら、程よい距離感でした。
ごちそうさまでした。
そば処 梅の花 高崎駅東口店 < ¥3,700 >
そば5合と鴨汁と普通のつゆ、下仁田ネギの季節の天ぷら、味噌田楽、瓶ビール
»»»»»
駅前まで歩いて戻りますが、せっかくだから来た道と違う経路を進みます。
高崎駅東口の幹線道路の上に、長く続く空中歩道がありました。
うわぁ~、どこまで続いているんでしょうか?
駅に戻り、預けた荷物をコインロッカーからピックアップして、新幹線改札口へ移動。
高崎駅からは、新幹線 とき323号 14:31発で長岡駅へ向かます。
新幹線に乗り込んできっぷの画像を見たら、今回は何故かことごとくボケています!!
そして車窓は湯沢を通過中、山々には薄っすらと雪景色。
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● JR長岡駅
本日の最終目的地・長岡駅に時間通り到着しました。
長岡の街に宿泊するのは今回2回目。
去年の秋に、ドライブがてら街観光と居酒屋巡りのため長岡を訪れ、1泊2日しました。
その時、長岡の街って意外と良いじゃん、と感じました。
こじんまりした地方都市だけど、都市としての機能もそれなりに整っていながら田舎の良さも残っている。著名な観光地ではないものの、豪農の歴史ある建築物や、江戸時代から続く醸造文化を受け継ぐ酒・味噌の醸造所の集まる地区があったりする。街の周辺は全国有数の米どころだけあってお米が美味しいのは勿論のこと、日本海の幸や変化ある里の山菜・きのこなど食のバリエーションも豊富。
飲兵衛にとって何よりも嬉しいのは、これら地元の酒や肴を楽しめる、粒ぞろいの居酒屋が多く集まっていること。
前回、そのいくつかを訪れ大いにエンジョイしましたが、まだまだ覗いてみたい居酒屋もいくつか。特に、前回予約でいっぱいで入店が叶わなかった、地元の小さな人気居酒屋に、今回はひと月も前から準備万端、予約・確保しています。
長岡での宿泊は、前回と同じく駅近くのビジネスホテルです。
● ホテル法華クラブ新潟長岡
前回このホテルの利用時は空いていたのですが、今回は大学受験シーズンの真っ只中、何でも明日はセンター試験とのことで、ホテルは受験生で一杯のようでした。
チェックイン時、ホテルスタッフから、「明日の朝食は早い時間は受験生が多いので、できれば遅い時間に朝ごはんにしてください」と言われました。そして部屋のキーをもらってエレベーターに乗ると、受験生らしき若者が緊張した面持ちで乗り込んできました。
思わず、『明日は頑張ってね』と声かけ。
私達のツインの部屋は角部屋で、このホテルでは一番広い部屋のようですが、それでも手狭。
ベッドの足元のスペースが狭く、壁伝いに蟹の横ばいで移動となります。
ここら辺は、昨日の「松本ホテル花月」とはあらゆる面で大違い。やはりビジネスホテルそのものです。
クロゼットはバスルームとの間にあるスペースの利用で壁にフックです。
バスルームは凄くコンパクトなユニットバスですが、別に大浴場もあるので。
ミッション後には利用してみましょう。
ホテルで一休みのあとは、さて頃も良し、待望の時刻となりました。
念願の居酒屋に向かいます。✨心躍り
長岡「JINROKU」
このお店「JINROKU」に伺うために今回長岡に来ているといっても過言じゃありません。
まだ地元以外では無名で、このお店のことを知っている人は少ないようですが、ある情報を得て、「これは面白そうだ」とピンときました。
勘に間違いなければ、大いに期待できそうです。
予約時に、料理は「おまかせ」を予めリクエストしています。
これが本日、令和二年睦月十七日の「JINROKU」の献立です。
長岡は山と海の幸が豊富にあるのでとっても楽しみです。
店内は明るい厚みのある一枚板のカウンターに4席、テーブルが2卓の全部で10人前後の席数で、本当にこじんまりしたお店です。厨房エリアとの境に昔の古民家に見られた階段箪笥で仕切り、インテリアと実用を兼ねています。
では、静かにスタートです。
生ビールと日本酒「秋鹿」をお燗で、カンパーイ❗️
先付け
右上/ のれそれと新わかめ 「のれそれ??」、なんと「アナゴの稚魚」だそうです。新潟県内でもほとんど流通しないモノだと教えていただきました。勿論、私達も初めてです。今日はたまたま入荷があったのこと、ラッキー。ねっとりとして甘みがある、シロウオとも違うようだし・・、なんだろこの味?
右下/香箱蟹 大好き、うれしいです。12月に京都、昨晩も松本で、これで3連荘!冬はこれに限りますね。
左上/唐墨餅 薄いお餅にカラスミを挟んでさらに海苔で巻いたモノ。なるほど、カラスミとお餅って新しい組み合わせ。私たちもよく台湾産のカラスミを食べますが、台湾ではよく大根の薄切りと白髪ねぎ一緒に食べていました。
左下/煮たこ とっても太めのたこで柔らかい食感、美味。
みんなもったいないほど珍味三昧で、最初っから幸せです。
うん、いける。やはり思ったとおり。
お椀
金目鯛と新あおさとうるい、柚子
正月明けらしく黒塗りの椀の蓋には金の鶴、上品な出汁の効いたおすましは寒い日にはうれしい一品です。金目鯛の身もふっくら。
焼物
桜鱒の藻塩焼き
「桜鱒」も食べる機会が少ない貴重なお魚。思わずサーブされるとすぐに食べてしまいました。あぁ写真だ!と気がついたら、半分以上食べてしまったこの状態となりました。
さっぱりとした桜鱒に海の味の藻塩が上品さを引き立たせます。
お造り
ぼたん海老、槍烏賊、鰆、細魚(サヨリ)
鮮やかなブルーの海色の皿に、ぼたん海老が迫力あるこの大きさ!あまーい!
冬の槍烏賊、鰆もサヨリも鮮度抜群で、お刺身堪能ぅ~✨
温物
佐渡牡蠣と菜の花のグラタン
ここでちょっと洋風にサーブされる一皿がうれしい。カジュアル感がいいですね。
私たちって牡蠣好きですが「佐渡牡蠣」って初めて、隠れ産地かなぁ?あまり聞きませんね。ふっくら濃厚でジューシーで、おいしい❗️
強肴
山古志村産 にいがた 和牛ランプ 備長炭のグリル
なになにぃ~、目にも美味しそうな和牛が登場❗️
絶妙な焼き加減で、美味しそうな色!添えられている粒マスタードがこれまた絶品!!!
もちろん和牛がさらに引き立たせる調味料でした。うまいぃ~~。
お食事
真鯛と実山椒の土鍋ご飯
ふっくら真鯛とピリッと刺激的な山椒が絶妙なアクセントのご飯です。
土鍋で焚いたご飯もとっても甘みがまして、〆のご飯です。
甘味
越後姫と黒豆、抹茶アイスの最中
可愛らしくって二度見したくなるデザートが現れました。
わぉ~パリッとした最中の皮と季節のイチゴに黒豆と抹茶アイスの組み合わせって、考えるだけで黄金な組合わせ!幸せ❗️❗️
あー美味しかった。何もかも。
以上の、「おまかせコース」って、いくらだと思います?
これが何と、たったの、ひとり4,000円!!!!都会なら、確実にこの2倍以上はしますね。
旬の地産地消などの素材を駆使し、最後までとても美味しい流れのメニュー構成。
少ない客席数は、すべての料理を一番良い状態でサーブするために、大将が一人でさばける客数に絞っているため、というのもよくわかりました。
ここは、お店の規模といい、料理の志向性といい、シェフのこだわり具合といい、京都の割烹居酒屋「河道」によく似ていますね。
「河道」はそれなりに名が通っていますが、ここは全くの無名!
お宝発見とはこのこと。密かに、これからも季節を代えリピートしていきたいと思います。
お店のある場所はアーケードのある大通りに面しているのですが、看板もないし、うっかりすると見過ごしてしまいます。
外観はとてもシンプル、壁の土色と蔵戸の扉が目印です。
長岡って居酒屋文化がすごくって羨ましい~。
次は違う季節に必ずまた来ます。
長岡「JINROKU」 < ¥12,100 >
おまかせコース(@4000)2人前、生ビール、日本酒
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では長岡の夜のアーケードを歩いてホテルまで帰ります。
アオーレ長岡は、駅前にあって市役所やシティーホール、アリーナなどが集約しています。
その広場にはカラフルなイルミネーションが輝いていました。
広場の天井にはいろんな色に変化する広がるライトアップ!
イベント広場から市役所やホール、コンビニなどにつながっています。
広場にはヨーロッパ冬のCafeの風物詩「パラソルパティオヒーター」がチェストの近くに点在していました。せっかくだからちょっと当たっていきましょ~。
その後目の前のコンビニでホテルの温泉上がり用の缶ビールを購入して、ホテルに戻ります。
本当はもう一軒はしごする予定でしたが、一軒で満足感が十二分になりました。
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館内2階にある男女別の人工温泉(準天然)光明石温泉「大手の湯」でゆっくりと手足伸ばして温泉味わいます。午後9時頃入ったときはほとんど貸し切り状態でした。ビジネスホテルのユニットはかなり閉鎖的なので、こんなサービスはうれしい!
ひと時の癒しを感じながら部屋に戻り、これまた至福の缶ビールでまったり、明日のミッションを確認しながら、オトキュー2日目終了❗️
おやすみなさい
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