Myanmar① ヤンゴンまでは遠回りルートにしてSQのB777-300ERビジネスを体験、噂通りに豪華で快適!

ミャンマーの国旗フリー画像 旅のきっかけと旅行プラン

太、豆は、美味しい食い物探しが旅の主なテーマとなっていますが、同じくらいに、世界あちこちの『遺跡』を訪れることも大好きです。遺跡の上に立ち、昔の人はここでどんな暮らしをして何を思い描いていたか、想像するだけで楽しいじゃないですか。

仏教遺跡については、これまでインドネシア「ボロブドゥール」やカンボジアの「アンコールワット」の遺跡を訪れました。世界の三大仏教遺跡としては、このほかにミャンマー「パガン」があり、以前から素晴らしい処と聞いていたのでぜひ行ってみたい旅行先として前々からリストアップしていました。

そんな経緯もあり、今回、陸マイラー活動で貯まったANAマイルを使うにあたって、念願のパガンに行くことはすんなりと二人の意見が一致しました。ANAは成田⇔ヤンゴンの直行便を飛ばしているし、これを使えばヤンゴン/パガンの旅は手軽に行けそうです。

・・・・でも、待てよ・・・・・・・・・
貯まったマイルは数十万マイルとたっぷりあるし、行くならビジネスクラスで優雅に行きたい。ビジネスクラスなら、何も短時間で目的地に着いてしまう直行便でなくても、遠回りしながら往復の機内や乗継地でたっぷりビジネスクラスのサービスを楽しむ旅もいいんじゃないか。(それに、ANAの直行便は成田発で不便だし、運行はエアジャパンで機体も古いB767となり、ビジネス席はハード・ソフトともショボく魅力に欠ける。)

そう思い直して、ヤンゴン&パガンまでの往復フライト便をいろいろ調べ始めました。スターアライアンス便の組み合わせは、様々なバリエーションが可能です。乗りたい航空会社や機体、受けてみたい機内サービスやラウンジ体験、・・・いろいろ欲張りな希望を盛り込んで旅行計画を試行錯誤しながら練りました。

そして、最終的に決めた旅行&飛行ルートは、


[行き]
・シンガポール航空 SQ635便 羽田22:55⇒シンガポール04:55 B777-300ER機体
(チャンギ空港 シンガポール航空シルバークリスタルラウンジで休憩)
・シンガポール航空 SQ998便 シンガポール07:55⇒ヤンゴン09:20 A330-300機体

[ヤンゴン⇔パガン往復]
・ローカルの航空会社エアーKBZの有償航空チケットを別途スカイスキャナーを通じ購入

[帰り]
・シンガポール航空 SQ997便 ヤンゴン10:35⇒シンガポール15:10 A330-300機体
・シンガポール航空 SQ976便 シンガポール16:00⇒バンコク17:25 A330-300機体
(バンコクで途中降機2泊、帰国時スワンナプーム空港タイ航空ラウンジで無料マッサージ)
・タイ国際航空 TG660便 バンコク13:00⇒羽田21:10 B747-400機体

この飛行プランのハイライトは、何と言っても行きのSQ便の羽田⇒シンガポールのB777-300ERと、帰りのTG便のバンコク⇒羽田のB747-400のビジネスクラス体験ができることです。

SQのB777-300ER機体のビジネスクラスは、世界の航空会社のビジネスクラスの中でも最も豪華で評価が高く、航空ファンにとっては一度は体験してみたい憧れのシートです。シートレイアウトは1-2-1配列で、巨大な777-300ER機体を贅沢に使い、他社のファーストクラス並の空間とサービスを誇っています。
このように人気のある777-300ER機体のビジネスクラスですが、残念なことに、ANAマイルを使った特典航空券では原則利用不可で、シンガポール航空は自社マイル利用以外の他社に対しては席を開放していません。ところが、たまにですが、フライトスケジュールの都合で自社以外の特典航空券利用にも開放することが時としてあります。今回は、ラッキーにもそのような時期とも重なり、ANAマイルでSQのB777-300ER機体ビジネスクラスの予約が可能となりました。

もう一つのハイライトは、帰国便でTGのジャンボジェット747のビジネスクラス2階席を体験できることです。
一時は長距離路線で多くを占めたジャンボジェットも、燃料消費率や旅客運搬効率などの経済的理由で航空会社が中型最新鋭機に主力をシフトしたこともあり、現在では運行している会社が少なくなりました。ジャンボジェットはその役割を終え、やがて世界の航空界から引退する運命にあります。我々は今までジャンボには何回も乗りましたが、2階にあるビジネス席の経験はありません。これが最後のチャンス、うまい具合に予約も取れ、一生の思い出になることでしょう。

ビジネスクラス利用といえば、席の快適性のほかに楽しみは機内の食事。今回はわざと遠回りルートとしたため、日本を出て帰るまでの間、SQが4フライト、TGが1フライトの計5回の食事タイムがあります。呑み助で食い意地が張っている我々二人にとっては、とことん食事タイムを味わい尽くすのも旅の目的の一つ。特に、シンガポール航空は、ビジネスクラスにはブック・ザ・クックという事前に食事内容をチョイスして予約しておくシステムがあり、これを利用しない手はありません。SQ利用の4回のフライトは、それぞれ深夜便、早朝便、昼便、夕方便となるので、それに応じた食事メニューをセレクトし事前にオーダーしておきました。

航空機以外では、行きの乗継地シンガポール・チャンギ空港や帰国時のタイ・スワンナプーム空港でのラウンジサービスも楽しみです。両空港とも、それぞれSQとTGの拠点空港ですからグレードの高いサービスが期待できます。なかでも、タイ航空ラウンジでマッサージの無料サービスはどんなものか、興味はつきません。

今回の旅行を計画しはじめたのが2017年の5月そして旅行時期が7月ですので、わずか2ヶ月前の特典航空券(2名)の予約でしたが、こんな魅力的な行程がすんなりと確保できました。ANAの予約サイトをあれこれいじってみると、意外にも簡単に予約できたりします。
ちなみに必要なANA特典マイル数は、全区間ビジネス利用で63,000マイル/人、二人で126,000マイルでした。

さあそれでは、どんな楽しい旅だったか、以下を御覧ください。

2017/7/17(月) ミャンマーの国旗フリー画像 旅は1日目 ☁☀

今回のミャンマー/ヤンゴン&パガン+バンコクは、二人旅(太、豆)!
今夜東京羽田を出発し⇨ シンガポールを経由して ⇨ ヤンゴン着は明日朝の9時頃の予定。
ミャンマー/ヤンゴンへの優雅なビジネスクラスでのフライト、十二分に楽しみま~す。

18:30
自宅を出発して、地下鉄・大江戸線経由で羽田空港に向かいます。

羽田には予定よりもちょいと早めに到着しました。
今回はミャンマーに訪問するので、両替はどうしましょうか?
ミャンマー現地での日本円からの両替ができないようなので、羽田でとりあえず日本円をドルに両替しておきます、念のため。

(1円=12.1659K 1USD=1364K)

まだシンガポール航空のチェックイン・カウンターが開くまで時間あるので休憩しますが、なんとこの時間は、人が多いですね。どこか空いて座るところあるかしら?

この上の階のショッピングゾーンを見て回り時間を潰します。薬といくつか必要なモノを購入。

そろそろ時間ですね。カウンターは出発3時間前にオープンします。とりあえずSQカウンターでチェックインを済ませましょう。

今回はビジネスでのフライト!!専用カウンターで手続きはスムーズ。
続いて、セキュリティーチェックを通過して、イミグレーションも通過。ANAのラウンジに向かいます。

夜のこの時間だとこの1か所しかオープンしていませんね。
この奥からエスカレーターで上がると・・

近頃は、制限エリアに入るとラウンジに直行することがほとんど。
自動ビール注ぎ機の生ビールで、旅の無事を願いお決まりの「カンパ~イ!」。そして小腹が空いているのでなにかおつまみを少し。

おつまみ食べながら、ヤンゴンの情報をチェックします。

22:00
早目にゲートに向かいます。
その間にお茶の500mlペットボトル買っときます。

シンガポール航空 SQ635 羽田発22:55 ⇨ +04:55シンガポール着
イザッ!!

さぁ、噂のSQ777-300ERのビジネスクラス!どんなシートなのか?楽しみぃ~。

うわぁ~~!このシートもの凄く広~い!持て余すぐらい・・
なんといっても1列・2列・1列の並びなので、ゆったりの空間にビックリ!!

本日のフライトはビジネスは5割ぐらいの搭乗率。
とにかくいろいろとどうなっているのか?チェックします。

席に座って少し経つと、早速キャビンアテンダーが、飲み物のオーダーを取りに来ました。
早ぃ!ですね。ではとりあえずシャンパンを!
そしてすかさず、CAさんから『お撮りしましょうか?』と声かけていただいたので、ここで記念にパシャッ!!お上りさん、そのもの。

真ん中の2列席なので間には仕切ることの出来る可動パーティションもあります。それぞれの真ん中にヘッドホンを掛ける所や下の方には靴置き場もありました。

シートは本格的にフルフラットになりますが、通常でも奥の方に足を載せるエリアも用意。
真ん中のそれぞれの小テーブルもあるので簡単な飲み物はここだけでOK!!

22:55、機体は無事にTAKE OFF!!そして水平飛行に入ると、夜便なので結構明かりが落ちて・・
そう言えば、このフライトのお料理をブック・ザ・クックで事前にリクエストしてあるんですが、まわりはもう就寝モード。このビジネスクラスのシートはフルフラットにするには、キャビンアテンダーが親切にお手伝いしてくれてベッドメイキングしてくれるんです。

私たちは、夕食をオーダーしているので、今はこのままで食事を待ちます。

ちょっと見にくいんですが、お隣さんがトイレに行ったので、お隣の席のフルフラット状態をパシャリ!!

わぉ~、来ました来ました。ディナータイムが始まりますよっ!!
ワインを注いでもらって、では、いただきます!

一人は和食をオーダー!松花堂弁当のような内容です。赤味噌のお味噌汁付き。
味は、みんな優しい味でなのでちょっとインパクトにかけました!

そしてもう一つは、事前予約の牛肉ステーキです。こちらはミディアムレアでそれなりに美味しくいただきました。
・・まわりが就寝中のためにかなり暗めのところでいただいているので、少し寂しく感じました。夜食を食べている客は半分もいません

デザートは瑞々しいフルーツ盛りで冷たくって美味しい!!
飛行機の中では、鮮度の良い果物は◎。

最後にコーヒーをゆっくりいただいて・・十分に夜食を楽しみました。それにしても、周りの客と違って我々は食い意地が張っているね。

食事後は映画を見ようとモニターで番組を探しますが・・これが残念!!日本語の映画が数本しかありません!ちょっと拍子抜けですね!!もっと充実してぇ!
仕方なく就寝することに、CAさんにシートをフルフラットにしてベッドメイキングしてもらいました。

・・・・・・・・・

04:00
日付が変わり7月18日になっています。
喉が乾いたて起きたら、ちょうどオレンジジュース&ミネラルウォーターのサービス!美味しいオレンジジュースを一気飲みして・・

おっと!モニター見たら、もうすぐ最初の寄港地シンガポールに到着するようです!
SQ777機体のビジネスクラスのシートは、いささか広すぎる空間で、真ん中2席並びでもお隣と遠い感じであまり話ができません。寝るためならば、ゴロゴロ寝返りも打てるくらいの広いスペースでとっても快適!

シンガポールに無事に到着しました。2時間以上のトランジットタイムがあるので、余裕かなぁ?

シンガポールの空港は、今年2度目になりますね。前回は3月にSFC獲得のための訪問でした。
では、乗り継ぎの指定のゲートに移動します。

チャンギ空港ではどうやら到着したのはターミナル1で、ヤンゴンまでのフライトはターミナル2から出発です。ターミナル2への移動にはシャトルバスが用意されてます。
バスが出発するコーナーで15分ぐらい待って、

バスが到着したので乗り込みます。ターミナル2への移動ルートは空港内を走ります。
移動で乗車時間は約7,8分くらいかな?

ハイ!ターミナル2につきました。
ではお決まりの「ラウンジ」へGO!!

目を引く素敵な広場発見!!
ベイエリアの「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」のイメージかなぁ?

ターミナル2のSQラウンジは、このエスカレーターの上にあるようです。

なかなか落ち着いた立派なエントランスです。

このラウンジはかなり広い空間が用意されています。何種類かにゾーンが別れていて、それぞれ雰囲気が異なります。自分好きなゾーンを選べるのがいいですね。

飲み物やおつまみなどもかなりの充実していて、豊富なメニューがうれしい。
その中でも中華系!が美味しそう。

朝早いのでタイムリーなお粥をチョイス。味は絶品、おすすめの一品です。

このラウンジでは、お粥やヨーグルト、フレッシュな果物などをいただいて次のフライトに備えます。

トイレエリアは広くて清潔感が漂っています。シャワールームも設置。充実のラウンジライフが過ごせますね。

ゆっくりと時間を過ごして・・

07:00
チャンギ空港は広いので、早目にゲートに向かいましょう。
案外ゲートに移動する時間掛かる時が多いから。

シンガポール航空のSQ998シンガポール07:55 ⇨ ヤンゴン09:20着。
この通路をわたって飛行機に乗り込みます。

このA333機体のビジネスクラスは、2列ー2列ー2列の配置。日本からの便B777-300ER機体に比べれば一つ一つの席は幾分小さくなりますが、それでも必要にして十分な広さ、このくらいでちょうど良いって感じもします。

フライト時間は約1時間半とかなり短い時間です。

機内に乗り込んだら、すかさずキャビンアテンダーが飲み物のオーダー取りに来ました。朝なのでお酒でなく、とりあえずコーヒーをお願いしました。

そうこうするうち時間通りにTAKE OFF!眼下にはシンガポールの湾岸エリアが見えています。
うわぁ~~、凄い船の数で、ごちゃごちゃいっぱいなんですね。

短いフライト時間なので、水平飛行になったら、早速朝食のサービス開始!
ちゃんと白いテーブルクロスをセッティングしまして、フルーツからスタートです。

この朝食メニューも、フライト前の事前予約で、飲茶をオーダーしていました。
味の違う蒸し物の一皿です。

そしては、特製ハンバーガーを事前リクエストしていました。何でも、SQのビーフバーガーは美味しいとネットでの評判だったとか。昨晩、夜食でステーキを食べたばかりなのに、また牛ですか?
SQ航空のビジネスクラスは、お食事種類が豊富で事前に検討・予約が出来るサービスが充実していて嬉しいですね。人気メニューや評判も事前に情報が得られるので、ありがたいね。

では、いただきます。

あらっ、またまたもうすぐヤンゴンに到着する時間ですよ。
ほんとにあっという間のフライト!!

そしてこの眼下の風景がヤンゴンの街で~す。
どうやら雨上がりの感じですね。今、ミャンマーは雨季だし、毎日雨なのかな。

無事にヤンゴン空港に着陸しました。曇ってはいますが今は雨ではないようです。

到着後のイミグレーションエリアです。
問題なくスムーズに通過し入国しました。

荷物のピックアップまで多少時間があるので、ここでトイレチェック。
ここヤンゴン空港はどんどん増築していて、ココはまだ新しい建物のようです。トイレのサインも分かりやすくっていいネ。

ここを出るといよいよヤンゴンの街へ。
イザッ!

どんな不思議?グルメ!に出会えるでしょうか?お楽しみ!!

1日目後半に続きます。


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