2017/4/12(水)旅は2日目前半 ☀ Barcelona
バルセロナ2日目は、一日市内観光。午前中は、ガウディ建築巡りの定番、サグラダ・ファミリア、グエル公園を訪れます。お昼は街中心部に出てプチホテル内のレストランで創作ランチを楽しみ、午後はバルセロナシティバスで市内を一周観光します。その後は、デパ地下で食料買い出しして、夕食はボルン地区のバルセロナ屈指のバルで酒盛り!!の予定。盛りだくさんの一日です。
06:30
バルセロナの朝は、爽やか。起きてからコーヒー飲みながらルーフバルコニーに出て、そこから朝のサグラダ・ファミリアを眺めて、うふぅ~とほくそ笑んでしまいました。
おはようございます!!
このお部屋には、コーヒーメーカーが備え付けてあり、毎朝コーヒーが飲めて助かります。
あらっ!昨日の空ボトルがお邪魔ですね。
どうですか??これが、ルーフから今朝のサグラダ・ファミリア!!
もうすぐ行くから待っててねっ!
数あるバルセロナの最初の見どころは、当然、先程ルーフから眺めたサグラダ・ファミリア!!ホテルからは歩いて10分ほど、途中ATMでユーロをGETして、街を眺めながら向かいます。
ホテルがあるエリアは、19世紀以降に都市拡張計画で区画整備されアシャンプラ地区。モデルニスモノの建物であるガウディのカサ・ミラやカサ・バトリョやサグラダ・ファミリアなどが見られるエリアです。
あっ!このL’Auditori近くの交差点にある建物は?かなりのインパクトがありますね?
なんだろうと思ってGoogle mapでチェックしました。
ラ・モニュメンタル/La Monumentalのようです。【愛護団体闘牛の禁止法】で2011年9月にスペイン北東部カタルーニャ州で闘牛の禁止が決まり、「300年の歴史に幕」を降ろすスペインで最後の闘牛を行った闘牛場のようです。歴史のある闘牛場なんですね。
なんだか遠回りしている気がしますが、ここから真っ直ぐ10分??あらっ、知らぬ間にかなり違う方向に来ていました。さぁ、急いでいきましょう。
● サグラダ・ファミリア
オオォォォ!見えました。凄~い!!近くだと全体が入りませんよ。
これがアントニ・ガウディの未だに未完成の教会ですね。
私たちは事前に、サグラダ・ファミリアの公式HPから「バジリカ+塔」9時30分のチケットを購入してあるので、チケットを交換します。
ここ「生誕ファサード」の右奥にチケット売り場があります。そこ行くと入口に係員がいまして、数人で来ているのなら一人だけ中に入って他の人は外で待ちなさいっ、と整理していました。数分待って、チケットGET。
では「受難ファサード」へ移動、9時30分近いのでまずはエレベーター乗り場へ。
ここから鐘楼に上がりますが、こんな複雑な建物の中、どんな構造なのかも摩訶不思議?なのにいつの時点でこのエレベーターって作ったのかしら??
考えてもわからないですね。イザッ!!
あっという間にこの景色の高さに来ています。
外側を観ると、遠くには小高い山まで見えますが??
内側を見ると、こんなまだまだ工事中の作業場のような場面。
材料や足場やクレーンなどが所狭しと置いてあります。
ここは鐘楼の途中なんですね。まだまだ上があるし、頭上も工事中。
エレベーターで上がったら帰りは何種類かのルートがあるんですが、階段で下りていきます。
所々にテラスのような踊り場があって、バルセロナの街並みが見渡せます。
この下は、誕生ファサード方向ですね。
鐘楼から見ても、複雑に絡み合っているし工事途中だらけ。
とにかく壮大なからくり教会としか言えませんよ!!
内部にある階段です。ここをひたすら下りていきますが、明かりとりを兼ねた途中途中に外に向けたテラスを設けています。
さぁ、螺旋階段で下りておきますよ。
見てください!!このらせん状の真上から見た構図です。ひたすら下まで続く美しいらせん状がお見事!!どうやってこのらせん階段を作ったのか??興味津々になりますね。
階段を降りてきました。次はゆっくり、聖堂内部を見学します。
ガウディは、「信者と神が一体感を感じられるように壮大な身廊の丸天井を支えるために樹木の形をした柱を考案した」ということです。どこをとっても常人では思いつかない考えから構成されているんですね。
ステンドグラスを通して光を取りいれていますが、暖色系と寒色系を上手く取り入れて、聖堂内部は、パステルカラーのきれいな光と影が織りなす光景が広がっていました。
どこを見ても見上げても、細やかな細部までもが手を抜くことのない造り。森のように見えるこの聖堂は2010年に完成しているようです。
受難ファサード側の外に出てみます。入口の床タイルはこのイラスト画。
受難ファサードのドアの数字版、縦横斜めを足すと全部33となり、これはキリストの亡くなったの年齢の数字です。
この模型でなんとなく全容がわかります。
何世紀もの時間をかけた傑作はいつ完成するのでしょうか?
話によると2026年の完成目指しているんだとか・・
サグラダ・ファミリア事前チケット < 28✕2=56 € >
【サグラダ・ファミリア事前チケットの購入について】
サグラダ・ファミリアは大人気観光スポットなので、観光の際は必ず『事前チケット』を購入しておくことを強くおすすめします。事前チケットがないと、長時間並ぶことになります。
○公式サイト;私達はこちらの公式予約サイト(英語)から購入しました。私達が訪れた2017/4では、『Top views付き入場チケット』は大人@28€でしたが、2018/11現在、大人@29€(約3,770円)に値上げされているようです。
○他の予約サイト;日本の代理店を通じ予約することもできます。金額的に公式予約サイトとほぼ同額程度、しかも日本語で予約OK、日本円決済なので、この方が手間いらずで便利かも知れません。例えば、楽天グループの『Voyagin』のこちらの予約サイトでは大人@2,019円(ただし、入場チケットのみ、エレベーター昇るTop viewsは付いていません。ちなみに、このチケットの公式料金は@15€・約1,950円)となっています。
続いてグエル公園へ向かいますが、ここは合理的にタクシーで向かいますよ。
地下鉄はあるものの駅から急な上りだらけの徒歩15分、安易な方をチョイス!!
● グエル公園
11:00
どこまでなのか?広大な敷地の中にまるでお菓子の家や美しいモザイクが散りばめられたメルヘンの国のように装飾された「グエル公園」です。
1900年頃、パトロンのグエル氏の依頼で街を見下ろす土地に、都市計画を考えながら田園住宅を造成・販売するプロジェクト。ところが住宅は2戸しか売れず、失敗に終わった。
1922年からは公園として開放され、このお陰で今でも公共公園として存在している。
見えてきましたよ。それにしてもこの急な坂道!!歩いている人を見ているだけでも、きつそうです。気温も上がってきています。そしてラクラクで到着!!
ゲート入ったところ、この右に行くと入口ですが、事前購入チケットの予約時間が11:30なのであと30分あるので、公園部分を散策します。
公園部分だけでも広そーなエリアですね。
無料エリアのゴルゴダの丘などがある公園を散策。かなり急勾配な坂道を登っていくと、遊歩道の下の支えている柱部分が広場になっていました。気温も上がってきたので少しの坂道を登っただけでも、汗吹き出します。この広場は日陰になっているので格好の休憩場所。ふぅ~
このエリアにある、この建物がガウディが1905年から約20年間暮した家だそうです。
現在は「ガウディ家博物館」、館内にはガウディが設計した椅子・テーブルも展示。
まだまだ登っていく遊歩道が続いていますが、このへんで戻ります。
もうすぐ11:30、同じ時間の入場のチケットをお持ちの方々ですね。
向こうに見えるのは・・
ゲートから入るとまっすぐの所に、おとぎの国のお菓子の家の守衛小屋と管理小屋の前の広場に繋がっています。その前には大階段があり中央広場に続いています。
はじめに目につくのは守衛小屋に並ぶ行列。とりあえず守衛小屋に20人位並んでいるので、今なら時間かからないかと?思いまして。ところが入れ替え制で、出てきた人数だけ入れるようです。思いの外、20分は待ちました。
外観の窓枠部分は、ガウディが生み出した「破砕タイル」によって曲線部分も美しいカーブに仕上がっています。このモザイクタイル部分のタイルは、陶器や瓶の廃材を使用。
守衛小屋内部は、2階に上がる階段からきれいな濃い青の壁が印象的、各お部屋は展示室になっていました。どのお部屋の壁・天井も曲線が多く天窓も変形の楽しいデザイン。
階段などはかなり狭いので入場制限は必須ですね。
守衛小屋から出ると、ここが建設時の正式なゲートのようです。
横に見えるのは管理小屋で現在はショップになっています。
いよいよ大階段を上がって、中央広場に向かいます。
階段を上がったところ「市場」は、この上の中央広場を支えるためギリシャ神殿を思わせるドーリア式の柱で構成されています。この下には、大きな貯水槽が整備されているようです。
すべての観光客がこの前で、記念のパチリッ ❢
あまりにもカワイイので横から盗み撮り?でパチリッ❢
「市場」の天井飾は太陽や月を彩り豊かな色彩の破砕タイルで表しているようです。
「中央広場」はギリシャ劇場と名付けられた大きなテラス。110mの長い波型ベンチは、人が座りやすいように体型にしっくり合うように考えられています。ここにも様々な色の破砕タイルを施した装飾で造られています。
この広場からの景観は、かなり遠くまで見渡せる絶景。サグラダ・ファミリアや地中海まで見えるんじゃないですか?
さらに上の方には、無料エリアから歩いてくるところと交差しています。ここからでもまだまだ上の方まで、一番高いゴルゴダの丘まで続いています。ガウディは、将来的にこんなにも多くの人々がこの公園に訪れることが分かってたかのように、延々続くフェンス兼ベンチ?が役立っています。ホッと憩い!!
広場の横には、この地形の高低差をつなぐための車用の道路として整備された、歩道用の道と複雑に絡み合っています。自然の地形に溶け込むようなデザインと素材に工夫。
そこに続く通路の先には、サーモンピンクの壁が美しい「グエル邸」がありました。
外壁のエンボス上の装飾も至極上品な造り。
このアイアンのフェンスは、グエル邸の敷地。
向こうに見えるのは「市場」に繋がっています。
中央広場テラスからくるっと一周して、大階段を下りていきます。やっぱりグエル公園のシンボル「トカゲの像」には人がいっぱい。
階段の横の壁も破砕タイルで楽しい文様に。
一押しの一枚!!パチリッ ❢ なんだかいいですね??
きっとそれぞれの彼女たちはこの中のショップでお買物中??万国共通だね!!
最後は、一応「管理小屋」ショップを覗いてみます。
こちらも天井や壁などが丸く曲線になってて、カワイイデザインです。
こちらも細部までこだわりの技術が投入されていることがよくわかります。
とっても気に入った階段のタイル!!
<ミニギャラリー>彩り豊かな破砕タイルのアート
グエル公園事前購入 < 7✕2=14 € >
サグラダ・ファミリア⇨グエル公園 taxi < 12 € >
ここからカタールニャ広場に移動します。
もちろんtaxiで!!ゴシック地区(旧市街)へGO ❢❢❢
taxiでカタールニャ音楽堂前の大通りに到着、ランチはこの近くのホテルの中です。
さて、どっちかなぁ?
グエル公園⇨カタールニャ音楽堂前 taxi < 10 € >
La Plassohla
反対側に渡って右に歩きましたが、なんか違うと思って左に行くと、目指すホテルミッケ ❢❢
ホテルの中にある一つ星レストランシェフ監修のお店でランチ!!で~す。楽しみぃ。
店内は、スタイリッシュなカジュアルレストランですが、なかなかワンランク上のサービスやメニューなどがうかがえます。本日は、コスパが良いランチメニューに決まり!!
お店に入った時間が13時過ぎていたので、すっかり忙しいランチタイムは過ぎたのかしら?
とりあえずランチにハウスの赤ワインをオーダー。ワイングラスも本格的です。
前菜はパスタとグリーンサラダ、そしてフランスパン。
パスタはアラビアータ風な挽肉のトマトソース味、上に添えられたチーズのおせんべのような感触がなんだか美味しいくって。なんでもないようなサラダもドレッシングが美味しい。
それぞれが美しく盛られたお肉とお魚のメインです。お肉はソースがクリーミィーさが絶妙なマッチング、美味しかったです。お魚もいい具合の焼き目が食欲そそりますね。
このデザートが至福の一皿でした。チョコレート、バニラ、コーヒー味のまろやか絶品のアイスクリームに感動!!マイウ~!!
こちらはチーズケーキ、生地に練り込んだクリームチーズのフワフワな所に、フランボワーズの甘酸っぱいソースが効いていてベストマッチングなお味。さすが一つ星のシェフの監修ってことがわかりますね。ごちそうさまでした!!
La Plassohla < 60 € >
ハウスワイン2+ランチコース2
レストランがあるホテルのちょっと独特の外観と軒を利用したテラス席もあったんですね。
バルセロナ2日目後半へ続きます