2021 冬の京都 終い弘法市と街散歩 その2

2021年12月、冬の京都 弘法市と街散歩/ 2日目
朝から今回の旅の最大のミッション「東寺 弘法さん」の朝市にでかけます。
弘法市は毎月21日に開催されますが、なかでも12月21日に開かれる年末の最終市は「終い弘法さん」とも呼ばれ、規模も大きく内容も充実し一年で最も人で賑わう市として有名です。
さあ、さあ行きましょう、ワクワク・ルンルン気分!

12月21日(火)京都

 ブライトンホテル 08:00 シャトルバ+タクシー 東寺 弘法市08:50着  ブライトンホテルに戻り/OUT 11:00 ウェスティン京都 IN11:30 フレンチ『レストラン田むら』12:00 白川沿い巽橋&一本橋(行者橋)散策 14:30 夕食・居酒屋『よこちょう』17:30

07:50
ホテルから烏丸御池駅までシャトルバスとタクシーで東寺に向かいます。
シャトルバスのホテル始発が08:10、これに乗車します。
早めにバスに乗り込んで出発を待っていると、次にいらしたのが上品なお叔母さまたち2人組。どうもブライトンホテルの近くにお住まいの地元の方のようです。

「どこまで?」と声かけられて、私たち「弘法市です」
と答えると「私たちもよ、バスを降りたらタクシーで一緒にいきましょう!」
と誘われ、「それではよろしくお願いします」ということに相成りました。

お叔母さま:弘法さんは初めて?
私達:ハイ

こんな感じで会話が始まりました。お叔母様たちは例年終い弘法市の常連とのことで、車中では、弘法さんに行ったら是非買うのがいいモノなどいろいろご教授いただきました。
なかでも、弘法さんの市の近くにある「おはぎ」は是非とも買うべきものですって。

「東寺終い弘法市」

弘法さんに8時40分頃到着しました。
うわぁ~、もう朝からこんなに盛況なんですね。
今年の終い市でもあるので、一段と混雑しているようです。


壬生通りの門


おはぎの店


手造りおはぎ 巴屋の入り口

そして、タクシー一緒の叔母さまたちに連れられて、弘法さんを通り抜けて「美味しいおはぎのお店」に案内してくれました。まだ開店していなかったので「9時なったら必ず一度来てネ」、と別れました。

「東寺終い弘法市」を見て回ります!!
最初に「御影堂」を通ったのでちゃんとお参りしました。

「弘法さん」の言われは
『御影堂は、弘法大師信仰の発祥の地です。毎月21日午前10時から、弘法大師空海に報恩感謝する御影供という法要を御影堂で行います。また、弘法大師空海がご入定になった4月21日(旧暦の3月21日)には、正御影供しょうみえくの法要を行います。この御影供は、延喜10年、910年に東寺の灌頂院かんじょういんではじめられました。天福元年、1233年に仏師運慶の子、康勝こうしょうが弘法大師空海の尊像を刻み、延応2年、1240年からは御影堂でも御影供の法要を行うようになりました。やがて、毎月21日の法要に人が集まり、茶屋が店を開くようになりました。団子や、薪や炭、鍋釜といった日用品も売られるようになり、700年以上の歳月を経て、いまのような賑やかな弘法市となりました。
いつしか、弘法大師空海は「弘法さん」と親しみを込めて呼ばれるようになり、21日は、弘法さんの日になりました。』(HP参照)

それでは、いざっ!縁日へ。

「弘法市」はじつにいろんなモノが並んでいます。
主に、食料品、衣類、日用品、食器、雑貨、骨董品、花、そしてすぐ食べられる出店などが景気よく並んでいました。

まだ朝早いので混雑はこれから・・と聞きました???
12月の「終い弘法市」年末も重なってものすごい人気だそうです。
そろそろ本格的に買い物しましょうー!

「ちりめん山椒」
これだけを売っているお店ですが、もう瞬く間にこのダンボール入の袋が飛ぶように売れていました。すごい売れ行きでびっくり!!
すかさず並んでゲット!!

「実山椒」
私たちの大好きな山椒の実の佃煮!!
美味しそうだし日持ちしそうなので多めにゲット!!のちのちもっと買って冷凍したら良かった!!ちょうどいい塩梅の激ウマでした。
隣にあった「ごぼう佃煮」も購入!!

「竹まな板」
なんとなくいいな!と思って小ぶりな大きさ購入しました。
ところがものすごく使い勝手が良くって、超お気に入り!!
次もゲット予定!
竹まな板は、衛生的にも機能的にも気に入りました!おすすめ!!

「木製汁椀」
ちょうどお味噌汁のお椀が割れかかっていたので、何気なく購入!!
揃いがなくていろいろな模様を購入しましたが、大正解!!
軽くて大きさもお手頃、なんといっても飲みやすい形でした。
安くって本物で、いい買い物でした。

「盃」
骨董っぽいお店を数店見て回って、「盃」を購入しましたが、記念になるようにとそれほど気に入らないけど2個ゲット。

弘法さんをぐるっと見て見て回って、人の多いエリアは正月に向けての佃煮やおめでたいモノ、人の少ないエリアが骨董エリアですネ。

東寺の「五重塔」方面は、ほとんど人がいません。観光より今日は「市」がメインですネ。
広い敷地なので、「五重塔」も遠く感じました。
そろそろ「おはぎ」に行かないと・・・

うわぁ~!!大変!!
もう長蛇の列、出来ています。じゃぁ仕方ないから諦めようと二人で話していたら、、

並んでいる列から手招きする人が???
あっ!さっきの叔母さまたちだ! 信号渡って近づくと小さな声で
「ねぇ、何個いる??あんこときなこでいい?2個づつでいい??」
「あっ、はい、いいんですか? お願いします!」

と5~6分位待ったら、自分たちのと一緒に購入した「おはぎ」を分けてくれました!!
いままでは京都の方は、ちょっと近寄りがたい感じでしたが、とってもとっても親切にしていただきました。お名前も聞かずに別れましたが、ここで改めて素敵な叔母さまたちに、
「ありがとうございま~す!!」

『東寺終い弘法市』 < 8,900円 >
実山椒、ごぼう煮、しらす山椒、お椀、竹まな板、盃2

『手造りおはぎ 巴屋』 < 520円 >
きなこ、つぶあん

ホテル ↔ 弘法さん タクシー < 1,800円 >

11:15
弘法さんからTaxi ⇒ シャトルバスを乗り継いでホテルに戻り、弘法さんで仕入れた荷物などをパッキングしてチェックアウトします。


シャトルバス


お部屋のキー


ロビーの吹き抜け天井

ブライトンホテルを後に、本日宿泊するホテルは東山エリアにあるので電車では乗り換えあるいし大変なので、タクシーで移動。

ウェスティン都ホテル京都

タクシーでウェスティン都ホテル京都へ。
ホテルのある周辺は、南禅寺や哲学の道などがある東山の麓、落ち着きのある緑豊かな高台に位置しています。ウェスティンに運営が移る前は「ミヤコホテル」、1890年創業の京都を代表する老舗ホテルです。外観、佇まいからも歴史や伝統を感じられますネ。


歴史感じる「ミヤコホテル」


エントランス

ホテルの入口は道路から緩い坂を上がると広い車回しがあり、ゆったりとドアマンがお迎えしてくれました。さすが!Taxi がドアを開けるとドアマンが駆け寄ってアテンドしてくれます。もちろんトランクから荷物を取り出して、後でお部屋まで運びます、とのこと。
ではチェックインをフロントで済ませます。

# 8029 デラックス <キング、平安京ビュー>

今日のお部屋は8階にあるデラックス/平安ビュー/約38㎡
インテリアは、R形状の家具や内装の木製のディテールが優しい空間を演出されて、シャンパンゴールドの鏡やTV台も一体感があります。

特に入口から入った天井の美しい曲線と丸い鏡のバックからの間接照明など、随所に優雅な雰囲気が漂っていますネ。


ベッドサイドテーブル


TVとミニバー

ミニバーも曲線を取り組んだ家具調、コンパクトに収納されています。
上段左にはミニ冷蔵庫、右にはコーヒーサーバーと湯沸かしポット、ワインやミネラルウォーターなど、下の引き出しにはグラスや茶碗などが効率よく収められています。

入口すぐを右手に入ると正面が洗面台、左にバスルーム、右側にトイレと分かれています。
バスルームは最近のタイプで洗い場がある使いやすい日本式です。
洗面台のタオルも気持ちいいぐらい並んでいて、さすが老舗のホテル、格の違いを感じます。


バスローブ


アメニティー


金庫やパジャマなど

タオル地のバスローブや豊富なアメニティーが揃い、クロゼットにはセキュリティーボックスやパジャマ/ガウン/スリッパなど充実しています。

この部屋の中でも一番お気に入りは、テラスからの眺め。「平安京ビュー」を謳っているだけに素晴らしい京都の街が一望できるところです。

テラスから右方向には、南禅寺や東山。緑豊かな景観です。

テラスから左方向に広がる景観は、平安神宮や京都大学、そして京都の街並みが見えてます。
最近のホテルではテラスに出られるところは少ないので、風を感じたり空気の入替えができたりと、気持ちのいい空間です。

東エリア8階の位置図です。

 フレンチ『レストラン田むら』

2日目のランチは、フレンチ『レストラン田むら』
京都に来る前から一度訪れたいお店だったので、事前にちゃんと予約して「12時カウンター席」で予約しておきました。

『レストラン田むら』は、下町風情の残る路地にあって、気取らない気軽な雰囲気で、お箸で食べられるフランス懐石のお店
伏見の辻農園さんから届く野菜と旬の魚介類を中心に、厳選素材を使って旬の京風フレンチです。ランチのA・4,800円のコースです。

最初は生ビールで、早速コーススタートです。


カウンター席、整然と並ぶカトラリー


生ビールでカンパイ!

8席ほどあるカウンターに着席して、カウンター越しに忙しく働くスタッフの行動が頼もしく楽しい時間です。ほどなくビールが運ばれて、
では「京都の2日目のランチにカンパイ!」

アミューズ:木製のトレイに冷製スープと一口サイズ
スープカップがかわいいデザイン、さっそくいただきました。

サラダ:何種類かの野菜にカラスミ
野菜のシャキシャキと甘さとドレッシングがマッチした爽やかな一皿。

八寸仕立ての前菜:7種の一口サイズ、うなぎ寿司や和え物など
それぞれ手の込んだ一口で食べ進むのが楽しい。

グラタンと焼き魚:海鮮がたっぷり入ったグラタンとのり餡の焼き魚

パンとバター、後半は赤ワイン

肉料理:和牛ステーキ
程よいミディアムレア感がちょうどいい塩梅の焼き方で、お肉も柔らかく和風ソースも気に入りました。

ご飯と赤出汁:豆ご飯にひょうたん形の汁椀とお新香
ほんのりと味の付いたご飯と面白い形の汁椀の赤だし。

デザート:香ばしさとクリーミーさと生クリームがうまく溶け合ってなめらか食感です

コーヒー:素敵なカップに入った美味しいコーヒーです

今日のランチコースは、量的にも適量で素材の味を生かしてさっぱりとしたフレンチで、お箸が進みました。
一皿一皿盛り付けも美しく、ボリュームもあって素敵な一時でした。

カウンター・テーブル越しに見えるワインクーラーやグラス類。
カウンターに座るとドリンクや盛り付けなどを見られるのも参考になるし見ているだけで幸せな気持ちになります。


入口と通路


カウンターテーブル


白い凛とした玄関


庶民的な路地


ショップカード

店内は路地に面した白暖簾をくぐり真っすぐ伸びた通路の先に8席ほどのカウンターテーブルとキッチンが見えて、奥には4人席のテーブルが4席、24席の客席がありました。場所といい規模といい気配りできる範囲だし、スタッフもとても親切な対応でした。

気が付けばランチスタートから1時間45分、とってもゆったりと素敵な京フレンチが堪能できました。是非また違う季節にも訪れたい◎。

フレンチ『レストラン田むら』 <2人計 15,200円 >
ランチ A、生ビール、ワイン

白川沿い巽橋&一本橋(行者橋)散策

優雅なランチの後、散歩しながらホテルに戻ります。
近くに流れる白石川沿いの京都らしい静かな通りに靭やかな柳並木が粋な佇まい、周辺の暮らしに溶け込んだ風景は、ホッと和みます。
そこに架かる「一本橋」は、華奢で幅がわずかに66cmの手摺もない石橋がとっても風情がありました。よくドラマにも出てくる風景だとか・・


幅が66cmの一本橋


しっかりした石橋(唐戸鼻橋)

今は冬ですが、夏の夜に浴衣を着て夕涼みにぴったりな通りですネ。

ホテルに続く三条通り、ホテル方向には緩やかな坂道です。

途中に見えた赤い鳥居は、「平安神宮」に続く参道です。

ウェスティン都ホテル京都の外観です。
傾斜地に建ち、道路からもさらに登っています。


昔のレトロなロゴ


エントランス

歩いて約20分ほどでホテルに戻りました。
部屋に戻ってしばし休憩です。

2021年4月にオープンしたばかりのSPA「華頂」です。
なんとホテル

営業時間は、6:30~23:00(最終入場22:00)
受付場所は、6階で受け付けて5階ロッカーを利用
利用できるのは、ご宿泊のお客様とフィットネスクラブ会員


ロッカーエリア


奥がSPAエリア

ちょうど訪れたときには、入っている人が2,3人。
よくあるホテルの大浴場というよりも、ヨーロッパ風なSAP空間なイメージでした。
半露天風呂や内風呂、ジャクジー、サウナなど充実した設備を備えています。

新しく掘削された天然温泉「京都けあげ温泉」は、疲労回復や冷え性等にも効用があり、男女ともに半露天風呂を備えております。天然温泉でゆっくりとお寛ぎいただき、心身を癒すウェルネス体験をおたのしみください。(画像など HP参照)


休憩ゾーン(HP参照)


洗面室ゾーン

SPA「華頂」を利用するときには、客室内に用意されている「湯あみ着」を着用しスリッパのまま専用エレベーターで移動。湯上がりにはミネラルウォーターが用意されています。
普通なら私たちは、国内ではSPAを利用することがないので、ちょっとしたセレブ体験となりました。

 居酒屋『よこちょう』

京都2日目夕食は、ホテルから鴨川沿いへとタクシーで移動。
事前に予約を入れて、スタッフからの助言で「刺盛り」も合わせてオーダーしておきました。名前を告げるとカウンター席に案内されました。あっという間に運ばれた刺盛り。10種類ぐらいの旬の刺し身が盛り付けられています。2人前ですがかなりのボリューム、京都らしい鱧やマグロや貝類。

店内は、カウンター席が7,8席と4人席があり、全部で60席もあるそうです。
カウンター越しの厨房では、スタッフがみな忙しそうで、活気がありました。
では生ビールでカンパイ!

次は、松茸の土瓶蒸し!!
関西の居酒屋では東京と違って松茸はポピュラーなメニューのようです。
いい出汁が出ていて体が温まります。

あさりのスープ
こちらも出汁が効いたあさりのスープに柚子皮がほんわりと。

白子(雲子)のポン酢和え
ポン酢と薬味の生姜・もみじおろし・ネギがたっぷりでホワホワの白子がクリーミーでとろけます。

生牡蠣
大きな生牡蠣は、一個でも満足な大きさ。生牡蠣を噛むとジューシーでコクがあり、美味しかった。

居酒屋「よこちょう」は、あまり京都っぽくないくだけた雰囲気のお店ですが、料理を頼むと素早く運ばれてくるし、どの料理も美味しい。お客さんたちの雰囲気も堅苦しくなくいい感じでした。
ごちそうさまでした。

TAXiホテルから < 980円 >
居酒屋『よこちょう』 < 10,750円 >
生ビール、刺盛り、白子、あさり、生牡蠣

»»»»»

帰りはのんびりと風に吹かれながら歩いて帰ります。
せっかくだから、鴨川に出て夜の京都らしい景観も楽しんで・・・

19:30
歩いてホテルに戻る途中、最後はずっと上りの坂道になるのでちょっとキツくなりました。ふぅ~、休み休みたどり着くと・・・

ウェスティン都ホテル京都のロビーは、優雅な雰囲気で大きなクリスマスツリーが暖かく迎えてくれますネ。記念に!

お部屋でデザート

散歩をたっぷりしながら帰ってきたので、ここでデザートにしましょう!
というわけで、朝「弘法さん」で出会った京都の叔母様おすすめの「巴屋の手作りおはぎ」を頂きます!!叔母様たちに感謝しながら・・・

つぶあんは、ほんのり上品な餡で柔らかく うん!イイね。
きなこもお口直しにいい塩梅でした。居酒屋をはしごする予定でしたが、このおはぎを食べるために諦めました。でもこれでせっかくのおはぎをゆっくりと美味しく食べられて、堪能出来てよかったと思います。

今日も一日あっという間に過ぎて、盛り沢山でお疲れモード。
早めにおやすみなさい!! 


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