2004冬の中欧・オペラとビール三昧⑨ プラハ本駅、マラーストラナ地区、カレル橋下のエリアを散策、夜はモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」

「ウィーン・プラハオペラ三昧」旅は9日目、プラハでの滞在は1週間が経ち、今日が最終日。プラハの街の主だった観光スポットは一通り訪れたことだし、今日は気が向くままに街をぶらついてみましょう。プラハ本駅を見たあと、ちょっとだけ郊外のマラーストラナ地区へ登山電車で。昼は、カレル橋下のエリアに行ってランチもついでに。夜の予定は、エステート劇場でモーツァルト2度めのオペラ鑑賞。今宵のプログラムは、私達一番のお気に入り「フィガロの結婚」です。

■ スケジュール 『ウィーン・プラハオペラ三昧』
<2004年>
2月20日(金)成田発ウィーン→夕食後リンク一周
2月21日(土)蚤の市→リンク内街歩き→国立オペラ座→フィガロハウス
2月22日(日)Vienna-Prague 空路で移動、市内散策
2月23日(月)プラハカードで市内散策、夜食はレストランムハで
2月24日(火)プラハ城周辺、夜はビアホール
2月25日(水)技術博物館→夜はオペラ「魔笛」
2月26日(木)新市街地などモーツアルトの家→ドボルザァーク博物館
2月27日(金)ホテル近くを散策、夜オペラ「Tosca」
2月28日(土)マラーストラナ地区→カレル橋→夜は「フィガロの結婚」 このブログ
2月29日(日)Prague-Vienna 列車移動、リンク内側街歩き-王宮
3月01日(月)シェーンブルン宮殿
3月02日(火)美術史博物館、オーストリア応用美術博物館→夜はオペラ「 Carmen」
3月03日(水)Rochusmarkt、フンデルトヴァッサー・ハウス
3月04日(木)Vienna OS51 13:20–へ帰国
3月05日(金)朝成田へ帰国

2004/2/28(土)旅は9日目 ☁☃ 0℃ 小さいサイズのチェコ共和国の国旗 Prague

おはようございます!!今日は朝からあまりいい天気ではありませんね。
さあ、最後のプラハの一日、思い残すことなく楽しみましょう。


アップルパイ


イチゴ

朝は、持参のコーヒーを入れて、昨日購入してあったアップルパイとイチゴで簡単に朝食済ませました。一日3食とも外食するとあまり美味しく感じなくなってきます。気をつけないと!

10:45
午前中はプラハ本駅まで歩き、マラーストラナ地区へ移動します。


きれいな靴のサイン


ちょっと変わったゴミ箱


蜘蛛?レストラン!

駅に向かう道すがら、やっぱりキラリと光るサインが目につきました。建物のクリーム色の外壁が目立ちます。建物の屋上を見たら、独特の形と模様がとっても目を引くドームのようなつくり!!何だろう??
・・・などと思いながら、ぶらぶら歩きます。
やばい!空はますますどんより曇り空になってきましたよ、雨が降りませんように!

プラハ本駅

プラハ本駅は 1871年12月14日に開業、開業時のプラハはオーストリア帝国領であったため、皇帝の名にちなんだ「皇帝フランツ・ヨーゼフ駅」という名称でした。
レトロでノスタルジックな雰囲気がすばらしい!


アーチやステンドクラス


壁やロゴもレトロ


アイアンのフレーム


ホームでパチリッ


ホーム


リニューアル後


リニューアル後

上の2枚の画像は現在(2020年)のプラハ駅の構内を写したもので、私達が訪れた2004年の頃とは雰囲気が少し変わったようです。
プラハ駅は、2006年から2012年にかけて大規模な改修工事が行われ、ガラスの交換、通路や階段のタイル張り補修、電光掲示式やエスカレーターの新たな設置など、近代化とバリアフリー化が進められたとのことです。

プラハ本駅から地下鉄でÚjezd駅まで移動します。
下車し、4分歩いて登山電車に乗り換えます。

登山電車に乗車して3~4分で終点の丘の上に到着しました。

プラハの街を一望しようと出かけてきましたが、あいにくの曇り空。その上、周りには誰も人はいなくて、寂しい限り。昨日や一昨日降った雪がまだ消えないで、周辺に雪がつもっていました。

・・・

眺めのいい場所を探して適当に歩いていたら、道に迷って・・完全に迷子。森の中の小道には雪がたくさん残っていて・・あわや遭難??・・・しそうになりました。
歩き回っているうちに、丘を下りられそうな小道をどうにか見つけることができ、その後、カレル橋の下のエリアになんとか辿り着きました。ふぅ~~。

Sugar Coffee Lemonade

このカフェはクレープのお店だったと思います。
データがなくてあまり覚えていませんが、カレル橋の下の一角に位置していました。

この一皿は、LASO DE GARDAオムレツ

ビールとおつまみにもなるクレープは、野菜やきのこ入り。
このお店のウリはクレープと聞いて訪れましたが、それほど美味しいわけでもなく、今ひとつ、いや、今二つかな?

Sugar Coffee Lemonade < 270
LASO DE GARDAオムレツ、ビール、クレープ

・・・

真ん中に美しい並木が印象的なカレル橋のふもとのエリアです。

ベンチで休憩していると、まるでモーツアルトの居た18世紀に迷い込んできたような錯覚に陥ります。周りは昔のままの建物が並び、誰も人はいなくて、とても静かな広場です。

カレル橋のふもとから橋に上がって・・
観光客を相手にする、こんな可愛いギターを引くマリオネットに出会えました。

プラハ高級スーパー


トマト煮込みなど


燻製の魚など


ウインナー


パンがたくさん


フライ類

デリカテッセンのような高級スーパーがあったので覗いてみました。
美味しそうなおかずが盛りだくさんに並んでいて、サラダや煮込み、揚げ物、ウインナーなどを量り売りしていました。まるでデパ地下のようー。

ホテルの近くのレストラン

今日のお昼がハズレでお腹が空いていますし、夜にはオペラ鑑賞があるので、中途半端な時間ですが、早めの夕食にします。
午後3時頃ですが、うまい具合に、ホテルのすぐ近くにオープンしているレストランを見つけ、入ってみました。

オーダー一皿目は、上の写真にあるガッツリなアイスバインの煮込み
オーすごい、迫力満点!! そしてウマそー!!

グリーンサラダとグラッシュスープ

この一皿は謎のお料理で、たしかピクルスとマスタードとソーセージ?
大きなアイスバインの煮込みは、こってりしていますが、こちらはとっても柔らかくて美味しかったと記憶しています。
お腹がいっぱいになりすぎだぁ~。

(このレストランの名前、記録&メモがなく、今となってはどこだか分かりません。あれはどの辺だっけ?・・・googleマップ写真でも調べましたが、それらしきところは見つけられませんでした。このお店は現在(2020年)はクローズしてしまったようです。)

エステート劇場 / オペラ鑑賞

プラハ・エステート劇場でモーツアルトの2回目のオペラ観劇です。
前回は、3日前に「魔笛」をここで鑑賞しましたが、今回は「Le Nozze Di Figaro(フィガロの結婚)」が見られます。
私達が一番好きなオペラ作品だけに、今日はとっても楽しみぃ!!

開演前にエステート劇場のオーケストラ席を覗きます。
すでに演奏者の楽器が椅子や床に準備されています。

照明が明るくないので、カメラはみんなブレブレな画像になってしまいました。

館内にアナウンスとブザーが鳴り響き、時間通り「Le Nozze Di Figaro/フィガロの結婚」がスタートします。

・・・・・・・・・・・・・

モーツァルトフィガロの結婚 とは(Wikipedia)より

フランス劇作家ボーマルシェ1778年に書いた風刺的な戯曲、ならびに同戯曲をもとにヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト1786年に作曲したオペラLe Nozze di Figaro, K.492)。

オペラの台本は、ボーマルシェの戯曲に基づき、イタリア人台本作家ロレンツォ・ダ・ポンテイタリア語で書いた。

【オペラのあらすじ[MusicaClassica同好会]より

『フィガロの結婚』は、たった一日の中で起こる物語です。
その中で、いくつかの要素が複雑に絡み合います。

1:フィガロとスザンナ

フィガロとスザンナは婚礼の準備をしています。
一方、スザンナは「伯爵のお気に入り」です。

伯爵はスザンナをものにしたいがために、「初夜権の復活」を企んでいます。
フィガロとスザンナはそれを阻止しようとします。

2:伯爵と伯爵夫人

伯爵夫人は「伯爵の愛が冷めてきた」ことを悲しんでいます。

伯爵夫人、フィガロ、スザンナは「伯爵に改心してもらうため」「伯爵をこらしめるため」に計画を練ります。

3:ハッピーエンド

最後にフィガロとスザンナは無事結ばれます。
そして伯爵は伯爵夫人に謝罪し、これまでの行いを悔います。
物語はハッピーエンドで終わります。

・・・・・・・・・・・・・

またたく間に「Le Nozze Di Figaro/フィガロの結婚」のフィナーレです。
パードラ・マードラの挨拶に拍手👏

そしてフィガロやスザンヌとみなさんに拍手👏
「Le Nozze Di Figaro/フィガロの結婚」を劇場で体感するとやっぱり感動のフィナーレです!!ブラボォ~~~!

「フィガロの結婚」は、LPレコード、CD、レーザーディスク、DVD、そしてオペラハウスでの生鑑賞と、これまで数えくれないくらい音楽を聞き舞台を見てきましたが、飽きるということがありませんね!
それにこのオペラは、音楽自体が美しく素晴らしい上、物語としても貴族を風刺した喜劇であって楽しく観ることができ、そして最後はハッピーエンドとなるため見終ったあとも清々しく幸せな気分になれるところがイイ!!

今回の公演も良かったですよ!!ましてや、昔、プラハの市民に熱狂的に支持されたエステート劇場での公演を、今日は200年もの時空を超えて共有することができたのですから・・・、あー、満足、幸せ!!

・・・
プラハの最後の夜はホテルに戻っても、
まだまだフィガロの結婚のはじめのメロディーが宙を舞っていて、興奮冷めやらず、
お昼に高級スーパーで購入したチーズ&ハムとビールで、

「プラハの街&フィガロの結婚」に乾杯!

二次会が遅くまで続きました・・

おやすみなさい


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