2004冬の中欧・オペラとビール三昧⑬ ウィーンもいよいよ最終日、フンデルトヴァッサー・ハウス建築探訪、レオポルド美術館、最後の晩餐

「ウィーン・プラハオペラ三昧」旅は13日目、いよいよこの旅の実質最終日となりました。
明日のお昼の便で日本に戻らなくてはなりません。思い残すことなく、今日も一日、ウィーンの街を散策します。

■ スケジュール 『ウィーン・プラハオペラ三昧』
<2004年>
2月20日(金)成田発ウィーン→夕食後リンク一周
2月21日(土)蚤の市→リンク内街歩き→国立オペラ座→フィガロハウス
2月22日(日)Vienna-Prague 空路で移動、市内散策
2月23日(月)プラハカードで市内散策、夜食はレストランムハで
2月24日(火)プラハ城周辺、夜はビアホール
2月25日(水)技術博物館→夜はオペラ「魔笛」
2月26日(木)新市街地などモーツアルトの家→ドボルザァーク博物館
2月27日(金)ホテル近くを散策、夜オペラ「Tosca」
2月28日(土)マラーストラナ地区→カレル橋→夜は「フィガロの結婚」
2月29日(日)Prague-Vienna 列車移動、リンク内側街歩き-王宮
3月01日(月)シェーンブルン宮殿
3月02日(火)美術史博物館、オーストリア応用美術博物館→夜はオペラ「 Carmen」
3月03日(水)Rochusmarkt、フンデルトヴァッサー・ハウス このブログ
3月04日(木)Vienna OS51 13:20帰国の途へ(機中泊)
3月05日(金)朝成田へ帰国

2004/3/03(水)旅は13日目 ☁ 0℃ Vienna

今日も曇りがちな冷たい風もあるとても寒い朝です。
あまりの寒さに、ゆっくり目に出かけます。

11:00

ホテルの階段まわりのフェンスとエレベーターがとってもレトロな趣です。
長い歴史感じますネ。
では、今日はまずはウィーンの街のなかの個性的な建物探検から。
地下鉄に乗ってリンクの外側にあるRochusgasse駅で下車します。

Rochusgasse駅を出ると目の前にRochusマーケットがありました。
折角だからちょっと覗いてみましょう。

Rochusmarkt/ロッフスマルクト

野菜やフルーツ、花、お肉など食料品や日用品などが揃うマーケット、またカフェやレストランもあり、一年中がハイシーズンで季節ごとにいろんな魅力にあふれています。
ウィーンのマーケットは、地域のクリエイティブな若者なども多く、いろんな仕事や人々のコミニュケーションの場としての役割も担っているそうです。


種類豊富なサラダ


雪も残っています


美味しそう!

今日はかなり寒いのでお客さんがあまり歩いていなくて、さみしげなマーケットでした。
でも揚げたて、出来たてのお惣菜がたくさん並んでいて、美味しそうな匂いが漂っていました。ぐっと我慢して次へ。

マーケットからは歩いて移動します。
歩いていると・・

< Palais des Beaux Arts >

美しいアールヌーボー様式のこの建物 Palais des Beaux Arts(パレ・デ・ボザール)は、もともと、ファッションの中心地であるシックパリジャンの本拠地として1908年に建てられました。その後、1994年以降はリトアニア共和国とモルドバ共和国の大使館が置かれていました。現在は、アパートとして使用されているとのこと。
そのためもあって残念ながら建物内部は見ることができませんが、外からは外壁や上部
のフレスコ画などを自由に眺めることができます。
アールヌーボー全盛期の魅力的な建築物は、良い状態で保全・利用されていて、今もその輝きを失っていませんね。素敵です!

フンデルトヴァッサー・ハウス/Hundertwasser

この斬新な外観は、オーストリア・ウィーン生まれの芸術家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーがデザインした建物です。フンデルトヴァッサーは「自然との調和」をテーマにした個性的な作品が有名です。

フンデルトヴァッサーハウスは集合住宅で、カラフルな色彩と美しい曲線がおもちゃ箱のよう、そんな楽しい外観です。そして居住者は、外壁やバルコニーなどを好みに応じて自由変えることも可能で、屋上などには200本以上の木々が植栽されているようです。
まるで都会のオアシスですネ。

窓一つ一つが違った表情にデザインされています。
この外壁のタイルの貼り方もとっても難しくって時間がかかりそうですヨ。
あえてズラしたり、湾曲にしたり、不揃いにしたりと、手間がかかりそう。

トイレだってとってもかわいいデザイン、こちらもタイルの貼り方も独特で、観察していると、ついつい長居したくなる楽しい空間でした。真っ白なタイルに可愛いな色彩で楽しませてくれます。

アートカフェ(フンデルトヴァッサー・ハウス内)

フンデルトヴァッサーハウス内にあるカフェでランチにします。
フンデルトヴァッサーハウス内は居住者がいるので、建物内は見学することができませんが、カフェも同じコンセプトでデザインされているので、室内のデザインや雰囲気は掴めます。

レストランは多国籍料理なメニューが用意されていて、私達はシチューとパスタ、ビールのランチにしました。

カフェ内のインテリアは、カラフルな色彩と緑がとても上手に融合してホッと温まる空間でした。緑の植栽をたくさん取り入れているの、まるで都会のオアシスのようです。
また至るところに曲線の美が散りばめられているので、心が和み落ち着く空間です。

フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーは、色んな国を訪れて、一時期は日本に住んでいたこともあるようで、「風呂敷」に惚れ込みデザインをしたり、東京や大阪には彼のデザインした建物も実際に見ることもできるとのこと。
個性的なデザインと独特な感性にはとっても惹かれるものがあります。
今度、日本でも彼がデザインしたというその建物をぜひ覗いてみたいものです。

・・

ではトラムに乗って次に移動します。
曇り空で気温もぐっと低くなってきています。寒いっ!


ピンクのタクシーがキュート!


階段の先のウィーンの路地裏が素敵

LEOPOLD MUSEUM/レオポルド美術館

王宮に近いミュージアム・クォーターのレオポルド美術館は、美術愛好家ルドルフ・レオポルドが収集したオーストリア現代美術を代表する数百点の名作が展示されています。
レオポルド美術館の常設展には、絵画、グラフィック、彫刻、写真のほか、ガラス、陶磁器、金属、テキスタイル、皮革など工芸品や宝飾品やアクセサリーや椅子など家具もわかりやすく部屋の内装として再現されています。洗練された展示空間はウィーンのモダンアートを鑑賞したいという方々にとって必見の美術館でオススメです。

白いライムストーンを建材とするキューブ状の建物は、総面積5400m²のフロアに美術館の貴重なコレクションが常設展示されているほか、多彩な特別展の会場となります。

カフェ・レオポルド

鑑賞したあとはカフェで一休みします。
窓のガラスにもレトロなカフェのロゴがおしゃれに見えます。

カフェの窓越しの建物です。
シェーンブルン宮殿とほぼ同じクリームイエローの外壁です。

・・

このあと最後の時間ですが、思ったよりも冷え込んできたので、ホテル戻り夕飯までの時間を荷物の整理などしながらゆっくりと過ごします。

Oswald & Kalb

19:30
ウィーンでいただく夕食は今回これが最後。
なので、ちょっと奮発して高級レストランの「Oswald & Kalb」へ。
(データーが残っていなくてかすかな記憶だけですが、・・・店名はこのようだったような気がします。でも、googleで調べた範囲ではこの店は今でも営業しているようです。)


最初は、たっぷりとした2種のスープ

次は、エビとバジルのパスタ

メインは、牛肉の煮込み

ちゃんとデザートまでいただきました。
ピスタチオソースのクレープ?だったかなぁ。

こんな感じでウィーンの最終日が終わりました。
明日は午前中に空港まで行かないといけません。
ホテルに戻ってザッとパッキング済ませて、
そして、最終ビールで乾杯して・・

おやすみなさい


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