コロナ禍でしばらく中断していた旅ブログのアップを再開します。
再開第一弾は、2021年3月に旅した『JAL&観光特急で行く 下関・小倉・福岡グルメと日田温泉』です。
私達はANAのSFC(スーパー・フライヤーズ・カード)を保持している関係で、国内・海外での飛行機利用は原則ANAを選択するようにしていますが、時折、JALを利用することもあります。なぜかといえば、私達はANAのほかブリティッシュ・エアウェイズの会員でもあり、貯まったAviosポイントの消化のためにこれを特典航空券として利用できる同じ「ワンワールド」グループのJALを選択することがあります。
ブリティッシュ・エアウェイズのAviosポイントは、3年間のうちにポイントの増減があればその時点から更に失効期間が3年自動延長されるので、少なくとも3年に一度はJALに特典航空券で乗ることにしています。Aviosポイントは2016年頃から数年続けた「陸マイラー活動」で集めたポイントが未だにそれなりの量が残っていて、失効しないよう時々JALに乗るということにしています。(ちなみに、Aviosポイントは、これまで韓国・釜山、京都・大阪の旅に利用してきました。)
[2017年5月韓国・釜山 Avios利用の旅]
[2019年12月京都・大阪 Avios利用の旅]
今回は、北九州空港までJALを利用し、北九州エリアをあちこち訪れます。
3泊4日の旅程のうち最初の2泊は小倉として、ここを拠点に、下関・門司・小倉の街をあちこち観光したり食べ歩き飲み歩きします。そして旅の後半では、観光特急「ゆふいん」号に乗って日田を訪れ、古い街並み散策と温泉に宿泊、そして最終日には、再度観光特急に乗って福岡の街へ、という盛り沢山、欲張りな内容にしました。
詳しくは・・以下で、さあ出発です!
2021/3/14(日)1日目 ☀ 東京~北九州
下記は本日の移動MAPです。
羽田から北九州空港へJALでフライト、小倉駅から下関駅~門司港、夕方は小倉に戻って、美味しい魚を食べに居酒屋へ。
05:40
おはようございます❗️
今日はまだ日が昇る前にスタートです。
3月中旬ですが、まだまだ朝早くは寒い!
今回の旅は、JALで一気に九州へ飛んで、九州では主に特急列車の移動です。
訪れる街々ではガンガン歩き回る予定でいますが、長いことコロナでぐーたら生活に慣れきった身体では果たして大丈夫でしょうか?
不安もありますが、では羽田に向かいます。
久しぶりの JAL。京急で羽田のホームに降りるとターミナル2ではなく、反対側のターミナル1へ向かます。いつものANAとは、勝手が違って戸惑います。
私たちは、ブリティッシュエアウェイズのマイル(Avios)を使ったJAL国内線の利用となるので、まずはネットで取得したAviosの予約プリントを持参して、JAL国内線カウンターで発券してもらいます。
JAL国内線カウンターで手続きし発券、荷物も一緒に預け入れできるのかと思ったら、隣のエリアに移動して自分でやらなければならないようです。
荷物の預け入れるエリアです。
簡単な手続きでコロコロを預け、ちゃんと半券も取って大事に保管しました。
いつもはこのあとANAラウンジに向かうのですが、JALの航空券ではラウンジは使えません
ラウンジの代わりに、どこかで空弁を購入して、朝ごはんを人の少ないエリアでさっと食べることにします。
今日はこのエリアはまだ人がほとんどいませんヨ!
先程空弁屋さんで購入した朝ごはんの天むすとカツサンドをいただきます。
あらっ!大きな窓から見える、美しい澄んだ青空がキレイ!
えっ!!よく見ると・・
思いのほか大きくて近くに富士山が、くっきり見えています。
雪に覆われた富士山のシルエットが青い空に浮かんでいるようです。
本日のフライト[JAL0373]
羽田8:05発 ⇒9:50着、北九州空港(KKJ)行きです。
そろそろアナウンスで機内に誘導が始まりました。
[JAL0373]の機内は6割ほど。
まもなく時間通り、TAKEOFF!
飛び立った後、眼下には「東京ゲートブリッジ」がクッキリと見えています。
今日はいつになくきれいな青空で遠くまで見渡せています。
富士山はどうかなぁ~
あぁー!失敗でした。
実は北九州へのフライトは久しぶりなので、記憶違いしていました。
富士山見えるのは向かって左側のシートなんですネ。
少し前ちょうどアナウンスで、「ただいま眼下には、雪をかぶった堂々と佇む富士山が見えますよ!」って言ってました。
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あっという間に、無事北九州空港に到着しました。
空港周辺は、雲に包まれていますヨ!
北九州空港から小倉駅まで運行しているエアポートバスで移動します。
リムジンのチケットはどこで購入かなぁ?
エスカレーター降りると出入口が2ヶ所、左手側に自販機がありました。
エアポートバスチケットを購入。
北九州空港から外に出ると、左側すぐのところにバスのりばがありました。
事前にチェックした時間は10:15発、時間があまりなくてほとんど空港内はスルーです。
でもコンパクトでわかりやすい空港で良いですネ。
少し並んでいるとまもなくバスが到着して、乗り込んで出発。
北九州空港から小倉駅を目指してバスが走り出しました。
すぐ見えてきたのは、「新北九州空港連絡橋」、約40分で小倉駅へ。
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小倉駅新幹線口下車して、駅コインロッカーに荷物を預けて、今日のメインミッションの山口県下関へ、JR山陽本線に乗ってバタバタと移動します。
ここ小倉は九州の福岡県北九州市小倉北区、でも本州の山口県下関まではほんの20分で着いてしまいます。
JR山陽本線で小倉駅から下関駅へ向かう時に、九州から本州に渡る車窓から「巌流島」が見えるかなぁ?と思っていたら、なんと地下に潜るんですネ。少しがっかり。
11:30
ハイ!本州の山口県の下関駅に来ています。
かなりすんなりと、数回の乗り継ぎがロスなく繋がっているので、思ったよりも早い時間に到着です。
JR下関駅の改札を抜けると天井から下がる無数のふぐの提灯がお出迎えです。
あぁ、「ふぐ」の名産地でしたネ。
この後はバス乗り場を探します。バスのりば1・2・3どれに乗っても目的の場所に行けると表示されていますが、どれもなかなか来ないんですけど・・
市内バスが来たら、地元の方が親切に「これに乗るといいよ」と声かけてくれました。
親切!
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下関駅→バスで赤間神社へ所要時間約10分。
上記は、下関の観光ガイドマップ。
● 赤間神社
ここは、源平壇ノ浦の合戦で入水された安徳天皇を祭神する神宮、明治の神仏分離令により「赤間神宮」と改称されました。外観は朱と白の龍宮城のような外観です。
阿弥陀寺時代の逸話で、小泉八雲(ハーン)の怪談で有名な「耳なし芳一」の木像が祭られている芳一堂がもあります。
今回の旅の無事を祈って、お参りします。
ちょうど国際カップルが着物姿で写真撮影していました。
なんでも、結婚したばかりのお二人で、明日から下関から転勤になるので記念に撮影しているんだそうです。お幸せに!
もうひとり振り袖の女の子がいて、二十歳の妹さんのようです。
では次は・・
● 春帆楼・日清講和条約記念館
「春帆楼」のスタートは、明治10年に阿弥陀寺の方丈を買い取り、蘭医の藤野玄洋が医院を開業。その死後、伊藤博文の勧めがあって、旅館料亭を開業して、ふぐ料理公許第一号として有名なお店になりました。
そして春帆楼は、歴史的にも重要な場面にも立ち会っています。
明治28年(1895)、日清戦争で日本が戦勝し、伊藤博文と李鴻章が春帆楼の二階にあった大広間にて、講和条約を締結しました。
1931年竣工した日清講和記念館には、当時のままの様子を再現した場面が残されています。
次は春帆楼の横から続く道を歩きます。
この道は、講和条約を締結するために、毎日李鴻章達が宿泊先から歩いて通った小道のようです。車道から一段高くなっているので、眺めが良くなっています。
近くには、下関出身の世界的オペラ歌手「われらのテナー」として親しまれ藤原義江記念館(紅葉館)もあるようです。
次は・・
● 唐戸市場
唐戸市場は、地元の漁師からの魚を直接販売しており、地方卸売市場としては全国的でも珍しい販売形態の市場です。
ふぐはもちろんものこと、タイやハマチの市場としても有名、「関門の台所」とも言われて地元や観光客にも愛されています。
唐戸市場に訪れたのが日曜の昼時、毎週末と祝日に「活きいき馬関街(ばかんがい)」を開催中のようです。思ったよりも多くのお客さんが市場の中で買い物しています。お寿司やエビフライ、お味噌汁などすぐに食べられるモノを購入しています。
唐戸市場内 『市場食堂よし』
本日のランチです。
唐戸市場内にある「市場食堂よし」は、2階に上がったすぐの場所にあります。
お昼なので並ぶことを覚悟して訪れましたが、ちょうど一巡したところ、すんなりと座れました。数分後は、もう数人が並んでいて人気店のようです。
下関に来たからには、地元のふく刺・唐揚げが付く「ふくふく定食」と生うに一枚ごと付く「生うに定食」を頼みました。ふく刺・唐揚げは下関の名物で間違いなしですが、生うには粒が小さいながら味が濃くて美味しかった!
ごちそうさまでした!
『市場食堂よし』 < 5,200円 >
ふくふく定食、生うに定食、生ビール3
● 唐戸ボードウォーク
日曜日のちょうど午後1時です。
先程の唐戸市場の、あの混雑する中でお惣菜を購入している人達はたくさんいたけど、どこで食べているんだろう~っと思っていたのです。
あっ!なるほど、みなさん、市場外の海側・関門海峡の景観が楽しめる「唐戸ボードウォーク」で腰掛けたり芝生の中で、買ったばかりの料理を思い思いの場所で食べていました。
このシステムはかなりの人数が一緒に食べることできるし、美しい景観もあるし、気持ち良い海風と一石二鳥なエリアですネ!それにしてもたくさんの人数が集まっていますヨ。
今日は対岸が霞んでよく見えませんが、天気がいいなら門司港の美しい景観が見られるそう、残念です。
そして夜になるとこの周辺はライトアップされて、ロマンチックな景観が楽しめるそうです!
● 旧秋田商会ビル
大正4年に建てられた西日本初の鉄筋コンクリートの建物です。
外観は洋風ですが、2階はまったくの和風の畳の部屋でした。
屋上には珍しく、この時代から屋上庭園があったようですが、数年前の台風で、現在は工事中で見ることが出来ませんでした。
● 下関南部町郵便局
お隣に立つこの建物は、郵便局です。
明治33年(1900年)の日本最古の現存郵便局舎です。
下関の発明家「俵谷高七」が考案した日本初の赤ポストの発祥地です。
● 旧下関英国領事館
明治39年(1906年)に建てられた日本に現存する最古の領事館です。
1階は無料見学できますが、2階は現在 Cafeとして営業しています。
下関は、思いのほかノスタルジックな建物が点在していて、当時は国際都市として繁栄していたことが伺えました。
● 関門汽船
下関から対岸に見える門司港へ関門汽船で移動します。
乗車時間は5分、門司港と唐戸港の間を20分間隔で頻繁に運行しています。
関門橋を見ながらあっという間、ゆっくり景色を見る間もなく門司港へ渡ってきました。今日は穏やかな天気でしたが、デッキは波で濡れていて、まだちょっと寒く感じますネ。
● 門司港
門司港に降りてウォーターフロントプロムナードを歩くと先に橋が見えてきました。
右手にはレトロなビル?「プレミアムホテル門司港」のようです。
はね橋「ブルーウィングもじ」を渡っていると橋のスタッフが現れ、もうすぐ跳ね上がりますよっ!とアナウンスしていました。
はね橋は、開閉に約20分間程かかるそうです。
そしてほとんど船は通らないけど、時々観光船が通過するぐらいだとか???
● 旧門司税関
こちらの建物は、昭和の初期まで税関庁舎として活躍していた建物です。
現在は、1階が税関関係の資料などが展示されたり Cafeも併設、上の階はギャラリーや展望室です。展示物には、現在の密輸したモノがどのように隠されたか?などを解りやすく展示されていました。
明治45年(1912)に、レンガ造りの瓦葺き2階建て構造の風格ある凛々しく重厚な外観が印象的です。
● 大連友好記念館
「大連友好記念館」は、1994年北九州と大連の友好都市15周年を記念し、周りに溶け込むように建設されました。煉瓦色と白のコントラストがひときわ目立っていました。
1階はレストランで2階は自由に休憩できるそうです。
次は「門司港レトロなハイカラ」なエリアを散策します。
● 旧大阪商船
ここはかつて大陸航路の拠点とされた建物です。大正6年(1917年)の建設で、八角形の塔屋と鮮やかな外観が目印で、灯台としての役割もあり門司港のランドマークでした。
1階は乗船する船の待合室として利用されていたそうです。
現在は北九州出身の「わたせせいぞう」のギャラリーとなっていました。
入口のテラスギャラリーがとてもセンスが良くて、おしゃれな空間でした。
● 旧門司三井倶楽部
大正10年(1921年)、ヨーロッパ伝統の木造建築法で建設された「旧門司三井倶楽部」は、三井物産の接客の宿泊施設でした。アインシュタインの宿泊した部屋を再現したコーナーなどが展示されています。現在は社交場を改装してレストランも併設されています。
● 九州鉄道記念館
「九州鉄道記念館」に来ています。
わぁ~!入口から長く続くオープンギャラリーには、日本の鉄道歴史を物語る歴史的な実物車両が、ピカピカに磨かれてズラリと鎮座しています。
いろんな時代の車両が並んでいて、奥にある寝台列車の車内には実際に乗車することも出来ました。懐かしや!
隣に立つ建物が明治時代の赤レンガ造りの建物で、旧北九州鉄道本社でした。
九州各地の鉄道歴史などを展示紹介されています。
ジオラマや当時使われた列車のエンブレムや駅弁の包やグッズなど、鉄道ファンには珍しいお宝がモリ沢山に展示されています。
見どころいっぱいで、ついつい懐かしくレトロで楽しい記念館でした。
● 門司港駅
下関~門司港をグルっと回って門司港駅です。
ではいまから、スタート地点の小倉駅に電車に乗って戻ります。
レトロの雰囲気満載の駅舎、特にホームの駅名の案内板や木造の雰囲気は昔のままの姿が今でもとても懐かしいネ。ホームに電車が来たので乗り込んで、小倉駅までは約15分とあっという間でした。
● ダイワロイネットホテル小倉駅前
小倉駅から数分の中心地にある「ダイワロイネットホテル小倉駅前」です。
ビジネスホテルなのでコンパクトなお部屋ですが、いつもとちょっと違うのは、バス・トイレ洗面台がユニットではないことです。
近頃オープンのホテルは、日本の家庭と同様にバスタブと洗い場を一緒にして、ドアで仕切り、外にトイレ・洗面台を配置するスタイルが主流のようです。(絶対これが良いですよね、使う方も掃除するスタッフも)
海鮮居酒屋『味楽』
ここは、海鮮が魅力で人気のある居酒屋『味楽』に来ています。
そして釣りサバ刺ゴマ醤油がすごく美味しい食ってびっくりしました。もともと私たちは〆サバ大好きですが、サバ刺ゴマ醤油が気に入りました。レシピは小一時間タレに漬け込むのがミソだそうです。そして白身魚中心の刺身盛りも◎でした。
生ビールで小倉の一日目にカンパイして・・
揚げたての蛸唐揚も柔らかい!
メニューから選んだ「豆腐とアラ煮」です。
ほどよく味が染み込んで、お豆腐も美味しかった。
姫アワビのバター焼き。
こってりバターの効いたお醤油味が香ばしくて美味しかった。
れんこんチップもいい感じです。
お店ではカウンター席に座り、カウンター越しの黒板に今夜のおすすめ料理が並んでいて、心地よい雰囲気でした。
さすが九州、生きの良いお魚いっぱい食べて満足です。
この辺で小倉の二軒目に行ってみよう!
海鮮居酒屋『味楽』 < 9,600円 >
釣りサバ刺ゴマ醤油、刺身盛り合わせ、魚のあら煮、姫アワビのバター焼き、蛸唐揚げ、生ビール、日本酒
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小倉の夜の居酒屋はしごの2軒めに移動します。
ずっとアーケードを歩き、旦過市場の入り口に来ています。
はしご酒と〆のラーメン『角打ち丸和前』
小倉の夜の居酒屋はしごの2軒めは『角打ち丸和前』、
旦過市場の入口のすぐ横にあります。
間口が狭く縦長くカウンターが伸びています。
私たちは、入口の屋台風な大きなおでん鍋に囲まれた席に座りました。
小倉のおでんは、ちょっと濃い目に彩られています。
何種類あるのか?そのおでん種の中から、大根・玉子・こんにゃく・スジ・れんこん・菜の花などを選び、女将さんがささっと器に取り入れてくれました。
熱々がうれしい!温まりますネ。
〆のネギラーメンは、コクもありなんとも言えないスープが絶品でした。上に乗っているネギもさっぱりとして、小倉の初日〆もごちそうさまでした!
今日はいろんなところ訪れて、長~い一日、いいスタートでした。
おつかれ&おやすみなさい
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