2012 Angkor Wat② 今日は終日 アンコール・トム&アンコール・ワットの遺跡巡り

旅は2日目。今日はいよいよ憧れの世界遺産アンコールワットを精力的に巡ります。考えている以上にたくさんの遺跡群と広さがあるので、体力・体調に配慮しながらがんばります。

■ スケジュール 『シェムリアップ – ホーチミン』
<2012年>
1月08日(日)成田発ホーチミン経由シェムリアップへ
1月09日(火)アンコール・ワット世界遺跡観光 このブログ
1月10日(水)スラ・スランのサンライズやマーケット
1月11日(木)ロリュオス遺跡、ラッフルズでハイティー
1月12日(金)シェムリアップからホーチミン、夜フレンチ
1月13日(土)ベンタイン市場・ドンコイでショッピング
1月14日(日)ショッピング、ハイティー、マッサージ
1月15日(月)夜中便、朝成田へ帰国

2012/1/09(月)旅は2日目 シェムリアップ

今日にスケジュールは、午前中にアンコールトムのバイヨンとプリア・カンを訪れ、その後ゆっくりランチをとって、午後はアンコール・ワットをたっぷりと観光します。

07:30
おはようございま~す。
うわぁ~、朝から太陽はサンサンと降りそそいでいます。
終日遺跡巡りで体力も必要でしょうから、朝ごはんもしっかりといただきましょう。

ここゴールデン・テンプルホテルは朝食付きで予約しました。
さて、どんな朝ごはんが用意されているのかな、楽しみ!

屋根付きのオープンエアーのカフェテリアで朝食をいただきます。
メニューは3択で、フランスパン・トースト・バナナパンケーキから好みのモノを選びます。

フランスパンのセット

トーストのセット

パンケーキのセット 三角錐のバナナの葉のウォームカバー♡


バナナパンケーキ

3人それぞれ違ったメニューを選び、みんなでシェアしました。
バナナパンケーキはサーブされた時にパンケーキの上にバナナの葉で作ったウォームカバーがキュートで開くのがワクっとしました❗️

それぞれトレーに乗った朝食は、東南アジアのリゾート感たっぷりの演出で、幸せ気分を楽しませてくれました。
さあ、たっぷりと食べて暑さに負けず遺跡に行こう~!

朝食カフェテリアにも館内いたる所に、仏像のオブジェや大きな蓮花のオブジェやクメール文明のオブジェが飾ってあります。
少しだけ館内ツアーを。


不思議なオブジェ


仏像


通路にはベンチ

館内の庭の樹木と合わせて廊下にも観葉植物などの緑をふんだんに使って、いい雰囲気作りのインテリアです。おかげで、街の中にあるホテルですが、山や海のリゾート気分にさせてくれます。


1Fのロビー


大通りが見えるベンチ


建物と同じ色のチェアー


蓮池


緑の植栽

雰囲気ある小さなプールです。ヤシの木やプールベンチ、白布のパラソルなど上手な演出に拍手です❗️

では部屋に戻って暑さ対策を考えて遺跡巡りモードになって出かけます。

<アンコール遺跡探訪>

『アンコール・ワット』は知らない人がいないほど有名で、長い年月密林の奥深くに人知れず静かに眠り続けていた、世にも稀なカンボジアの世界遺産です。今から130年前にフランス人博物学者が荒れ果てた遺跡群を再発見されて、現在に至ります。

アンコール遺跡は、9世紀初めから15世紀前半にかけて栄えたクメール王国のアンコール王朝が残した遺跡群で、1992年ユネスコの世界危機遺産に登録されました。世界から数多くの救済チームが修復作業に参加し遺跡エリアの中心を修復し、2004年世界文化遺産に登録されました。現在もなお、各エリアで修復作業は継続しています。

日本からも、これまで匠の石職人の修復技術をはじめ、ボランティア人材、修復費用などが投入され、アンコール遺跡のバックアップしているとのこと。頼もしいですね。
そういえば、2002年頃、タイの東北部にある小さな町を私たちが訪れた時、夜のレストランで一人の若い日本人男性と知り合い一緒にビールを飲んだ時のことが思い出されます。彼はアンコール・ワットの修復作業のため日本の大学から派遣されやって来たとのこと。その時は、私たちもタイの東北部にあるクメール遺跡観光の旅だったので、遺跡の魅力や修復技術のことなど、話が盛り上がり楽しい時間を共に過ごした記憶があります。

アンコール遺跡のエリアは大きく4つに分かれ、
遺跡群北部(街から車で1.5時間の場所、整備が進み観光可能に)
アンコール・ワット、アンコール・トム周辺
遺跡群東部(アンコール・トムの東側エリア)
ロリュオス遺跡群(アンコール・ワット以前に王朝があった所)

今日はアンコール遺跡の中心に位置するアンコール・トム / アンコール・ワットを主に訪れたいと思います。

アンコール・トム

遺跡巡りのスタートはまずはホテル前のTUKTUKと交渉して一日チャーターします。
なにしろ遺跡を効率よく回るための足を確保します。
そして最初に目指すは、アンコール・トムですが・・
その前に「エレファント・ライディング」にGO!


アンコール・トムのMap
①バイヨン寺院
②バプオン
③王宮
④ライ王のテラス
⑤象のテラス
⑥ピミアナカス

<エレファント・ライディング>

ホテルからTukTukで走ること約30分、約8kmのアンコール・トム遺跡の近くに到着しました。最初の遺跡との対面は、なんと象の背中に乗って高いところから、見学したぁ~い!
と3人で意見が一致しました。


太い樹木の周りの象乗り場


象と象使い

これが人気のエレファント・ライディング❗️
のんびりと一歩一歩遺跡に進む、歩いて近づくのとは一味違って優雅に揺られながらバイヨンに近づいていきます。


この象使いのユニホームの背中にポケットがついていて、なんとTipsと刺繍されているんです。お札用かなぁ?

象使いのユニフォームは、ちょっと面白い✨アイディア過ぎて、笑っちゃいました
あれっ、象の頭の毛か産毛か?何でしょうか?

では南南大門からバイヨン前までゆっくりと象の背中に乗ってゆっらゆっら
思ったよりも左右に揺られながら・・

バイヨン寺院


じゃ~~ん ❗️❗️✨❗️
南西角のバイヨンに象で来ています!!
空に雲ひとつなく、空の青と遺跡と緑と!アンコール遺跡の最初に見たこの上もなく美しい景観で、感動しました。その上象の背中からパチリ・・

この後チップを渡して象から下りて、自分の足でバイヨンを鑑賞します。

バイヨンはアンコール・トムの中央にあり、正面は東側入口で広い砂岩のテラスがあります。建築全体は三層に分かれており、高さ約43メートルといわれる中央祠堂を中心に、その第一層に二重の回廊が配置された構造となっています。

<観世音菩薩の四面仏塔>

アンコール・トムの中央に位置するバイヨンには、“クメールの微笑み”とされる四面仏塔が、そびえ立ちなんとも摩訶不思議な空間です。

✨顔、顔、顔が・・

<バイヨンのレリーフは迫力満点、凄い>

クメール軍が戦っているシーン

戦いの勝利を祝うパーティー準備のシーン

兵士が船に乗って渡っている、海には魚が泳いでいるシーン

ヴィシュヌ神に捧げものをする人々のシーン

バイヨンの第一回廊の壁面は東西160m南北140mで、クメール文化の当時の日々の生活が見えてくる一大絵巻物で埋め尽くされていました。

魚釣り、狩り、食事準備風景、遊び、戦い、商談、祈りなどの様々なシーンがリアルな表情が生き生きと描き出されています。それぞれのシーンでの顔の表情や仕草が飛び出してきそうな迫力!!細かく見ていると時間を忘れて、立ち止まってしまいます。

象のテラス・ライ王のテラス

バイヨン寺院は城内の中央に位置し、四方に十字に道が広がっています。
北門から方向、王宮前にある約高さ3.5~4m像のテラスと高さ6mのライ王のテラスが続いていました。

鼻先の蓮華

象のテラスは約300mの壁面には、名前の由来どおりに行進している象やガルーダのレリーフが彫られていました。かつて儀式や式典に使われたとされています。


緻密な壁画


ライ王像(レプリカ)


ガルーダ

ライ王の像(レプリカ)にお参りしています。
ちなみにライ王はライ病にかかった王と考えられていたそうです。

ピミアナカス

中央祠堂の階段

王宮内部にある三層のピラミッド型寺院です。
急な階段を登ると回廊の屋根越しにはパプーオンや男池や森などが見渡せ、スケールの大きさを感じられます。当時は王が儀式を行なうための寺院だったと言われています。

パプーオン

第一回廊東塔門

空中参道の円柱

中央祠堂

パプーオンへと続く空中参道
パプーオンは 、「隠し子」という意味をもつこの遺跡で三層からなるピラミッド型寺院です。以前はバイヨン寺院よりも高さがあったと言われています。

12:30
駆け足で回ったアンコール・トム、初日なので午前中はこの辺で休憩しないと、暑さと熱気で熱中症になりそうな環境です。遺跡巡りはほとんど休憩する場所がないのが玉にキズ。
(ここで閃いた日差し対策は、麦わら帽の側面に持参したインド更紗大判ハンカチを安全ピンで留めた。これ◎↑)

とりあえず街に戻ってゆっくりとランチタイムにします。

セラントラ・レストラン(Selantra Restaurant)

シェムリアップのワット・ボー通りにあるカジュアルでセンスの良いレストラン。
とても雰囲気がいいのは、クメール人とフランス人がオーナーのお店で、ワンランク上の西洋料理や創作クメール料理が堪能できます。

店内のインテリアも白い壁に紫のアクセントが効いています。
天井を高くして空気の通りを考えた設計は、東南アジアの良さとフランス仕込のセンスの良さがスタイリッシュでリラックスできる素敵な空間づくりとなっています。

午前中は通しで遺跡巡りしていたので、乾燥と暑さでバテバテになりました。
日陰もないので、気をつけないと。

ではアンコール・トムにカンパイ!

シェムリアップのカジュアルなレストランで、こんなドラマチックな一皿と出会えるとは、びっくりします。絵付けのお皿もおしゃれだし盛り付けも最高!

クメール料理のスープ

クメール料理のワンプレート

デザート
スタートのお皿と最後のお皿は、同じ手書きの模様で統一された陶器を使い、フレンチらしさが現れています。

私たちが座ったテラス席は、木陰があって、時々微風が吹いて心地よい空間でした。
一皿一皿を抜群のセンスの良さで仕上げ、目でも舌でも十分楽しみました。

注)レストランを訪れたのが2012年1月でしたが、現在は残念ながらクローズされているようです。

昼食のあとは、再びTukTukに乗って遺跡エリアに戻り、
午後は待望のアンコール・ワット観光です。

アンコール・ワット

西参道

クメール建築の傑作で最高峰の大伽藍は、南北1300m、東西1500m、幅200mの環壕に囲まれた東南アジアにおける最大級の石造建築です。大伽藍のシンメトリーな幾何学模様は見る人すべてを魅了する神秘的な美しさです。
カンボジア国旗の中央にも同国の象徴として描かれています。


西参道


東南アジア共通の袈裟の色を着たお坊さん

アンコール・ワットの正面は西参道から入ることは、不思議のひとつとされています。
クメール建築の正面は東が基本となっています。


西参道入り口のシンハとナーガ


西塔門のナーガ


西塔門


写生をする人

第一回廊のレリーフ
南北180m東西200mの第一回廊の壁には、様々な神話や物語が描かれています。一つも物語のようにストーリー性のある絵巻物のような流れが表現されているそうです。

第二回廊への階段
アンコール・ワットらしくちょうどシンメトリーな記念すべき3ショット ❗️
欧米人が声かけてくれて、シャッター押してくれた素敵✨な一枚です。

アンコール・ワットの美しい装飾の連子窓

連子窓の間のデヴァター
ギャラリーのように並んでいます


連子窓とデヴァター


2つに結い上げた髪型のデヴァター

アンコールの多くの遺跡にデヴァターと呼ばれる女神が彫られています。ちょうど連子窓の間などの壁面を何千体ものデヴァターに囲まれています。

代表的なとても美しいデヴァターと呼ばれる女神像
どれ一つとして顔の表情・手足の動き・薄衣の文様・装飾品・髪飾りなど同じものはなく、一体一体微妙に違うように刻まれています。内部にあるデヴァターはさらにサロンの文様と装飾は緻密なまでの細工が施されています。
よく見るとキュートな髪型首飾りなどはオリエンタルな現代のデザインに通じるのでは・・と思いを馳せてしまいます。

十字型回廊


日本人の落書き


エコーが響く祠堂

十字回廊に柱の「日本人の墨書(落書き)」、歴史的意味も深く消されないで残されています。そして北側の突き出た場所では、壁を背に胸を叩くと、不思議と音がボワ~ンと反響するように作られています。叩いてチェック!

中央祠堂


石仏


中央祠道の仏像

ここからパノラマ✨でアンコール・ワットが覗けました❗️
思いのほか随分と高いところまで上がっているんですね。
残念なのはところどころ修復中のビニールシートが見えてます。

アンコール・ワットは、午後中ずっと遺跡を見て回りましたが、まだまだ時間をかけてゆっくりと見学したい~、と思うほど素晴らしいクメール建築が凝縮していました。
アンコール・ワットに宿った魔力は誰もが魅了されてしまう・・

そろそろ日が暮れてきたので、名残惜しいですが宿に帰ります。

FCC Angkor レストラン

FCC Angkor』は、FCCグループが運営する隠れ家的ホテル「FCCアンコール」に併設されている洒落たレストランです。
ロケーションは、シェムリアップ川沿いにあり、通りから広い前庭に緑が見えてテラス席とその奥に、フランス植民地時代のフレンチコロニアル様式の改装した真っ白な建物が見えレストランになっています。

FCCアンコールレストランでは、メニューを見ると主にクメール料理や西洋料理や創作料理と様々な料理を楽しめます。

クメールセットメニュー

気持ちの良いテラスに座って、セットメニューの生春巻きや揚げ物などクメール料理をつまみにビールでカンパイ!

セットメニューがお勧め、✨ボリュームもなかなかいいネ。
こちらのクメール料理は、タイ料理やベトナム料理、中華料理そしてフランス料理などが融合したような感じの味わいです。食材も鶏肉やタケノコ、野菜が中心で味付けは強烈な個性はあまりないのでとても馴染みやすくいただきました。

このレストランは、『FCC Angkor by Avani Hotels & Resorts』に併設されています。緑豊かな閑静な場所にカンボジアの伝統を残しつつも、快適でセンスのよくデザインされたホテルで、こちらも人気。

ちなみに、FCCとは「Foreign Correspondents’ Club(外国人記者クラブ)」の略称で、ここは以前は世界中から訪れるジャーナリストたちを受け入れていたという歴史を持つ場所だったようです。そして午前6時~深夜12時まで営業しており、朝食から夜遅くまで利用可能、使い勝手がよさそう

ごちそうさまでした❗️

夕食の後は、もう一軒、洒落たバーにも行ってみましょう。

L’EXPLORATEUR BAR(Victoria Angkor Resort & Spa)


<HP参照>

L’EXPLORATEUR BARは、Victoria Angkor Resort & Spaホテル内にあります。
ホテルは、コロニアルスタイルとクメール様式をうまく溶け込ませた5つ星リゾート。
1930年代をイメージしたジャズが流れ、クラシカルな調度品やコロニアル時代のオリエンタルな優雅さを味わうことができる静かなBARです。
食後はおしゃれにカクテルで・・

マルガリータ

スクリュードライバー

ウィスキーオンザロック

Barの床のタイル張りや真っ白な天井のアーチ、古き良きコロニアル時代にタイムスリップしたような感覚に酔いしれながら、アンコール・ワットの話に盛り上がりながらカクテルを楽しみました。

シェムリアップには、先程のレストランやバーに見るように、フレンチ・コロニアルスタイルの素敵なホテルがいくつもあって、遺跡巡りだけでなく街探索の面でも楽しめますね。

22:00

夜のシェムリアップの街をTukTukで戻り、ホテルのプールテラスでしばし佇んで、楽しかった今日一日を振り返りました。いやー、アンコール遺跡、シェムリアップの街、ともに最高!やっぱり来てよかった!!!

明日は朝早くからお楽しみが待っています❗️❗️
おやすみなさい


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