2012 Angkor Wat③ スラ・スランのサンライズ、バンテアイ・クディ&タ・プローム遺跡、オールドマーケット散策

アンコール・ワットの旅の3日目です。早起きしてサンライズを鑑賞し昨日の続きアンコール遺跡のタ・プロームなど巡ります。お昼はオールドマーケットや市場&ショッピング、夕飯ははしごになりました。

■ スケジュール 『シェムリアップ – ホーチミン』
<2012年>
1月08日(日)成田発ホーチミン経由シェムリアップへ
1月09日(火)アンコール・ワットなど世界遺跡観光
1月10日(水)スラ・スランのサンライズやマーケット このブログ
1月11日(木)ロリュオス遺跡、ラッフルズでハイティー
1月12日(金)シェムリアップからホーチミン、夜フレンチ
1月13日(土)ベンタイン市場・ドンコイでショッピング
1月14日(日)ショッピング、ハイティー、マッサージ
1月15日(月)夜中便、朝成田へ帰国

2012/1/10(火)旅は3日目 ☀ シェムリアップ

05:40
おはようございま~す。
まだ眠いけど、頑張って 沐浴の池・スラ・スランからのサンライズを見に行きましょう。
今日も昨日と同じTukTukで午後まで貸し切ります。
では急げ~❗️

沐浴の池・スラ・スランからのサン・ライズ

6時10分頃、現地に到着したときの景色です。実際はこの画像よりもずっと暗い状態です。

今日はこのあと周辺の遺跡を周る予定なので、アンコール遺跡地区でいくつかあるサンライス・スポットのうち、人気NO.3のここ スラ・スランからのサンライズ鑑賞に決めました。

ところでスラ・スランは「王家の沐浴のための池」とされていました。東西700m南北350mの広大な人工池です。ここから見る朝日が素晴らしいとのこと・・

こんな感じで観光客が暗闇の中、既に三々五々集まっています。みな、日の出が今か今かと待っているところです。欧米のバックパッカーらしき若者が多いようです。中には本格的な撮影機材をセットしている人も見かけます。

アンコール・ワット・エリアは、サンライス・サンセットが美しいとウリとなっていますが、実は毎日必ず見られるというわけではありません。ベストシーズン(11~5月)であっても、雲がかかって見れない日も多々あるとか。
今、季節は乾季の1月で条件はいいんだけど、果たして今日はどうかしら?

そして、服装も気をつけないといけません。
お昼は気温が高いのですが、早朝は結構肌寒く、ウィンドブレーカーなどが必須と思います。

そうこうするうち、遂にそのときが・・・・・

じゃじゃーん、うわぉ✨~~❗️❗️
✨すごい瞬く間に、この待望の時が訪れましたよ、やりました❗️❗️
感動&ドキドキしながらパチリッ!パチリッ、 パチリッ❗️と連写、連写。
周りの観光客からもどよめきが聞こえます。
時刻は6時半ごろ。

そして、 あっという間に・・、時間にしてほんの1,2分で太陽は隠れてしまいました。

サンライス背景にみんなで 写真に収めようと、ちょっと移動した間に、雲雲がスーッとやってきて、あっという間にぼんやりした風景に早変わりしてしまいました。
エエッ~???

でも、良しとしましょう。正にサンライズのその瞬間、ほんの短い時間でしたが、しっかりこの目に焼き付けることができたんですから。
一生の思い出です。

スラ・スランの今居た場所の階段の下です。
はあるけど、空は全体的に明るくなってきています。

左側には小さな土産物屋さんが樹木に同化するようにひっそりと並んでいて、訪れたときは暗闇で全く気が付きませんでした。

では、このまま歩いて近くの遺跡に移動します。

今日の午前中の移動mapです。

沐浴の池・スラ・スラン
バンテアイ・クディ遺跡
タ・プローム遺跡

これで位置関係が少しわかりやすいかなぁ、

バンテアイ・クデイ遺跡

沐浴の池スラ・スランのある通りの反対側に位置するバンデアイ・クデイは、ジャヤヴァルマン7世がヒンドゥー教寺院から仏教寺院として改築しました。
「小部屋(僧房)のある砦」を意味し、僧侶が生活するための回廊に改造され、その後も増改築が繰り返されている遺跡です。また後世に持ち込まれた仏像も安置されています。

第三東塔門の東面

第三東塔門禅定印の仏像

だんだん奥に進むと修復されないエリアに入ります。
遺跡は低品質の砂岩を使って建てられたので、内庭の祠堂の屋根や回廊はほとんどが崩れ落ちていたり、崩壊せずに残った箇所もあちらこちらで危うい場所も見られます。
倒壊寸前の場所にはつっかえ棒で防いであります。大丈夫かなぁ?

ここは、アンコール遺跡国際調査団が教育研修と調査研究の対象としている遺跡です。
遺跡調査団の案内看板には日本語もあり、教育センターや上智大学の発掘現場、教育センターの展示物などもありました。

»»»»»


↑TukTukのバイクにペットボトルからガソリン入れてる?
←バンテアイ・クディの駐車場の背後にはスラ・スランのテラス


TukTukの運ちゃん

タ・プローム遺跡

西塔門、見上げると観世音菩薩の四面塔

タ・プロームの遺跡の西塔門から森の中を歩きます。
タ・プロームは、クメール王朝初の仏教徒の国王のジャヤヴァルマン7世が母の菩提を弔うために建てた寺院です。後にヒンドゥー教の寺院に造りかえられているようです。

第2回廊のガジュマル

巨木 (スポアン) の根が石組みの間で成長し続けて、圧し潰されるのが進行中です。
ここは自然の驚異などを示すために、一部修復されているところもありますが、大部分は樹木の除去をあまり行わず発見された姿のまま保存されています。

この発見されたままの密林の中の廃墟のような寺院遺跡は、修復されているよりも、時の流れを感じられ、神秘的で探検気分や雰囲気があり、一味違った魅力を感じます。

世界遺産「タ・プローム」は、2001年公開のアンジェリーナ・ジョリー主演映画『トゥームレイダー』のロケ地で、木の根っこが血管のように絡みついた遺跡から現れるド迫力シーンは、この場所です。私たちがちょうど訪れた時に一生懸命映画のシーンを真似ていた日本人女子2人に出会ってパチリッ❗️そして、私たちも彼女たちのマネをして・・・・

北付属寺院東側の穴あき木

地元の子ども達が遺跡の中のあちこちで遊んでいました。


ジャータカ


ジャータカ

第三東回廊東塔門


東塔門東面

他のアンコール遺跡とは違った趣きがあり、自然の驚異や力強さと建造物とが長い年月を経た今でも絶妙なバランスで残された自然との融合美、人気の遺跡です。

タ・ケウ遺跡

「クリスタルの古老(碧玉の塔)」の意味を持つ寺院で、アンコール・ワットの試金石とされています。この寺院の建設途中に雷があり「これは神様の怒りで、造るとなにか悪いことがある」として建設を中止し、王が突然亡くなったため建設を未完のまま放置されていました。


長い階段


急傾斜


振り向けば・・

緑砂岩を使ったピラミッド型の寺院は、東西122m、南北106mありますが、途中で建設が放棄されたために、彫刻等はほとんどされていません。どんな方法でここまで大きな石を運んだのだろうか?積み上げたのだろうか?などと不思議と興味が湧いてきて感慨深い遺跡です。

上まで登るとうわぉ~、高く遠くアンコール・ワットまで見えるかも?と思いましたが、雲が多くて見えませんでした。

タ・ケウ遺跡の階段段差がスリリングすぎて、上りはいいのですが、下るときは手すりもなくてかなりつらいことになりますので、ご注意を!

怒涛のごとく朝早くから遺跡巡りしましたが、ここでホテルに戻って、モーニングを食べよう!まだ急げば間に合うかも・・・

»»»»»

タ・ケウ遺跡を後に、TukTukで急いで!急いで!・・
朝10時まで戻れば朝食が食べられます。

09:55
申し訳ないほどギリギリセーフで、ホテルの朝のご飯をいただけました。
スタッフは、嫌な顔せずに笑顔の対応で助かりました。

昨日と同じメニューですが、やっぱり一個ずつ頼んで昨日とは違うメニューをそれぞれ選んで食べました。

メニューは一緒でしたが、今日は玉子料理とハム・ウィンナーでした。
果物がたっぷりで、遺跡巡り後には数段美味しく感じました。

朝から遺跡巡りで歩きづめだったので、誰ももう居ないホテルのテラスは貸し切りで、のんびりとブランチ気分で頂いています。動き回ったおかげで朝ごはんが美味しい!!

朝食のテラス席は、1Fのプールを見下ろす場所にあって、その景観が美しい。

プールのデザインもとっても粋なデザインで、リゾート気分全開にさせてくれる仕掛けは二重丸ですネ。ブラボー!!

この時間、連泊する人しかホテルに残っていません。
プールサイドも誰も居ないまったりとした時間です。

そうだ!私たちはこのホテルに宿泊するとサービスで使える「フリーマッサージ」を今からお願いしようかと思います。

<Golden Temple Hotel SPA>

朝食の後フロントで無料マッサージを予約入れました。
11時半から3名でお願いしました。

無料マッサージは、プールサイドの1Fのスパルームで行います。
部屋はエアコンも効いてひんやりと心地よい。

まず顔にキューリパック ✨ を丁寧に顔中に乗せてくれます。遺跡観光は砂ホコリも凄いのでお肌もパサパサになる感じ、それも解消するでしょうか?
その後は足を中心にマッサージです。ちょうど歩き回ったところだったので、フットマッサージは今がタイムリー。遺跡観光のシェムリアップではとても嬉しいサービスです。
おかげでマッサージ後は、足がスッキリと軽くなりました。ありがとう!

13:00
午後はオールドタウンを散策です。
最初は予定通りのミッション、アイスクリームを食べに行きます ❗️

 blue pumpkin


どれにする?


好きなアイス指差す!

2000年にオールドマーケット近くに、フランスとタイ出身の夫婦が1号店をオープン、シェムリアップで大人気のblue pumpkin(ブルパン)です。周りのCafeよりもワンランクおしゃれな外観と店内で、今では国内にチェーン展開しています。


お金払う


パンコーナー、ボケてる


1 Scoop $1.50

店内奥に進むとガラスケースに並んだアイスボックスから、1 Scoopでそれぞれ好きなアイスを指差して選び、お会計します。


1Fオープンエアー席で、TukTuk運ちゃんも一緒に


外観

店内にはアイス好きな欧米人がたくさんいて、その雰囲気がちょっと苦手なんですが、味もよく快適な空間でした。その他、パン類特にクロワッサンが美味しいと人気があるようです。
オールドマーケット周辺の散策やショッピングの合間の一休みに最適。
ごちそうさまでした!

»»»»»


初日の夕食に利用した『スープ・ドラゴン』の昼の顔


路地のおしゃれな店内

アイスクリームを食べた後は、オールドマーケット周辺の路地などを散策します。
大通りを入った路地にもどんどん素敵な Cafe などが出来ているもよう・・
何年か経ったら随分と違う景観になっていることでしょう。

次は、すぐ近くのシェムリアップの台所・オールドマーケットを覗いてみましょう。

オールドマーケット

うわぁ~、凄い干物の陳列です。
魚の干物もお肉の干物も一緒になって並んでいます!
一番上のくるっと巻いているのは?なにぃ?!

オールドマーケットに近づくとふわぁ~んと干物の匂いが漂ってきます。
壮観!ズラリと軒下に強烈な魚の干物や腸詰めなどの陳列でいっぱいです。

では、マーケットの建物内に・・・

一歩館内に入ると暗くて目がなれるのに少し時間がかかります。
よく見回すと天井が高く、その空間を利用して天井の梁からザルや袋が下に伸びています。
広いマーケットにはびっしりと各ブースが並んでいて、所狭しと様々な食材が並んでいます。鮮度の良い葉物やキューリやトマトなどの野菜や海の幸の鮮魚や肉、加工したちくわや鶏の唐揚げなど様々で、豊かな食材が山積みされています。


おでんの材料のような練り物


天井が高いマーケット

食料売り場の横では、すぐ食べられるようなB級グルメ?ファーストフード?も並んでいまて、料理している様子が楽しい風景です。
狭いマーケット内で鶏の唐揚げやおでん風のモノ、麺類などを手際よく作って、小さなテーブルで食べている様子も目にしました。

この辺はフレッシュな東南アジアのフルーツ三昧!
完熟なバナナ・ライチ・マンゴーなどが山盛り。


シェムリアップは香辛料も産地


布の売り場


麺を作っているところ


魚を加工


顧客との対応中

こちらはマーケットを支えている女性たち、パワフル全開でした!
マーケットで働いている90%以上が女性のような気がしました。

活気あふれるオールドマーケットを一通り回りました。
湿度の上がった昼過ぎのマーケットの中は蒸し暑く、思いっきり汗かきました。

オールドマーケット周りのCafe

オールドマーケットの周辺には、たくさんのカンボジアの民芸品や雑貨店、伝統布、骨董品、仏像などのお店が並んでいます。その合間にカンボジアのファーストフードの屋台やおしゃれなCafeがありました。

歩いているとちょうどこのテラス席ある広場に出くわしたので、素直にビール休憩とします。朝ごはんがブランチタイムとなり、ここでは3人で豚肉のオイスター炒めをつまみに生ビールをいただきます。

ここでまったりと休憩します。
荷物を置いて、身軽に Cafe 近くのお土産や小物をチェックしてきます。

オールドマーケット周辺でショッピング

オールドマーケット周辺の布を扱うお店でショッピングしています。
女子組が一生懸命に試着したり選んだりしている間に、はお店の椅子に陣取りシェムリアップ女子とタイ語と英語と日本語がミックスした会話で歓談していました。

ここでは、真夏にピッタリの心地よすぎるパンツをGET!
ずっと愛用のお気に入りになりました。

その後もいろんなお店を冷やかしながら、アジアンテイストの小物やバラマキお土産などを購入、2~3時間楽しくショッピングが続きました。

シェムリアップの食堂

お店の前にこんな感じで鎮座する豚の丸焼きが強烈な印象の地元のレストランで夕食です。(お店の名前の記録、紛失して不明。いずれにせよ、どローカルな庶民のお店。)

席に着くと、とりあえずバケツに氷を入れてひえひえにしている途中、
カンボジアのアンコールビールでカンパイです!

今回は残念ながらどの写真もぶれています。涙
クメール料理の地元の食堂の雰囲気のお店です。
東北タイ料理のチムチュム鍋似をつけダレでいただきます。
店頭の豚丸焼きのいろんな部位も適当にお願いしました。

お隣の席のシェムリアップ現地の方ともカンパイなんてしちゃって、とってもフレンドリーな人たちで楽しくいただきました。
ビールはちょっと冷え切らないのが残念でした。

さて、なんとなく物足りないのでもう一軒行ってみよう!

il forno (イタリアン)

パブストリートから細い路地に入ると、小さなCafeやバーがたくさん並んでいます。
その中にシェムリアップで人気の絶えないイタリアンレストラン、
キラリっと光るお店の「il forno」に来ています。

マルガリータ

評判通り店内は、モダンナチュラルでセンスが良く雰囲気も落ち着いていて心地よい空間です。ワォ~!シェムリアップでもそれなりに本格的なピザがサーブされました。
見る通りいい感じのシンプルさ、熱々で食べるといいネ!

生ハムとモッツアレラチーズ

モッツアレラチーズがなかなか美味しかった!
もしかしてイタリア直送??

小さい貝のグリル

貝はエスカルゴ風な味付けで、オーブンでこんがりと仕上げた一品。
バターやパセリが効いて貝がプリップリンでした。

スパゲッティー 🍝カルボナーラ

真っ白いお皿にカリカリベーコンが立体的に載せられて、周りに黒胡椒、見た目も素敵な一皿です。お味は濃厚ですが、3人で少しづつ食べると丁度いい満足感です。

ここは、麺を手作りして食材もイタリアから取り寄せてとこだわりを持ったお店、なるほど、色んな意味でお料理やお店の雰囲気にしっかり出ています。クメール料理に飽きたらカジュアルでリーズナブルなピザもどうでしょうか❗️

この後は、パブストリートからTukTukでホテルに戻りました。
早起きの朝から長~い3日目もここでミッション終了です

お疲れ様でした&おやすみなさい


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