2012 Angkor Wat④ ロリュオス遺跡、ラッフルズ・ホテルでハイティー、気球に乗ってアンコール遺跡を一望

アンコール遺跡の旅の4日目。今日は少し遠くにあるロリュオス遺跡を観光し、アンコール・ワットの工芸の村を回ります。その後は、本日の目玉!!コロニアルスタイルのホテルでアフタヌーンティーを楽しみ、気球に乗ってアンコール遺跡を一望!!

■ スケジュール 『シェムリアップ – ホーチミン』
<2012年>
1月08日(日)成田発ホーチミン経由シェムリアップへ
1月09日(火)アンコール・ワットなど世界遺跡観光
1月10日(水)スラ・スランのサンライズやマーケット
1月11日(木)ロリュオス遺跡、ラッフルズでハイティー このブログ
1月12日(金)シェムリアップからホーチミン、夜フレンチ
1月13日(土)ベンタイン市場・ドンコイでショッピング
1月14日(日)ショッピング、ハイティー、マッサージ
1月15日(月)夜中便、朝成田へ帰国

2012/1/11(水)旅は4日目 ☀ シェムリアップ

朝から青空が見えています。今日も遺跡巡り日和です。
午前は、郊外にある遺跡と織物や陶器を作る工房を訪れ、午後は素敵なアフタヌーンティーで幸せな午後を過ごす予定。夕方には、本日のメイン・ミッションのバルーンに乗ってアンコール・ワットを上から絶景を俯瞰!

08:00
おはようございま~す。
今日もアンコール遺跡をパワフルに回りますが、
いつものようにホテルの朝食をいただきます。

朝食

Golden Temple Hotel/朝食

Golden Temple Hotel/朝食

爽やかなテラスで、うわぉ~基本毎日一緒のメニューですヨ。
今日もパワーが出ますように! ありがたくいただきます。

朝食後は、少し郊外にある古い遺跡群へ、今日もTukTukを一日チャーターし向かいます。
雲は少しありますが、青空も見えて遺跡巡りにはもっての日和です。

ロリュオス遺跡/ロレイ、バコン、プリア・コー

ロリュオス遺跡MAP

現在のアンコール遺跡に移るまで、アンコール王朝最初の都城エリア。シェムリアップから国道6号線を南東に約13kmのところにあります。アンコールの初代王ジャヤヴァルマン2世が780年頃に基礎を造り、インドラヴァルマン1世が整備しました。ロレイ、プリア・コー、バコンが建立されています。

ロリュオス遺跡群にはこれらのいくつかの遺跡が集まっており、プリヤ・コーはアンコール王朝最古の寺院、バコンはアンコールワットの原型と言われています。

参道を歩いて境内に入るスタイルもこの辺から確立されたとも言われています。アンコール遺跡群の原点として、ロリュオス遺跡群を楽しみます。

< Lolei/ロレイ >

最初に訪れた場所は、シェムリアップの国道6号線を東に約13km向かい、途中北側に曲がったら田園風景にポツンとある「ロレイ」遺跡を訪ねます。
ここは建設当時は巨大な貯水池の小島に建てられていました。
現在はすっかり周りは涸れ果てて、のんびりとした場所です。

ここの配置は後にアンコール遺跡に建立されたメボン寺院の基礎とされています。
現在は四基のレンガ造りロレイ祠堂が残ってます。

ロレイ祠堂の樋の交差点にあるリンガです。
聖水を注ぐと四方に流する仕組みになっているそうです。
当時の水のコントロールし確保することが如何に重要だったかが伺えます。

デヴァター
穏やかな微笑みを浮かべる表情のデヴァターです。
細やかな折りたたみのプリーツ模様もキレイに残っています。

新しい建物のロレイ寺院が敷地にあり、寺院の壁や天井中に独創的で強烈な絵が描かれていました。誰でもが絵画を見てブッダの一生がわかりやすく絵にしてあるそうです。

こちらも直ぐ側にある高床式の建物エリア、宿坊になっているのでしょうか?
オレンジ色の袈裟を着た僧侶たちが出入りしていました。

< Bakong/バコン >

次はアンコールワットの原型と言われているバコン寺院です。ロリュオス遺跡群の中で一番大きな遺跡です。アンコール王朝最初の都の中心、アンコールワットと同じく伽藍の周囲を環濠がつくられ、初めてのピラミッド型寺院と言われています。

正面の5基の基壇と中央祠堂はメール山を表しているそうです。
長い参道を歩いて境内に入るスタイルも、バコンが造られた頃から確立されたと言われています。
所々に鉢植えのブーゲンビリアなどが置かれているので、画像的には風景に彩りプラスされ印象的でした。

中央祠堂のデヴァター
アンコール・ワットとは少し違って、体型がふくよかで柔らかい印象です。

中央祠堂
この一枚は、空と祠堂のコントラストが美しい!!

中央祠堂からはこんな景観です。
歩いてきた参道が見えて、思ったよりも高さを感じます。

ワット・バコンの建物です。
屋根にはきらびやかな飾りが、鮮やかな色彩の優美な佇まいです。

参道には石材で出来ている巨大で粗削りなナーガ(蛇の精霊あるいは蛇神のこと)が見られます。

< Preah Ko/プリア・コー >

プリア・コーはアンコール・ワットから南東方向に位置しています。
アンコール王朝最初に都城されたロリュオス遺跡で建設された最初の寺院。
クメール王インドラヴァルマン1世が王の先祖を祀るために建立されました。
道路からすぐ参道が始まり、崩れて荒れている楼門を進むと6基の祠堂が並んでいて、ヒンドゥー教の神々を祀ったものです。

「聖なる牛」という意味のこの寺院には、祠堂に対峙するようにナンディ像が3体並んでいます。(ナンディはシヴァ神の乗り物)カンボジアでは牛は神聖な動物とされており、遺跡の中から多数の石造が発見されています。


正面(東面)左の祠堂


正面(東面)中央の祠堂


正面(東面)右の祠堂


裏側から祠堂(googleより)


東側正面の祠堂


祠堂のいろんなところに残る漆喰彫刻が緻密で素晴らしい。


砂岩製の偽扉


シンハ


プリア・コーの入口


プリア・コーの入口道路方向

»»»»»

プリア・コーの向かい側にTukTukを止めていましたが、乗り込もうとしたらドライバーが「奥にあるものを見てください」と教えてくれました。


Angkor Wat(アンコール・ワット)のジオラマ


Preah Ko(プリア・コー)のジオラマ


Bakong(バコン)のジオラマ


Banteay srei (バンテアイ・スレイ)のジオラマ

なに??凄い!
遺跡のジオラマがいくつも並んでいました。
考えれば、とっても分かりやすくて上からそれぞれの遺跡の配置図がわかります。

Preah Vihear(プレアヴィヒア)
このジオラマって、あそこだぁ~!

カオプラビハーン(プレアヴィヒア)は、タイとカンボジアの国境に隣接する遺跡です。
正確にはカンボジア領にあり,カンボジア側での名称は Preah Vihear(プレアヴィヒア)。
アンコールワットを超えるクメール遺跡の中でも最大級で、入口から参道までは約30分も歩きます。カンボジア領にありながらタイからしか入れないというカオプラビハーン遺跡は、カンボジアとの紛争などで20年の間閉鎖されていました。

私たちは、2005年7月にタイ側から訪れました。頂上の本殿からの断崖絶壁の先に広がるカンボジアの風景が圧巻で恐ろしかったことを昨日のことのように覚えています。
(以下の数枚の写真は、そのプレアヴィヒアを訪れた時のものです。)

Prolung Khmer Potter and Weaving Training Center

次は、プリア・コーとバコンの間にあるProlung Khmer Potter and Weaving Training Center(プロルン クマエ 陶芸織物トレーニングセンター)に来ています。
こちらはカンボジア人とシンガポール人が始めた「織物と陶芸を主にした伝統工芸の伝承とトレーニングセンター」としてNGOが運営しています。

伝統の織物を大切に後世まで伝承する目的で、名称のProlung Khmerは「クメールの魂」の意味で名付けられているそうです。
この工房で制作されているクロマー(一枚の布)は、色んな用途になる布(首・頭・腰などに巻いたり、タオルに使ったり)です。
工房のショップでは、木綿を草木染めで染めた自然の風合いの優しいクロマーでした。

クロマー工房のすぐ隣の陶芸の工房LO-YUYUです。
こちらの工房では、クメールの陶磁器のユニークな伝統的なデザインをもとに新たなデザインにチャレンジしているようです。

»»»»»

このあと、一度ホテルに戻ります。今日はランチは取らず、シェムリアップのホテルでおしゃれにアフタヌーンティーでまったりと過ごす予定です。

ホテルに戻って、さっそく先程工房で購入したクロマーを巻いてお出かけします!

Raffles Grand Hotel d’Angkor Cafe

コロニアルスタイルの「ラッフルズ・グランドホテル・アンコール」はフランス統治時代の1932年に創業し1997年にラッフルズホテルグループが修復した格式高いホテルです。シェムリアップを訪れたら一度は来てみたいと思っていました。

アフタヌーンティーといえばイギリスなので、一番人気でもある英国式「ラッフルズ・シグネチャー・ハイティー」を選びました。特に、ラッフルズ伝統自家製スコーンと生クリームがいい感じです。ただし一番上にあるケーキ類が一つ一つが大きくて、かなり甘くて、洗練度ではイマイチ。
まあ、お味の方はともかく、雰囲気はバッチリ!なので、良しとしましょう。

毎日の遺跡巡りに疲れた時には、癒やしの空間で優雅な雰囲気に包まれて、のんびりと過ごす意味ではピッタリのひとときでした。


アイアン手すりが素敵


アール・デコ風な照明


像のオブジェ

館内のアイアン手すりのついた流線型の階段、壁の装飾や家具などのコロニアルスタイルのインテリア空間は、見ているだけでも統治時代に思い馳せ幸せな雰囲気に包まれました。

Raffles Grand Hotel d’Angkorは、このシンメトリーで優美な外観も素敵ですネ。
場所も王宮の近くにあり、ドアマンも王宮の仕官のようなユニフォームで迎えてくれます。
創業当時から「旅先の贅沢なオアシス」として今でも健在なのが素晴らしいですネ。

では次は、本日のメインミッション!!へ移動します。
パトカーが先導しているわけではありません。

アンコールバルーン体験

アンコール遺跡群を上空から見下ろす体験です!
地上約100mからアンコール遺跡群のパノラマが眼下に広がって・・
これから楽しみます!!

アンコール・バルーンに着いて、さっそくチケットを購入、待つこと約10分で順番が回ってきました。待つ間にバルーンの仕組みをチェックしています。
どうやら太いワイヤーが地上に繋がれていて上空に上がります。そのまま帰りはワイヤーが巻き取られて下がっていく単純なシステムです。同じ場所で上下するだけなんです。

ではドキドキするけど乗り込みます❗️
バルーンのブルーの乗船部分は、直径4m弱くらいで、真中部分は空洞です。

乗船部分の通路は幅70cmくらいあって、一周できるようになっています。
いよいよ上昇~❗️

徐々に上がってきています。
先に見えているのは・・

わぉぉ~~❗️
これは絶景、アンコール・ワットの全景がよくわかります❗️❗️
バルーンの上から見る価値ありですネ❗️
まさしくMapで見たのと一緒❗️❗️

そしてあっという間、もう徐々に下がり始めてます。
ええっ、ちょっと早すぎぃ~。
バルーンの真下からアンコール・ワットが遠のくぅ~・・

そして、この方向は池のような水面は、西バライ方向でしょうか?

森の上にある遺跡、もしかして夕日が美しく見えるプノン・バケン寺院?も見えました。
と楽しんでいるうちに・・

とりあえずバルーンに乗った記念に、パチリッ❗️

アンコール・バルーンは約15分ぐらいあっという間に終わりました。
それでもアンコール・ワット世界遺産を上から見下ろすなんてなかなかどこでもできるわけではないので、天気もまあまあでとっても素晴らしい経験が出来ました。
「15分の気球の旅❗️」 最高ぅ❗️

楽しかったァ~~、マル❗️

次は、ダウンタウンで夕食までオールドタウンなどを歩きましょう❗️❗️


シェムリアップの夕暮れ

パブストリートB級グルメ BBQ

今夜はシェムリアップ最終日、ドライバーMr.TukTukと一緒に彼がおすすめするBBQをみんなで一緒に食べることにします!

地元民通う屋台で食べるぞぉ~。

中華風炒めもの

手長エビのグリルと豚肉のBBQ

レタスグリーンサラダ

まるごとジャガイモBBQ
Mr.TukTukがオーダーしてくれました。画像にはないけどあと2皿お料理がありました。
この中で思いのほか美味しかったのはなんと、ジャガイモです❗️❗️

このBBQ屋は地元民で大混雑で満席状態でした。
TukTukドライバー君、グッドチョイスでした、美味しかったよ。

ロティ

帰り道、通りには屋台がぎっしりと並んでいて、その中で懐かしい屋台発見❗️
パブストリートでパンケーキを作る屋台に久しぶりに出会いました❗️❗️
タイの田舎の街を旅した時に屋台街で必ず1,2店並んでいました。
日本的にいうとパンケーキというよりもクレープのほうが近いと思います。

これ、これ、これ❗️❗️
オーダーしてから作り始め、ほんの数分で出来上がるおやつ!
薄く伸ばした生地にスライスしたバナナを乗せて、丸い生地を四角に折りたたみます。
カッターで9コにカットした上からコンデンスミルクを大量にたっぷりかけて出来上がり❗️❗️出来たてを路上で食べると、一口二口と止まらない、甘すぎるけど癖になるロティーです❗️

帰りは「アートマーケット橋」でMr.TukTukと記念撮影でパチリッ❗️
この後ホテルに送ってもらって、お開きです。
3日間、フルに私たちに付き合ってくれてありがとう!おつかれ様でした。

そして長い4日目、アンコール・ワットの遺跡巡りも終了です。

おやすみなさい 


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