台湾南部の旅⑦ 夕方からは台南のローカル牛しゃぶ鍋、リノベした文創園區散策、花園夜市も楽しみます

2017/10/29(日)  台湾1 旅は5日目 続き ☀ 台南

旅は5日目、台南3日目の続きです。
台南最後の夕食は、どローカルでお客はほとんど地元民ばかりという、知る人ぞ知る台湾牛しゃぶ鍋屋にトライします。夕食後は、リノベして新しく文化商業複合エリアとして生まれ変わった文創園區を覗き、時間があれば花園夜市にも行くぞぉ~!

 18:00
午後の神農街の街探索からホテルに戻り、ゆっくりと休憩したのでパワーを蓄えました。
さあ、元気再び、台南最後の夜を目一杯楽しむぞぅ~。
ホテルの外に出てみると、すでに辺りは暗くなりはじめています。
今日は日曜日だし、目指す夕食のお店は地元でも人気店なようなので早めにお店に入って席を確保しましょう。

週末の夕方なのでホテル周辺のショップ・飲食街は多くの人で賑わっています。
台南の夜は活気ありますね。
これだけ人がいるってことは・・・、急ごぅ~!

 上牛村牛肉火鍋

「上牛村牛肉火鍋」は、台湾風牛しゃぶしゃぶ店で、安くて美味しいと評判になり今や台南の繁盛店の一つになっていると聞きました。どんなところか興味津々。
念のためホテルから予約入れてもらっています。

お店は大きな通りに面し、総ガラス張りなので店内が丸見えです。特に凝ったインテリアなどはなく、テーブルと椅子があるだけのどちらかと言うと素っ気ない食堂風の店内です。
今は6時で夕食時間にしては少し早めですが、既に数組が食事中、1階は空きテーブルは2つだけ。このテーブルも予約済みのようです。

お店の奥に見えるカウンターに行き、予約をしてあると伝えると、奥の白いドアを指差して、そこを開け2階に上ってくださいと・・。店に入ったときは気が付かなかったですが2階にも席があるようです。

2階に上がると店員がいて、大きな業務用冷蔵庫がある通路沿いのテーブル席に通されました。目の前が冷蔵庫で、牛肉以外の野菜や豆腐、すり身練り物など鍋食材の皿がよく見えます。飲み物類は別に専用の冷蔵庫がありますが、ソフトドリンクばかりでビールは置いていません。お客は、アルコール抜きでせっせと牛しゃぶだけを黙々と食べるのでしょうか?日本では考えられませんね。

奥の方には、5~6人席の円卓が6テーブルほどあり、店内はそれなりに収容力はあるようにみえます。我々の他に2組のグループ客が既に食事中でした。

このお店にはビールを置いてないことは事前に調査済みだったので、ココに来る途中、近くのコンビニで6本ほど缶ビールを買い、持ち込みました。(持ち込みはOKで無料です)
とりあえず持参の缶ビールで軽く乾杯、そしてお鍋を注文します。

まず椎茸・湯葉や野菜が入ったベースとなるスープ鍋がさっと運ばれてきます。
ここの注文方法は、ここで食べたい牛肉の種類(ロースとか)と量(大皿とか)を決めてオーダーします。そして、副菜の野菜類・魚介のすり身などについては、目の前の冷蔵庫から好きなものを選んで勝手に持ってくる、というシステムです。

我々が選んだのは、台南のブランド牛という溫體牛のロース。このお店で出される牛肉は、一日に2回(昼夕)、直送で運ばれてくるのだそうです。どうやら、肉の新鮮さがこのお店の「売り」となっているようです。

さて、さて、お待ちかねの溫體牛が運ばれてきましたよ。
色味は綺麗な「赤」で、確かに鮮度は良さげです。ただ、和牛にような脂の「さし」はなく、
しゃぶしゃぶ牛としては肉のスライスの仕方も少し厚めのような気がします。
日本のような和牛しゃぶしゃぶを想像してしまうと、ちょっと拍子抜けしてしまうかも知れません。でも、ココは台湾。ローカルな牛しゃぶとは果たしてどんなものか、挑戦してみようではありませんか!?

そして他のお鍋の材料は、目の前にある冷蔵庫から気に入ったものを自分で選びます。
冷蔵庫の上には、お皿の形と大きさによって値段がわかるようサンプルが貼り付けてあります。だいたいどれも一皿60元のようですね。
とりあえず選んだのは、上の写真にある「蛯すり身皿」など4皿。お店の人が冷蔵庫の空き具合を見ながら、厨房の方から新しい食材のお皿を補充しにきます。回転が早く、種類も色々あるようなので、様子を見て次のロットからも何皿か選んでみましょう。

そしてもう一つ!入口付近のテーブルに薬味の入ったボールがあって、そこから各自好きな薬味を選び、自分だけのつけ「タレ」を調整するのが、儀式!?のようです。
これって、どうやら台湾ではどこでもつけダレは自分で調合するのが、お鍋のときのお楽しみルールのようです。

ハイッ!準備万端整いました、では台湾しゃぶしゃぶ、いってみようか!

もともとのタレは少し辛め、さらに辛くして生姜もたっぷり入れたタレで台南牛しゃぶしゃぶ頂いてます。
肉はしっかりした噛みごたえで肉本来の味があります、エビ団子やすり身団子など海鮮も入っているからスープも凄く美味しい!日本式の高級しゃぶしゃぶ鍋とはだいぶスタイル・味とも違いますが、これはこれで結構いけます。牛肉や野菜類も追加注文しました。
台湾でも有数の肉の産地・台南らしく、安くて新鮮な牛しゃぶが庶民の食べ物として愛されている理由がよくわかりました。
我々の場合、持参した缶ビールはグビッグビッ!と進み、鍋とともに大いに楽しみましたが、地元の方々にとっては、このお店は、アルコールの友としての「牛」でなく、食事としての「牛」を思う存分食べまくる、そんな使い方をしているように思いました。

お鍋はこんな感じ、美味しそうでしょう。

いかんせん二人のため、食材一皿が多めなのでいろんな種類を頼めな~い。
鍋は大人数が楽しいくって美味しいよねっ、残念!

・・お腹もいっぱいになりました。

下でお会計して、次、行ってみましょう!
ごちそうさまでした。

 セブンイレブン缶ビール購入持込み 123 NTD >
 上牛村牛肉火鍋 1010 NTD >
牛しゃぶしゃぶ肉一式

次に向かった先は、少し離れたエリア。初めて訪れるところで、しかも夜。Taxiで降ろされたところがこの景観、ここは何処??
このライトアップされた建物は、どうやらデパート「新光三越台南新天地店」のようです。
目指すスポットはこのデパートのすぐ近くのはずですが、どこぉ~!

藍晒圖文創園區

先程の新光三越台南新天地店の道路をはさんだ向かいに「藍晒圖文創園區」がありました。
ここは、台南の中心市街地にありながらも昔ながらの古い住宅が取り残されたエリアでしたが、土地を有効に活用し、同時に、その立地条件を活かした新たな商業・文化の拠点づくりを目指し再開発された新興エリアの一角になります。
一定のコンセプトのもと計画的にリノベーションが進められた結果、区画全体に共有したデザインが施され、また町並みも個性的で美しく魅力あるものになってています。

このエリアのお店のオープンは午後からです。夕方からはエリア全体がライトアップされ、美しく楽しいイルミネーションのストリートが現れます。
日曜日の夜ということもあって、仲の良さそうなカップルをはじめ、若者グループや家族連れで賑わっていますね、ショッピングに飲食に、皆さん思いのままに街散策を楽しんでいる様子です。

建物の壁面はアーティストの描いたポップなイラストがあちこちに。
その前で、地元の女の子たちはみんなこぞって記念撮影、撮影スポット化!していましたよ。

何軒あるのかな?
お店の半分以上はアートや雑貨ショップで、所々にカフェやレストランも見られます。

びっくりしたのは、個人の住宅として今なお昔のままにここで生活している古いお家が何軒か混じっていたことです。家の外から眺めて洗濯物がまる見えのままだったり、玄関先に子供の自転車が停めてあったり、生活感いっぱいのお家です。トレンディなショップのすぐ隣に生活臭丸出しの一般民家がポツンと一軒ある様子は、なんだかちょっと異様な感じ。
リノベの際、意見が合わず取り残されたのか、あるいはこれからリノベの予定なのか、知る由はありませんが、でも、我々の目には逆にそのギャップが面白く映りました。整備されあまりに綺麗すぎる人工的な空間より、人間的なところが垣間見える街のほうが何だかホッできるし、楽しくありませんか?

女子にカメラ抜けたら、はにかんで大笑いしていました。パチリッ!
やっぱり観光客というよりも、地元の学生達や若者が目立ちますね。

ここは変わったアート系雑貨が一同に集められているお店の店内の様子。
ハロウィンも近いのでグッズがいっぱいありました。

そろそろ次行ってみようかっ!
Taxi!

 牛鍋屋~Taxi 120 NTD >

花園夜市

ここ台南・花園夜市は、台南NO.1人気の夜市
食べ物を中心とした大屋台街となっていて、いわば、いい意味でB級グルメの巣窟
歩いて見て回るだけでも楽しい夜市です。

ご覧のように大挙して人が押し寄せ、どの屋台も半端ない混み具合みなぎる熱気とパワーに圧倒されます。
屋台街の細い通りをすり抜けるだけでも大変、人を押し分けなければ前に進めません。
スリに気をつけよ

本当に多様なB級グルメが目白押し!
さっき、お腹いっぱい牛シャブを食べてしまったので、ここでの買い食いはパス。
美味しいかは??試してませーん。
中には手出しするのを躊躇うような見た目も強烈なモノもチラホラ。

それにしても老若男女、子供も大人も、皆さん何かしらを頬張りながら歩いていますよ。そして次の獲物を狙うように、次から次へと屋台を見て回っています。
凄いですね、台湾人の食い物に対する執念と貪欲さには、ほとほと感心してしまいます!
食いしん坊を自認する私達が呆れるほどです。

うわぁぁ~ん、これって「釣蝦ぃ!!」10元の看板だって!
難しそうー、さすがエビの養殖の国ね。金魚すくいならぬ「エビすくい」??

ここは駄菓子売り?でしょうか。
カラフルなお菓子が数十種類が並んでるぅ!

見てください!地元の皆様、ギュウギュウ詰めの席でB級グルメと格闘中
この様子には圧倒されるばかり・・・見ているだけでもう~ダメ!負けてしまいそう

すごい種類の屋台がびっしり並んでいます。
たこ焼き、イカ焼き、お好み焼きは日式料理かしら?
この牛乳の屋台はそれにシロップ入れるだけなのかなぁ?

・・・・
歩き疲れ、人疲れ、見疲れ?、雰囲気疲れ?で、クタクタになりました。
そろそろ引き上げましょうか?
でも今日は、台南一という花園夜市に来ることができて、主な台南・屋台グルメは、見るだけではありますが、一通り体験できたのではないでしょうか?良かったです。

Taxiに乗るために一歩離れたところから夜市見ると、すごい数の屋台と人だってことがよくわかりますね。このあとも、まだまだ夜市は続くけど・・・、
ここでバイバイ!

ホテルに戻ってきました。
明日は高雄への移動があるので、今夜は少し荷物のパッキングしましょうかね。
長~い台南の3日目はここまで、

おやすみなさい。


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