台湾南部の旅⑧ 台南最終日、 サバヒー粥・粽・豆花・小巻米粉・肉圓など代表格B級グルメを総ざらい

2017/10/30(月)  台湾1 旅は6日目  ☀ 台南~

旅は6日目は、台南に来て4日目で台南最終日です。午後に高雄に移動する時間まで、心残りないよう、台南のB級グルメスポットを可能な限り食べ歩きますよ!

 07:00
おはよー!
今日も少し早起きして2度めし?しますよ。まずは、ホテル近くのお粥屋さんからスタート。

昨日もお隣まで来ています。
歩いて数分で、

阿堂咸粥

昨日の朝は、お隣の『包成羊肉』で美味しい羊生肉スープをいただきました。
今日は、そのすぐ横のお粥店『阿堂咸粥』です。
朝から沢山のお客さんが来ていますね。

台南のグルメの一つに名物のサバヒー(虱目鹹)料理がありますが、ここ阿堂咸粥は台南で一、二を争うサバヒー粥の有名店となっています。
サバヒーは「足が速い」お魚のため、産地でしかもお客の回転の早い人気店でないと、なかなか美味しいものにありつけません。その点、ココはサバヒー粥を味わうにはピッタリのお店なんです。

いいですねぇ、この油條!?でも、ここでは揚げないのかしら?

席に着くと、奥からお母さんが出てきて、注文を聞きに来てくれました。
何故かいろいろとコミュニケーションしてくれて、とっても親切です。この日は我々のほかには日本人観光客らしきお客はいませんでしたが、きっと日本贔屓なのでしょう。

お母さんオススメの虱目鹹粥と油條をオーダー。

台南ではサバヒーを看板にしているお店は早朝から営業スタートしている所が多いです。
朝から魚で栄養つけなきゃと意気込んだお客さんや、飲んだ翌日の朝の一杯にピッタリなのでしょう。そんなお客さんなどでにぎわっています。

虱目鹹粥は、思ったよりもさっぱりとした口当たりで、サバピーと小さな牡蠣のうまみがたっぷり、一口目を口に入れると、うぅ~ぅん!いい味
少し食べたら、そこに大好きな油條を浸して、一口また違った味で・・
さすが有名店だけあって本当に美味しかった!

食べている途中、さっきのお母さんがきて、色々なお話したから「これっ!」と棚に飾っていた青いバナナの房(5,6本)を帰りにあげると言ってくれました。

 写真を撮らせてとお願いすると、すぐにOK!の返事!
上の写真を見てください。とっても、とっても、心優しい笑顔でフレンドリーでしょ!
それにしても、私達が出会う台湾の人って、みんなみんな、どうしてこんなに親切に接してくれるのでしょうか、こちらも心からホッコリして嬉しくなりますね。

バナナは帰り際、袋に入れて持たせてくれました、大謝謝

阿堂咸粥 < 260NTD >
虱目鹹粥2,油條1皿

じゃ、ホテルに戻りましょう。

ホテルに戻りました。朝日があたってホテルの外観は、ひときわ目を引くカラフルカラーに。左から紫色までがホテルエリアだと思います。

08:15
さっきお粥食べてきましたが、今日も元気にホテルの朝食、2度めしです!!
では、勿体無いので行ってきます。

今朝はオムレツとサンドイッチをオーダーしてあります。
意外や、このボリューミーなサンドイッチにはビックリ。
これってアメリカン・クラブサンド?

毎日食べたい手作りヨーグルト手作りジャム。ブルーベリーは大好き!
今日がこのホテル最後の朝食ですね、心して食べましょうぅ。

小規模ホテルなので、朝食メニューは前日までに要予約ですが、お客様のことを考えていることが伝わるお料理の数々。飽きることなく、美味しくてとても良かったです。
ごちそうさまでした。

お部屋に戻ります。
午後はチェクアウトして高雄行の電車に乗るので、パッキングしましょう。
この青いバナナがお粥屋さんで頂いたモノ。


10:30
ホテルの近くで、ちまきを買ったり、市場で調味料を買ったり、お昼も食べて、父が好きだったというバーマンも試さなくては・・・、台南のB級グルメを時間が許す限り駆け込みで楽しみま~す。

まずはランチに行こうと思っているお店の下見、今からもう人が何人か並んでいますよ?!
どうしようかぁ?まだお昼を食べるには時間も早いし・・・

とりあえず、もう少し先まで街をブラブラしてみましょう。

 阿娟肉粽魯面

このお店の粽は美味しいと前から聞いていたので、台南に来ることがあったなら是非買いたいと狙っていました。でも、今回台南に来てこのお店の通りを何度も通りましたが、いつも大行列。今日もこの写真のようにやはり混んでいます。諦めて一度お店の前を通り過ぎましたが、思い直して、少々待って並んででも、やはりココの粽を確保しておくことにしました。
お店の前の列に並ぶのではなくって、反対側にも列があってそちらが最後尾なんですって。
お店の前の列が少なくなると、反対側の人が呼ばれるようです。


私達が行列に並んで待っていると、お店のお母さんらしき人が近づいてきて、『持ち帰りだけだったらコッチの方に来ればすぐ売ってあげるよ』と言って手招きしてくれました。有り難や、ここでも親切な台湾のおばさんのお陰で、並び始めてから10分もしないで粽を無事ゲットすることが出来ました。
この長蛇の列に並んでいる人の多くは、店内で食べるのが目的の席待ちようで、単に持ち帰り目的だけの人の場合は、特別扱いで先に粽を売ってくれるようです。

粽も買えたので、一安心です。粽は電車の中のおやつにするつもり。

 阿娟肉粽魯面 80 NTD >

では引き続きこの先に歩いて行ってみますね。

商店街を歩いていくと、地元で有名な豆花のお店を発見!どうしようかぁ?
食べるんだったら今のほうがいいかしらってことで、ちょっとだけ食べてみることに!

 修安扁擔豆花

こちらは、「桶を担ぎ豆花を売り歩いて50年」という担ぎ桶が、お店の前にドォ~ンとディスプレイされていました。

お店の中のガラスケースにそれぞれの豆花がステンレスの桶皿にきれいに並べられています。わかりやすくていいけど、名札付けてくれるともっと助かりますけど!
オーダーはシンプルなピーナツ豆花。お腹に余裕を残すよう、2人で1品だけ注文、シェアします。

外を歩くと少し暑くなってきたので、豆花のひんやりした舌触りがちょうどいいですね。
一口食べると、豆花がプルンッ、フワァっと口の中に広がって喉の奥に消えていきました。
一緒に入っているピーナツもそれほど甘くないのでさっぱりした美味しさ、あっという間に食べちゃいました。お腹すいてないけど食べてよかった!
ごちそうさまでした!そして安いわ!

 修安扁擔豆花  50 NTD >


ここは「阿松割包」
台湾の人は台南に行ったら絶対に立ち寄りたいお店の一つだそうです。ここのメインの食べ物はお店の名前にもなっている「割包」、つまり台湾式ハンバーガーです。
私達もこの割包を食べてみたかったけど、他にも食べたいものが次々控えていたので今回はパス。
でも、せめて食べ物の写真だけでもと思い、店内でまさに食べ始めようとしていた学生らしき若者にカメラ向け撮影をお願いしたところ、「いいよ」って返事。厚かましくも、人様の食べ物を、パチリッ!サンキュー、若者よ。

台湾式ハンバーガーは、パンじゃなくって、饅頭の生地にお肉を挟んでいるようです。饅頭生地がちょっと甘みがあって生地もモチモチだとか、食べてみればよかったかなぁ?

では、次は近くの市場を覗いてみます。

ここは「永楽市場」です。早速、探検してみましょ。
なにか優れモノ?があるかなー?

食料品と衣類や雑貨がごちゃまぜに隣り合わせです。
衣類品はちょっと見る気しませんが、食料品は野菜や肉・魚・果物・乾物そして調味料など。いつものことながら生鮮市場は楽しいですね。

いいモノ、ミッケ!!
これって油で揚げたみじん切りのネギを瓶詰めしたもの。
何かと料理ちょっと使えるじゃないかしら??
試しに、小瓶を1個購入!

 永楽市場で瓶詰め揚げネギ 80 NTD >

あれっ、永楽市場から水仙宮市場って繋がっているのでしょうか??
いつの間にか「水仙宮市場」に迷い込んだようです。
なんだか道がよくわかんなくなっていますが・・

この辺はもう今日は店じまいしていました。

市場は一通り見たし、では、ホテルに戻りつつ、さっき見たお店でランチにずることにしましょう。

・・・・

さっきは空いていたけど、今の時間、きっと混んでいるだろうなあ?

 葉家小巻米粉

こちらのお店は主な食材が「イカ」。お店の中の一角では、おばさんがイカの下ごしらえを黙々と続けています。次から次へと処理するそのスピードにビックリ!

ウワァァァン、やっぱり混んでいますね。行列ができています。
じゃぁ、一人が並んで一人が席を確保するいつもの戦法でいくことにしましょう。

周り見ると、みんな同じモノを食べていますよ。

ほとんどの人は、このイカが大量に煮込まれている大っきなお鍋がお目当て!!
単品のお店だから思ったよりも注文捌きがスムーズで、そんなに長い時間並ぶことなく早くに注文出来ました。
注文は、麺入りか、スープのみか、いずれかのチョイスを伝えるだけ、簡単です。

じゃぁ~ん!これが「小巻米粉(イカ麺スープ)」です。
米粉は台南独特の麺で細身のうどんのようなもの。
イカのいい出汁がでたイカ入り細うどんですね。あっさり味があとを引くのかしら?
これも二人で一杯にしました。この後もあるので・・

 葉家小巻米粉 80 NTD >

さらにB級グルメを探して歩きますよ。

次は・・

 茂雄蝦仁肉圓

探していたのが、ここっ!そして、大きな蒸し器の中のコレッ~っ!
亡くなった父が大好きだったという「肉圓/バーマン」、ずっとずっと、どんなモノのかしら?と思って長年過ごしてきました。
特に、ここ本場・台南の肉圓(バーマン)が父は好きだったと聞いていたので、台南に行ったらぜひ食べてみたいと願っていました。

一間半ほどの狭い間口の小さな小さなお店です。入口近くのテーブルでは、お母さんが黙々と皮に具を詰めています。その後ろのカウンターでは、息子さんらしい若者がバーマンを蒸したり料理を作っています。さらに若者は、合間を見てはバーマンの皮の粉を調合したりしていました。

うわぁぁ~、キタァ~、これが噂の肉圓/バーマン!!ですか。
肉圓の大きさは小ぶりで餃子の大きさくらい。皮はつるつる滑らかで、かつ、もちもちと弾力もある感じです。そこに甘辛いトロンっとしたとろみがついています。
バーマンの食感は独特なもので、和菓子でこれに似た食感のものがありますが、甘い餡の代わりに豚肉やエビのミンチが入ってるもの、とでも説明したら良いのでしょうか?メイン料理というよりおやつ感覚の食べ物です。

台南の肉圓は、米粉を皮にして海老や肉を具にして蒸すという作り方のようです。
お客さんが席に着くと、大きな蒸籠から肉圓を小皿に移したらサッと素早く蓋を閉め、醤油の効いたとろみのある少し甘めのタレをかけてサーブします。
皮は中身がちょっとだけ透け感あって、なんとなくエビとお肉が見え隠れ。食べ始めるとタレの中に中身のジューシーなスープも溶け出します。
一口食べるや!!う・ま・い!!
念願の肉圓を食べることができて、嬉しく大満足でした。

 茂雄蝦仁肉圓 60 NTD >

駆け足でしたが、念願の台南B級グルメ三昧!!
粽・豆花・小巻米粉・肉圓など代表格を食べ歩いてほんとに良かった!
お腹いっぱいですぅ。ふぅ~~。
ホテルに戻りますか!

12:30
ホテルをチェックアウトします。
ホテル前からTaxiで台湾鉄道台南駅に向かいます。

ここは台南駅前のロータリーです。

台南駅も味わいのある駅舎、駅のエントランスのアーチの柱も欧風な雰囲気ですね。
では駅舎に入って、高雄までのチケット購入します。

 Taxi/ ホテル~台南駅80 NTD >

無事に自販機でチケット購入できました。
台南から高雄行自強号の出発時間は、13:30です。
まだ少し時間がありますね。

 自強号/台南駅~高雄駅164 NTD >

台南の構内をちょっと探索、というよりも構内で見つけたで、電車の中で粽を食べるときのビールを買ってきま~す。

構内のではビールが売ってない??!びっくり!
Taxiで駅に入ってきた時になんだか見かけたような気がしたので??
駅の外に出て左に行ったらポストしかなくって、反対側右手に行くと、すぐそこにがありました。ヨシッ!缶ビール無事ゲット!

  台南駅前 缶ビール2 60 NTD >

高雄行の自強号は、2Aです。
入ったホームの向こうですね。

ホームに待っているとほぼ定刻通りに電車が着いて、さっそく乗り込みます。
車内は7割ぐらいの乗車率でしょうか。

ハイッ、定刻通り出発っ。
少ししたら、もうおやつの時間ですって!
台南で散々食べてきたのでお腹空いていないけど、食べてみましょうか?

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

すいませえぇ~ん、ボケてしまいました。粽にはいろんな具がぎっしり入っていて、思いの外濃くなくって案外あっさり味、ドンドン食べたくなる粽です。
はじめ1個しか食べられないと思っていましたが、缶ビールとともに2個完食
美味しかったです。

そして、ほぼ45分で高雄駅に到着!!
この続きは、高雄からの⑨で。


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