台湾南部の旅⑥ 清湯羊肉の朝食、擔仔麵の昼食、神農街散策とお茶、ほんと台南は食べ物天国だね

2017/10/29(日)  台湾1 旅は5日目 ☀ 台南

旅は5日目、台南に来てからは3日目です。
今日は午前中は台南の観光名所で一番有名な赤崁擔や周辺にてお昼を食べます。
午後は、神農街周辺をPhoto&カフェしながら散策しまくりましょう!
夜は地元客が多い台湾鍋にトライして、時間があれば夜市にも行くぞぉ~!

 07:00
おはよーございます!今朝はすっきり爽やかなお天気。
今日は外に朝ごはんを食べに出かけます。
歩いても数分のところだと思います、イザっ。

あっ、見えてきましたよ。朝から活気にあるお店が見えて、看板が目に入りました。
有名店2軒連なっていると思います。
今日は手前のお店に。

 包成羊肉

お店に近づいた時に、この大鍋が目に飛び込んできて、強烈な印象です。
羊肉だからどうかしら??

このお店は、店名からも解るように、鮮度良いラム生肉のスープのお店で、人気店です。
早速お鍋に近づいて、指差しで定番の「清湯羊肉」を注文します。

席につくやいなや、店のお母さんがスープを運んできてくれました。あまり混んではいない時間とはいえ、あっという間にサーブしてくれて、驚きの速さ!!です。

お母さんは、スープの器をテーブルに置きながら「肉が赤いうちに早く食べなさ~い!」と言います。熱々はいいのですが、羊のお肉はまだ赤いんですけど・・、いいんでしょうか?
でも、ここはプロ中のプロのお母さんが言うのですから間違いないはず。素直に従いましょう。お母さんはさらに続けて「コレも食べてみなっ!!」と、羊のレバーを数切れをサービスしてくれました。

では、早速「いただきまーす!」
・・・・・

うん、イケる!イケるじゃないですか。半生状態のラム肉は柔らかく噛むとじわっと肉汁が口いっぱいに広がります。そして、スープは良い出汁がでていてとっても美味しい!!

そしてお母さんオススメの「羊のレバー」。コレが抜群においしくって、病みつきになりそうな味付けです。羊っぽい匂いなんて全然なしで、生姜もとってもマッチしています。

スープには、このピリ辛薬味の生姜がまた合うんですよっ。
フゥフーしながら食べていたら、またお母さんが何か持ってきました。

羊スープを入れた小皿で、「コレ飲んでみてぇ!」とテーブルに置いていきました。一口でしたが、かなり濃厚でジューシーなスープで、これまた美味しい!
それにしても、このお母さんの我々への親切さは一体何なんでしょう。尋常ではありません。こちらもお母さんのペースにすっかり乗せられ、より一層美味しく、そして楽しませてもらうことになりました。
ありがとね、お母さん!

お腹もいっぱいになったしそろそろお会計を頼もうとしたその時、またまたお母さんが来て、お店の前のバイクのところにいる「彼女のスィーツが美味しいよ!!」と、クーラーバッグと小さな黒板を指差しました??
どうやら彼女は手作りスィーツをこのお店の前で販売させてもらっているようです。

他のお店の人もクーラーバッグのこの2種類を盛んにすすめるので、試しに購入することに。
お店では、デザートとしてプリンを一つ頂きました、まあまあ美味しかったです!
もう一つのレモンパイは、持ち帰りであとで食べることにしようっと。
フゥ~お腹いっぱい。
じゃ、お母さん、またね!

 包成羊肉  < 360 NTD >羊肉スープ2,レバー
 包成羊肉の前のスィーツ  < 80 NTD >
プリン、レモンパイ

こちらはすぐお隣の有名なお粥のお店、明日の朝食として頂く予定。
念のためチェックしておきます!


ホテルのお部屋に戻りスープ飲んでから小一時間経って、ホテルの朝食も勿体無いからいただくことにします。昨日の夕方、また朝食の種類リクエスト聞かれオーダーしてしまったことだし・・・朝食、2連荘です。

今朝は宿泊客多いですね。
今日は確か味付きのお粥をリクエストしていたと思います。

思い出しました、コレは「サバヒー粥」です。
油條も入って美味しそう。

デザートのガラス壺、美味しそうに見えますね、スイカとメロン。
昨日ハマったヨーグルトも一口、さすがにお腹いっぱいです、ふぅぅ~~。
お部屋で少し休憩しないと!

10:30
ゆっくり目にホテルを出かけます。
歩いて15分位のところにある「赤崁擔」に行ってみます。
午前中はそこを見学し、近くで昼食。

そして午後は、ホテルに来た時にエレベータホールの壁で見た「神農街」MAPとレトロな街並写真が気になっていたので、MAPに沿って神農街を散策することにしましょう。

路地伝いに歩いていると、新しく建立された廟に遭遇しました。
廟の内部はまだガランとしていました。もしかしたら、コレから魂を入れるのかしら?

 赤崁楼(せきかんろう)

赤崁擔にはこれまでに2度訪れています。でも2回とも随分と昔のことで記憶も薄れてしまったし、今日は改めてじっくり見ることにしましょう。
さすがに台南一番の観光スポットですね。欧米人もチラホラと。
入口横のブースでチケット購入。

この建物は1653年にオランダ人によって築城された旧跡です。「普羅民庶城(プロヴィンティア城)」「赤毛城」などと呼ばれてました。建設当時の海岸線はこのあたりまで入り組んでいて、安平の安平古堡と政治の中枢を分け合っていたようです。

この上に赤崁楼の建物があります。
レンガの階段を登ります。

赤崁楼は、赤とブルーのカラーで塗り分けられている独特の雰囲気を持った建物です。
入口の折戸ドアもオランダと中華のミックスデザイン?でしょうか。

2階に登る階段ですが、人数の制限をしていました。
古い建物の維持管理してくための措置ですね。

2Fの雰囲気もどこかしら折衷デザインが随所に見られます。
この窓枠もキュートで素敵。

2Fには一周ぐるっと回廊がついているので、お庭や他の建物が見渡せます。
お庭のトレリスも欧米仕様ですよね。

コレはお隣の建物。
色使いはほぼ一緒で、屋根のエンド飾りが面白い。

いろんなディティールを見ているだけでも面白く飽きませんね。

こちらは文昌閣。中堂には清時代の試験用紙など色々な文物が展示されています。

花瓶のような形の出入り口。みんな記念撮影!

2Fでは、占いコーナーがあって、木の月形状を2個を持って投げて出た形で占いますが、この子は何度もいい形ができるまでトライ繰り返していました。

上左から「蓬壺書院」、右は「石馬の伝説」、下右の花壇中央の銅像は「鄭成功に降伏するオランダ人」、その右はお土産ショップ&トイレです。

この朱色の壁も当時は物凄いインパクトだったことでしょう。
反対側に売店が見えるので休憩します。

美味しそうなマンゴージュースに惹かれちゃいました。
ゴクゴク一気飲みすると、五臓六腑に染み渡ったような感じがしました!!

玉井之門 (台南店)

赤崁楼の斜め向かいにある有名なドライフルーツ専門店
昨日の安平老街のお店とは対照的に店舗も高級感漂うインテリアで、お値段も高ぃ!数倍違うんですけど。

せっかくだからドライマンゴー2袋だけ購入。

次はこの近くでお昼にします。

赤崁擔仔麵

台南は台湾料理の発祥の地と言われています。その中でも有名な「擔仔麵」、そしてリージェント経営の故宮博物館にあるレストラン「故宮晶華」で使用している麺は、「赤崁擔仔麵」が提供しているようです。楽しみっ。

ここの女性オーナーはシングルマザーで、このお店を切り盛りし成功させた話は、台湾中が知っているほど有名のようです。そのためこのお店では、シングルマザーの女性スタッフしか働いていないお店みたいです。

お店に入ったら1Fはほぼ満席で、2Fに案内された時に通路のコーナーには、いろんな食材がケースの中に並んでいました。その先に階段があって、上がると思ったよりもかなり収容人数のある2Fフロアーでした。

それではまずはビールでカンパイ!!
そしてこの店一番のおすすめの赤崁擔仔麵をオーダーです。

メニューは1Fのカウンターで赤鉛筆と一緒に渡されました。面白いことに赤えんぴつで頼みたい名前に丸印するシステム、ちょっと楽しいですね。

ビールのおつまみに大好きな台湾腸詰め、生ニンニクのスライスもついてきましたよ。臭いかも?
そして店名の赤崁擔仔麵がコレです。確かに美しい盛り付けですね。
お味は、前フリが凄かったので、美味しいけどちょっと拍子抜けかなぁ!

次は、台湾の定番料理の牡蠣オムレツ・蚵仔煎(オアジェン)です。
小さな牡蠣が入っていまして、うぅ~ん、ケチャップがやや甘すぎです。

これこれっ、昔から一度食べたかった棺材板(シチューパン)。
どうやらこれも台南発祥の小吃のようです。色々アイディア豊富な街ですね。こんがりと美しいきつね色になった厚切りトーストの中をくり抜いて、シチューを入れたモノ。
熱々グラタン風ですが、シチューがかなり少なめ薄めでコクが足りなかったです。もう少しジューシーにスープがあったらいいのでは?

このお店の外観です。古いレトロな建物をリノベーションした店内です。
白い扉の左の窓のところが女性が3人立っている調理場になっています。
この雰囲気もいいですね。台南でも古民家がブームなんですね。ごちそうさまでした!

歩いて神農街に向かいます。

こちらは台湾版ハンバーガーの人気店!
長蛇の列で狭い通路に並んだテーブルで、若者がたべてました。
派手さはないようですが、みんな美味しそうに頬ばっていました。

神農街&信義街

ハイッ、こちらが「神農街(シェンノンチエ)」で、台南市内にある古い街並みです。
「神農街」の名前の由来は、この通りの一番突き当りにある廟に医薬の神様、神農が祀られているところからきたようです。

では、ノスタルジックな通りにタイムスリップ気分で散策スタートです!

神農街は、距離は2km位の規模です。
その通りの左右には200年以上も前からの建物が残った老街で、現在はあちこちにリノベーションしたおしゃれなカフェや雑貨ショップが増え、その間にレトロなままの住宅が混在した、生きた街並みですね。

一歩歩くたびに絵になる風景が次から次へと現れて、楽しくなっちゃいますね。
昼の顔は、ゆっくり散策しながらレトロな建物のアチラコチラに散りばめられたディティールを探すのも面白いです。

夜の顔は、燈籠の優しい光で通り中がオレンジ色に染まる街並みが出現しロマンチックで幻想的らしい。今回は残念ながら来られなかったけど、次回に残して置きましょう。

可愛らしい水色の壁が印象的。
防犯用のアイアンの窓枠も家々で色々素敵なデザインが施されていて、おしゃれで今ではもう手間ひまかけて作られなくなったデザイン、錆びていても目を引きます。

うわぁ~~、ちょっと入口変えたっだけで現代的な表情に!ガラッと違う印象ですね。

神農街の奥のほうにも静かで美しい一角がありました。
入口付近とはまた違った、なるべく通りに馴染むことを優先したような落ち着きのあるカフェやお店がありました。

ここが「全台開基薬王廟」で神農街はこの辺までのようです。
廟の横の広場で何をしているんでしょうか?男子会??
おしゃべりしながらお茶してましたよっ。
ここからは路地を繋いで歩きます。

細い路地を行くと知らぬ間に信義街に入ったような気がします。
大通りを越えて少しいくと、うわぁ~~、おしゃれ!

こちらは外観といいチラリと見えるインテリアも本格的なイタリアンのレストランのようです。お店の前のVespaもインテリアの一部とかしていますね。

あらっ、この建物は入口が2ヶ所あってカフェがお隣同士なのかしら?
ニャンコの絵の方はお休みのようなので、奥のちょっと渋めのカフェでお茶しましょう。

 雲潤(お茶カフェ)

ちょっと店名を忘れたので、暖簾を見て判断したのですが、違うかもしれません。
信義街の奥にあってこのすぐ先が「国定古蹟兌悦門」です。

お店に一歩足を入れると、店内の左側にはカウンター、そして右側には小畳が敷いてある椅子&テーブルと小さなお店でした。

奥のコーナーには、いろんなお茶やお茶に関するポットなどの雑貨、ポスターなどが販売兼インテリアとしてきれいに並んでいました。

メニューを見てオーダーしようと思った時に、はじめて気がついたのですが、このカフェはお茶専門でコーヒーは置いてありませんでした。ということでウーロン茶を2種類選びました。そしておすすめの手作りアップルパイと。

帰る頃には、6~7人のグループが訪れて、満席になっていました。
オーナーは多分女性2人、落ち着いた雰囲気の良いお茶カフェでした。
もちろん丁寧に入れた冷たいウーロン茶2種もとっても美味しかった!

 国定古蹟兌悦門

この兌悦門は、文賢路と信義街の交差点にあり、1830年代に造られた台南府城大西門外壁中央の城門の一つ、国家二級古蹟に指定されました。
台南市街に残る城門の中で、唯一の当時からずっとこの場所にあって現在も人や車の通り抜けなど生活道路として現存しています。

このレンガの門は、牡蠣の殻を使用した「蠣殻セメント」とレンガで出来ています。
高さ4m、厚さ3m、くぐりぬけ部分は幅3mの広さ。
入口にはご神木?ガジュマルの太い幹が印象的、その横には門の上がれる階段があります。

門の上からみた先ほどお茶した信義街のカフェ方向の景観です。そして黒猫も絵になっていました。では、ここからはいま来た路地を戻る方向に歩きます。

歩きながら雰囲気の良い玄関ドアなどをパチリッ!

路地をひょいと曲がったら、ここにも食堂風なお店発見
人がいっぱい入っていました。

あっという間、神農街の入口まで戻ってきました。

市場が見えたので中を通過して

この建物は一部レンガがむき出しになっていて、うまくそれを利用して面白く描かれたアートが目を引きます。ナイスアイデア

15:15
ホテル近くまで戻ってきました。
通りはどこも土曜日の午後とあって、若者や家族連れなどで混雑がすごいですね。
このホテル周辺は台南でも人気のエリアなんですね。
お部屋に戻って休憩しましょう。

もうぅ、台南3日目は盛り沢山なので、夕食からは、⑦に続きます。


台湾南部の旅⑦ 夕方からは台南のローカル牛しゃぶ鍋、リノベした文創園區散策、花園夜市も楽しみます
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