■ スケジュール 『ナポリ後半編』
<2018年>
5月12日(土)ANA特典ビジネスで2回乗継ぎナポリへ
5月13日(日)再訪ナポリ!今日は母の日で街は大賑わい
5月14日(月)スパッカ・ナポリ散策、カラヴァッジョ
5月15日(火)シチリア・シラクーサへ 列車で海を渡る
5月16日~5月20日 シラクーサ滞在
5月21日~5月26日 パレルモ滞在
5月27日(日)パレルモ⇒ナポリの戻りは夜行フェリーで
5月28日(月)サンタルチア~ヴェメロ地区散策、卵城 このブログ
5月29日(火)帰国便、飛行機遅れで乗継ピンチ!
5月30日(水)どうにか無事成田到着 お疲れさま
2018/5/28(月)旅は17日目 ☀ ナポリ
今日はベヴェレッロ港に入港、ホテルにアーリーチェックイン、荷物を預けサンタルチア地区散策 、カフェで朝食してAugusteo駅のケーブルカーでVemeroヴェメロ地区のサンテルモ城へ、Napoli sotterranea地下の町をみてホテル休憩の後、卵城Castel dell’Ovoへ。
07:20
ベヴェレッロ港からTaxiでホテル ロイヤル コンチネンタル(Hotel Royal Continental)に到着!アーリーチェックインできるでしょうか?
やはり朝早すぎてアーリーチェックインは無理でした。
荷物を預けて、朝早く起きたのでどこかで朝食のカプチーノで休憩しましょう。
ホテルのエントランスを出ると・・
うわぁぁ~、目の前が・・
ナポリの卵城!
間近すぎ、素晴らしい位置関係です。
徒歩2分だからここはあとでゆっくり行きましょう。
ではナポリ湾・サンタルチア地区の海岸通りの散策を。
ナポリ湾のサンタルチア海岸はお散歩に適した気分爽やかな海岸通り!
ロータリーに差しかかったところに、道路が突き出ていて小さなスタンドが2件あり、その先に海岸に降りていくところがあります。
ロータリーから右手の湾のむこうに見えるのがベスビオ火山!おぉ~
とってもきれいな景観、ここはビューポイント!
この海岸線には、5つ星ホテルなどが並ぶ高級で落ち着いてたリゾートエリアです。
卵城の横にも美味しくって海を見ながら食事ができる素敵なレストランが並んでいます。
・・
海岸線からあるいて8分くらいで、ナポリで最初に訪れていた王宮エリアに到着!
王宮とプレビシート広場にまた来ていま~す。
Gran Caffè Gambrinus/ガンブリヌス
おぉ~、このカウンターといい蝶ネクタイのカメリエーレといい、歴史を感じますね。
王宮前のナポリで一番有名で老舗のカフェ、1890年創業当時は芸術家のたまり場でした。
店内には、カウンターが何ケ所かあって忙しいナポリっ子は立ち食いです。
ショーケースには色んな種類のパンが並んでいます。
ドルチェも豊富でおいしそうなケーキがズラリっ。
もちろんアルコールも並んでいます。
朝なのでカプチーノと甘いクロワッサンをショーケースから選びます。
やっぱりイタリア・ナポリは、外のテラス席がいいよね。
朝の光がさしこんで、わぉ~目の前は Fontana del Carciofo!
先程のカメリエーレがクロワッサンをお皿に乗せて運んできました。
よく見るとちゃんとナイフとフォークも添えられています。
そしてカプチーノ、多分表面に3種類のラテアートがあったような気がします。
サーブされたときには??
いただきます!
クロワッサンは皮がパリパリ、カプチーノと絶妙に合いますね。
ここで通りを眺めながらゆっくりと時間過ごします。
Gran Caffè Gambrinus < 24 € >
クロワッサン3コ、カプチーノ3
08:30
今日の午前中は、ナポリでまだ行っていないヴォメロの丘のサンテルモ城に向かいます。
ナポリの名物の公共交通機関はケーブルカーは、イタリア語でFunicolare(フニコラーレ)。そうです、誰でも知っている歌の歌詞に出てくる「フニックリフニックラ~」のあのケーブルカーで、丘の上に登ります。
これについては下のブログの後半部分でも解説しているので、よろしかったらこちらも読んでください。
Cafeからナポリの裏路地を歩いて、フニコラーレの駅へ
フニコラーレ・チェントラーレ線 (Funicolare Centrale) は、ヴォーメロの中心部にあるフーガ広場と、繁華街であるドゥーカ・ダオスタ小広場を結ぶ路線です。
Augusteo駅の入口にタバッキ(Tabacchi)があったので、チケットを購入。
そして目の前が入口なのでコンパクトな駅構内です。
メトロやバスと共通チケット・1回券1.1€ < 3.3 € >
ではフニコラーレ(ケーブルカー)、で丘をひとっ飛びしましょう。
プラットホームに着き乗り込むとタイミングよくに動き出したので待つ時間無しでした。
近くからフニコラーレを見るとかなりの角度の登山列車にびっくりします。
約10分の乗車時間で丘の上のヴォメロ地区に到着しました。
フニコラーレを下りると、ホームも階段で登りになっていますので、お気を付けて!
下車した人は、観光客というよりもほとんどが地元のナポリっ子たちですね。フニコラーレで登ってきましたが、ナポリの市街地が一望と期待していましたが、残念ながらトンネルや塀などで全然見えません。
アラッ、Piazza Fuga駅はとっても歴史ある落ち着いた駅舎です。
アイアン枠があるガラス張りが素敵です。
うわぁ~、Piazza Fuga の外観も昔のまま、歴史感じる駅舎にうっとりします。
ここからはどっちに向かうのかしら。
観光客が見当たらなく「サンテルモ城」にむかう列とかがな~い、どっち?
駅前フーガ広場からはこの車の通らない階段(横にエスカレーターあり)を登ります。
ふりかえっても急な階段です。
更に道路を越えて屋根のあるエスカレータに乗って・・
ヴォメロ地区はナポリらしい庶民的な街並みと打って変わって、ゆったりとした家々が並び緑も多く落ち着いて上品な街並みです!
わかりにくい道を歩いて行きますが、登りから下りになったところに入り口がありました。
駅から迷わず歩くと15分ぐらいかかります。
● サンテルモ城 / Castel Sant’Elmo
ヴェメロの丘の頂きに立つ、14世紀はじめ頃に基礎ができ、16世紀に変わった星型の堅牢な要塞が建てられました。ナポリ市内の各方向からサンテルモ城の姿を見ることができます。
ちょうど私たちも旅の前半にナポリに宿泊したホテルの朝食テラスからも見えていました。
サンテルモ城のゲートをくぐるとまだ朝早いので観光客もパラパラです。
右にあるオフィスでチケットを購入。
先程まであんなに晴れていたのに、ちょうどサンテルモ城を登り始めたら何故かこんな雲が立ち込めて来て、がっかり。ここに来る大きな目的はナポリの街が一望できるからなのにぃ~。
少し時間経てば・・期待しましょう。
本当にまさに要塞、床も壁も天井も石造り、そのものです。
一歩場内に入ると、シーンと静まり返って登りの石畳が折り返して続きます。
さらに登っていくと・・
突然現れるこのオブジェって何でしょうか?
ナポリの街を見下ろすと、
素晴らしい眺めが広がっていますが、まだ曇っています。
もう少し待って・・
まだ雲が垂れ込めているけど、あぁぁ~、
雲の上のベスビオ火山!!
こんな景色も中々見れないかなぁ?そう思うことに。
チャンス!!
少しだけ明るくなったときに撮した画像には、ナポリ湾がうっすら写ってます。
サンテルモ城に来たらこの一枚!!
「スパッカ・ナポリ」の言葉の由来“ナポリを真っぷたつに割る”という意味で、この真っ直ぐの道路が文字通り二分しているようです、ホントなのね。
辛うじて写っていてよかったです。
城内の展示館でアート展が開催されていました。
外観は古いのですが、館内は中央に広い通路があり、半円形の天井には間接照明のライトアップされ、真っ白な壁に個性的なアート作品が並んでいます。
思ったよりも前衛的な作品がたくさんあって、さすがイタリアと思いました。
こんな不思議なオブジェも点在しています。
中に入れるようなのですが・・
これはミッケ
白い外壁に窓の横にある幅20cm位のレンガが上から垂直に重なっているのは何でしょうか?
思うにレンガの雨ドイのような機能では?と思ったのですが・・
実はこーゆうことを発見するのが好きなんです。
最後にナポリ湾方向を一枚、パチリッ!!
まだガスってますね、残念!
ナポリの市街地の景色を満喫まではいかなかったけど、ベスヴオ火山やナポリ港が見え、要塞の頂上からナポリ市街の大パノラマが広がっているのは確かめました。
ハイ!これで見納め。
結構苦労して石畳の通路を登ったのですが、帰りはあっという間、
要塞の出口まで戻ってきました。
あれぇ、どうして??今になってこの青空?
城内を出たと思ったら、すごい青い空が見えてるじゃない?
信じられない!!
帰りは、階段で中心地に降りていく方法もあり景色を楽しみながらも魅力的ですが、ここは体力的にやめておきます。(先程撮った画像に階段の入口が写っていました)
来た道を戻りながら・・
サンテルモ城 / Castel Sant’Elmo < 15 € > 5€×3
帰りは、モンテサント線、フニコラーレ・モンテサント (Funicolare di Montesanto)で中心地まで移動しますが、駅が見つかりません?
モルガン通りの Via Morghen 駅を探しています。
・・
来たときよりも近い駅のはずが、道に迷って17分かかって探しました。
住宅地の普通のビルが入口、わかりにくい駅です。
駅の外観の画像は、googleを参照しました。
Via Morghen駅からC.V.emanuele駅~Montesanto駅で下車します。
街なかを縫うように走っているフニコラーレってとっても便利な足なんですね。
これを自分の足で登ったら大変です。
車窓からちらっと見えた住宅地もナポリっぽい洗濯モノがいいネ。
Montesanto駅に7、8分で到着しました。
ここのホームもかなりの傾斜しています。
もう生活の足に無くてはならない!
でも乗車率がもっとないと運営的に大丈夫でしょうか?
Montesanto駅の外観です。
ここの駅を出ると、もうそこはナポリの中心地!!
駅前はかなり賑わいある通りになります。
メトロやバスと共通チケット・1回券1.1€ < 3.3 € >
P.zza Montesanto(モンテサント広場)をポルタメディア通り方向へ歩きます。
広場は賑やかで緩やかな坂を下っていくと、瑞々しい野菜を売っているお店が並んでいて、小さな市場や商店街になっています。
通りはごちゃごちゃっ、ナポリらしい旧市内に戻ってきたなぁ!
こんな賑やかな通りで、ほっこり面白い風景に遭遇!
それは・・
ブルーのパンツのおじさんが、宙に浮いた青いバケツになにやら紙袋を入れようとしています。入れた途端青いバケツがシュルシャルっと上に上がっていって、見上げたらおばーちゃんがバケツの紐を手繰り寄せています。うわぁ~、ローテク!こんな街なかで今でもあるんだぁ、まだまだナポリってホッとする街ですねっ!
Di Matteo / ピッツア
今回のナポリ訪問で前半に一度このお店のピッツアを食べに来ました。その時運が悪くお店に入って2分後に若者15人が団体で訪れて、店内テンヤワンヤしていたからか、サーブされたピッツアがちょっと冷めていて、イマイチでした。
で今日はリベンジ!
お店に着いたのがちょうどお昼の時間になり、混んでいるかなぁ?
1階は5席しかなくレジも目の前ですが、ちょうど空いていました。
席もやっぱり1階がいいですね、目が届くから。
サンテルモ城やフニコラーレに乗ったりで、お疲れ様、ビールでとりあえずカンパイ!!
今日はピッツア3枚も頼んじゃいました!
「ピッツァ・マルゲリータ」とピッツァ・マルゲリータ+生ハム、きのこの3種類。
色鮮やかな赤と白と緑のコントラスト、美味しそうぅ~
今日はアツアツをサーブされました。早くカットして、フゥフゥ~しながら一口!
うぅ~ん、十分に美味しいけど、モッツァレラチーズの伸びが違うような、回りの耳生地も少し硬いような・・お腹いっぱいになり耳部分はほとんど残してしまいました。後ろのテーブルの人も同じように残していました。以前は耳生地も残さず全部食べられて・・
どうにも2011年に訪れたときの感動がないんです。どうしてか?
思い起こすとピッツアの生地と焼き加減がちょっと違うような気がします。
生地はジューシーでヤワヤワ、モッツレアももっと形がなくトロットロに崩れていて、耳生地も最後まで柔らかく食べられたこと思い出します。一口も残さずペロッと食べて、もう一枚食べられる感じでした。
代が替わってレシピ変えたのでしょうか?
でも感動はないものそれなりのおいしいピッツア、ごちそうさまでした!
スタッフはみんなフレンドリーで、忙しくせっせと料理作っていました。
通りでは相変わらず持ち帰りの人が並んでいました。
・・
なんだかすっきりしないので、古い画像を探して検証。
左が2011年のマルガリータ
右が2018年今日のマルガリータ。
うわぁ~、全然違いました、びっくり!
画像の色はカメラ・レンズの違いを加味しても比べてわかったことは、
以前は生のトマトにモッツァレラチーズ、
今回はトマトソースにモッツァレラチーズ!
どうりで以前は溶けたモッツァレラチーズが生地の耳まで柔らかくし、加えてフレッシュトマトがまたまたジューシーな味わいだったんです。
願いは、少し高くなっても前のレシピになったらと、切望します!
Di Matteo / ピッツア < 24 € >
ピッツア3,ビール3
次は・・
● Napoli sotterranea (ナポリ・ソッテラネア) /ナポリ地下都市
ここNapoli sotterranea ナポリ・ソッテラネアは、ナポリの地下都市です!楽しそぅ~
説明を聞きながらガイドと一緒に地下通路を歩くツアーに参加します。
見学ツアーはイタリア語と英語の2種類、30~40人が一緒に1時間15分くらいかけて回ります。私たちは13時出発、ではタイムスリップぅ~。
ここがナポリ地下の入口!
ギリシャ時代!ローマ時代に・・
さぁ階段を降りて・・地下都市に潜入開始!
ナポリの地下都市は、ギリシア時代に神殿や城壁造りに必要な石を取るために最初の穴を作り、古代ローマ時代になると、その彫られた道を水路にした地下道を歩きます。
また、近年は第二次世界大戦時には防空壕として人々生活した跡など、いつの時代もナポリの人々の生活を常に支えてきた地下都市です。
ここは第2次大戦中は、防空壕として利用されていたそうです。
様々な戦時中の関係する戦車など展示されていました。
ここで面白いのは、さすがにイタリア人!!と思わせるこの景色!
戦争中でもイタリア料理で絶対外せない「バジル」を地下都市でも栽培していたんですって!感心しました。
ガイドの後ろをついて、2000年以上前に造られた地下道、水道、水槽、地下埋葬上、劇場の地下の舞台下、地下室などを見て歩きました。
そしてここで携帯用のランプを一人づつ手に持つようにとガイドから言われました。
これからは細くて真っ暗な石の通路を通るので、前の人を見失わないように付いて来てください!!とガイドスタッフから言われました。
うわぁ~、いよいよ地下都市の迷路に入っていきます。幅が60cm位、30人が金魚のフンのように一列になって続きます。始めのうちは前を歩く人も見えていましたが、途中からまるで真っ暗闇、手に明かりを持っていても前の人も見失うくらい・・そして暗闇を歩いているとふと古代都市の空気を感じたような?そんな気さえしてきます。
相変わらずみんな前の人にひたすらついていきます。
ところが今度は狭い狭い通路に突入ーー!
えぇっ、太は通れるの?と思うほど極狭な通路が何分か続きます。ふぅ~~
・・
突然、明かりとともに目の前に現れるのは、
清らかな透き通るブルーの湧き水!
湧き水の回りを通路が囲んでいるので、みんな細い通路の暗闇から開放されてホッとして、ボォーっと眺めて立ち止まってます。それにしても美しい湧き水は地下水?
湧き水の所からは、また通路に照明が戻り見えるので安心です。
このツアーも終盤になりワイン樽や戦時中のグッズなどが展示されていました。
最後はワインセラーを通過してツアー終了です。
もちろん棚に並んでいるワインは販売もしていました、これもイタリア人っぽいね。
それにしてもナポリの地下都市は歴史的な!ミステリアスな!刺激的な!
いろんな要素が凝縮されたとても内容の濃いツアーでした。暗闇の狭い通路のアトラクションはドキドキワクワク感も、子供も大人も楽しめ、アドベンチャー気分になりました。
魅力的な「ナポリ地下都市(ナポリ・ソッテラーネア)」はおすすめ!!
ツアーの所要時間は1時間半でした。長時間の地下都市ツアーは石造りの通路を歩くため、とてもひんやりと冷え込むし、足元もゴツゴツしています。時期にもよりますが足元はスニーカー、上着も忘れないで!
Napoli sotterranea < 30 € > 10€×3人
・・
思ったよりも長いツアーだったのでガッレリア・ウンベルトⅠ世のどこかでお茶にします。
この続きは、