Napoli① ナポリ＆シチリア島を巡る１９日間の旅、初日はANA特典航空券(ビジネス)でナポリへ

旅のきっかけと旅行プラン

シチリア島への旅は長年の夢でした。15年ほど前には、シチリア島一周のドライブ旅を細部にわたるまで計画し、いざ実行というところまでいきましたが、やむを得ない事情で断念。その後も何度かシチリアへの旅を企画しましたが、その都度、何らかの障害のため実現には至りませんでした。

イタリアは大好きな国で、これまでミラノを始めベネチア、フィレンツェ、トスカーナ地方、ローマなど何回か訪れていますが、南イタリアの街については、過去、ポンペイ観光の際半日だけ立ち寄ったナポリ以外には旅の経験はありません。イタリアの魅力は、やはり「南」を抜きにしては語れませんよね。
太陽が燦燦と照りつけ美しい自然に包まれたシチリアは、多様な歴史が織りなした文化の交流点であり、そして何より、海と山の美味しいものの宝庫。遺跡好き、食いしん坊の私達にとって、やはりどうしても『行くっきゃない！』ところ。

陸マイラー活動で貯めているANA特典マイルのストックが、このあとの加算予定分を含めれば現時点で１００万マイル以上見込めることだし、足の費用面では基本心配ありません。そんなことで、今回、念願のナポリ＆シチリア島巡りの旅が遂に実現の運びとなりました。
昔計画したようなレンタカーによってシチリア島をあちこち巡る旅は、さすがに歳を重ねた今となってはちょっとキツイ。で、シチリア島については、シラクーサとパレルモの２つの街を拠点に、他の街の観光スポットへは、そこから鉄道、バス、タクシーを使って日帰りもしくは１泊のショートトリップとすることにしました。

今回も、例によっていつもの太＆豆+心の３人旅です。１９日間に渡る長い旅ですので、ブログも『ナポリ編』、『シラクーサ編』、『パレルモ編』の３部構成にしています。
それでは、楽しかった旅の一日、一日をどうぞご覧ください。

 

 

2018/５/12（土）旅は１日目 ☀ 成田⇨ナポリ

今回は成田空港利用。飛行機は成田 ⇨ ブリュッセル ⇨ フランクフルト ⇨ ナポリと２回の乗継をへて、日付変わらないうちにナポリのホテルにチェックインの予定。飛行機のはしごがスムーズに行きますように！

06：30
東京の空は明るくって良いお天気、でも思ったよりも風が冷たく肌寒い朝です。
薄手のカーディガンを羽織って出かけます。

成田まではマイカー利用。少し早めの6：30に自宅を出発、首都高、京葉道路、東関道経由で成田空港近くの『成田シャトルパーキング』を目指します。このパーキングは、長期の利用で割安となるので、今回初めて利用してみました。１９日間で全部で￥7,800、一日あたり約￥410とお得な利用料金です。

空港へはパーキングの専用送迎バスで送ってもらいます。
ANAビジネスカウンターは空いていて、すぐにチェックイン手続き完了。ナポリまでの乗継の搭乗券３枚分を渡されました。預け入り荷物はナポリまでスルーなので面倒はないのですが、目的地までちゃんと届くかどうか、ちょっと心配。（最悪のロストバゲージに備え、機内持ち込み手荷物には一日分の着替えなど最低限必要なものを入れておきました。以前、ローマでロストを経験して以来、生活の知恵です。）

チェックインのあとは、空港内で両替。ナポリ着が夜10時半過ぎで土日ということもあるし、また、シチリアでは両替換金率が悪いとの情報もあるので、成田で円からEUROに変えておきます。
南ウィングにある比較的レートが良いと評判の外貨両替店の「GPA」で、とりあえず15万円をEUROに換金します。不足分は、現地のATMでキャッシングの予定。

 

・・
セキュリティーを通過してイミグレーションも済ませて、成田空港のANAラウンジに向かいましょう。

今回は「第４サテライト」にあるANAスターアライアンスラウンジを利用します。
ここで軽く朝ごはんいただきましょう！

混雑している時間帯のようで、ラウンジのソファー席はほぼ満席。３人で座れる席はダイニングテーブル席だけのようです。朝ごはん食べるにはちょうどいいかも。

いつものようにビールサーバーで入れた生ビールで

「ナポリ・シチリア、楽しい旅となりますように。カンパ～イ！！」

サラダとサンドイッチと焼きそばをいただいていると、目の前にうどん・おそば、ラーメンを作っていただける窓口があることに気が付きました。
さっそく、

かき揚げうどんと山菜そば。これから約２０日間は日本食を食べられないので、ありがたいサービスですね。うどんはスープも関西風の薄味で美味しかったです。

ラウンジ出入り口にあったスター・ウォーズの模型飛行機。

ではそろそろゲートに移動します。

今回のナポリまでの乗継の搭乗券３フライト分です。
一番目のフライト：［ANA］NH231 成田発10:50⇒15:50ブリュッセル着
ゲートは41搭乗口です。

あっ、ゲートに着いたらすぐに搭乗時間でした。

機体に乗り込むと、うわぁ～、ビジネスクラスのスタッガードシート！！
ヨーロッパなど長距離の旅には快適に過ごせる最高のシート。私達にはこれ以上の贅沢はありません。せっせと貯めた特典マイルのおかげです、感謝！

座席は、窓側縦３列、「1K」,「2H」,「3K」の３席です。ANAのビジネスクラス・スタッガードシートは、私達のようなグループ客やカップル客にはあまり向いていないシートレイアウト。互いに話などがしにくい独立性が高いビジネス客向けの仕様です。
たまにはそれぞれひとり気ままに、自由時間をゆっくりと楽しむことにしましょう。

※ANA　HPより

御覧ください！シートが見事にフラットになるので足も十分に伸ばせます。
映画を見るときには、少し頭を高くして快適に鑑賞できました。イイですね。

モニターの下には、USB、iPodなどのコネクター類が格納されていますよっ。
モニターの下の空間は足置きでさらに下は荷物をおける空間になっているので、靴やハンドバッグなど収納できます。

さて、席に着くとすぐに係のキャビンアテンダントがご挨拶に来てくれました。新聞や雑誌、おしぼりに続いて、離陸までの間の「シャンパン」などがサービスされました。

・・
飛行機は無事定刻どおりにTAKE OFF！！
機体が水平飛行に入るとお食事タイム。

さっそくメニューが配られましたが、私達はHPから事前に「和食」をリクエストしています。
よく見ると、このほかに好きな時間にスープ、ラーメンなどやサラダ、ヨーグルト、デザートなどを追加で食べることができるんです。いいね。

加えてなんと飲み物もワインや日本酒などもいろいろとセレクトできます。
「空の旅」がとっても楽しくなりそうぅ～。

11：30（日本時間)
そういえば３人の旅ですが、窓側の縦並びのシートなので揃って乾杯できないのがちょっと残念なところですね。それぞれ好きな飲み物で、皆揃って、腕を高くあげ無言でカンパ～イ！！

「アミューズ」です。
ミックススパイス風味のチーズスティック、小海老と胡瓜のマリネバジルソース、合鴨のテリーヌオレンジソース風味の一皿。涼し気なガラス小鉢のマリネは見た目も爽やかなお味、テリーヌは赤ワインが良かったかしら？

次は前菜、小鉢２種の登場です。
前菜（鯖寿司、平目龍皮巻き、青海苔真丈、海老真丈串打ち、スモークサーモン菜の花巻き、新じゃが、鴨燻製、新玉葱あえ）
小鉢（蛤、湯葉豆腐、うすい豆飴）
小鉢（蛸、筍、木の芽味噌）

この前菜と小鉢２つは、酒の肴にピッタリ、どんどんお酒が進みます。先程見たアルコールメニューを開いて、思わず日本酒もリクエスト。

よく見ると、この和食メニューは祇園「にしかわ」の次代を担う料理人が監修しているとのこと。さすがに味わい深いお味です。
さらに赤ワインに日本酒と・・

アルコールメニューのお酒類が魅力的すぎて、どうやら太はお酒が止まらなくなってきているようです。

さて次はタイミングよく主菜の登場です。

主菜（鯛の甘酢餡掛け）にお味噌汁、ご飯、香の物。

さすがに前菜などをゆっくりいただきすぎてお腹いっぱいになってきました。
でもご飯にお味噌汁はホッとします。

ご飯をいただいてから別腹でデザート、たくさんの種類がありました。赤ワインが残っているしチーズミックスも注文。最後はフルーツと日本茶で本日のランチ終了です。
とてもおいしく優雅なひとときでした。ごちそうさま！
もうぅ、お腹いっぱい、寝てしまいそうな満足感になりました。

・・・

食後は、３人それぞれ、映画を観たり音楽聞いたり、機内ライフ楽しんでいます。

太は、赤ワインを戴きながら、スマホでモーツァルトのオペラ。豆+心は、ごろっと横になり、映画を見たりうたた寝。皆、至福の時間です。シートは個室感が強いので、自分の世界に没頭でき、心地よく過ごせます。

・・・・・

17：30（日本時間)
機内に乗り込み５，６時間が過ぎました。あらっ、気がつけば、太は「お好きな時に」メニューから何やら追加の食事をリクエストしているようです。
聞いたら、おやつ＆お酒のつまみとして「🌿筍のステーキ ラタトゥーユ入キュイ酢味噌とタプナードゴルゴンゾーラ風味」（よねむら）+「チーズ盛り合わせ」+「野菜スープ」を頼んだとのこと。飲み過ぎ、食べ過ぎじゃないの、大丈夫？？

運んできたのを見たら、このお食事も魅力的なお皿ですね。
筍のステーキは、季節感あふれていて美味しそうです。

 

20：15（日本時間)
ちょうど夕食ぐらいの時間になりました。ここで太＆豆+心の３人共、麺類メニューから、「一風堂ラーメン 濃く深まる味噌大地」をいただきます。

カップ麺よりはワンランク上のラーメンとビール、うれしい組み合わせ。
フルーツもしっかりと食べておきましょう。

気がつくと飛行機はモスクワ上空まで来ていますよっ、早いね。
いまからブリュッセルまで残り３時間弱くらい。
続けて・・

ここで豆は「うかい名物 豆水とうふ」と「ヨーグルト」もせっかくなのでいただいちゃいます！！豆水とうふは高野豆腐のような感覚のふわっとした優しい味ものでした。
「お好きな時メニュー」まだまだ魅力的なものが揃っているのですが、さすがにもう食べられませんね。

・・

早いもので、気がつくともうすでに飛行機は、降下をはじめています。
ウワァー、あっという間にブリュッセルまで来ているんですね。快適なビジネスクラスでの搭乗では、機内時間はとても短く感じます。

22：40（日本時間)
15：40（EU時間)
1つ目の寄港地ブリュッセルにほぼ定刻通りに到着しました。
ブリュッセルでの待ち時間は1時間15分です。

ここでEUへの入国審査を通過します。混雑していないといいけど・・
Bゲートに到着し、すぐにイミグレーションがありました。なんとも拍子抜けするぐらい簡単にスルーし全然混んでいませんでした。
多分、乗継（コネクション）だけのイミグレのようです。ホッ

とりあえずAゲートに移動します。
最初に目に飛び込んできた壁の一枚の絵「花の祭典♪ブリュッセル・フラワーカーペット」のようです。もしかして今回訪問予定のシチリア・ノートの花祭りと似た感じなのでしょうか？ここブリュッセルは8月にあるお祭りのようです。

黄色の四角Aのサインに従って歩きます。最近の空港内のゲート移動は、必ずデューティーフリーを通過するようにできていますね。

えっ、このオブジェはなんでしょう？
周りにはショップが並んでいます。

・・

スターアライアンスのブリュッセル・エアラインのビジネス・ラウンジは４階にひっそりとありました。
このラウンジではもしかして！生ベルギービールが飲めるかしら？？

さすがベルギー！！ちゃんと生ビールありましたっ！それも３種類も。
全部味見したい！！

生ビールは、STELLA ARTOISなど３種類で、さすがベルギービール、どれもそれぞれコクが合っておいしい！
サラダとハム・チーズと一緒にグビグビ飲んでしまいました。

時間的になのか、ラウンジは全然混雑していないので、ビールグラス探しているとスタッフのおねえさんがさっと渡してくれたり、ビールをついでくれたりと親切にしてくれました。

このラウンジは、吹き抜けの上の階なので下のショッピングエリアがよく見えて気持ち良い空間です。設置されている椅子もいろいろなデザインが並んでいます。

・・

ブリュッセル空港でフランクフルト行のゲートに移動中。うわっ、大きな看板にTOYOTAと東京オリンピックのロゴが燦然と輝いていますね。

ゲートに移動しました。成田で知らされたゲートは変更されて、A４９ゲート。
飛行機は窓の外の見えるところに沖止めされています。

2番目のフライト：［ルフトハンザ］LH1015 ブリュッセル17：05⇒18:05フランクフルト
すぐに機内登場のアナウンスが有り、もちろん優先搭乗でお先に。

おっと、階段を下りたら外に出て、歩いて飛行機に乗り込みます。
小さい機体！なのでタラップも６段ほど。

なんだかドイツの航空会社の割には、ローテクな感じがするんですけど、気のせい！

機内は２列２列。でもこのエリアは一応ビジネスクラス仕様とのこと。

そしてもうTAKE OFF！
時間も定刻通りピッタリ、17：05。

またたく間にふんわりと水平飛行っと思ったら、もうビジネスクラスにはアペタイザー風のハムと白アスパラの一皿が配られました。飛び立って15分もたっていませんよ、はやっ！確かこのフライト時間は約１時間です。

そういえば、この生白アスパラってヨーロッパでもこの時期だけの旬の野菜、みんな待ちわびているとか。いいタイミングでたべられますね。
ではドイツビール Warsteinerでカンパ～イ！！

・・
ビールを１本飲んだいると、もう機体が降下し始めています。
もうフランクフルトが近～い。

下に見えるのは、のんびりした川に浮かぶボートです。
緑が美しい風景ですね。
・・

17：50（EU時間)
もうフランクフルトに到着しました。またまたタラップ下りて歩いてゲートに向かいます。
そしてまだまだ空が明っる～いヨーロッパです。

次はいよいよフランクフルトからナポリですが、この空港で２時間半の待ち時間があります。
この時間は、日本を経ってから何時間目なんでしょうか？

では、ここではルフトハンザのラウンジでのんびりさせてもらいましょう。
ラウンジはどこ？

フランクフルトに降り立って１０分でラウンジに到着です。

ラウンジのカウンターにはビジネスマンだらけ！混雑しています。
ここでドイツビール飲みながら・・というかずっと食べて飲んでいるので、さすがに疲れ気味な３人。東京を今朝６時に出てから何時間？少々お疲れモードです。
ということで、ラウンジの報告もかなり手抜き状態になっています。

どうにか寝過ごさないで2時間滞在して、そろそろゲートに移動しますがここも成田で指示されたゲートとは全然違っています。ちゃんとモニターで確認。
ゲートはA20。

ゲートに移動中にミッケ！
これって、ドイツならではの光景！ですね。少年がソーセージを購入したら、上からダイレクトに吊るされたビッグサイズのHEINZのマヨネーズ・ケチャップ・マスタードかな？
いきなり自分のソーセージにケチャップをかけています。面白いし、なんて合理的！

・・

少し早めにゲートに着きしましたが、待合せスペースに空き椅子がほとんどないので、反対側にしばし待機します。そしていよいよナポリに行く・・
３番目のフライト：［ルフトハンザ］LH336 フランクフルト20:40⇒22:35ナポリ

さぁ、機内に乗り込みます。
ようやくフランクフルトの空は夕方みたいなトーンになっています。

この機体は３列３列、ヨーロッパ内のビジネスクラスによく見られる「なんちゃって、ビジネス」です。３人席の真ん中を空席して、「Your Space」としています。ビジネスとエコノミーの仕切りにはカーテンで仕切られてるだけの簡単な作りです。

ようやく空港の空も20時半には日が暮れてきました。
そして、20：40に定刻通りTAKE OFF！
・・

機体が安定状態に入ると、ビジネスクラスは「アペタイザーの一皿」がサーブされました。モッツアレラチーズとサラダとデザートとチョコレートです。後でいただいた箱入りのチョコレートはとっても美味しかった。

・・

ウトウトしていたら、あっという間にナポリに降り立っていました。
オオォ、無事にナポリに到着しました。ホッ
あれっ、なぜか操縦席が空いていたので、瞬間的にパチリッ！

飛行機を降りたら次はもう荷物をピックアップするだけです。
成田から最初のヨーロッパに到着したブリュッセルでイミグレーション通過しているので、シェンゲン協定のある国はそれだけで大丈夫です。

 

そして乗継が多いからちゃんと届くかどうか心配していた荷物も無事にゲットしまして、さぁ！タクシーでホテルに向かましょう！

・・

 

 

● ルネッサンス・ナポリホテルメディティラネオ/Renaissance Naples

ハイ！ここがナポリに滞在するホテルのエントランスです。
太は夜遅くナポリに着くので、念のために空港からホテルまでの道のりも頭に入れているようでした、えらいっ。ホテルの外観もチェックして覚えていたので、すぐにわかりました。

23：30
ホテルでチェックインも済ませて、長い長い一日がやっと終わろうとしています。
フライト３回で果たして何時間掛かってナポリに辿りついたのか？
日本とナポリの時差は７時間だけど・・もう頭が回らないぃ！！

さぁ、お部屋に入って早くふわふわベッドでゆっくりとしたいよ。
もうダメ、クタクタ。おやすみなさい！

こうしてナポリの一日目が終了！

 

ナポリ・カポディキーノ国際空港～ホテル taxi　＜ 33 € ＞

 

---