2006中欧魅力の街巡り【ブダペスト②】応用美術館、中央市場、カフェ・ツェントラル、交通博物館、夜はオペラ「フィガロの結婚」

旅は11日目、ブダペストは2日目です。午前中はブダペスト応用美術館、中央市場、Cafeセントラルでランチ、交通博物館とグルッと回り、夜は待望のブダペストでもオペラ鑑賞です。

■ スケジュール 『中欧魅力の街巡り』
<2006年>
6月10日(土)成田発ウィーン→インスブルックへ
6月11日(日)黄金の小屋根、王宮、パッチャーコーフェルへ
6月12日(月)Innsburck-Salzburg 列車で移動、モーツアルト生家
6月13日(火)ザルツカンマーグート周辺ハイキング
6月14日(水)サウンドオブザ・ミュージック足跡、カラヤンの家
6月15日(木)Salzburg-Vienna 列車移動、ウィーンの森/ホイリゲで夕食
6月16日(金)ベルデベーレ・アルデベーレ宮殿観光、夜オペラ
6月17日(土)のみの市/ナッシュマルクト、応用美術博物館、夜オペラ
6月18日(日)モーツァルト・ハウス、Cafe、観覧車とホイリゲへ
6月19日(月)Vienna-Budapest 列車移動、夕食はハンガリー伝統料理
6月20日(火)Budapest 応用美術館、中央市場、夜オペラ このブログ
6月21日(水)王宮や鎖橋、国会議事堂、ゲッレールトの丘
6月22日(木)Budapest-Viennaで帰国の途へ(機中泊)
6月23日(金)朝成田へ帰国

2006/6/20(月)旅は10日目 ☀ Budapest

おはようございます!
今日は午前中は、美術館を巡ったあと、初めての国では必ず覗くようにしている街の市場に行きます。そして、市場を見て刺激を受けお腹を空かしたあとは、素敵なCafeでランチの予定です。

10:00
今日も空も晴れていて、気持ちの良い朝です。
ホテルから歩いて、ブダペスト応用美術館に向かいます。

ブダペスト応用美術館

このブダペスト応用美術館は、建物の自体が見応えたっぷりです。建国1000年祭の一環としてフランツ・ヨーゼフ皇帝が命じ建てられたものです。ブダペストで、アールヌーヴォー風な曲線がデザインされた最初の建物と言われています。

展示品は、ハンガリーをはじめ様々な国の家具類や陶器、ガラス器、鏡などの美術工芸品などの収集です。

鮮やかな緑のセラミックの屋根が印象的な応用美術館は、建設当時「ジプシー王の宮殿」と言われていた個性的な建物でした。

ブダペスト応用美術館 チケット < 1000 Ft
 @500Ft ×2

ブダペスト中央市場

ブダペスト中央市場は、19世紀後半に建てられた巨大な市場です。
レンガ造りの外観とアイアンがむき出しになったデザインはなかなか秀逸ですね。市場は3階建ての建物ですが、真ん中は吹き抜けとなっていて、広々とした気持ちいい大空間となっています。


唐辛子などの調味料屋が並んでいる


真ん中の通路から

1階は、肉や野菜なので生鮮食料品や香辛料やチーズハムの加工食品、調味料売り場。ハチミツやキャビアなどの高級な食料品も販売しています。

地下は、スーパーや魚や漬物などの食品売り場
2階は、お土産やイートインができる食堂が並んでいます。


2階から見る市場内


2階に上がる階段から


2階のB級グルメエリア


搾りたてのオレンジジュース


箒がいっぱい、箒屋さん?

市場には、美味しそうなオリーブオイルやバルサミコ酢やハムやチーズなど次から次へと見るもの見るもの食べたくなるようなモノばかり。お土産に買えるものがあったらといろいろ探しながら回りました。2階に上がると、B級グルメのこれまた揚げたてのパンやハンバーガーなども魅力タップリなお店が並んでいました。

この市場、とてもいいですね。自称・市場評論家の私達ですが、ここは世界の中でも5本の指に入る、屈指の魅力ある市場と評価しました。帰る前にもう一度来てみたい!!

次は老舗カフェでランチ、ここから歩いて10分弱。GO!

カフェ・ツェントラル(Central Cafe and Restaurant 1887)

カフェ・ツェントラル(Centrál Kávéház)は、1887年創業の歴史ある老舗Cafeです。旧市街の中心部にあり、カフェ周辺には多数の出版社や大学や図書館などもあり、ブダペストの文化的中心地でした。オープン当時、電話なども普及していない時代ということもあって、カフェには作家や記者や文化人、アーティストなどが活動するために足繁く通っていました。戦前のハンガリーで有名な文芸誌「ニュガト」の編集会議の場としても使用されたりしていました。

店内は、ノスタルジックでスタイリッシュな装飾が随所に見られ、天井も高く大きな窓もあり落ち着いた居心地の良い空間が広がっています。
フォーマルな雰囲気も漂っていますが、気軽に入れるカフェです。建物は通りの角にあって、お決まりの外のテラス席も魅力的。


ビール


グラーシュ

ここでランチにします。

まずは、いつものようにビールでカンパイ!
ハンガリーの名物料理「グラーシュ」とサラダやデザートをオーダーしました。


パスタサラダ

思ったよりもボリュームがあるヨーロッパのサラダは、パスタにしてガッツリと食べます。いい感じのマヨネースとの絡まり具合で、レモンをかけてさっぱりといただきました。


パラチンゲン

ハンガリーは、パラチンゲンが美味しいと聞いていたので、どうしてもこのタイミングで食べておきたかった!!
・・のですが、期待ばかり大きかったのか??
甘すぎて×、口に合いませんでした。残念!


著名人の写真


カフェ・ツェントラル外観

店内では時間によって、クラシックのピアノ生演奏も聴くことができるようです。
テラスは石畳の通りに2方向にあって、通りを見ながらお茶が楽しめます。
次はテラス席でカフェタイムしたい。

カフェ・ツェントラル < 3500 Ft
グラーシュ、パスタサラダ、ビール2、パラチンゲン

»»»»»

では次は地下鉄で移動します。
ブダペスト交通博物館へGO!

ブダペスト交通博物館

ブタペスト交通博物館は、汽車やワゴンの1/5スケールの模型だけでなく、1900年代のプラットホーム及び汽車を再現した実物大の模型を見る事が出来、愛好家や鑑定家にとって不可欠なものとなっています。それ以外にも、馬車時代から現在に至るまでの道路交通史が模型と一緒に置かれている他、マジャール人の古代の船の建造方法についての解説及び航海史、ユンカース F.13を始めとする航空史、ファルカシュ・ベルタランに関する宇宙史までもを取り扱っており、エンジン等の動力機関の進展の歴史が展示されています。(Wikipediaより)

時代の移り変わりの自動車や自転車からバイク、自動車、グライダー、飛行機、トラムなど様々な乗り物が所狭しと並んでいたり飛んでいたりと、かなりの数の展示物が見られました。

私達は、昔から交通関係の博物館が大好きで、各国を訪れる際、機会があれば好んで交通博物館を見て回っています。そういった各国の交通博物館の中で、ここブタペストの交通博物館はなかなか見応えがありました。

ですが、博物館のオフィシャルサイトを見ると、私達がここを訪れた以降、2018年3月まで閉鎖されていたようで、2020年に再オープン予定となっていましたが、今までの展示物が同じように見られることはもうないそうです。
見ごたえのある面白い博物館だっただけに、残念ですね!

英雄広場Zoltán Deme)

ウワぉ~、開放的で広い!
ハンガリーの歴代の英雄の像が立ち並ぶ広場で壮大な光景です。
交通博物館と同じ広大な公園の反対側にある広場です。


大きな広場


記念に


前の大通り

こちらの素敵な建物は、通りの向こうに立つ「ブダペスト国立西洋美術館(Szépművészeti Múzeum)」です。英雄広場の記念碑の一部としてブダペストの世界遺産に登録されています。エル・グレコ絵画など芸術的価値の高い有名な画家の素晴らしい展示品が見られるそうです。今日は外から建物だけを見学です。

ここから歩いて移動します。
・・・

Railway Station Keleti (Keleti Pályaudvar)

ブダペストに到着した時のブダペスト東駅ですが、この角度は違う入口から見た駅です。
ちょっと方向が違うとわからなくなりますネ。

更に歩いてホテルに戻る途中にあったスーパーで、必要な缶ビールなど購入し、ついでに美味しそうなジェラートも購入して食べながらホテルに戻ります。

ジェラート < 550 Ft
アイスクリーム、ジュース

ハンガリー国立歌劇場(Magyar Állami Operaház)

さあ、今宵はブタペストでもオペラ鑑賞です。

ハンガリー国立歌劇場(Hungarian State Opera House)は、ハンガリーの首都ブダペストにあるネオルネッサンス建築の歌劇場です。1858年に開館し、他のヨーロッパのオペラ座にひけを取らない劇場は、ハンガリー建築家 Miklos YBLによって建設された堂々たる建物です。
そして幸いにも第二次世界大戦の戦禍を逃れ100年以上経た歴史があるオペラ座は、重厚なファサードや豪華絢爛!美しすぎる内部も必見です。


大理石の階段と緋毛氈


天井も壁も見事な装飾

このオペラ座では、マーラーが音楽監督を務めたり、リヒャルト・シュトラウス、ヘルベルト・フォン・カラヤンなどの巨匠達も客演指揮を行ったことがあります。

ハンガリー国立歌劇場、本日のチケットです。
2006.Junius 20、Mozart : FIGARO HAZASSAGA 、と記されています。
シートは、1SOR(一番前)、6・7 SZEK(一列目のほぼ真中)、そしてチケット代が 7,900Ft でした。


一番前の席


座席目の前、一段下はオーケストラ・ボックス

今回の旅行前、ウィーンに引き続き、ブダペストでも何かオペラの鑑賞をしたいと思い、事前にスケジュールをチェックしていました。
なんと幸せなことに、この時期、我々の旅行予定時期に、モーツアルトの「フィガロの結婚」がスケジューリングされているではありませんか!
知るやいなや、速攻でオフィシャルサイトでチケットを予約、そして、鑑賞する席も、一番前のほぼ真ん中という良い席をゲットできるというラッキー!!!
それに、ハンガリーの物価自体が安いせいか、国立歌劇場のチケットもウィーンに比べるとかなりお安いので、嬉しくなりました!

私達の席から前を覗き込むと、指揮者の楽譜も見えています。
オーケストラ達もみなさん黒の服を着てスタンバイしていました。

そして、いよいよ始まります。
前奏曲が聞こえてきました・・・

幕間の休憩タイムです。みなさん一斉にオペラ座の入口上のテラスに集まって、簡単な飲み物が売られて、立呑みしながら歓談しています。


幕間にパチリッ


幕間にワインを


記念にパチリッ

もうすぐ第2幕が始まります。
早めに席に戻らないと・・

そして・・・、場面が進み、いよいよフィナーレを迎えます。
モーツァルトの「フィガロの結婚」は、当時の貴族社会を皮肉った喜劇で、ストーリーはわかりやすく、音楽もノリノリでしかも美しく、誰もが楽しめる本当に最高のオペラです。私達も、これまで、何度見てもそのたびに興奮し、幸せに包まれます。こんな素敵な時間を共有できるオペラって、なんて素敵でしょう、モーツァルト万歳です!

・・・・

今宵も幕が引けたあと、カーテンコールでオペラ歌手の皆さんが勢揃い!

カーテンコール最後のご挨拶で、伯爵、スザンナ、フィガロ、伯爵夫人などが勢揃いをパチリッ!
最前列の私達の席から、間近で舞台上のオペラ歌手の方々をよく見ると、皆さんそれなりにお歳のよう???オペラ台本、配役設定とは年齢的に合わないこともあるけれど、それはオペラの世界ではごくふつうのコトで野暮は言わない!!、一流・いっぱしのオペラ歌手になるためには、それ相応のキャリアが求められるんですから・・・

やっぱりモーツアルトのオペラは最高!感激をもらえるエンターテイメントですネ!
ブダペストでもオペラの鑑賞ができて、とっても幸せな日となりました!!

ハンガリー国立歌劇場 オペラ幕間 < 700 Ft
ビール、サンド

Muvesz Cafe (Művész Kávéház)


ロゴ MUVESZ


ボケてる


コーヒーとケーキ、ビールも見えている?ボケていました!

オペラが引いたあと、オペラ座斜め前のカフェで一休みしました。

1898年オープンのブダペストの老舗カフェです。
ブダペストのカフェ文化も奥が深く、いい雰囲気のまま年代物のカフェが未だに数多く残っています。


店内のガラス


シャンデリアの美しい


バーカウンター

オペラの興奮覚めやらぬ時にこのカフェ空間は、素敵なシチュエーションでした。
美味しいアップルパイとアイス添えが美味しかった。
閉店の時間が迫っていてゆっくりできなかったけど、いい思い出になりました。
ごちそうさまでした!

Művész Kávéház < 700 Ft
ビール、アップルパーアイス添え、コーヒー

»»»»»

カフェで一休みしましたが・・
ちょっと物足りなくて、お腹空いたままだしなぁと思いながら歩いていると、いいのをミッケました!

今食べたい、ぴったりのお店がまだ空いていました、ラッキー。
とりあえずお持ち帰りでゲットして、ホテルの部屋に戻って2次会のスタートです。

久しぶりに バーガーキング」のハンバーグとポテトそしてオニオンリング
ブタペストにも進出しているんですね。こーゆう時にお腹を満たすちょっとした便利な食べ物ですね、改めて感心です。

23:15
わぉ~、ホテルに戻ってパッとシャワーを浴び&着替えて、
では、ハンガリー国立歌劇場に、ワインでカンパイ!!

今日の「フィガロの結婚」の余韻をもう一度楽しみながら、オニオンリングなどをおつまみにして、夜が更けていきました。

おやすみなさい

バーガーキング < 600 Ft
ハンバーガー、ポテト、オニオンリング


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