③ 好き好き刺激的な「ドイツ博物館」　

2013/12/13（金）☀ ３日目

ミュンヘン３日目、今日もすっきり晴れわたる青い空、気持ちの良い朝です。

滞在しているホテル Residence Inn Munich City East は、Sバーン（近郊電車）、Uバーン（地下鉄）の Ostbahnhof（ミュンヘン東）駅に歩いて数分、この他にもホテル前の道路を通るトラムやバスの停留所に歩いて１分程度。旧市街地中心地や主要観光スポットのどこに行くにも割と便利なところです。

今日は、ホテル前の停留所からトラムを乗り継いで（＃19Tram→＃16Tram）、「ドイツ博物館」へ行ってみましょう。
博物館はホテルと旧市街地中心部とのちょうど中間、イザール川の中洲にあります。ホテルからトラムで１５分ほど。

●「ドイツ博物館」

ここの見学は、今回のミュンヘン旅行の大きな目的・お楽しみのひとつにしていました。
G太とA豆はこれまでにもパリやプラハの科学博物館を訪れたことがあって、その時とっても面白く刺激的な体験をしたので、ヨーローッパ最大規模と内容を誇るといわれるミュンヘンのドイツ博物館には是非とも訪れたい、と前々から思っていました。その夢が叶い、今日は期待いっぱい、るん～るん～、です。

船、車、鉄道、飛行機・航空工学、ロケット・宇宙工学をはじめ、農業、鉱業、発電などの産業機械、カメラ、印刷、音響、コンピュータなどの民生機械に至るまで、ありとあらゆる科学技術の歴史が詰まったミュージアム。
今日はタップリと時間をかけて見て回ります。
映画で見たドイツ軍のUボート潜水艦は、実物はどんなふうかしら？とっても楽しみー！

外観やエントランスもシンプルでいい感じです。
まずは、手荷物とコートを預けるため地下に移動し、そこから見学スタート。

こんな感じで、１階から４階まで、大きな建物に1万7千点以上の展示物が所狭しと陳列してあります。
また、建物の一部吹き抜けの大空間にはフロアーを突き抜ける飛行機や船などの巨大展示物が収められています。
所々、実際に乗り物に乗ったり、入ったり、触ったり出来る体験型のミュージアムです。
大きな物は、上や下から色んな角度で覗けるようになっていたり、内部の構造がわかるよう一部カットして見せるなど、子どもから大人まで楽しめるよう工夫されています。

巨大吹き抜けには、グライダーや気球などが浮いています。
コンピュータ－より前の時代の精密な機械が、なんとも美しい。こういうのを機能美というのでしょうね。
アナログ機械も美しいフォルムがとても魅力的。昔の工業デザイン、いま見てもとっても新鮮で、惚れ惚れします。

楽しみにしていたUボート潜水艦のコーナーです。（余りにもボーディが長く真っ黒で、うまく写真が撮れませ～ん。）
ドイツ博物館に展示されているこのUボートは、第一次大戦時に使われた「U1」というかなり古いタイプらしく、ハリウッド映画に出てくるようなUボートとはかなりイメージが違っていました。
魚雷の収容と発射のために多くのスペースが割かれ、その分、居住や操船のための内部スペースは極端に狭くなっています。こんな窮屈なところに潜んで、敵の船を狙っていたのですね。これはこれで、面白かったです。

採鉱や発電などの様子を伝えるジオラマが各所にあり、馴染みがなかった世界もわかりやすく説明しています。
ブリキや木でつくられた昔の子供のおもちゃがあり、今の時代にはない温かみと手作り感が魅力的に映ります。
クラッシックカメラは、想像よりも展示量が少ない気がしました。カメラについてはプラハの科学博物館のほうが内容は充実してるような、とG太が申しておりました。

途中お茶休憩入れて、9：30～14：30、もう5時間近く歩きまわりました。
次から次へと少年ごころくすぐるような展示の連続で、休む暇がな～い、です。
こんなミュージアム、日本にあって子どもの時に見ていたらもっと科学に興味持ったかしら？
盛りだくさんで面白いミュージアムでした。
ま・ん・ぞ・く

しかし、足はかなりお疲れモードです。
気力を振り絞って、遅いお昼にしましょう。
旧市街地にある目指すレストランはここから歩いて20分ほど、あとひと踏ん張り、さあ行くぞー！

●『シュナイダー・ヴァィツェン』　ランチ

もう並んでる？？

店内の雰囲気は、明るく和やかで、巨大なビアホールみたいに騒がしくないので落ち着きました。
３時だというのにほぼ満席に近く、相席で３人分確保しました。
ドイツ人、平日のこんな時間からビール飲んでいて、いいんですか～？？

ミュージアム疲れで、喉乾きました。乾～杯。

相席のおにーさんとおじさんです。
ビールが席に来ると、相席サンたちは、一緒に乾杯！してくれました。

ドイツ人のビールの飲み方見ていると、はじめに一気に食事を済ませてから、チビチビ、チビチビ何杯もおかわりするみたいです。飲みながらおつまみって、無い！無い！　食べない！
ドイツ人観察メモでした。

＜Schneider Weisse 4 ＞
個性的な味、好き嫌いあるかも。先程の観察でわかりました。
このビールは、グビグビよりチビチビ飲む方が合うのかな？

・Schneider Weisse x 3
・市場風サラダ盛合せ（付け合せポテトが良かった）
・豚肉のシュニツェル（カツレツ、ほっとする味）
・内臓の煮込み、クネデル付き（出ました！クネデル、小豆はちょっと苦手なのよ）
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ごちそうさまでした!!

●「ウィンターフェスト」

そろそろトワイライトタイム、お腹いっぱいになったので、Uバーンでウィンターフェスト会場に移動しましょう。

ウィンターフェストは、クリスマスシーズンに郊外の特設会場で開催される冬のお祭。たくさんのお店が出店し、音楽、演劇、大道芸などのイベントもあって、とても楽しいお祭りらしい。
会場は、オクトーバー・フェスト（ミュンヘン・ビール祭り）で有名なあの会場と同じところです。
地元のドイツ人はともかく一般の観光客には、ウィンター・フェストはオクトーバー・フェストほど名が知られていないせいか、あまり情報がありません。
どんなところかな？　ともかく、やじうま気分で覗いてみましょう。

まずは、Uバーン・マリエンプラッツ駅まで歩いて地下鉄に乗ります。
地下鉄入り口近くの広場で、街頭音楽家が演奏しているところにさしかかりました。

街角のあちこちで楽器を奏でているグループをよく見かけますが、この人達はグランドピアノまである本格派、腕も確かなようです。
思わず時間を忘れ、しばらくの間、聞き惚れていました。
やはり音楽の国、なかなかイケテる演奏です。

夕方になって寒さが一段と厳しくなってきました。演奏してる人たちも手がかじかんだりして大変だろーな。
お礼にちょっとだけどチップを渡しました。
我々はそろそろ地下鉄に乗りましょか？

地下鉄で約10分、目的のU バーン駅Theresienwieseに到着。
地上に出ると、すぐ目の前がウィンター・フェスト会場、ちょうど夕闇迫る時間です。
すると、突然、目の前にライトアップされた大きなテント村が出現。
なに、なに、これ~~！！
目を見張るばかりの赤やオレンジ青に照らされ、幻想的なシーンが浮かび上がります。
とっても　ス・テ・キ！

うわーーー！ーーー！このオブジェ？　何なんだろー。

巨大テントの中は、小さな露店がびっしりひしめいていて、ひと人ひと、でいっぱいです。
お店の数は何百もありそうな・・・。
クリスマス関連でなく、普通の衣料品や、小物などのお店が中心です。アジアン雑貨が多い気がしました。

カラフルな毛糸の帽子やマフラーやアクセサリー、まるでタイ・バンコクのチャトーチャック市場が引っ越してきたの？って感じです。
でも、チャトーチャックに比べればちょっとお高いかな？

テントの外は、Cafeや軽い食事のお店、屋台が連なっています。
冬の名物、グリューワイン（ホットワイン）のお店もあります。
みんな楽しそう！