2013/12/15(日)☀5日目
<モダン・ピナコテーク(美術館)& オペラ鑑賞>
[10:00出発 ⇒Ostbahnhof駅にてTageskarte72時間(Patner券、25.9EUR)購入、SバーンKarlspl駅乗り継ぎのトラムで Pinakothek駅下車モダンピナ⇒#27のトラムで終点のSendlingerTor駅へ、ゼンドリンガー・クリスマス市散策⇒徒歩でレストラン へ]
朝から良い天気に恵まれています。たのしいサンデーになりそー。
まずは、地下鉄からトラムに乗り換え、美術館を目指します。
トラムの頭上のパネルで行き先チェックして、乗り越さないように。トラムによってはアナウンスが有ったりなかったり、あてに出来ません。
● モダン・ピナコテーク(美術館)
ミュンヘンには3つの美術館、「アルテ」(15-6世紀美術中心、デュラーなど)、
「ノイエ」(19世紀以降のドイツ絵画、フランス印象派など)、
そしてこの「モダン」があります。
今回訪れることにした「モダン・ピナコテーク」は、「20世紀絵画のほか、グラフィック、現代彫刻、イラストレーション、建築モデル、写真など、現代アートの複合美術館としてはドイツ最大規模の美術館」だそーな。
見る機会の少ないモダン・アート、興味しんしん。
ディスプレイがクールです!
実は上の画像は横になっていますが、実際は縦になって車が浮いています。
分かりますか?
自然光や光をうまく演出したディスプレイですね。
これは、作品の上を自由に歩いて体験する事ができるようです。
圧縮された紙、ダンボールでアフリカの村でお家を建てるプロジェクトのようなこと?
一番下の「人の後姿」の画像は、美術館の学芸員が館内の作品を解説するミニツアーでしょうか?(手に折りたたみ椅子を持って)
男性用トイレ。
クールなフォルム!思わずシャッター切りました。<G太撮影>
便器のオブジェ?といってもいいね。ただし、使い勝手はいかがでしょうか??
常設展は地下で、展示数があまり多くなかった。1F,2Fは企画展中心、全体的に面白かったです。モダンな建物も気に入りました。無料で楽しませていただきました。
美術館ギャラリーで、ココ限定品をおみやげにと思いましたが、いいのがありません。
記念におしゃれなポストカード2セット購入。
次は、トラム#27で都心に戻ります。
旧市街地内にいくつかあるX’masMarketのうち、今日はゼンドリンガー門のクリスマス・マーケットに行ってみましょー。
● ゼンドリンガー門の X’masMarket
マリエン広場の大きな規模のクリスマス・マーケットなどと比べると、小じんまりまとまったマーケットです。
お店の品揃えもほかとはちょっと違うみたい。
それぞれに個性があるのですね。
マーケット近くではなんだか人だかりが・・
X’mas のお飾り??
ドイツ人たちが真剣に見ていました。
ここで、陶器でできたサンタの赤いオーナメントを記念にゲット。
フレンチフライの屋台
おにーさん達が食べている長~いウィンナーのホットドッグ、売れているみたい。
みんなアツアツをおいしそうに食べていた!
食べたいのをぐっと我慢して、早くランチに行こう!
●「アルテス・ハッカーハウス」
ビール醸造所「ハッカー・プショール」の直営店です。
入り口からして名門の風格がありますね。
ただいま時刻は12:53,
気温は6°Cの表示。
店内は、昔の陶器のビールグラスや古いプレート、昔のポスターなどがディスプレーされていて、落ち着いて雰囲気がいいです。暖かくなるようなインテリアですね!
さて、本日のビールです。
<ヘルスビール 4、ピルスビール 3.5>
白ワイン
・ニシンの酢漬けサラダ
・パンプキンスープ
・ウィンナーシュニツェル
・ヘルスビール 3
・ピルスビール 1
・自家製白ワイン 1
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わぁーお、お宝あるんじゃな~い!
エントランスドアのX’masリースと魅力的な突き出し看板。
伝統あるレストランだけに、雰囲気あるねー。
この通りの建物は装飾がすごいですね。バロック様式?
しばし、ストリート・ウォッチングといきましょう。
少し通りを抜けてきたら、アルター・ホーフの建物と広場にでてきました。
ちょ~ど#19のトラムがやって来ました。
時刻は14:30,夜のオペラ鑑賞にそなえ、一旦ホテルに戻ってお昼寝?
とお着替えしましょう。
道路と同じレベルにあるトラムは乗り降り便利だね。
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(ホテルで休憩、ドレスアップに磨きかけて、街へ再度繰り出し)
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Good Evening! お楽しみ、オペラ鑑賞の時間となりました。
今は17:45、開演にはまだ時間がありますが、余裕を持って早めにまた街までやってきました。
今日のオペラは、プッチーニ作曲「ラ・ボエーム」です。
ミュンヘン旅行を計画すると同時に、オペラのチケットを手配しました。
今は、インターネットを通じオペラハウスのオフィシャルHPからチケットを買うことができるので、入手は昔ほど面倒ではありません。でも、人気の高い演目は早めに手配しないとすぐに売り切れとなってしまいます。
今日のこのオペラ・チケットは2ヶ月ほど前に予約したのですが、それでも満席締め切り寸前、どうにかギリギリで3人分の席を確保しました。
Gと豆はオペラが好きで、海外旅行の際は、機会を見つけては本場のオペラハウスでオペラを楽しむようにしています。
これまでにも、ミラノ・スカラ座やニューヨーク・メトロポリタン劇場をはじめ、ローマ、プラハ、ウィーン、ブタペストなど、欧米各地のオペラハウスを訪れてきました。世界中の著名オペラハウスを制覇するのが二人の夢でもあります。
さて、今日はどんな舞台となるでしょうか?とっても楽しみー!!!
● バイエルン州立歌劇場(オペラ鑑賞)
夕方に撮ったバイエルン歌劇場の全景です。
伝統あるオペラハウスだけあって、堂々たる佇まいですね。
こちらレジデンスは歌劇場のすぐとなり。オペラにくる人々をライトアップでお出迎え。
粋な雰囲気ですね!このシュッエーション!気持ちが盛り上がっていきますね。
歌劇場内部の開演30分位前の写真です。
オーケストラボックスでは楽団員が最後のチェックに余念がありませんし、お客の方はロービーの方でおしゃべりに興じたりしているのでまだ席はパラパラです。
本当は建物内は撮影禁止となっているのですが、開演前のまだ人の少ない時間ですしフラッシュも焚かないので、写真許してもらいましょうね。(・・・「チョットダケヨー、パチャ!」・・・)
上演中の舞台の様子を写真でお見せできればいいのですが、これは無理。
イマジネーションを膨らませ、お楽しみください。
私達の席は4階サイドの最前列。舞台からはちょっと遠いですが、高いところからステージ全体を見渡せる席です。
一人56EUR、料金ランクで言うと「中の下」くらいでしょうか。決して上等の席ではありません。でも、このくらいの席のほうが気楽に鑑賞できます。
4階の最後列には、立ち見もあります(右)。
一番値段の高い正面ボックス席や平土間前方席などでは、誰からも注目、チェックされるので落ち着きません。それに、ちゃんとした服装、マナーも要求されますので、我々にはちょっと敷居が高いです。(勿論、お金もないので・・)
19:00 ブザーが鳴り、そろそろ開演の時間です。劇場内も暗くなりました。
さあ、始まります。
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時は1830年頃、舞台はパリ。あるアパートの屋根裏部屋から、
美しい音楽とともに物語は始まります。
(この続きは、このあらすじを御覧くださいませ。)
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21:40 幕が閉じました。
いやー素晴らしかった!!ブラボー!
パチパチ、パチパチ。カーテンコールに延々と拍手が続きます。
やはり、こういったわかりやすいオペラはいいですね。(私達は、あまり小難しく長大なオペラは苦手なのです。例えばワーグナーのような・・)
来てヨカッター。十分に楽しみました。
素敵なオペラ見た後の興奮冷めやらないし、小腹も空いたし、喉も乾いたよ~ん。
舞台がはねたあとの夜食には、ここミュンヘンならやっぱり「あのビアハウス」だね。
さっそくGO~。
●「ホーフブロイハウス」
ガイドブックで真っ先にとりあげられる超有名なビアハウス、ミュンヘンの一大観光スポットにもなっています。
何百人も収容できる大ビアホールですが、昼から夜まで、いつもいつも観光客や地元の人達でごった返しています。
いま時刻は22:00すぎ、閉店間近なこともあって、さすがのホーフブロイも空いてきて席を見つけるにはさほど苦労しません。
ちょうど空いていた、テーブルクロスがある奥の方の席に着きました。
まずはビール、カンパーイ!! ゴン太は名物の大ジョッキです。
<ホーフブロイ・オリジナル1リットル 4.5、ヴァイセン 3.5>
・チキンサラダ
・豚肉のロースト
・ホーフブロイ・オリジナル1リットル
・ヴァイセン
・白ワイン
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夜食ですので料理は控えめに注文しましたが、まわりのテーブルのドイツ人たちは、例によって、料理なし、ビールだけで延々と飲み続けているようです。
とにかく広いビアホールです。通りの向こうからとこっちからとあっちからと・・・何人でも大丈夫。長椅子で相席も多いみたいです。まだまだみなさんビール片手に盛り上がっています!
それからやたらとオレンジ色のTシャツ来ている人たちがいました。どーいったグループだろう?サッカーのバイエルンのファンかなあ?
しばらくしたら音楽が始まりました。
そしたら、ほとんどのドイツ人がその音楽に合わせて歌いながら、足踏みして大合唱?
はじめはかなり驚く&びっくり。そしてにぎやか通り越してうるさーい、話し声聞こえませんよ。
このお店はビール好きで陽気なドイツ人の集まりです。
Gのひとこと <ドイツ人気質>
このホーフブロイハウスは、あのヒトラーがドイツ労働者党の集会で演説をして頭角を現したところとして知られ、当時は、ヒトラーのアジテーションに居合わせた人たちはみな熱狂したといいます。
ここのビアホールでのドイツ人を観察すると、羽目を外す人が結構多く、「欧米人は人前ではみっともないところは見せない」という我々の常識、先入観とはちょっと違う感じがします。
「陽 気」と解釈できれば別にどうということはないのですが、もともとドイツ人はそんな明るい性格ではないし、普段は生真面目なドイツ人がその裏返しとして抑圧 から解放を求める際に爆発的なエネルギーを見せ、しかも、ここの風景にもあるように、共に歌い、肩を組み、足を踏み鳴らすような連帯が生まれているとした ら・・・、ちょっとコワイ感じがしなくもありません。ある意味、日本人とも根っこのところで共通するアブナさが気になりました。(私ゴン太だけの思い過ご しかも・・・・)
さて、夜も遅くなったし、お腹もいっぱいになったので、本日もこのへんでお開きとしますか?
千鳥足で深夜の街をマリエンプラッツ駅に向かいます。
その途中、歩いていたらショップのショーウィンドウでこんなのを見つけました。
上から、温度計、気圧計?、湿度計、かな? 店が開いている時間なら、思わず衝動買いしそうなグッズでした。
夜のマリエンプラッツ駅の地下ホームです。
私達の宿泊先の最寄り駅Ostbahnhof まで、Sバーン・S8利用で10分ほど。(写真の電光掲示板に表示されてますね)
時刻は23:10すぎを指しています。日付が変わる前にはホテルに戻れそう。
今日は朝から晩まで、芸術盛りだくさ~んの一日でした。
宿泊している「レジデンス・イン」のお隣は、同一経営のホテル部門「マリオット・ホテル」です。
エントランスが華やかなイルミネーションで飾られていますね。
今日も盛りだくさんの楽しい一日でした。
おやすみなさい。