■ スケジュール 『大連-ソウル-台北』
<2018年>
9月10日(月)成田発ANA特典ビジネスで大連へ このブログ後半
9月11日(火)ロシア人街、天津街、中山広場を散策
9月12日(水)星海広場、市電202+201号線、満鉄陳列館
9月13日(木)大連から一晩だけのソウルを堪能
9月14日(金)ソウルから台北へ、龍山寺や寧夏夜市散策
9月15日(土)慈聖宮へ昼呑み、夕方は基隆の居酒屋で、台風も
9月16日(日)もう一度基隆を散策し昼呑みで一杯
9月17日(月)W台北無料宿泊、プール&信義新天地散策
9月18日(火)永春市場で豆漿の朝食&ホテルライフ満喫
9月19日(水)amホテルでゆっくりしブランチ楽しんで帰国
2018/9/10(月)旅は1日目後半 ☀ 大連
大連到着後ホテルにチェックイン。地下鉄で柏威年に移動して昼食。旧連鎖街見学~大連火車駅見学、路面電車に乗車したり中山広場散策。
13:00
大連周水子国際空港に到着。空港内はきれいでわかりやすい動線でした。
<大連情報>
時差:1時間
通貨:1 CNY/元 ⇨ 16.3 円(2018/09現在)
イミグレーションも通過して荷物もスムーズにピックアップできました。
思ったよりもすんなりと空港のタクシー乗り場に来ています。
タクシー乗り場は国際線25出口から出てすぐのところにあります。
もし混雑していたら左側150m先にも国内線用のTaxi乗り場が見えています。
程なくしてタクシーが到着。では、大連市内まで車窓を楽しみます。
きれいな青空の下に大連空港と駐車場、そして植栽がきれいに並んでいます。
空港から約20分位、旧ロシア街や中山広場などを通って今日から宿泊するホテルが目の前に見えてきました。中山広場のサークルから150m位です。
大連周水子国際空港~ホテル/Taxi < 30 CNY>
● Aloft Dalian / アロフト 大連
ホテルのフロントはエレベータで6Fにあります。
今回のアロフト大連の宿泊3泊は、貯まったマリオット・ポイントを使用して予約しました。2人分はポイントで無料宿泊となりますが、3人1室利用なので追加一人分については現地で支払い。
<クイーンベッドX2で3名使用>
お部屋は21階でクイーンベッド×2、部屋の広さは必要十分、快適に過ごせそうです。窓からは中山広場が半分くらい見えるシティービュー、でも西日が強烈に入ってきます。
バスルームに入ると通路の左側がクロゼットやミニバー、
奥にはトイレとシャワールーム
右側には洗面台が配置されています。
画像では2つ並んでいるように見えますが、鏡に写っているんです。
部屋の入口を入り真っ直ぐ右手がベッドルーム、バスルーム壁を頭にしてクイーン・ベッドが2つ並んでいます。
窓から見える半円の緑の芝生があるところが中山広場、旧大連ホテルもちょっと見えているのかなぁ?きっと夜はきれいな夜景が楽しめそうです。
荷物をほどいてしばし休憩。
14:45
早速、大連の街に繰り出します。最初に行くところは最近できたばかりの注目のビルの中にあるお店で、ANAの機内誌『翼の王国』(大連特集)で紹介されていたウニ餃子のお店です。ここでちょっと遅いランチをいただきます。期待が高まりますね、いざ!
中山広場から地下鉄2号線に初 Try!
この階段を下りるのかなぁ?
自動券売機で目的地までの切符を購入します。目的地を押して、人数を押して、現金を投入してカード切符がでてきます。思ったよりもスムーズに購入できました。
中山广场站⇒青泥洼桥站、2駅先で下車します。構内は混雑もなく真新しいしホームにはガードもしっかりと着いています。
あっという間に目的「青泥洼桥站駅」に到着。
車内も新しい電車って感じです。
地下鉄2号線@2CNY×3 < 6 CNY>
● 柏威年 / Pavilion Mall
地下鉄2号線 青泥洼桥站に連結された Pavilion Mall は、最近オープンしたばかりのとっても便利でおしゃれなショッピングモールです。真ん中が大きく吹き抜けになっていて有名ブランドショップや美味しいレストランなどが揃っています。
喜鼎海胆水饺・分店
『喜鼎海胆水饺・分店』は、「柏威年购物広場」Baiweinian Pavilionショッピングセンターの5階にあります。大連の海の幸、特に「ウニ入りの餃子」が人気の餃子専門店です。
開放的でカジュアルながらも、おしゃれなインテリアの店内ですね。お昼の営業時間ギリギリに滑り込みセーフで入店できました。
最初に席につくと、いろんな漢方な素材が入ったお茶が運ばれました。それを頂きながら、メニューと格闘しています。メニューは少し変わっていて、金額とともにセンスの良い絵でお料理が描かれています。
では大連の美味しいグルメを食べまくるよぉ~、カンパイ!!
ビールはSchöfferhofer(シェッファーホッファー)、なぜかドイツビール?
一皿目は、「奇妙虾球」ウワァ~、見た目が斬新ですね。
エビマヨっぽい感じにかぼちゃとネギのようなフリーズドライがトッピングされています。不思議な組み合わせの味でソース(マヨネーズ?)がイマイチかなあ。
次のお皿は、「一块老豆腐」。またまたアートな一品です。
でも中身はお豆腐・冷奴に中華風のタレが面白い味です。
次は、「松仁土豆絲」、きれ~い!じゃがいもを繊細な細切りにしてぱっと炒めた中国東北料理と思いますが、こんなにも上品な見栄えのする一皿に変身するんですね。
いよいよ運ばれてきた一皿が「原汁海胆水饺」!
このお店で一番有名な、そして来店のお客さんみんなが注文するウニ餃子です。私達もこれを食べるために来ました。
そのお味はというと、
おぉ~、切り口もどうぞ!
ウニの旨味と香りが口いっぱいに広がって、ジュワッ感じる濃厚で贅沢な味わい!!癖になりそうな、美味しいわぁ~。この餃子のためにわざわざ来た甲斐がありました。
そして最期の一皿は、「全虾水饺」もう一種類の水餃子。さすがに水餃子のお店だけあってこれもとても美味しい!小海老がプリッと口の中で弾けて、皮はモチっとした歯ごたえがあります。
このお店は“餃子をメインに食べるべし”と思いました。いつもは人気店で、時間帯によっては長蛇の列になることも。大連の最初のお店としては少々お高いけど正解ですね。
注)支払いの時に驚いたのは、こんなに高級なモールにあるお店なのに、VISA、Master、Amexなどのカード類が全然使えませんでした?使えるカードは中国国内カードのみ。手持ちの現金では足りず、急遽ATMで現金補充することに。スタッフにビル内のATMのある場所まで、親切に道案内してくれました。1階下の4階にありましたが、かなりわかりにくい場所、一人だけだったら辿り着けないところでした。助かりました、案内ありがとう!
もっともATMから下ろせないと、あわや「無銭飲食」になるところでした。大連では高級店であっても一般のクレジットカードは使えないと考えておいたほうが良いでしょう。
喜鼎海胆水饺・分店 < 270 CNY>
原汁海胆水饺、全虾水饺、奇妙虾球、一块老豆腐、松仁土豆絲、ビール
▶▶▶
モール内をよく見てもブランドショップが多く、高級感が溢れていました。もう大連人たちもこんな高級なショッピングがみんな気軽にできるような生活になったのでしょうか?
さぁ、モール1階から外に出ましょう。
外に出て見上げると、青い空に高くそびえるビルがキラキラと反射しています。
ガラス張りの綺麗なオフィスビルや高級マンションがニョキニョキ、低層階がショッピングモールになっています。
こちらがPavilionショッピングセンターの入口です。
ここから旧連鎖街の方向に歩いていきましょう。
● 旧連鎖街 (日本人街)
旧連鎖街は大連駅に近くにあります。戦前は日本人街として、映画館、食堂、商店など賑やかな町並みを誇り、多くの日本人が住んでいました。上の画像、現在工具屋になっている建物ですが、元は日本映画の上映館でした。また、三船敏郎の父上が経営していた写真店(下の画像の建物2階)などもありました。
未だに昔の佇まいで残っている旧連鎖街の周りには、すでに高層ビルの嵐が押し寄せてきています。
この辺は元内田洋行の事務所やパン屋、食堂、カフェ、バーなどが軒を連ねた賑やかな通りだったようです。現在も小さなお店や食堂が並んでいます。
戦前に建てられたこの一帯は今は地元商店などに移り変わっていますが、手入れも行き届かず建物も相当老朽化しています。大連駅前の開発が進む中、ここはスラム化し取り残された一角だけに近く再開発の予定があるとか。いずれ取り壊される運命にあるようです。戦前の日本の面影を残すこの旧連鎖街を、壊す前に訪れる事ができてよかった!中国では歴史的遺産となる建築物はどんどん無くなっていますから・・・
今でもこんなホッとする昭和な風景も見え隠れ!
このエリアをPhoto 撮りなながら歩いていたら、暇そうなおじさんから声掛けられて
「何探しているの?」、「丸い建物?」、「そこそこ!」
と連れて行かれました、基本親切な人たちばかり。
こんなのんびりとした感じがいつまで見られるのかなぁ?
● 大連駅
くっきり青空に映えて佇む大連駅の外観です。この駅は満州国時代に建てられ、ここを起点に中国東北地方の各地域へアクセスする重要なターミナル駅となっています。駅としての性格・役割だけでなく、デザイン面でも正面から見ると日本の「上野駅」の正面玄関口にそっくり。
駅構内に入ると、すぐに今どきのセキュリティーチェックがあります。そこを通過しないと中には入れません。その先がホームへ向かう改札口です。構内にはマクドナルドもあるんですね。
駅からはこの一人づつ通過するゲートから出るようです。
大連駅から勝利広場方向を見た景観です。
前を通る道路が長江路、そこから路面電車が走っています。折角の機会ですから、ちょっとトラムに乗ってみましょう。
● 路面電車201路
路面電車がある街って、なぜかどこも素敵で大好きです。いろんな旅でトラムを見かけたら必ず乗るようにしています。何よりも、車窓から眺める街の風景や車内の地元の人たちの様子は、飾らない普段の生活が垣間見られて面白いじゃないですか。ここ大連にも市内を巡るトラムが2路線があり、乗車するのが楽しみです。
今日乗車する路線は、市街を東西に走る201号線です。旧満鉄本社をはじめ戦前からの建物が車窓から見え、往時の面影を感じることができます。昔ながらの旧型電車(日本車輌製の戦前型電車)が時々走る路線としても有名です。
ここに来る途中、旧型が通過していった気がするのですが、とりあえず来た電車に乗って帰る時また考えましょう。
201路の路線は、興工街~海之韻広場を走っていると思っていましたが、折返しの途中駅でみんな下りるので下車??
後で知ったのですが、ほとんどの運行は華楽広場で折り返す運行になっているそうです。
華楽広場・下車したところで待っていると、
おっ、見えてきました!!目指す「旧型電車」です。
この先(海之韻広場)まで行くのは諦めて、この電車に乗車して折返し帰りましょう。
うわぁ~、外観はペイントが塗られきれいにリニューアルされています。
でも雰囲気はちゃんとレトロそのものです。
あれっ、どこから乗るのでしょうか??
車内もリニューアルされたばかりのような状態で、とても綺麗です。つり革もベンチも木枠も窓ガラスも透明できれいに磨かれています。電車の広告を貼るスペースには、昔の大連の写真も飾られていました。天井も懐かしいカマボコ型が印象的です。
警察の制服を着ている男の子とおじいちゃんが電車を待っていました。
声を掛けて、パチリっ!
夕方なので路面電車はだんだん混雑してきました。
5つ目・世紀街で下車します。路面電車が市民の足として街に根付いて便利な乗り物です。たまに乗り降りが危険な場所もありますが。
路面電車 3元×2 < 6 CNY>
下車してすぐのところに旧満鉄本社があります。
ここから中山広場方向に歩いていくと3分ほどでホテル。
左はホテル前のレストランの入口の銅像が面白い。
右はアロフト大連のエレベーターの派手な扉です。
20:00
しばしの休憩のあと、大連初日の夕飯にでかけます。初日ですから、やっぱり海鮮にしましょう。
ホテルからタクシーでお店まで
東海明珠美食城(海鮮)
大連は海に囲まれているだけあって新鮮な海鮮を提供する中華料理店が目白押しです。ここ東海明珠美食城もその一つ、大連では美味しいと評判の有名店です。
かなりの大箱で席数が多く、調度品などにも高級感があります。主に接待などに使われるのでしょうか。店内に入り、奥にある水槽や食材エリアに向かいます。
水槽には活きた蟹、海老、貝などの魚介類が並んでいて、ヒラメやタチウオなどの鮮魚もきれいに並べられています。
そしてショーケースでは、いろんな料理の材料が一つのトレイに盛られていて、見本を見てイメージの湧く選び方ができるよう工夫されています。
私達も、食材を選び、料理方法を担当の店員さんと相談しながら決めていきます。
(でも、英語が通じないので料理方法がなかなか伝わらなかったのには困りました。煮る、焼く、蒸す、炒める、揚げるなどの料理方法など注文についてだけでも、簡単な中国語会話や漢字筆談を事前に準備しておくのが良いかも。)
料理が決まると2階の奥にあるテーブルに案内してくれました。
ここはとってもゆったり広い間隔で席を配置しています。贅沢な空間!
このお店は店内に専用のビールタンクがあり、店オリジナルの生ビールを飲むことができるようです。その上ピッチャーで1杯がお手頃価格、聞いてびっくりです!
最初の一皿は「シャコ蒸し」
大きなシャコで殻を取る時手が痛いけど、アツアツで美味しい。
次の一皿は、「カイライの青菜炒め」
白いお皿に彩りが素晴らしい!目で楽しんで、安心の味わい。
お次の一皿は、「アサリ炒め」
アサリの火の入り方が絶妙でとっても柔らかくって、アツアツ美味しい。
ビールも進むけど、安心の安さがうれしい!
この一皿は、「銀絲巻」
中華料理の時にメニューにあれば必ず頼んじゃうほど大好きなサイドメニュー。この銀絲巻はさすが本場、ちゃんと細い紐状を重ねた本格派。いいネ。
そして最後の一皿は、本日のメイン「ヒラメの中華煮付け」40センチはゆうに超える大きさです。
先程食材コーナーでお腹が空いている時に決めた大きさですが、ちょっと大き過ぎたかなぁ?
見た目と同じで濃いめの味付けでご飯が欲しくなる感じでした。
もうお腹が一杯!大連の海鮮中華料理美味しくいただきました!
こんなにたらふく食べて飲んで全部で約3,400円。それにしても立派な建物・内装に豪華な料理を思うと、とってもリーズナブルなプライス。日本では考えられない安さ!
大連は食いしんぼ天国ですね。
ごちそうさま!
東海明珠美食城(海鮮)< 209 CNY>
ヒラメの煮魚、シャコ酒蒸し、アサリ炒め、銀絲巻、カイライの青菜炒め、ピッチャー+少ジョッキー(自家製ビール)
帰りももちろんタクシーで中山広場で下車。
日本時代のコロニアル建築の夜のライトアップを楽しみます。
東海明珠美食城~往復タクシー @10元×2 < 20 CNY>
● 中山広場 夜のライトアップ
様々な色にライトアップされて漆黒の夜空に輝いています。
コロニアル建築だけではなく、その周辺の大きなビルも中国的なビビットな眩いばかりのイルミネーションが豪華に輝いています。圧倒されてしまう!
広場の真ん中は丸い大きな公園になっています。この時間でも大連っ子たちが思い思いのスタイルで休んだり遊んだりと、楽しんでいます。
下の画像の正面に見えているコロニアル建築は旧大連ヤマトホテル(大連賓館)です。
22:00
今晩はこの辺で、ホテルに戻りましょう。
まずは、大連一日目無事終了!!
アロフト大連でゆっくりと・・
おやすみなさい!!
次は大連2日目へ