Dalian③ ロシア人街散策、ローカル市場、東北・春餅でランチ、人民公園、香港スイーツ

■ スケジュール 『大連-ソウル-台北』
<2018年>
9月10日(月)成田発ANA特典ビジネスで大連へ
9月11日(火)ロシア人街、天津街、中山広場を散策 このブログ
9月12日(水)星海広場、市電202+201号線、満鉄陳列館
9月13日(木)大連から一晩だけのソウルを堪能
9月14日(金)ソウルから台北へ、龍山寺や寧夏夜市散策
9月15日(土)慈聖宮へ昼呑み、夕方は基隆の居酒屋で、台風も
9月16日(日)もう一度基隆を散策し昼呑みで一杯
9月17日(月)W台北無料宿泊、プール&信義新天地散策
9月18日(火)永春市場で豆漿の朝食&ホテルライフ満喫
9月19日(水)amホテルでゆっくりしブランチ楽しんで帰国

2018/9/11(火)旅は2日目 大連

今日は予定は、午前中は大連のロシア人街観光し、駅裏ローカル市場~天津街歩行者天国、勝利広場を散策。東北路の大地春餅で昼食。食後散歩して人民公園。香港デザート『满记甜品(大连百年城店) 』、タクシーで中山広場の旧ヤマトホテル2階『大和喫茶』お茶休憩。そのあとはまたしても海鮮の夕食へ。
さあ、今日も目一杯大連を楽しむぞ。

09:00
おはようございます!
今朝はちょっと曇りがちの空模様。ホテルの部屋で軽くコーヒーを飲んで、イザっ!大連の街の観光にでかけます。

ホテル前から路面電車の「世紀街」駅に歩いています。
まだ空はちょっと曇っていますね。

路面電車は3コ目「勝利橋」まで乗車します。
今回は3両車両に乗っています。

路面電車@1元 3 CNY>

勝利橋

勝利橋は線路の高架橋のようですが、下が全然見えません。橋の先に見えるのは独特な建物群の旧ロシア人街。そして振り返ると反対側は高層ビルが並ぶ近代的な街並みです。
では・・

旧ロシア人街(俄罗斯风情街)

ロシア人街は、大連駅の北東に位置します。19世紀末期頃に帝政ロシアが大連に港湾施設や都市施設などの開発を行ったエリアの一部で、近代大連の発祥の地と言われています。日露戦争に勝った日本がロシアからこの地の割譲を受けた後は、満州国の公共施設や会社・ホテルなどとしても一部利用されていました。第2次大戦以降は、地元民の住む住宅地として、あるいはロシアの風情を感じることができる観光スポットとして、今に至っています。

<旧東清鉄道汽船会社>
旧ロシア人街入口のひときわ目立つ最初に見る建物。
1900年に東清鉄道汽船会社の社屋でしたが、現在の建物は1996年に建てられたレプリカのようです。そして現在は「大連芸術展示館」となっています。
建物の前にレトロな黄色と緑の四角い郵便ポストがかわいい!

<俄罗斯风情街メイン通り/団結街>
ここは大連市が2000年代頃にこの一帯を観光地として再開発事業が行われて大々的に整備された通りです。左右に並ぶロシア風な建物の第一印象は、どこか軽いノリのテーマパーク化しているように感じました。(悪い言い方をすれば、ちょっと見、安普請の2流観光施設、土産物屋街?

<錦江之星>
この赤い建物は中国を代表するエコノミーホテルチェーン。内装はきれいにリノベーションされたホテルのようですが、やはりどこかセンスが悪く、チープさが否めません。建物の素材、外観の色彩、サインなども気になりますね。

通りに面しているタマネギ屋根のロシア風の建物はほとんどがホテルかお土産物屋でした。
ド派手な看板ばかり目立ちます。

どの土産物屋さんに入っても、売られているものは全く同じモノばかり。
ロシアの有名な人形であるマトリョースカやロシア風の帽子や手袋、大連産のパールや海産物など、中国人観光客相手のモノ(ほとんど中国製)ばかりでした。

左:さらにお土産物ブースが通りの左右に並んでいます。
右:「粘包米」をローテクな三輪車で売り歩いているのもいいネ。

旧ロシア人街/俄罗斯风情街の途中にアイアンで出来たゲートがありました。
もしかしてその昔ロシア人街の時に設置されていたのでしょうか?

Maria Cafe (旧ロシア人街のカフェ)

チープなロシア人街を歩いていると、そこだけ緑に覆われたビルの一角にちょっといい感じのお店発見!近づくとカフェでした。へぇ~っ、まあ期待をしないでコーヒーをいただくことにしましょうか。

緑の中の階段を上がって店内へ。小さなテーブル席が2つ。
すぐにカウンターがあって簡単な厨房が丸見え。
そこにはあらっ!渋い年代物のエスプレッソマシンが2台??

その奥にも小さな部屋がありテーブルと椅子がありました。
インテリアもロシア風なのでしょうか?
壁のアートも温かみがあってなんだかいい感じじゃん!

メニューを見て何にしようか?
置かれているピアノも椅子もレトロな時代物です。

オーダーしたカプチーノとカフェラテがサーブされました。
見るからに濃いめのコーヒー&ミルクでコクがあって美味しかった!
隠れ家のような穴場のカフェ、旧ロシア人街ではイチオシ!かも。

思ったよりもセンスの良いカフェでした。
ちょっと高めのお値段ですが、美味しいコーヒーが飲めたしオーナーもとっても親切でした。お見送りもしてくれたので記念にパチリッ!

Maria Cafe 79 CNY>
カプチーノ2,カフェラテ1

通りの一番奥へ・・

<初代大連市役所>
ロシアによって建築された建物で初代大連市役所→満鉄本社→大和ホテルと移り変わり、戦後は大連市自然博物館として使われいましたが、移転したため廃墟化が進んでしまったようです。建物自体は1900年頃建設され、大連市内最古の建築物の1つ。現在は改修工事中。
どうやらロシア街ではかなり歴史的価値のある建築物ようですが、見るからに荒れ果てて非常に悲惨な状態のようです。

えっ~~、とてもびっくりしたのは、旧ロシア人街のロシア風の建物のほとんど(昔のまま現存は数軒のみ)が、古い写真を元に外観修復を施したレプリカのようなんです。ほんとぅ!
だからなんとなく作られた観光地っぽさを感じるのでしょうか?

<帝政ロシア時代の市長邸宅>
帝政ロシア時代の市長邸宅→満鉄総裁の邸宅と移り変わり、現在は大連船舶学校として当時の邸宅の雰囲気のまま使用されているようです。こちらも1900年頃の建設、屋根や外観は改修されています。

サークル広場のお隣の旧市役所脇にある5階建てホテルだったようですが、現在は入口に出入りできないよう封鎖されていました。何年か前までは使用していたようですが、うらびれ感が漂っています。

旧市役所脇と古いホテルの間には、この円柱のゲートがありました。
当時はこの通りに入ることが制限されていたのかしら?

この界隈での一枚!ニワトリはどうして道路に置いてあったのか?
とっても不思議な風景でした。

▶▶▶

旧ロシア人街からその周辺には昔のままのロシア人街がちょっとだけ垣間見られるエリアが残っているようですが、年々老朽化が進み修復不能とかしてしまっている!とのこと。

この辺は旧ロシア人街のゲートを出たところですが、ビルやレンガの建物も軒並み老朽化しているように写ります。ビルのゴミ箱が地下に埋まっているのが面白かった。

それにしても旧ロシア人街の現状にはガッカリというか、勿体なさを感じました。これまでの安直な再開発で変な形で観光地化されてしまっていますが、今まで放置され廃墟化が進む歴史的文化的価値のある建物だけでも、もっと計画的に保存整備を進めて行って欲しいと強く思いました。(でも、中国のことだから無理かな?中国全体の民度がもっと高まらないと出来ない話かもしれませんね。昨日訪れた旧日本人街の「連鎖街」の今後も、大変気になります。)

旧ロシア人街から裏路地を通って双興卸売市場へ歩いて移動します。

▶▶▶

目の前の大通り菜市場を反対側に渡るのですが・・
どこから??

双興卸売市場

双興卸売市場は大連最大の市場へ入ります。
一歩踏み入れた途端、ぷぅ~んと強烈な貝柱などの匂いと同時に、目に飛び込んできたのが干物や乾物の店が遠くまで続く光景!!かなりの広さの規模でたじろぐぐらいです。
凄いスケール!
はじめは海老や貝柱・ナマコなど乾物と干物のエリアがずっと続き・・

続いてカニ、海老、アンコウなどの鮮魚エリア。ふぅ~
ものすごい量の貝類やエビ・カニ類の台所です。

さらに山の物、きくらげやきのこ類など食材や漢方薬用などの素材を売っているお店も続きます。もちろんお酒やおやつ等用におつまみ類も混在していました。

続いて海苔やウニや貝類の瓶詰めなど高級食材エリアもまた続きます。
ここで呼び止められて「ウニ瓶」1個を購入。
ホントに大規模な市場で見て回るだけでも大義です。

えっ~~、出入り口があったので外に出てみたら、
まだまだ続く、場外エリアの乾物・日用品屋さんが軒を連ねて、広いわぁ~。

なかなか活気がありますね。
くるみやナツメ、オレンジなどのドライフルーツなどなど。

所狭しと商品を並べる包丁やお鍋を売る日用品屋さん。
オレンジやドラゴンフルーツ・大きなスイカを売る果物屋も

もう一度建物内の市場に入ります。
甘~い香りの美味しそうなお菓子売り場、後ろで一生懸命におじさんがお菓子を揚げています。出来たてほやほやっ、これって買いでしょ。

お菓子を購入した後、さらに続くのがまたまた広ぉ~いお菓子売り場で、キャンディーやせんべい、日持ちするお菓子の宝庫!!
大きな袋入や持ち運び便利な箱入りが山積みされてディスプレイ。
なん種類あるのか?とにかく凄い量のお菓子売り場なんです。

双興卸売市場 33 CNY> ウニ瓶1個、出来たてお菓子

お菓子売り場から外に出ます。大連駅の方向に向かっています。
ひょいと振り返って双興卸売市場のビルを見て、さらに驚きました。
こんなに巨大なビルだったんですね!
引いてもワイド過ぎて建物全体像が納まらなぁ~い!

11:45
ここは大連駅裏。
これから大連駅の地下道を通って昨日来た駅正面に移動します。

大連駅正面からさらに迷路のように広がる地下道に入ります。
うわぁ、迷子になりそう!

どうにか勝利広場近くの地上に出ること出来ました。
このギターのオブジェは?

天津街歩行者天国

天津街は中山広場の近くまで延々続く歩行者専用の通り。
小さな露天や屋台がひしめき合って活気あふれる古くから栄えた通りだったのですが、再開発してリニューアルされて、小奇麗な通りになり露天も端っこに一列に並べられています。でも、再開発で追いやられた人工的な屋台街って、やはり魅力という面ではもう一つ。面白さ、ワクワクさには欠けてしまいますね。

整備された通りは、以前よりも家賃が高く食べ物に反映されたせいか地元民の誰も行かなくなって、魅力や活気のない通りになってしまったそうです。
確かに似たようなブースが繰り返されているようにしか見えませんでした。

さぁ、次行ってみよぉ~。

そろそろ本日のランチ。
タクシーで移動。

天津街から東北路店へ、Taxi < 12 CNY>

大地春餅(東北路店)

うわぁ~、思ったよりも大きなレストランです。
大地春餅』は、小さな春餅店からスタートして、今では市内に4店を構えるレスランに成長しています。
ここ東北路店は4階建ての全部が客席、かなりの収容力があるようです。

ランチタイムに訪れました。
このお店に来たらかならず食べるのが「春餅」。春餅は中国東北地方を代表する伝統料理の一つで、中国正月のお祝いなどの際、よく食べられる料理だそうです。

午前中は、旧ロシア人街、ローカル市場、歩行者天国などあちこち歩いて、喉乾きました!
ビールでカンパーイ!!

さっそく届いた最初の一皿はここの名物「春餅」。
蓋付きの器に温かく薄い春餅の皮が何枚も入っています。
肉は「大地薫肉」。大地春餅店でみんなが注文する自慢の人気料理です。

食べ方は、皮に焼豚+葱+辣醤+甜麺醤をのせて巻いていただきます。
ちょうど北京ダッグのような感じ。
パリッもっちりの皮とに豚と甘ダレとピリっと効くネギといいバランスで一口。
名物だけあって美味しい。

もっともポピュラーな春餅の具「京醤肉絲
細切り肉の醤油味の感じです。これも春餅で巻いていただきます。
春餅にはタレもたっぷり入れて、京醤肉絲がぴったり!!

東北料理の代表メニューの「土豆絲
じゃがいもの千切りをさっと炒めたお料理ですが、赤いのでピリ辛でした。

ホッとする一品「卵ときのことネギ
優しい塩味で、他の濃い味の料理とちょうどよく中和します。

途中で窓際のテーブルにあるスープや白いご飯などが自由に食べ放題とのこと。
スープとお新香も食べながら、春餅に何でも巻いて食べました。

薄い皮の春餅は、思ったよりもお腹いっぱいになるお料理です、それに一皿一皿、量が多め!できれば「ミックスの具」なんてあれば、少人数でももっといろいろな種類のお料理が食べられるんですけど・・

大地春餅(東北路店) 160 CNY>
春餅、大地薫肉、京醤肉絲、卵ときのことネギ、土豆絲、ビール

▶▶▶
お店の前からタクシーで移動します。
大地春餅~人民公園 10 CNY>

人民公園

ランチの後に「人民公園」に来ています。スケール感が半端ないって感じの大きさです。大通り中山路に面して800m×100m位あるのでしょうか??

道路の反対側には「大連市人民政府」、遠くに見えてます。
芝生がキレイ整備されていて、真っ赤なお花の花壇も点在しています。

5分置きぐらいにポリス3人組が並んで移動していました。
広い公園の中を縦横無尽に現れて、いろんなチェックしているのでしょうか?
回りには大きな樹木がありますが、真ん中のだだっ広い真ん中には日陰一つないので、天気の良すぎるお昼は、大変な炎天下!!

次行ってみよぉ~

▶▶▶
人民公園でタクシーに乗車。
人民公園~大连百年城店 12 CNY>

满记甜品(大连百年城店)

大連中心部の青泥窪橋周辺の大连百年城店のビルに来ています。外観は総ガラス張りでスターバックスや有名ブランドのテナントが入る高級ショッピングビルです。
ビルの中に香港デザートが美味しいと話題のお店が2Fにあります。

マンゴー・プリンマンゴーアイス
期待が膨らんだだけに、高級なビルの中のこのチープな食器は見た目でもがっかり。
その上、マンゴーそのものだけはまあまあですが、アンコは全然美味しくないし、味が薄い。
せっかくこのデザートのためなのに、来た甲斐がなかった、残念。

满记甜品 69 CNY>

15:15
ここからホテル近くの中山広場まで地下鉄で移動。

大连百年城店の周辺は、この付近にはマイカル大連総店や大連市場などのデパートなどがある賑やかなエリアです。地下鉄に行くには・・

ウワァァ~、
この吹き抜け感が!
天井のレインボーカラーが!
なんて言っていいのか、凄い大きな空間が見えるカラフルなテーマパークのようなビル。

昨日一度来ている「青泥窪橋」の地下鉄駅にたどり着きました。
見覚えのある風景、階段を降りてチケット売り場に。

▶▶▶

2つ目の「中山広場」で下車すると、中山広場のサークルにつながっています。
昨夜は美しいイルミネーションが素晴らしかったのですが、明るい時間にしっかりと建築物のチェックします。

このあと、「中山広場」は大連2日目後半へ

Dalian④ 中山広場歴史建築群、旧大連ヤマトホテルで喫茶、夕食はウニ・蟹・貝の豪華海鮮蒸し
■ スケジュール 『大連-ソウル-台北』 <2018年> 9月10日(月)成田発ANA特典ビジネスで大連へ 9月11日...