Dalian④ 中山広場歴史建築群、旧大連ヤマトホテルで喫茶、夕食はウニ・蟹・貝の豪華海鮮蒸し

■ スケジュール 『大連-ソウル-台北』
<2018年>
9月10日(月)成田発ANA特典ビジネスで大連へ
9月11日(火)ロシア人街、天津街、中山広場を散策 このブログ後半
9月12日(水)星海広場、市電202+201号線、満鉄陳列館
9月13日(木)大連から一晩だけのソウルを堪能
9月14日(金)ソウルから台北へ、龍山寺や寧夏夜市散策
9月15日(土)慈聖宮へ昼呑み、夕方は基隆の居酒屋で、台風も
9月16日(日)もう一度基隆を散策し昼呑みで一杯
9月17日(月)W台北無料宿泊、プール&信義新天地散策
9月18日(火)永春市場で豆漿の朝食&ホテルライフ満喫
9月19日(水)amホテルでゆっくりしブランチ楽しんで帰国

2018/9/11(火)旅は2日目後半 大連

午後、中山広場の建築物を鑑賞して旧ヤマトホテル2階『大和喫茶』お茶休憩。
夕食は徒歩10分の海鮮蒸しを堪能。

15:40
地下鉄で「中山広場」に下車して地下からサークルの真ん中に上がります!
昼に見るとまた違った雰囲気の建築物群ですね。

大連中山広場近代建築群

<歴史>(出典はWikipedia)
帝政ロシアは1898年に遼東半島南端を租借すると、大連湾に面した青泥窪に商業都市「ダーリニー」の建設を開始し、パリに倣った多心放射状街路を都市計画が構想。日露戦争まで旧ロシア人街あたりは開発されましたが、他は未開発の更地が大部分を占める状態でした。1904年から日本が占領し、ロシア統治時代の都市計画を基本的に引き継ぐことになり、1908年に大連民政署の新庁舎が建設され、以降はこの広場が行政の中心地として発展し、今日に残る近代建築の数々が建設されていった。戦後は周囲の建物には公的機関や銀行が入居し、以後60年以上に大きく手を加えられることなく維持されてきました。

中山広場の周辺の建物は2001年に中国の文化遺産(全国重点文物保護単位)として指定されました。現在は大連の代表的景観として保護され、最も有名な観光地となっています。

主な建物は・・

①<旧 朝鮮銀行大連支店
コリント式オーダーが並ぶルネサンス様式の建物。日本統治領の時の業務拡大に伴って朝鮮銀行の建物を新築。現在は中国工商銀行が使用している。

②<旧 大連民政署
1908年に日本統治下の大連で最初に建てられた官庁建築です。ゴシック様式の建物でヨーロッパの市庁舎を参考した時計塔やレンガ造り。窓上のアーチが目立ちます。設計者は関東都督府土木課の前田松韻で、大連の民間建築に一定の規模と耐火構造を求めた建築規則の草案作成にも参画するなど、大連の都市建設に大きな影響を残したそうです。

③<旧 英国領事館跡(中山広場の案内版に③はなし)
1914年に竣工したイギリスの在大連領事館。1952年以降は幼稚園が使用し、1995年に取り壊されて、2000年に大連金融大廈が建てられた。

④<大連ヤマトホテル>
1914年竣工まで5年をかけて時間を掛けて入念に建設。南満州鉄道が経営した高級ホテルチェーンで、中でも大連のヤマトホテルは最も格式の高い高級ホテルでした。建物正面は花崗岩のイオニア式オーダーを並べたルネサンス様式。入口ゲートのアイアンが素晴らしい。当時は蒸気暖房やエレベーターも設置されていました。2018年4月まで営業していましたが、現在はホテルは営業はしていません。1階のロビーは見学出来ました。

⑤<旧 大連市役所
1919年に竣工した建物。玄関の上や塔のデザインに日本的なデザインを取り入れて西洋とミックスされた建築物。

⑥<旧 東洋拓殖大連支店
1936年に竣工した建物。植民地事業のための国策会社として使用。下層に連なるアーチ窓はアメリカ商業建築の影響だとされています。

⑦<旧 中国銀行大連支店
1910年に竣工した建物。中央のドーム塔はフランスのマンサール屋根を用いたルネサンス様式。現在は中信銀行が使用している。

⑧<大連人民文化クラブ
この建物は1950年にロシアにより建てられた大連人民文化倶楽部ビルで、コンサートなどに利用されている建物

⑨<旧 横浜正金銀行大連支店
1909年に竣工された建物。横浜正金銀行大連支店で外国為替管理銀行として建築されました。建物の緑色のバロックドームが3連が特徴的で、白いタイル貼りの明るい外観がひときわ目立ちます。

⑩<旧 横浜正金銀行大連支店
1917年に竣工した建物。逓信省関東逓信局の庁舎だった建物。大連市役所を設計した同じ建築士の建物で対面で向きあって建っています。

サークルに沿って一周したところで、一番魅力的な大連賓館(旧大連ヤマトホテル)へ向かいます。ホテルのエントランスへ。

近づいてみると、外観の明るいレンガと花崗岩の円柱、入口のモダンなガラスとアイアンの組み合わせたキャノピー(雨よけ)が素敵、当時のままでしょうか。

ホテルは営業中止と聞いていたので中には入れないと思っていましたが、入口のドアまで行くと暗いけどドアが開いていました??
ホテルのロビーに入ってみると警備員のおじさんが居たので、写真とってもいいか確認し、OKもらいました。

大連賓館ロビー

ロビーの床は黒いマーブル、壁は明るいベージュのマーブルが施されています。天井が高くアーチのゲートを通ると2Fに続く螺旋階段が見えます。
フロントだったカウンター越しにはレトロな時計が7個並んでいて、古き良き時代の老舗高級なホテルだったことが伺えます。

えっ!てっきりホテルの営業が終了しているので、ロビーだけ見せてくれていると思っていましたが、2Fにつながる階段には明かりがついていて??
よく見たら2Fにある「大和珈琲店」の案内板があり営業しているようです。
やったぁ~!

吹き抜けの映画に出てくるような優雅な螺旋階段を!

2階『大和喫茶』Cafe/大連賓館(旧大連ヤマトホテル)

もうぅ~、時代は昭和初期にタイムスリップしたかのような空間!
映画を見ているような、錯覚するぐらい懐かしい雰囲気が漂っています。

こちらは夏目漱石が通ったカフェのようです。
思わず一緒(壁の写真)にパチリッ!

黒いカップはミルクティーです。
赤のカップは「ゆずはちみつティー」!
これがうなるほど、もの凄く美味しかったので、印象的!!

このカフェのテラスからの絶景!
300度位の中山広場のパノラマが見渡せて楽しめます。

カフェの入口付近のインテリアだけはあまりセンスがないんですが、一歩中に入り奥に進むと雰囲気がガラッと変わりました。
ホテルが営業中止なので、カフェの営業がいつまで続くのかなぁと心配になります。
是非大連に来たらいまのうち訪れてください、おススメ!

『大和喫茶』Cafe/大連賓館 70 CNY>
ミルクティー、ゆずはちみつティー

外に出ると・・・

すごいですねっ!中国の人たちは結婚のための記念撮影が「もうモデル風」なので驚きます。
台湾や上海でもこんな風景見かけました。

と・・

えっグラビア撮影??
これも記念撮影??派手なドレス??

こちら「旧 大連市役所」の魯迅路に面した入口階段は記念撮影の人気のスポット!!のようです。この日はお日柄がいいのか?よくわかりませんが、この赤いドレス女性の後に2組もの花嫁たちが待機していました。

次待ちの純白ドレスの花嫁はヒールを脱いでぼっーとひたすら待っていて、夫はスマホを。
次の次のピンクのドレス花嫁は路上でメイク中、夫は階段でぼっーと座っている。
確かにこの階段のシチュエーションはだれでも素敵な一枚が撮れそうな背景です。

アロフト 大連に戻って夕方まで休憩。

19:30
タクシーで夕食のレストランに移動します。
ホテルを出たら小雨が降っていて、折りたたみ傘を持参してよかった。
ひどい降りになりませんように。

蘇大嘴海鮮牧場

大連の海鮮レストランのシステムがだんだん分かってきました。店内に水槽や生簀など海鮮物が置いてあるお店では、まず席に着く前に「食べたい食材を実際に見て吟味しながら」お店のスタッフと相談して食材を選び料理方法も決めていくんですね。
ところが、このお店のスタッフは私達のところにはなかなか来てくれません??どうやら中国語が通じそうもないので、外国人客は敬遠されていいるようです。それとなく「お客が来たよ」と存在をアピール!・・ようやく、「仕方ないなー」という感じで店長が応対してくれました。

ここ『蘇大嘴海鮮牧場』(苏大嘴海鲜牧场 武汉街店)は、ANA会報誌『翼の王国』大連特集で紹介されていた「蒸し海鮮料理」の専門店で、会報誌を見て以来、ここを訪れるのを楽しみにしていました。テーブル上で蒸して食べるなんてはじめてことで、面白そうです。

素材も「ウニ」を始め「カニ類」、「貝類」が豊富に取り揃えてあって、どれにしようか、と食材選びはあれこれ迷います!

店内は大きめのテーブルでゆったりと席が用意されています。
どのテーブルからも湯気がもうもうっと立ち上がって・・

テーブル席の真ん中には、画像のようなお鍋が設定されています。横においてある網は、蒸したい素材を乗せてる「蒸し網」です。

お料理する素材も選び、次におっと登場したのは、3Lの生ビールサーバー!!
思いっきりビールが飲めるぅ~、カンパイ!!

最初の「ウニ」が殻つきのまま、今蒸されているところ!!
ワクワクしながら待つこと・・

ウニまるごとに卵を入れた「ウニ卵蒸し」
蒸し物の定番料理として大連で人気の一品!

うに ウニ 雲丹、その脇にはカニが蒸されています。
ウニはインスタ的に見栄えしますが、あっという間に食べてしまいます!
これもいい考えで、蒸し雲丹+ウニ出しの茶碗蒸し、贅沢な一品!

店内の一角に「つけダレ」のコーナーがあり、14種類の薬味が取りそろえられてお好みで自分でカスタマイズします。でも基本形の海鮮タレと辛味タレの組み合わせが表示されていました。とりあえず表を見ながら海鮮タレを作ります。

ウニの横の「カニ」でしたが、蒸し終えてた時にスタッフがあっという間に食べやすいようにカットしてくれました、1パイの姿の画像がなくて残念でした。

「蒸しはまぐり」
蒸したて蛤でジューシーなプリップリッとした甘くて美味しいぃ~。

「マテ貝のミックス味付け」
細長いマテ貝に野菜やきのこのみじん切りが加わって一味違った風味で熱々!!

「きのこと白菜などの野菜蒸し」
蒸しきのこもいいですね、もちろん白菜もおいしい!

あっそうだ!「定番の餃子」も頼んでありました。
注文してから包みだして、さすが本場!
包みたて蒸したてで、シンプルな餃子もアツアツなうちに食べられて◎

この辺まで来て、お腹はほぼ満足な状態になってきています。
それにしても店中が蒸気が上がっているので汗が吹き出します。

このあとが面白い!そういえば、最初席に着いたとき、お鍋の底にお米をセットしていましたっけ。(すっかり忘れていたヨ)
蒸し網の上で海鮮を蒸し続けていくと、蒸した魚介の旨味が詰まった出汁が下の鍋に落ちて、蒸し物を食べ終わった頃には、お鍋の底に「おかゆ」が出来上がっている、という段取り!!
最後に溶き卵を加えて・・美味しい海鮮おかゆの出来上がり。

一石二鳥、なんて賢い発想のいい出汁入の「おかゆ」
海鮮の凝縮した旨味がギュッと染み込んだ絶品です!
お腹いっぱいだけど後引きのおかゆでした。

蒸し海鮮も冬なら最高のご馳走!!
だけど、蒸気が店内に充満していので夏は暑っ苦しいかも?

蘇大嘴海鮮牧場 485 CNY>
海胆蒸蛋、螃蟹、虾爬シャコ、白蚬子シジミ、餃子、海鲜粥

Taxi/蘇大嘴海鮮牧場~ホテル < 20 CNY>

▶▶▶
大連2日目も盛り沢山な一日でした。
丸一日街を歩き回って、だいぶ大連の様子がわかってきました。
ではまた明日・・
おやすみなさい。

Dalian⑤ 星海広場を散策・お粥の朝食も、旧満鉄本社見学、夕食は貝づくしの海鮮しゃぶしゃぶ初体験
■ スケジュール 『大連-ソウル-台北』 <2018年> 9月10日(月)成田発ANA特典ビジネスで大連へ 9月11日...