旅は早くも10日目になりました。インスブルック・ザルツブルグ・ウィーンと連日盛りだくさんの日程で楽しんだオーストリアを後に、今度は国境を超え、もう一つの訪問国・ハンガリーの首都ブダペストに向かいます。
ウィーン駅からブダペスト駅までは国際列車とはいえ、3時間にも満たない短時間の移動です。ヨーロッパの国々、特にEU加盟国間は、互いにその距離が近いだけでなく、面倒な入出国手続きも省かれているので、感覚的にはオーストリア国内の移動と全く変わりません。
私達はハンガリーを訪れるのは今回が初めてです。どんな国か、ということに関してもあまり知識は有していません。ただ、G太が仕事を通じて知り合った友人の一人に、東京大学に留学したあとそのまま日本に残って建築設計事務所を開いたプタペスト出身のハンガリー人がいますが、彼は、仕事上で発想豊かで優秀であるばかりでなく、プライベートな面でも個性的なライフ・スタイルを持っていて私達夫婦とも「ウマ」が合い、彼を通じてハンガリーという国に興味を持っていました。
ハンガリーは、日本人にはあまり知られていない苦難の歴史があり、友人の彼もそのような歴史の波の中で半ば亡命に近い形で日本に居残ることになったわけですが、そのことはここでは置いておくことにして、今回は私達は単なる一旅行者としてハンガリーという国を見て楽しみたいと思います。
今日のミッションは、国間の移動がメイン。ブタペストへ着いたら市の中心部にあるホテルにチェックインし、まずはハンガリー料理の食べ初めに、ちょっと高級ですが老舗のレストランに行くことにします。国を知るには、まずは食べ物から・・・、食い意地の張っている私達夫婦のポリシーです!
■ スケジュール 『中欧魅力の街巡り』
<2006年>
6月10日(土)成田発ウィーン→インスブルックへ
6月11日(日)黄金の小屋根、王宮、パッチャーコーフェルへ
6月12日(月)Innsburck-Salzburg 列車で移動、モーツアルト生家
6月13日(火)ザルツカンマーグート周辺ハイキング
6月14日(水)サウンドオブザ・ミュージック足跡、カラヤンの家
6月15日(木)Salzburg-Vienna 列車移動、ウィーンの森/ホイリゲで夕食
6月16日(金)ベルデベーレ・アルデベーレ宮殿観光、夜オペラ
6月17日(土)のみの市/ナッシュマルクト、応用美術博物館、夜オペラ
6月18日(日)モーツァルト・ハウス、Cafe、観覧車とホイリゲへ
6月19日(月)Vienna-Budapest 列車移動、夕食はハンガリー料理 このブログ
6月20日(火)ブダペスト応用美術館、中央市場、夜フィガロの結婚オペラ
6月21日(水)王宮や鎖橋、国会議事堂、ゲッレールトの丘
6月22日(木)Budapest-Viennaで帰国の途へ(機中泊)
6月23日(金)朝成田へ帰国
2006/6/19(月)旅は10日目 ☀Vienna→ Budapest
おはようございます!
今日はこの旅の最後の訪問都市で国も変わってハンガリーのブダペストへ向かいます。
8時にホテルをチェックアウト、ウィーン中央駅(Wien Hbf)へ向かいます。
09:00
ウィーン駅でブタペスト行のチケットを販売機で購入します。
次のブタペスト行の時間は、1時間後の10時05発。これに乗車しましょう。
チケット売り場には観光客がたくさん並んでいて、順番を待っていると、いろんな国の言葉が飛び交ってきます。やはりウィーンはヨーロッパの要に位置する都市なんだなぁ、と改めて感心しました。
すこし時間があるので、構内のスーパーで買い物します。
美味しそうなウィーンのワインを見つけたので3本購入し、ブタペストで飲んでもいいし、残りそうだったらお土産にしましょう。ウィーンのワインは美味しいし、なんと言っても安い!!
ウィーン駅構内スーパー < 20 € > ワイン3本
ウィーン駅~ブタペスト行のチケット < 77 € >
駅構内をいろいろ見て楽しんでいたら、あら!
そろそろ出発時間に近づき、慌ててホームに行きます。すでに列車が止まっていましたよ。
さっと乗り込んで、数分でハンガリーブダペストに向かって走り出しました。
フゥ~~
国際列車は、乗車率が7割位かしら?それほどは混んでいません、皆さんゆったりして旅慣れた雰囲気!
ここからブダペストまでの所要時間は約2時間30分です。
最初車窓を眺めて楽しんでいましたが、あっという間に睡魔に襲われたようで、気がついたらもうすぐ目的地のブダペスト駅。慌てて、荷物をまとめてチェック❗️
● ブダペスト東駅(Budapest-Keleti)
さあ、ハンガリー(Hungary)、✨ ドナウの真珠と言われる美しい首都のブダペスト(Budapest)に到着しました。
今回の旅では、ここブダペストが最後の訪問都市です。前々から、一度は訪れてみたいと考えていたところ、ついに願いは叶えられましたよ・・楽しみ~~!
ブダペスト東駅は、ブダペストで最大のターミナル駅で、駅前にはバロシュ広場(Baross)があります。1884年に建設された駅舎は、イクレクティシズム様式で当時ヨーロッパの中でもモダンな駅舎と言われていました。
今では東欧らしい雰囲気が感じられる駅で、確かにホームに降り立ったときには、レトロな駅舎の美しいファサードが最初に目に飛び込んできました。
<ハンガリーからはお金の単位が変わります>
ユーロ(€)→ フォリント( forint=略号はFt ) に変わります。
1Ft = 約0.53円位だったと思います。
● Mercure Budapest Metropol
今回滞在するホテル「Mercure Budapest Metropol」 は、ペスト地区の中心部で、近くには街の金融地区や歴史地区へのアクセスが便利な立地です。建物は19世紀末に建てられた美しい歴史建造物で、ラーコーツィ通りにあります。幸いなことに、20世紀の戦火を逃れた建物で、この2006年に私達が滞在した時は、内部は快適に綺麗にリノベーションされていて、格式ある高級ホテルとしての佇まいを見せていました。
ちなみにメルキュール ブタペスト メトロポールは、現在(2020年以降)は、Ibis HOTELの系列に組み込まれ、一般的なツーリストホテルになっているようです。
さて、私達のしばし滞在するお部屋は・・
お部屋は、最上階、屋根裏の変形部屋です。窓が斜めについているので、真っ赤なカーテンが不思議な工夫がされています。
変形な部屋の形状なので、感覚的には、広いような狭いような
部屋のドアを開けると、一段上がったところにリビングとベッド。室内のインテリアは、白い壁と赤いカーテン、赤い椅子、ベッドカバー。
バスルームは白いタイルにポイントの黒タイルの清潔感もあるます。
バスタブ付きですが、やや小さめで足も伸ばせるかなぁ?
荷物の整理をしたあと、先程スーパーで購入したビールで、とりあえず無事にブダペスト到着にしたことに、
カンパ~~イ!
そのあと、ついつい気持ちよく、うとうと寝てしまって・・・、
気がつけば夕方になっちゃいました。
駅近くのスーパー < 1000 Ft >
水、ビール他
ブタペストカード、ホテルで < 13,000 Ft >
@ブタペストカード 6,500Ft×2
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19:25
さぁ、これからホテルを出て、ブダペストの最初の夕食を食べに行きます❗️
ホテルのある通りの旧い街並みは、どこを切り取っても美しい歴史ある建物が並んでいます。
ミゼウム・レストラン
ハンガリー最初の夕食は、伝統的なハンガリー料理レストランでいただくことにします。
訪れたミゼウムレストランは、1885年創業のブタペストの老舗レストランで、店内は落ち着きのある高級感漂うインテリアです。仕切りのガラスや壁画、シャンデリア、・・・美しいアート作品のようです。
また、黒服で正装したレストランスタッフも、このお店の格式を主張してようです。
ここまで高級だと、ちょっと気後れして構えてしまいますね。
今日の飲み物はビール、そしていつものように、 カンパ~イ!
まずは、アスパラ・スープ、ロブスター・ビスクからスタート・・・、
いずれも濃厚で、とても美味しい!
メインの一皿は、フォアグラのグリルでフォアグラたっぷりにフルーツのソースがちょっと甘かったけど新しくて美味しかった。
もう一つのお皿は、マッシュルーム・グリルは、旨味のある濃い味のきのこが美味しい!
久しぶりにグッと高級なテーブルクロスのあるレストランでの夕飯です。
ブダペストの最初の夜のいい記念となりました。ごちそうさまでした。
ミゼウムレストラン < 12,000 Ft >
ビール大3、アスパラスープ、ビスク、マッシュルームグリル、フォアグラグリル
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Vörösmarty tér 駅までブダペストの街の散策を楽しみます。
夜になると更にライトアップされた古い街並みが、✨ 輝いて見えました。
22:45
ブダペストの地下鉄に乗ってホテルに戻りました。
今日はウィーン~ブダペストの移動と夕食のみで、市内の観光は明日以降から。
今日もお疲れさまでした
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