2006中欧魅力の街巡り【インスブルック①】生誕250周年を祝うモーツァルト・イヤーの2006年、中欧4都市周遊旅のスタートです

いま、このブログ原稿を書いているのが2021年の4月。新型コロナのパンデミックのため外出できず家に閉じこもっている中、15年も昔の話となりますが、楽しかった以下の旅行を今一度思い返し、ブログにまとめたいと思います。

『中欧魅力の街・4都市(インスブルック・ザルツブルグ・ウィーン・ブタペスト)2006』

・・・

2006年は、モーツァルトが生誕して250年となる記念の年にあたり、ウィーンを始めモーツァルトにゆかりの深いオーストリアの各都市では『モーツァルト・イヤー』に因んで様々なイベントが行われました
モーツァルト好きの私たち夫婦は、折角のこの機会だし、もう一度ウィーンを中心に中欧旅行をしてみよう、とどちらからいうこともなく話が出て、あっという間にプランを詰める事になりました。

前回、オーストリア・ウィーンを訪れたのが2004年2月
この時は、ウィーンの他にもチェコ・プラハの街にも滞在し、主に現地でのオペラ鑑賞を主な目的として2週間ほどの旅をしました。滞在中は、モーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』や『魔笛』、ドニゼッティの『愛の妙薬』など5回のオペラ公演を楽しんだり、ウィーンやプラハの古い町並みを散策するなど、楽しく充実した日々を過ごしました。

このとき体験し楽しかったことの数々は、日本に帰った後も暫くは忘れられず、また何か機会があったなら是非再訪したいね、と話したりしていました。ですから、2006年がモーツァルト・イヤーと聞いて、前回から僅か2年しか経っていないのに、またまた行きたいという気持ちがどうしても抑えられなく「やっぱり行っちゃおう」、ということに相成りました。

前回旅行の時期は真冬で凍てつくような寒さだったので、今度は気候が良いシーズンで新緑で美しい6月頃がいいな・・・
そして、訪れる都市は、モーツアルトの生まれ故郷のザルツブルグの街にはぜひ行ってみたいし、そうだ、あの偉大な指揮者のカラヤンもザルツブルグ近郊の小さな田舎町のお墓にひっそりと眠っていると聞いたことがある。

新緑の6月なら、山々の残雪を眺めながらの、郊外の街や田舎はきっと美しいだろうな。
大好きなミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』に出てくるアルプスの麓の街々は素晴らしい景色が拡がっているに違いない。
それに、映画『第三の男』に出てくるウィーンの遊園地の観覧車にも乗ってみたいし、ベートーヴェンが散歩したという「音楽の道」や「ウィーンの森」のホイリゲも行くと楽しいだろうなあ。

また、私達が大好きなオペラについては、例年夏はヨーロッパは基本オフシーズンに入ってしまいますが、6月くらいならどうにかオペラシーズン最後の公演にいくつか間に合うかも知れない。
さらに、2006年6月といえば、世界的なスポーツイベントである『FIFA ワールドカップ・サッカー』がドイツで開催されることになっているし、お隣の国オーストリアでもきっと盛り上がっているに違いない。その様子を見てみるのも面白そう・・・・

今回は、オーストリアを中心に旅行するものの、中欧の他の国・都市も一つ加えてみたい。
前から興味を持っていたハンガリー・ブタペストにも、この際、行くことにするか・・・
などなど、

次々と、いろんな希望やアイデアが湧いてきます。
これは間違いなく、楽しい、楽しい旅になりそう。

そんなこんなで、欲張りな希望をあれこれ盛り込んだ『中欧魅力の街・4都市(インスブルック・ザルツブルグ・ウィーン・ブタペスト)』の2週間に渡る旅を企画・実行することになりました。

旧い昔の旅行のことなので、一部、記憶違いや忘れてしまったこと、あるいは不正確な記述があるかも知れませんが、手元に残っている当時のメモやスケジュール表、写真などを頼りに、できるだけ旅の様子を復元できるよう努めました

どうぞ、みなさまもご一緒に❗️

・・・

■ スケジュール 『中欧魅力の街巡り』
<2006年>
6月10日(土)成田発ウィーン経由インスブルックへ このブログ

6月11日(日)インスブルック観光:黄金の小屋根、王宮、パッチャーコーフェル
6月12日(月)Innsburck-Salzburg 鉄道で移動、モーツアルトの生家
6月13日(火)ザルツカンマーグート周辺をハイキング
6月14日(水)サウンドオブザ・ミュージックの撮影の舞台やカラヤンのお墓
6月15日(木)Salzburg-Vienna 鉄道で移動、ウィーンの森/ホイリゲで夕食
6月16日(金)ベルデベーレ・アルデベーレ宮殿観光、夜オペラ「魔笛」
6月17日(土)のみの市/ナッシュマルクト、夜オペラ「アルジェのイタリア女」
6月18日(日)モーツァルト・ハウス、Cafe、観覧車とホイリゲへ
6月19日(月)Vienna-Budapest 鉄道で移動、夕食はハンガリー伝統料理
6月20日(火)ブダペスト応用美術館、中央市場、夜・オペラ「フィガロの結婚」
6月21日(水)王宮や鎖橋、国会議事堂、ゲッレールトの丘
6月22日(木)Budapest-Vienna経由で帰国の途へ(機中泊)
6月23日(金)帰国の途へ、朝成田着

2006/6/10(土)旅は1日目 成田 Innsburck

今回は、オーストリア航空を利用します。朝10時過ぎに成田を出発し、ウィーンでトランジット・乗り継いで、最初に訪問する街インスブルックに夕方到着します。
ホテルにチェックインし、すぐに街の中心広場に繰り出す予定!!
さぁ、長い一日が始まりま~す。

07:30
おはようございま~す。
約2週間旅の始まりは成田から。

今年2006年はモーツァルト生誕250周年を祝うモーツァルト・イヤー、ということでオーストリア航空の機体にも「MOZART 2006」のロゴがありました。嬉しい❗️

(今回の旅のお供には、当時、太が愛用していたクラシック・カメラの「Leica IIIa」と 「Rolleiflex Standard」の2機を持ち出し、モノクロ・フィルムの写真も撮ってみました。上の写真のように、このブログ中の写真にモノクロ写真が時々現れますので、楽しみに御覧ください。)

今日は時間もあるし、天気も良いので久々、展望・見学デッキで発着する飛行機を楽しみます。飛行機を眺めるなら、ここがベストビューポイント!!
人気のスポットなので、とにかくゴッツいカメラ を抱えている人がよく並んでいます。「撮り鉄」じゃなくて、「撮り空」?の方たちのオアシスですネ。

朝の コーヒーを、近くで発着する飛行機を見ながらいただきます。

10:00
ゲートに移動して、「OS52便」機内へ搭乗するアナウンスを待っています。
ここから何時間ものフライトが続きますよっ。

とりあえず無事を祈って、 パチリッ

 Tokyo成田 10:15発 <OS52> → Vienna 15:30
日本からウィーンへの飛行時間は、約11時間50分です。
イザっ!スタート❗️

ウィーン国際空港 / Vienna International Airport

うわぉ~、成田から約12時間経って、無事ウィーン国際空港に到着しました。
ここでEUに入るイミグレーションを通過して、乗り継ぎ便の時刻まで時間を過ごします。

指定のゲートまで移動する途中に・・

あらっ、こんな楽しい「顔はめパネル」発見!!
これはタイムリーなパネル!イイね。
記念にモーツアルト好きのに顔ハメをさせて、パチリッ。

このショップは「生ハム」だけを扱っているお店です。
お土産にするのイイね、ここは空港内だから、帰国する時是非購入して帰りたい!
覚えていれば・・

さて、次の便の出発時刻まであと約1時間です。
ゆっくりできるスペースが空港内にあまりないので、ここでしばし休憩。

  Vienna 17:45発 <OS901> → Innsburck 18:50
インスブルックへのフライトがもうすぐです。

うわぁ~、機内搭乗のアナウンスがあって、あらっ歩いて機内に乗り込むんですヨ。
思ったよりも小型機、プロペラ機??ですか!
機体に格納された昔懐かしタラップから乗り込みます。
パイロットも見えてます。よろしくね!

機内に乗り込んでまもなくTAKE OFF!

ハ~イ、約1時間フライトして、もうすぐインスブルックです!
かわいい街並みが眼下に見えて、
えっ、窓からこんなに近くに車輪が見えてきたぁ~、
そろそろ着陸体制!

インスブルック空港 / Innsbruck Airport

インスブルックに降り立って、数歩のタラップを下りて空港建物に向かって歩きだして、
振り返ったら・・

アルプスの山々が、もうそこに迫ってくるような・・
うわぁ~凄い❗️
大迫力✨
大パノラマ!!

Central Hotel Innsbruck

インスブルックで滞在するホテルです。
名前の通り「Central Hotel Innsbruck」は、1884年に創業の歴史を感じさせるホテルです。クラッシックな外観は、レトロさが漂う昔ながらの雰囲気で佇んでいます。
ホテルはシティ・センター地区あり、インスブルック中央駅から徒歩で7~8分、空港とホテルはタクシーで10分位、美術館など観光するのにもロケーションの良さが人気のホテルです。

インスブルック空港〜ホテル Taxi < 17 € >

<宿泊の部屋>

お部屋に入ると、白い壁に焦げ茶色のコントラストは、どこか山小屋風なインテリアです。
コンパクトながら部屋の形が長方形じゃないので、普通よりやや大きく感じ、入口付近がゆったりしているおかげかと思います。
ベッドは狭いけど、これでダブル(ハリウッド・ツイン)かなぁ

部屋には、TVや冷蔵庫などが備えてあります。窓際のコーナーには、椅子とカフェテーブル、窓下にはヒーターが設置されています。そうか、やっぱりインスブルックの冬はかなり寒そうな感じですね。

バスルームには、トイレと洗面台、かなり狭いながらもバスタブ付きです。
鮮やかな紺色のタイルと白のコントラストが印象的なバスルームです。

さすがに老舗のホテルは、タオルの質が違って、ふっくら厚みがあって嬉しい。

さっそく、インスブルックの街に繰り出します。
昨日から2006年FIFAワールドカップ・サッカーがお隣の国ドイツで始まっています。
なので、街の中心に向かうと段々サッカーウェアを来た人たちが多くなってきていますね。

みんなが進む方向に着いていくと、ビルの中が通路になっていました。
一種のパッサージュかなぁ?

近くにはおしゃれな店舗のショーウィンドウが目立ちます。
南部鉄瓶が陳列??

山間に佇む小さな街 Innsbruck は、過去、冬季オリンピックが1964年と1976年の2回開かれたところとして有名です。メインストリートからは間近に迫るアルプスの山々が手が届きそうな感じで、美しくそして迫力満点

夕暮れ時、テラス席が並ぶ石畳に続くレストランやカフェ。
テーブルには明かりが灯されていて、ワインなど飲み物を楽しんでいる人が多いみたい。
とりあえず、どんな様子の街なのか、川の方まで歩いてみましょう。

建物の上を見上げると、外壁からレストランやカフェなどの美しくセンスの良いデザインの看板・サインがあちこちにあり、見ているだけで楽しい。
ヨーロッパなどの街並みを歩くと、いつも パチリッと撮りたくなりますね。

街の中心部を流れるイン川に来ています。(「インスブルック」という街の名前は、この「イン川」に由来するんですね、知らなかった!)
橋を渡らずに左側へ。
地元のみなさんが進んで行くので、その後に着いていきま~す。

あらっみなさん、この中に吸い込まれていきますヨ。
どうやら川沿いの駐車場を2006年FIFAワールドカップのためのパブリック・ビューイングが設置されているようです。

中央に大きなスクリーン、真ん中は長いベンチが所狭しと並んでいます。
その周りにはズラリと小さなブースが並んでいて、飲み物と簡単なおつまみが食べられます。

こちらは「WM BAR」、ソフトドリンクやビール、ソーセージやプレッツェルなど気軽に観戦しながらつまめるの、いいですネ。

パブリック・ビューイングの隣には、人間サッカーゲームがあって、子どもたちが楽しく遊んでいました。
小さな子供もユニホームを着て集まってきていますヨ。


ソーセージ&Beer


WM BARにて


正面にビューイング

始まる前に腹ごしらえ!
インスブルックで最初に食べたB級グルメ「カレー味のソーセージ」です。
さすが本場、屋台と言えどもものすごく美味しかった。
一緒に付いてきたパンも◎、ビールが進みました。

ここで食べながら
トリニダード・トバゴの旗 リニダード・トバゴ 対 スウェーデンの旗 スウェーデン のサッカーの試合を観戦しました。
途中から人がさらに集まってきて、BARのスツールに座っているとほとんど見えなぁい
同じヨーロッパ勢のスウェーデンを応援する人が多かったかなぁ。
ものすごい熱気と歓声で、皆さん盛り上がっていました。

WM BAR < 9.3 € >
ビール,カレーソーセージ

試合前半戦が終わった段階で、よく見えなくなったし混雑しないうちに広場から離れて、来た通りをホテルまで戻ります。
こちらは市内の大通りを走るトラム、丸みを帯びたレトロな車体です。雰囲気ありますね。

先程の「パブリックビューイング」周辺は人が大勢たくさんいたのに、駅に向かう途中は怖いぐらいびっくりするほど、人っ子一人、誰もいませんヨ??
とても静かな街並みです。

「パブリックビューイング」で前半の試合を見て、ホテルに戻ってきました。
が、ホテルのロビーにも人がいませんよ。みんなサッカー見ているのか
お部屋に戻っておつまみとBeerを飲みながらサッカーの試合の続きを!!
結局 0-0 引き分けでした。

今日は長い長い一日だったので、日本時間だと大体午前4時頃になります。
さぁ時差ボケしないように❗️

流石に眠くなりました。
おやすみなさい


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