⑦颯爽と!チャリでアッピア街道を行く

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2011/1/14(金) <7日目>

[テルミニ駅へ、駅のカフェで朝食、アルケ オバス・ツアー(archeobus)、途中公園事務所で自転車借りる、アッピア街道サイクリング3時間、途中ピクニックランチ、自転車返却、徒歩でカラ カラ浴場、バスで真実の口まで、徒歩で中の島経由、トラステヴェレのBILLAで買い物、帰宅]

今日の予定は、
『旧アッピア街道を自転車で巡り、青空のもとでピクニック・ランチしちゃおう!』
というG太のオリジナル企画。
なんか楽しそう!
相変わらず良いお天気、サイクリング&ピクニックにはピッタリ。
ツイています。
さて取り敢えずテルミニ駅まで行って、そこで朝食といたしましょう。

Cafe VyTA

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昨日のポンペイ行きの時、テルミニ駅構内のカフェが今ひとつだったので、今朝は慎重にカフェを物色。
奥の通路の左端にあったセンスの良いカフェを発見、ここなら大丈夫かな?
クロワッサン・チョコチップも美味しく、カプチーノもたっぷりで安い!!
うーん、正解。ココ気に入りました。
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カフェの店内のPhoto無いのでソーサーのロゴを御覧くださいな。
朝食したカフェの右隣のファーストフードでサンドイッチ数種類、ピクニック用にテイクアウト。

テルミニ駅近くから出発する
「アルケオバス・ツアー(archeobus)」の乗り場を探します。
駅を背にして、大通りの真ん中あたりにある中州状が乗り場。
わかりにくかったけど、ここから出発するようです。
9時から30分おきにバスが巡回するので、9時少し過ぎから待つことにしました。
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似たようなバスが何台か来るのですが・・・、どれ??
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・・・待つこと20分近く、来ました。これですね。
鮮やかな緑の車体、座席はオープンバスで、今日のような晴れた日には最高です。

このアルケオバス・ツアー(archeobus)は、
「ローマ文明の歴史的・宗教的名所 を回るバス、カラカラ浴場、アッピア旧街道、カタコンベ(地下の墓所)など、地下鉄や市バスではちょっと不便な考古学遺跡が集まる地域を巡回」という観光客にはとってもありがたいルートのバスです。

アルケオバスは、オープンエアーで天気の良い日にピッタリのバスです。
名所、遺跡などに差し掛かったら車内からパチリ!
写真取ることができるし、降りたい場所も視界が180℃オープンで、わかりやすですね。
バスのカラーデザインもおしゃれで、ワクワクしてきます。
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ちょうど車窓からイタリアで有名な「ローマの松」が見えますね。
種類はカラマツだそうです。

バスの車窓から風景楽しんでいると、次は、旧アッピア街道公園事務所。
ここで下車して、インフォメーションセンターで自転車をレンタルしましょう。
一緒のバスから10名ぐらいの観光客が降りました。
みんなレンタサイクルするようで、係の人は対応にテンヤワンヤ。
ようやく私達の順番がきました。
自分の身長にあった自転車を選び、11:00~15:00の4時間レンタルすることにします。

アッピア旧街道(サイクリング&ピクニックランチ)

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センターからバス通りを少し先に行くと、左に入る細い道がいよいよアッピア旧街道、突入です。チャリには慣れているのですが、悠久の昔の石がかなり凸凹で走りにくいのです。
ハンドルついつい取られておしりに響きますよ。
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ピクニックランチ

20110114-3appia3この辺まで来るとほとんど人がおりませんよ。いいかしら?
では、ちょこっとだけ場所お借りしちゃいましょう。スイマセン!(ペコリ)
よく辺りを見てみると右100m先辺り、名もれぬ古代遺跡?らしいところもありますが・・。

こんな見晴らしの良い、古代ローマの街道側で、ピクニックランチ。
どう考えてもグレートなシチュエーション!!じゃないでしょうか?

生まれて初めてこのような由緒正しき場所で、ピクニックランチ、スタート。
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朝、駅で購入しておいたサンドイッチ、ハム、チーズ、トマトなどをつまみながらワインで乾杯!!(今回はプラスチックのワイングラス持参しなかったから、閃いて、空いたヨーグルトの瓶をワイングラス代わりに)
また、このワインとサンドイッチがとびきりおいしかった。この地で飲むからかしら?そしてミカン、チョコレートもナイスデザートですよ。天気もいいし最高なランチタイム。
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ピクニックした周りの風景。
多分最初で最後の「アッピア街道のピクニック」、
この上ない幸せー!!!!!
一生心に残るひとときでした。

さて、まだまだサイクリングは続きます。

このローマ時代から続く石畳と左右にそびえ立つのは2千年前からの糸杉でしょうか?
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ドンドン進みます。自転車乗っている人がほとんどいなくなりましたよ。
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チェチーリア・メテッラの墓まで来ました。
ここは小さな博物館があるのでちょっと休憩です。
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アッピアの猫ちゃんは、古代遺跡でオットリと構えていました。
このへんでそろそろ戻ることにいたしましょう。折り返し点です。
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もうすぐインフォメーションセンターです。羊の群れと出くわしました。パチリ!
自転車の返却時間が近づいてますよ~ん。

無事返却時間に間に合いました。
次は「カラカラ浴場」まで歩いていきますよ。ちょっと距離があるけれど、大丈夫かい?
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これは「マイル柱石1(Colonna miliare)」アッピア街道の起点。
起点から距離がわかるように、1マイル(1609m)ごとに置かれています。
ローマ人の知恵に脱帽です。

S.セバスティアーノ門が見えてきました。狭い道で渋滞していて歩くの怖い感じです。
右は、カラカラ浴場まで水を供給した水道橋を支えていたドゥルーゾ門を通過します。

カラカラ浴場

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カラカラ浴場の入り口です。結構歩きました。

床のモザイク文様が残っています。日本の銭湯の壁床のタイルってこんなところからきているのかしら??これ見てふとに思ったことですが・・・。

子どもの時の教科書のあれが、ここなんですね。教科書ではこのスケール感、全然伝わっていませんネ。「百聞は一見にしかず」とはよく行ったものですね。
かなり疲れてきました。カラカラ浴場の公園で小休止です。
いにしえの人々がここに集まってきて、いまもなお残っているモザイクを行き交っている情景を思い浮かべながら・・・。
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そろそろバスで真実の口辺りまで戻り、徒歩で中の島を散策します。
トラステヴェレのBILLA買い物して帰ります。
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アパートの廊下部分です。天井がアーチ型でかわいらしい。
このアパートの4Fなので荷物があると大変なんです。特に階段は1階分上がるのに、2回折り返すので、4Fまで上がるたびに心臓バクバクすることも。
しばし部屋で休憩にしましょう。

・・・・・

本日も夕食の時間となりました。今晩もトラステヴェレに繰りだそう。
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ローマ、ここは下町ですよね。道もかなり細く、車も多いけど、なんて言ってもバイクが目立ちます。そして二人乗りが多いなあ、と思いました。
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いつもの通りに夕方から露店がポツポツ出てました。そして今でも使っている井戸水?広場のお水?
金曜の夜もまた楽しいトラステヴェレですね。

Da ENZO

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ここも評判のお店。ローマ最後の夜ご飯用に、とっておきのお店にしていました。
ENZOの店内は食堂って感じ、気軽な雰囲気がいいですね。。
それにしても次次にお客さんが来てますよ!!かなりの人気店ですね。

さて、例によってハウスワインのオーダーのあとは、
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ズッキーニの花のフリット(Fiori di Zucca)
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カルチョフィー(アーティチョーク)
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リガトーニのカルボナーラ
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アマトリチャーナ(Amatriciana)
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オット!牛肉のステーキも
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ドルチェのマスカルポーネフルーツが美味
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最後は締めはエスプレッソで。
〆て< 88 >也

パスタ3種でしかも量が多かったので、食べ過ぎです。
食い意地が張っているので、ついついあれもこれもと注文してしまいます。
みんなおいしかったよ~ん。
小豆は特にドルチェが気に入りました。最高!!
ご・ち・そ・う さまでした。

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今宵は、ローマ・最後の夜です。早いですね~、名残惜しい!エーン!
ハナ金のトラステヴェレの路上の露店を冷やかしながら、のんびりゆっくりとアパートに帰りましょう。

あっという間の7泊9日の旅でした。
部屋で荷物のパッキングしなくっちゃ。

おやすみなさい。