2017/10/27(金) 旅は4日目 ☀ 高雄 ⇨ 台南
今日は早朝の便で息子が先に帰国します。そして残るG太とA豆の二人は台南に移動し、食の都・台南のグルメを追求します。台南を訪れるのは2回目、今度はどんな美味しいものが待ち受けてくれるでしょうか、楽しみです。
今日の予定は、台南のデザイナーズ・ホテルに午後チェックイン、そのあとホテル近くの林百貨店など街探索し、夕食は台南の海鮮熱炒店で一杯! ここからはいよいよB級グルメに突入です!!
05:30
早朝の便で息子が帰国するので、我々も早起きして見送ります。
なにせLCCの朝便は時間が早~いの、仕方ないですね。というわけで早起きしたので、せっかくだから高雄の朝食の超繁盛店に出かけることにします。
時刻は5時半、早朝の高雄の街なかの様子です。
流石に混雑もなく空気も爽やかですね。
興隆居
凄いですね、こんな時間にも関わらず何人か並んでいます。
6~7時頃から混み出し、長蛇の列になるそうです。
今はこの程度なら、ゆっくりとお店で食べても大丈夫そうですね。
とりあえずこの肉まんをテイクアウトします。もちろんいま暖かいうちに食べた~い!んですけど、お隣でメインを食べたいので、とりあえず先に購入して確保しておきましょうー。肉まんは、後でおやつにしてもいいしね。
そしてお隣の豆乳屋さんに移動して、席確保して並びましょう。
この有名どころのお店がお隣同士!
果貿来来豆漿
こちらも朝から大盛況!!そして美味しい匂い漂っています!!
うわぁ~どれも美味しいそうなんだけど・・迷ってしまいますね。
並ぶ列の前には香ばしく焼きあがったパイ生地のパンがずらりと・・、あんこ味とゴマ味のパンもありますよ!!
思わずトレイに乗せてしまいます。
並んだ先のカウンターで豆乳を追加オーダーし、勘定します。
お店の人は慣れた手つきで次つぎと捌いていきます。
おお、来ました、来ました。ここの豆乳は見た目から美味しそうな顔しているでしょう!!
そこに辛いタレをちょっと垂らして、あっ!忘れてました、油條もチギって入れて、お好みのトッピング味に!
熱いのでフーフーしながら食べはじめます。
ふわぁ、ほろぉ~、とピリッとラー油がアクセント、いいね!
至福の豆乳タイム・・・堪能堪能!
興隆居 < 64 NTD > 豚まん17×2,豆乳15×2
果貿来来豆漿 < 48 NTD > 豆乳2,油條2,パン
早起きしたおかげで美味しい朝ごはんのお店2店舗も制覇しましたね。
お腹もいっぱい!プラプラ歩いてホテルに戻りま~す。
I ♡ TOKYOはレストランかしら?
そして朝の高雄の交差点の風景!
ホテルに戻りました。
今から10時半まで、荷物のパッキングしながらお茶でも飲みましょう。
おぉ~、ホテルの窓から大通りの風景、右手には高雄駅がすぐそこです。
気持ち良いほどお天気ですね、今日。
・・
せっかく購入した豚まん、少し小腹空いたので食べちゃいますか!
豚まんは冷めてしまったけど、味はかなりイケてると思います。
今度はアツアツを食べた~い!
11:00
そろそろチェックアウトします。
すんなり手続きは終わって、歩きで高雄駅まで向かいます。
歩いてほんの3~4分で高雄駅に到着しました。
ホテルからは立体交差した道路で見えなかったので、意外な近さに驚きっ。
高雄駅の構内に入りました。
台南駅までの切符はどこで買うんでしょうか?向こうに見えるのは窓口ですね。
手前に自販機がありました。
ここで簡単にカードで購入出来ました。
席の指定も同時にでき、便利で使いやすいマシーンです。
台南までは「自強号12:01発」、約35分の乗車時間のようです。
高雄⇨台南 自強号 < 212 NTD 2人分>
改札口は2Fのようです。
お弁当屋さんの横のエスカレーターで上がります。
2Fの出発ホールには、お土産屋さんや軽い食事ができるレストラン、コンビニもありました。待合室でちょっと休憩、歩いてきたので暑くって・・
ホテルで残った缶、目立たないようそっと飲んじゃいました。
11:45
ちょっと早めにホームに向かいます。
このホームに台南行の自強号が到着します。
まだ早いのでホームをウロウロとチェック!
台湾版キヨスクもやっぱり飲み物中心で便利ですね。
そしてよく分かんないけど、いろんな種類の電車をパチリッ!
コレが「台南行自強号」、時間通り到着。
では搭乗し台南にむかいます。
自強号の車内は、日本で見る在来線特急のような印象です。
8割くらいの乗車率でしょうか?
枕シートの交通観光局のキャラクターのクマ?のようですが・・
乗って僅か約35分、あっという間に、台南駅に到着しました。
● 台湾/台南
ここから台湾/台南に入ります。
台南の移動MAPを参照に!
① 緩慢文旅台南古根(滞在ホテル)
② 林百貨店
③ 梅鑫海産店
④ 小杜意面
タクシーでホテルに向かいます。
ホテル名を書いたメモ書きをドライバーに渡して・・
ドライバーが「オーケーッ!!」と言って走り出しました。
あっ!この「友愛街」がホテルのある通り名だったかなぁ?
あらっ、ネットの写真で見ておいたので、すぐそこの外観がカラフルな建物だと思います!
● 緩慢文旅台南古根店 /Adagio Travel Tainan Roots Inn
雰囲気のよい小じんまりしたホテルです。
フロントもかなり小さめ。
チェックインは3時以降とのこと。
それまで荷物を預けて、近くの有名なレトロな百貨店を見に行くことにしましょう。
ホテルの前の通りです。すぐ真向かいには、旅に必需のコンビニ「セブンイレブン」がありますよっ。いいね、ホテルに近いと何かと助かりますね。
近くには何やら活気のある市場や行列のできるお茶屋さんもありますね。
目指す最初の観光スポット、見えてきましたよ。
● 林百貨店
『ハヤシ百貨店』は、山口県出身の日本人で台南に渡って事業を成功させた実業家・林方一氏が1932年に創設した百貨店です。当時は、大正デモクラシーの自由な風潮のもと、ファッションや音楽・映画などの文化が急速に発展していた時期でした。その当時の日本文化を取りいれ、また、建築的にもRC構造などの最先端の技術を駆使したモダンな建物として、戦前まで大いに人気を博していました。
しかし、間もなくして日本は太平洋戦争中に突入し、台南中心地に位置していたハヤシ百貨店も米軍の空爆を受けるようになります。その後遺症もあり、敗戦後にはハヤシ百貨店は廃業を余儀なくされてしまいます。
廃業後、戦後しばらくは台湾政府の事務所などに使用されていましたが、老朽化等により1980年代以降は空きビルとなり、人々の記憶からも忘れ去られた存在となっていました。
そして時が経って、1998年にハヤシ百貨店は市定古跡に認定されたことをきっかけに、台南市により修復作業が進められることになり、開業から約80年の時を経た2014年、新しく『林百貨』としてリニューアルオープンすることになりました。
新・林百貨店は、創業当時の姿に限りなく近づけるとともに、クリエーティブな新スタイル・テーマを各所に盛り込み、現在は台南の新名所として多くの観光客を集めています。
館内の随所にレトロモダンな天井のアーチや円形柱、当時の最新鋭なエレベーターなどが復元されています。また、窓枠はどこか日本を感じさせる木枠となっていて、懐かしく哀愁を誘います。
よく見ると床のタイルなども昔のままに保存されているところも。
とても美しく、よく考えられたリノベーションが施され、素敵な空間に仕上がっています。
店内で販売している商品も、このレトロモダンに合わせた、オリジナル商品や文創商品、さらに工芸品やナチュラル素材などなど、台湾の「今」を代表する品々が勢ぞろい!しています。
⇦ 図面はHPからお借りしました。
1Fはレトロデザインの食料品や雑貨、2F~4Fまではファッション・バッグ・ステショナリー・アクセサリーなどの雑貨類が販売されています。特に林百貨店のロゴ入りトートバッグはなかなかユニークでした。
そして5Fには、カフェと林百貨店のグッズショップになっています。
せっかくなので喉も乾いたし、カフェで少し休憩することにします。
ここのお目当ては「豆花」、なかなか美味しいと評判のようです。早速、トライしてみましょう。
5Fのカフェの内部です。こちらも下のイメージと同じようなナチュラルイメージのインテリアデザインですね。お土産用のお菓子類も販売されていました。
ここは奥にある林百貨店グッズコーナーです。
注文した豆花がやってきました。
この豆花は一番シンプルなモノで、豆花+あずきです。
「豆」の味のするふんわり豆花に、粒あんが載せられ、さらにほのかに甘いシロップがかけられています。
小さめのお椀にサーブされましたが、案外ボリュームはありますよ。ふわふわツルンと喉ごしよく、食べ始めるとアッと言う間に胃袋の中に・・
美味しかったです!◎
茂記黒豆花 < 40 NTD >
5Fテラスには、なぜか日本の郵便ポストが残っていました。
このドアの向こうがカフェ。
さて、階段登って屋上に珍しいものがあるようですよっ、行ってみます。
林百貨店の6階の屋上にある神社「末広社」の跡です。
石でできた鳥居なども戦中に爆弾でヤラれた痕跡なのでしょうか?
黒っぽい石は当時のまま。
祭られていたのは商売繁盛の神様であるお稲荷様だったそうです。
林百貨に来たら必ず6階の屋上まで上がってみてください。
この6階こそが林百貨の歩んだ長い歴史を最も感じることができるフロアなのです。
6F屋上から5Fのテラスとカフェの入口が見えますね。
ここ6階からの台南の街の景観が見渡せます。
最初に建てられた1930年代にはなんと安平あたりの海岸までも見えたようです。
やっぱり今ではビルが乱立しているので、そこまでしか見えませんよね。
それにしても当時はかなりの評判の建物だったことが偲ばれます。
おしゃれな林百貨店のディティールです。
百貨店探訪のあとは、この周辺の昔の末広通りをちょとだけ歩いてみます。
ここは林百貨店の対面にある銀行。
ここもいかにも歴史がありそうな立派な建物ですね。
ちょっと調べたら、ここも1937年に建設され、かつての日本勧業銀行台南支店、中華民国時代から土地銀行となり現在も銀行の支店として利用されています。
重厚な円柱が並ぶ外観や通路側の吹抜の天井など、見事な造りで驚きです。
レトロなダブルハング風な窓?も面白い!
通りを歩いていたら、イタリアのスクーター『ベスパ』が停めてありました。
この周辺は、おしゃれな人達が多く住んでいるのかしら?
銀行から100m先にある帆布で作るトートバッグ屋さん。ここは林百貨店のオリジナルもOEMで作っているらしいので、もしかしておしゃれなバッグに出会えるかなぁ?と期待大で覗いてみましたが・・・
お店の横のウィンドウに飾っているバッグを見たら、野暮ったいデザイン。
がっかりして、踵を返すことに!
14:45
では、もうチェックインできる時間になったので、ホテルに戻りましょう。
● 緩慢文旅台南古根店 /Adagio Travel Tainan Roots Inn
本日から3泊はこの台南のホテルです。ここは庶民的なエリアにあり、ホテル周辺は夜になるとかなり人で賑わいます。B級グルメの有名店も、ホテルから歩いていける範囲に多数あるんです。
夕食までの時間はお部屋で荷物の整理をし、ゆっくり台南情報をチェックします。
コレはホテルのエレベーターホールに飾っているカードと地図。
おしゃれなインテリアですね。明後日はこの通りを歩く予定です。
17:30
今から台南の熱炒店/居酒屋目指して、街散策します。
少し早めですが、お店に行く間の通りをチェックしながら、ブラブラ歩きます。
あちこちに行列のお店が目につきます!?
おっとコレなあにぃ??
この通りのあちこちで見かけるコレって??
どうやらお水を売る自販機のようです?
ちょっと不思議です。
お店が近くなってきました。
ここを曲がったところに目指すお店があるようです。
梅鑫海產店
ここ「梅鑫海產店」は、海安路にある超ローカルな居酒屋。台南で一番人気!!という噂も。
完全オープンエアーと屋根付きのセミオープンの2種類のテーブルがある海鮮料理店、いわゆる台湾の「熱炒店」です。
それにしても、お店のオーブンエリアは、これっていいんでしょうか?
この10人用の赤テーブル&赤椅子なんて、はっきり言って歩道の上そのものですよね?
今はまだオープン時間の18:00ちょっと前です。予約不可の人気店なので席確保のため早めにやって来ました。すでに何組か座っていますよっ。
私達は小さな4人掛けの半オープンエアーの円卓に通されました。
そしてビールをまず注文し、メニューをじっくり見ながら考えて・・・
ふと気がついたら、もうお隣の席も歩道の席にもお客さんが埋まってきました。
オープン時間に合わせ来てよかった!
ちょっと遅れたら入店できないところでした。
最初に赤テーブルには、小皿・小鉢・グラス。お絞り・お箸がセットされています。続いてビールとお通し?のピーナツ類もサーブされました。
お~おぉ、来ましたよ。
白酌蝦(湯でエビ)!美味しそうぅ~、台湾は養殖エビが盛んですからね。
鶏、腸詰めなどミックスおつまみ、この一皿にお新香と生ニンニクも添えてありますよ。
そして、炸牡蠣(台湾風カキフライ)です。
あつあつ、ふぅ~
海膽炒蛋(うにのオムレツ)、香ばしくふわっと焼かれた卵に刻みネギが良いアクセントで、どこかしらウニの香りがプ~ン。
このお店は、適度な開放感と料理の味良し値段良し、人気の理由がよくわかります。全体リピのお店!!決定です。
おぉ~帰りはほぼ満席に。
いろいろ観察していると、会社帰りの一人か二人が早めに来て円卓確保、するとパラパラと集まってくる感じでした。そしてさすがに小さい子供は居ないものの台湾で言うファミリーも居ましたよ。
とにかく間口の広いお店がオープン1時間もするといっぱいになっていました。いいお店発見ですね。
では、待っている人のために席を開けましょう。
梅鑫海產店 < 1400 NTD >
ビール3,腸詰めミックス、白酌蝦、海膽炒蛋、炸牡蠣
ホテルに向かって来た道と違う道路を歩いていたら、
こんな廟がありました。
台湾はあちこちにありますね。
もうすぐホテルの通りに近いところですが、夜も人通りが多いですね。
通りの左右に小さな屋台位のお店がいっぱい並んでいるんです。
もうホテル前のセブンイレブンでお隣は、やたらと人気の鴨のお店のようです。
先程のお店では、〆を食べなかったので、ホテルを通過して・・
というよりも、他にも食べたいお店が目白押しなので、次のお店で〆にします。
小社意麺
宿泊のホテルを通り過ぎて、友愛街を更に行くと湯気が立ち上っているお店が角地にありました。やはり歩道部分にテーブルとイスが置いてあり、空いているところにすっと座ります。
材料の前に行って、ジェスチャーで適当にオーダーか、周りを見て美味しそうなモノを指差すか?でオーダーしましょう。ここはシンプルな汁麺と汁なし麺がある台湾の麺料理店です。
なんとなく頼んだのが、汁なし麺とワンタンスープ。
熱々のワンタンがツルンと喉越しが良くっていけますよ。
そして汁なし麺は、見た目はパサッとしていますが、小鉢の底のコクのある濃厚な醤油ダレを麺とよく混ぜて一口、あらっ!腰のあまりない麺との相性が不思議と噛み合ってクセになる味、お箸が進みます。
小社意麺 < 70 NTD >
ワンタンスープ、汁なし麺(意麺/イーミェン)
お腹いっぱい、ホテルに戻ります。
ここがホテルの小じんまりしたエントランス。
通路を挟んで右側には朝食用のカフェがあるんですよ。
お部屋に入った途端、遠くから音が聞こえ?雷?花火?
そしたら窓の外、ビルの谷間に花火が見えました!
どうやらもう最後の大花火だったようで、すぐに音もなく見えなくなりました。
さぁ、今日も1日しっかりミッション片付けたぁ~。
夜食もいただきまして台南一日目終了です。
では、おやすみなさい。